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軍師黒田官兵衛伝

ぐんしくろだかんべえでん

『軍師黒田官兵衛伝』とは、重野なおきによる「黒田官兵衛」を主役とした、戦国時代四コマ漫画である。
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概要

軍師黒田官兵衛伝』とは、重野なおきによる「黒田官兵衛」を主役とした、戦国時代四コマ漫画である。


信長の忍び』のスピンオフ派生作品であり、NHK大河ドラマ軍師官兵衛』の連動企画として「ヤングアニマルDensi」で連載されている。

あらすじ

1569年、織田信長が京への上洛を果たした頃、西は播磨国にて一人の天才が表舞台に上がろうとしていた。


男の名は「黒田官兵衛」。


「日本(ひのもと)一の軍師」を目指して、男は立つ!

登場人物

黒田家

黒田官兵衛:黒田官兵衛(軍師黒田官兵衛伝)

官兵衛伝の詰め合わせ

本作の主人公、「黒田官兵衛」。

若くして播磨国の大名・小寺政職の家老を勤めながら、「日本(ひのもと)一の軍師」を目指す。

頭は天才的に良いのだが、「事を急ぐ」性格をしており、しかも結構ドジ。

この性格が後々まで自身に災禍を招く事になる。

「祖父の代に目薬屋で財を成した」という逸話から、事あるごとに目薬「玲珠膏」を宣伝している。

(なお、メイン画像は目薬行商人姿の官兵衛である)

側室を持たなかった、という逸話から、正室・光(てる)とはめっちゃラブラブ。

官兵衛とその妻らくがき

竹中半兵衛に対抗心を抱いてる、ように見えて実は花押(サイン)を欲しがるほど憧れている。

小寺家を織田家配下とするべく使者になったのが縁で、羽柴秀吉や竹中半兵衛と縁を持つこととなる。

光(てる):光(軍師黒田官兵衛伝)

黒田官兵衛の妻(正室)。

史書に「才徳兼備」と記される程の才女であり、事あるごとに官兵衛に忠告、進言、という名の突っ込みをする。

常に冷静沈着でありポーカーフェイス、なのだが表向きに装っているだけで実はかなり感情豊か。

官兵衛からの熱いラブラブ攻撃に照れまくるのがお約束

部分的に欠けているのをこっそりと気にしている。

実はけっこう口が悪い

「日本(ひのもと)一の軍師」を目指す、波瀾万丈な官兵衛の人生を支えていく。

松寿丸:松寿丸(軍師黒田官兵衛伝)

黒田官兵衛の長男、松寿丸

後の「黒田長政」。

が嫁いで一年で産まれた(早っ)。

かなり空気を読まない発言をしてはを困らせるのがお約束。

あと逸話が残るレベルでかなりの音痴であったらしく、作中でいつもネタにされている。

信長への小寺家の人質の身代わりとなり、羽柴秀吉の正室:ねねに養育される。

そして「黒田官兵衛人生最大の危機」に巻き込まれることになる。

黒田職隆

官兵衛の父で、黒田家の先代当主。官兵衛と光の結婚を機に家督を譲り隠居していたが、その官兵衛が有岡城に幽閉されたことを受けて一時的に当主に復帰した。

親子だけあって、官兵衛同様「玲珠膏」を周りに勧めている。

栗山善助:栗山善助(軍師黒田官兵衛伝)

黒田家家臣、栗山善助

母里太兵衛と共に「黒田家の両翼」として名を馳せることになる。

「分別者」(真面目・律儀)と評されていた逸話の通りに、生真面目な性格で、官兵衛に突っ込みを入れたり、弟分である太兵衛の抑え役となっている。

「栗頭」で小柄に描かれているが、相応に強い。

あとキレると怖い。

官兵衛に絶対の忠誠心を持っており、「黒田官兵衛最大の危機」に際して活躍をする。

母里太兵衛:母里太兵衛(軍師黒田官兵衛伝)

黒田家家臣、母里太兵衛

栗山善助と共に「黒田家の両翼」として名を馳せることになる。

善助とは正反対に「無分別者」(乱暴・型破り)であったと言われる通り「黒田家最強の男」な猛将なのだが、名槍「日本号」の逸話でおわかりの通り大酒飲みでもあり、アル中レベルでいつも酔っ払っていて、酔っ払いネタで官兵衛や兄貴分の善助に突っ込まれるのがお約束

善助と同じく官兵衛に絶対の忠誠心を持っており、「黒田官兵衛最大の危機」に際して足を引っ張りながらも活躍をする。


織田家

織田信長:織田信長(信長の忍び)

織田家当主、「織田信長」。

信長の忍び』の織田信長と同一人物。

従ってめっちゃ甘党

しかし本作では官兵衛と関わる事で、苛烈で冷徹、且つ情に厚い為政者としての面が示される事になる。

織田信雄

信長の次男。父とは違い根っからの大うつけで弟・信孝からは内心「バカ兄上」などと見下されている。その愚昧ぶりは重臣たちも承知のため、清州会議ではそれゆえ後継者候補から外されている。

秀吉が勝家と争うようになると、大義名分として秀吉に当主として担ぎ上げられる。

織田信孝

信長の三男。信長の子の中では最も父に似た容姿をしている。次兄・信雄に比べれば器量は勝るものの、兄を差し置いて後継者にするとお家争いのもとになるとして清州会議では後継者候補から外される。

秀吉の野心に気づくとそれを制止しようと画策するが、性急さから熟慮に欠けるところがあり、ことごとく裏目に出ている。

柴田勝家

織田家筆頭家老。織田家に取って代わる野心は無く、そこに目をつけた信孝によってお市の方と婚姻し信孝方に引き込まれる。

あくまで織田家による天下統一を目指すものの、お市のことを考えて本拠地を長浜城から北ノ庄城に移したことで秀吉に見限られ、完全に敵対することとなる。

佐久間盛政

勝家の甥にして佐久間信盛の同族。

秀吉と勝家の対立が決定的になると信孝討伐に赴いた秀吉の隙を突いて大岩山砦、岩崎山砦を落とすも佐久間家の名誉回復に拘るあまり勝家の命令を無視して深入りし、二度目の大返しを決めた秀吉に敗れる。


明智家

明智光秀

織田家重臣として秀吉とともに信長を天下人とするべく邁進していたが、不満を感じていたところを何者かに唆されて本能寺の変を起こし信長を弑逆する。しかしその後は誤算が続き、山崎の戦いで敗れたところを落ち武者狩りに遭い致命傷を負うと最期に「生まれ変わったら僧侶として生きたい」と語り死亡する。

斎藤利三

明智家臣。山崎の戦いでは先鋒を務め、高山右近ら羽柴方の軍勢を圧倒する。敗北後捕らえられると、秀吉の「自分と光秀が信長を天下人にするため粉骨砕身していた日々は嘘だったのか」という問いに「決して偽りではない」と答えた後、処刑される。

春日局の父でもある。

溝尾庄兵衛

明智家臣。本能寺の変の後、誤算続きで狼狽える光秀を叱咤し支える。光秀が落ち武者狩りに遭ったときも行動をともにしており、光秀と最期とともにしている。


羽柴家

羽柴秀吉:羽柴秀吉(信長の忍び)

織田家家臣、「羽柴秀吉」。

信長の忍び』の羽柴秀吉と同一人物。

従って基本パシリ

あと宴会武将(おい)。

なのだが、本作では「羽柴秀吉がいかに戦国武将として有能であったか」を軸に語られる事になる。

官兵衛は後に「秀吉の軍師」となるため、実質的に「もう一人の主人公」となっていく。

竹中半兵衛:竹中半兵衛(信長の忍び)

「秀吉軍の軍師」、「竹中半兵衛

信長の忍び』の竹中半兵衛と同一人物。

従って本作でも吐血ネタ多し。

しかし本作は『信長の忍び』より後の時代の物語のため、病状は悪化している。

官兵衛憧れの人物であり、関わり合いを持つ度に官兵衛は舞い上がっている。

そして官兵衛を「次の秀吉の軍師」として認め、「黒田官兵衛最大の危機」に際し、「最後の計略」を為す事となる。

加藤清正

福島正則

羽柴家臣で秀吉の子飼い。人質時代の松寿丸に武術の稽古をつけていた。松寿丸が彼らの影響を受けて猛将を志したことから、官兵衛からは睨まれている。

石田三成

羽柴家臣で秀吉の子飼い。清正や正則とは仲が悪い。妻は『真田魂』に登場する山手殿の妹・うた。

自身の算術に絶対の自信を持っており、鳥取城攻めでは因幡国での兵糧買い付けを任される。

人気キャラ故に夫婦生活を描いた物語が制作され、物事を損得で決め、妻を振り回す姿が描かれる。

大谷吉継

羽柴家臣で秀吉の子飼い。親友である三成と共に因幡国での兵糧買い付けを担当する。

真田魂では娘・竹林院と息子・吉治が登場。

また、親友が主人公の物語では三成と友となる経緯が描かれるほか、妻・小石が登場する。

平塚為広

羽柴家臣。ただし、初登場時は秀吉の勘気を被って浪人となっていた。官兵衛の計らいにより黒田軍の一員として福原城の戦いに参加。福原助就を討ち取る功績をあげ、羽柴家帰参を果たした。

その後大名にまで上り詰めたことがナレーションで語られる。


小寺家

小寺政職

黒田官兵衛の主君。

なのであるが、小物で小心者で優柔不断で、織田家に付くか毛利家に付くかで周りの意見に左右されすぎて常に風見鶏となっていた。

官兵衛の才能を買い重用していたが、徐々に疎んじていき、悪知恵を働かせた結果「黒田官兵衛最大の危機」の元凶となる。

その後生還した官兵衛による宣戦布告の書状が送り付けられ、当主としての最後の仕事として、「小寺家解散」を発表し、家臣に対して逃亡するように促す。

解散後は備後の鞆に落ち延び、信長に詫びの書状を送り続けるも受け入れられず、不遇の身のまま病死した。

共に鞆に落ち延びて父の最期を看取った息子・氏職も不遇の身であったが、官兵衛の計らいにより「黒田家の客分」として取り立てられたことがナレーションで語られる。


荒木家

荒木村重

織田家家臣。

数寄者であり、趣味は名物茶器収集。

コレクションを持ち歩き、いつもぞんざいに扱われてキレたり泣いたりするのがお約束。

信長に軽く扱われるようになり不満を持った結果、織田家に反旗を翻す。

官兵衛は村重を説得すべく有岡城に向かった結果「人生最大の危機」に見舞われる事となる。

織田軍に囲まれ追い詰められるなか、尼崎城に来ている毛利家臣・桂元将と交渉するため、茶器を持って脱出する。しかし毛利の援軍派遣は不可能と言われてしまい、更に単身脱出したことで家臣の間で不信感が高まり、遂には織田家に内通した家臣の手引きにより有岡城は総攻撃されて落城。妻・だしを始め多数の一族郎党が捕らえられる。

それでも尼崎・花隈両城にて徹底抗戦の構えを見せたため、信長の命によりだしを始めとする人質を全員処刑される。万策尽きたとし、城を放棄して船で毛利家へ向かう。その際、「ワシは糞だ」と自嘲し、泣き崩れる。

単行本第6巻冒頭の特別編の幕間にて、官兵衛と和解したことが語られ、酒を酌み交わしているシーンが描かれた。史実通り剃髪した姿で登場。

信長の忍びでも登場し、別視点で有岡城の戦いが描かれており、息子・村次や千鳥、雑賀孫市なども登場している。

だし

村重の妻。

夫の茶器マニアぶりに呆れつつも、健気に支える。

夫が有岡城から脱出した際、特製の替え玉の人形を用意したが、久左衛門からはそれが原因で家臣にバレたのではと突っ込まれる。

有岡城落城後に捕縛された後処刑されるが、取り乱すことなく立派な最期だった。

信長の忍びでも登場し、彼女の覚悟がより詳細に描かれる。

加藤重徳

荒木家臣で有岡城の牢番。

当初は職務に忠実で官兵衛ともほとんど口を利かなかったが、幽閉されても諦めない姿を見るうちに惹かれていき、救出に忍び込んだ善助を見逃してからは官兵衛生存のために陰ながら協力する。

織田軍による有岡城総攻撃の際、「牢を開けたら逆に官兵衛の身が危険」と判断し、無事を願いながら脱出した。

官兵衛が国府山城に移り住んだ後に再会すると、有岡城での約束に従い、次男の玉松(後の黒田一成)を養子として預ける。

荒木久左衛門

荒木家臣。

「村重が脱走した」ことが城内で流れた際、「毛利と交渉に向かった」と弁明したが、家臣の不満を抑えられず、「自分が殿を連れ戻す」と発言した際には、「あんたも逃げる気だろう」と更なる不興を買っていた。

信長の忍びでは実際に村重の説得に向かってからの顛末が詳細に描かれる。


毛利家

吉川元春

弟の小早川隆景と共に「毛利の両川」と謳われた猛将。

勇猛果敢かつ、かなりの短気かつ頑固者で、いつも隆景になだめられている。

妻:新庄局が醜女(ブス)であったという逸話から、初登場時はこのネタをさんざんいじられた。ひでぇ。

但し良妻であったらしく側室を持たなかったという逸話もあることから、同じく側室を持たなかった官兵衛にシンパシーを感じていた。

小早川隆景

兄の吉川元春と共に「毛利の両川」と謳われた知将。

頭脳明晰で、冷静かつ非常に慎重な性格をしており、先走ろうとする元春の抑え役となっていたり、官兵衛の「事を急ぐ」性格と比べられたりもした。

兄と同じく側室を持たなかったという逸話から、官兵衛にシンパシーを感じていた。

吉川経家

毛利家家臣。

鳥取城に新城主として入城したことから、「鳥取の飢え殺し」の当事者となってしまう。

第2巻後半にて、「鳥取の飢え殺し」が何故起こってしまったのか、如何に経家が「悲運な武将」であったか、その顛末がわかりやすく記されている。

浦宗勝

毛利家家臣。かの厳島合戦の勝利の立役者として知られる名将。毛利水軍5千を指揮して英賀へ侵攻するも、官兵衛の奇策の前に敗退する。

帰還後、元春・隆景に「官兵衛が側室を持っていない」という情報を入手したことを報告。先述したシンパシーを感じさせるきっかけを作ることに。

清水宗治

毛利家臣にして備中高松城の城主。

過去に隆景から大恩を受けたこともあって毛利家には忠実で、決死の覚悟で羽柴軍と対峙。羽柴軍による水攻めで窮地に陥ると隆景は和睦交渉で助命を願うが叶わず、見事な切腹を遂げる。

安国寺恵瓊

毛利家の外交僧。京を追放された将軍足利義昭の世話役も務める。

信長の没落と秀吉の台頭を予言しており、自らを「暗黒の預言者」と称している。

信長の忍びでは信長の没落をつぶやいたところを千鳥に聞かれて詰め寄られるシーンが描かれる。


宇喜多家

宇喜多直家:宇喜多直家(軍師黒田官兵衛伝)

戦国まとめ

斎藤道三松永久秀と並ぶ「戦国三大梟雄」の一人、「宇喜多直家」。

暗殺を用いて宇喜多家を再興した、という逸話から、とにかく暗殺が大好き。

「勧誘に応じない優秀な奴は危険なので暗殺」という考えを持っており、何かにつけて全ての事を暗殺に結びつけて考える。それも楽しげに。怖い。また居城である岡山城にも何重にもわたって罠を仕掛けている。一方で「家臣に対しては優しかった」という逸話からか、家族・家臣に対しても敬語で接しており、気さくな印象を与える。

初登場の時点で備前美作2ヶ国50万石の大大名であり、毛利家の傘下の中でも有力勢力となっていた。

来訪した官兵衛から織田家につくように勧められ、その見識の高さ・弁舌の見事さに関心するも、「そう簡単にはつけない」「毛利に知られたら危険だからもう来ないで」と断る。しかしこの言葉から官兵衛は「絶対寝返らないわけじゃない」と察知し、玲珠膏付きの手紙を送る形で調略を続けることに。

毛利による上月城攻撃の際には病気を理由に参陣を見合わせ、弟の忠家を大将として参加させるが「積極的には動くな」と命令する。不信感を抱いて帰還する元春・隆景を岡山城に招き、仕掛けた罠で暗殺しようとするも素通りされて失敗に終わる。

体調悪化で先が長くないと判断し、宇喜多家の将来を託すため、官兵衛の調略に応えて毛利家から織田家へと寝返る事になる。なお官兵衛から送られた玲珠膏は毒を仕込んで敵方を暗殺するための武器になりましたとさ。

以後は国境沿いにて毛利家に徹底抗戦を繰り広げて織田軍勝利に貢献するも、信長から信用を得られなかったため、秀吉に接近して「利」を説きまくった結果、宇喜多家安泰を確約させることに成功する。

作中、病に没するが、その間際の物語や妻・お福とのやりとりなどの様は「怖くて楽しい宇喜多家」というタイトルとなっている。

思い出のかんざし

息子・八郎は律儀で誠実な子に育っている。

登場話数は10話にも満たないものの、その余りにも異彩、余りにもエキセントリックな存在感ゆえに彼が主人公の物語が制作されるまでになり、「暗殺大名」と畏れられるに至るまでの波乱に満ちた生き様が描かれる。

宇喜多忠家

直家の弟。八郎が当主を継いだ後は彼の後見人も務めている。兄の生前は事あるごとに暗殺用の仕掛けで脅されるなど不憫な役回りが目立っていた。

病弱の身であった兄やまだ幼少である甥の名代として軍を率いることも多く、備中高松城攻めでは先鋒を務めたが惨敗している。その後は八郎改め秀家が元服して戦線に出るようになったためか登場していない。

兄が主人公の物語ではメインキャラクターとなり、御家再興を目指す兄の力となるべく奮闘する。

お福

直家の妻。泣きぼくろと直家からプレゼントされた毒針簪がトレードマークの美女。

「前の夫を城もろとも失い途方にくれていた自分を迎え入れ、妻にまでしてくれた」直家に深く感謝し、誰が何と言おうと幸せだったと語る。

死別後、夫の遺命に従い、宇喜多家と八郎を守るべく女好きで通る秀吉を籠絡する。

夫が主人公の物語ではヒロインとして登場。夫との馴れ初めが詳細に描かれる。

宇喜多秀家(宇喜多八郎)

直家の嫡男。容貌は父親似であるが、中身は真逆と評される。

父の死後家督を相続。高松城攻めを控える秀吉を岡山城に迎える。元服後は羽柴一門となり、四国征伐では讃岐方面軍の大将として参戦。軍監をつとめる官兵衛が撤退を進言した際、「地形を利用して潜み反撃を狙う」と父譲りの聡明さを見せるが、官兵衛から「普通に逃げる」と否定され、「若輩は若輩だった」と謝罪。詳細を聞き、撤退を発令。官兵衛から「素直さが最大の武器」と評された。

戸川秀安

宇喜多家家老。

死を目前に控えた直家から殉死を求められた際、重臣を代表して「はぁ?しないっスよ?」とバッサリ断り、直家を泣かせた。

その後、忠家指揮の下で高松城攻めに参加。

主君が主人公の物語では「戸川平介」の名前で登場。三家老の1人として御家再興に従事する。

福原助就

宇喜多家家臣にして福原城主。官兵衛の囲師必闕の計により城を落とされ逃走するも、最終的に平塚為広に討ち取られ、官兵衛史上最も見事に計略に引っかかった男として名を残してしまう。


余談:『信長の忍び』との繋がりについて

先述通り、本作は『信長の忍び』のスピンオフ派生作品であり、その世界観を同じくするため、織田信長羽柴秀吉竹中半兵衛たちは皆『信長の忍び』の登場人物と同一人物である。

千鳥助蔵たち「信長配下の忍びたち」は、黒田官兵衛たちと「縁を持たない」だけで、こちらの作品内でも存在しており、信長、秀吉、半兵衛は彼らの存在を知っているが、作中では話題に出していないだけである。

千鳥や助蔵たちが「いる証拠」として、発売中の単行本第1巻描き下ろし部分の第1話1コマ目に、千鳥がさり気なくいたりするので参考のこと。

また『信長の忍び』本編では長篠の戦いの直後に、官兵衛が小寺家の使者として信長の元を訪れており、この時に千鳥や助蔵とも顔を合わせており、二人に玲珠膏を薦めている。


関連リンク

軍師 黒田官兵衛伝 - Wikipedia


ヤングアニマルDensi『軍師 黒田官兵衛』

第1話と単行本未収録分まで公開中。



関連タグ

重野なおき

四コマ

ヤングアニマルDensi


信長の忍び

殺っちゃえ!!宇喜多さん…本作で初登場の宇喜多直家を主人公としたスピンオフ作品。

石田三成の妻は大変…本作で初登場の石田三成を主人公としたスピンオフ作品。


戦国時代

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