概要
帝国大学を建設し、学生を増やすために皇帝自らが試験に合格すると、学内(書籍『ロマンシング サ・ガ大全集』によると食堂)で見かけることができる。挨拶をすると仲間になる。
「肉体労働は苦手です」と自分の長所をアピールしない点はかなり珍しい。
初対面では勉強をサボッており、なぜ勉強しないのかと問う皇帝へ「いざという時に備えて力を抜いているのです、そして七英雄が倒された後に人々が英雄にたよらない世界を作るのが私の役割」ともっともらしい事を言うが、最後の一言「私はリラックスしすぎて役に立たないかもしれませんよ」が余計すぎた。
自分は戦いに行きたくないという本音が漏れている。どこまでが本音でどこまでが建前なのか、ともすれば怪しさすら感じさせるかもしれない。
そんな彼らが役に立たないかというと、それは全くの先入観である。「肉体労働は苦手」という言葉をネガティブに受け取る無かれ、術は得意中の得意である。一部の者は武器も少々たしなんでおり、閃きに優れる者も中にはいる。そして軽戦士も真っ青の高い素早さがこれでもかとアシストするため、戦術的には術に限らず運用しやすいクラスと言える。
とはいえコウメイを除けば術の攻撃力は平均的な術士レベルで、高い素早さも陣形ラピッドストリームや水術クイックタイムを使うと関係なくなったりもする。
彼らの1人「コウメイ」は全キャラクター中No.1の術威力と高い素早さを持つ。他のキャラとはケタの違う破壊力に目を剝いたプレイヤーもいるのではないだろうか。
ただ、それ以外のステータスが低くLPも低い(イーストガードのソウジの5倍あるが、ソウジは極端過ぎると考えていい)ので、攻撃を受けすぎないように注意。
ほかにも、七英雄の1人であるボクオーンへの入念な対策をしたり、術法研究所に赴いて天術の合成を担当したりするなど、戦い以外で役に立つことも多い、多芸なキャラである。
男性のみ。シゲン、ハクヤク、タンプク、チュウタツ、コウキン、ハクゲン、モウトク、コウメイの8人。
名前の元ネタは三国志に登場する俊才の持ち主達。それぞれ···
の字(あざな)から来ている(タンプクは徐庶が使っていた偽名の一つで、字ではない)。
なお『大全集』によれば、バレンヌ帝国諸兵団に参謀として属しているとの事だが、本業が学生である事を踏まえると
二足の草鞋を履いてるという事なのだろうか・・・?
所有陣形・鳳天舞の陣
皇帝自身を囮にする陣形。皇帝が敵に狙われやすくなる(皇帝が攻撃される確率は7割)。
皇帝には防御ボーナス(行動前防御)が付き、ほかのメンバーには「斬」「打」「突」属性の攻撃にボーナスが付く。
戦略をちゃんと立ててれば強力な陣形のひとつ。
他にも謀殺やパーティアタックによる見切り集めなど、他の目的で使用されることも多い。
軍師が開発するものの、軍師自身は非常に耐久力の低いクラスである。
前皇帝までに耐久力を十分高めておかないと、HPを引きついだ即位後といえど体力の低い軍師ではこの陣形を活用しきるのは難しい。素早さが高いため、行動前防御を活用しにくいのも向かい風。
真に日の目を見るのは、耐久力に優れた重戦士系のクラスが継承した時となる。
ロマサガ3にも登場している。
見た目は同じだが、囮メンバーが常時防御になったこと、他のメンバーの攻撃ボーナスがなくなったことなど、いくつか変更点がある。
アバロン帝国大学
5エリア以上を領地にすれば、200万クラウン払う事で城下町に建設できる。
建設目的は「優秀な人材を育成する事」という触れ込みだが、ゲーム的なメリットは「軍師を仲間にできるようになる(=天の合成術が開発可能となる)」「収入が増える」のみで、学生が何か新しい発見をしたりする事はない。
当初は学生が少なく、教授は人気集めの為に皇帝に入学してもらおうと持ちかけてくる。
試験は3択問題10問で、6問以上正解すれば合格となり、その後は軍師を含めた多くの学生が入学してくる。
『大全集』によれば、皇帝は名誉学生として入学した事になっているらしい。
「本が少なすぎるから図書館を建設してほしい」とも訴えられるが、実際に建設する事は出来ない。
SFC版では実際に図書館は没データとして存在したが、バグ技を使わなければ入る事はできず、入っても誰もいない。
アプリ版以降は、図書館のあった場所は果樹園(アバロンの園)に差し替えられてしまい、没データからも削除されてしまった。