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概要

キン肉マン』旧シリーズ最終章「キン肉星王位争奪編」の諸悪の根源である、超人界の神々のうち、邪な心を持つ

  1. 知性の神キン肉マンスーパーフェニックスを擁立した神)
  2. 技の神キン肉マンゼブラを擁立した神)
  3. 残虐の神キン肉マンソルジャーを擁立した神)
  4. 強力の神キン肉マンビッグボディを擁立した神)
  5. 飛翔の神キン肉マンマリポーサを擁立した神)

の5柱ののこと。邪悪五大神邪悪の神とも称される。


超人の神の大半を占める100柱の善神とは異なり、下等超人にもかかわらず7000万パワーもの超人強度を生み出す「火事場のクソ力」を有するキン肉マン(キン肉スグル)の存在を警戒し、キン肉マンがキン肉星の王位を継承すれば、その影響により天上界も自分たちの居づらい世界になってしまうと危惧していた。

そこで邪悪神達はスグルの王位継承を阻止すべく、真弓小百合夫妻の嬰児交換疑惑に目をつけ、スグルと同日にキン肉星総合病院で生まれた5人の赤子が超人として成長を遂げたのを知ると、その5人をキン肉大王にしてやる」と唆して憑依し、スグルと5人の「運命の王子」による「王位継承サバイバル・マッチ」を引き起こす。


シリーズ中は一貫してスグルの王位継承を阻止するという目的で動いていたものの、運命の王子同士の潰し合いにもつながるトーナメント形式での対戦に異議を唱えず、むしろ各々に自分が擁立した候補者を応援するなど、一枚岩とは言い難い描写も見られ、正義超人界で強い影響力を持つキン肉星大王の後ろ楯として下界の実権を握るという目先の目標の奪い合いに興じていた一面は否めない。

しかしながら、スグルから火事場のクソ力を奪うために試合を放り出してミキサー大帝に全員で協力し、フェニックス率いる知性チームが窮地に立たされた際には(すでに他4チームが脱落していたこともあって)総員でフェニックスに憑依するなど、卑怯な結託はここぞとばかりに行っていた。


最後はフェニックスの母・シズ子を殺そうと知性の神を除く4柱がフェニックスの体から抜け出し、各々が擁立していた4王子の姿になって襲いかかるも正義超人たちに阻まれ、知性の神はフェニックスの敗北に伴い死亡。残る4神もいずこかへ消えていった(アニメ版では深紅のマントに封印される)。


なお、アニメ版では彼等をさらに操る黒幕の存在が明かされた。



Web連載移行後の動向

「オメガ・ケンタウリの六鎗客編」にて突如として知性の神が謎の復活を遂げ、隠遁生活を送っていたフェニックスマンの前に出現。この世を揺るがす暗躍を始めた「古い友人」を止めるため、フェニックスマンに再びキン肉マンスーパーフェニックスとして戦うよう要請する。他の4柱も同様に復活していたようで、残虐の神に至ってはアタルの要望に応えてブロッケンJr.を召喚する手伝いまでしている。


同シリーズ終盤でザ・マンが語ったところによれば、元々邪悪五神は神の立場でありながら天上界の中枢を追われた者であり、かつて彼らを天界中枢から追い出した「調和の神」を失脚させる機会を狙っていたらしい。さらに調和の神が超人の排斥・殲滅を訴える神々を率いていたことも、超人の利用価値を認めていた邪悪神たちとの対立を強め、結果としてかつて正義超人たちと敵対した邪悪五神が超人存続のために行動を起こす展開に至ったようだ。


さらに他の神々と同様に「カピラリア照射装置の欠片」の所持を認められていたそうで、六鎗客編ではフェニックスが邪悪神に配賦された分の欠片を一括で管理していたこともわかっている。



余談

彼等五柱は邪悪神と呼ばれてはいるが、実際に彼らが動き出したのはキン肉マンの特異性が明らかになった後であり、過去のキン肉星大王の即位については特に反対はしていなかったようだ。仮に邪悪神の望みが超人界全体を掌握することなら、キン肉族が正義超人界のリーダーとしての地位を確立させた後にいくらでも干渉する機会はあったはずだが、そうはならなかったことから、彼らにとっての重要事項はあくまで「超人の力が神と同等の域に達するリスクを取り除くこと」だったとうかがえる。

実際、神々を敬うどころか自ら神の領域へと手を伸ばそうとするような超人は調和の神一派の行動を誘発しかねない危険性を秘めており、ザ・マンでさえオメガの民の祖先に対しては「かつて神々に殲滅された超人達の二の舞を演じていることを理由に粛清する素振りを見せつつ、宗家を中心とする一部の者たちの逃亡をわざと見逃す」という形でしか逃がすことができず、自らが管理することで超人たちを調和の神から保護しようという思想に取り憑かれていた頃には、邪悪神と同じく「超人強度において神の座に手をかけうる(自分が管理できない存在になりうる)危険性を持った超人」としてスグルを排除しようとも考えていた。

六鎗客編での知性の神とフェニックスのやり取りなども考慮すれば、邪悪神たちも一応は秩序を守る側の存在であり、王位争奪戦の本質は「スグルを神との戦いで敗北させることで、神々による超人の管理が依然として有効であると証明し、ひいては超人と言う種を守るため」だったという解釈もできる。


さらに調和の神は「奔放なところがあるが決して無意味な事をする神ではない」と、邪悪神にさほど悪い印象を持っていないようなコメントを発しており、己の私利私欲のために行動していたり非戦闘員相手でも平気で実力行使に出たりする面はあるものの、邪悪というよりはむしろ予想外の力を秘めた存在に対する許容度が他の100柱の神よりも低い、急進的な神と言えるのかもしれない(様子見の期間を長く取り、展開次第では容赦なく超人を滅ぼそうとする調和の神一派とどちらが良いのかは個人によるだろうが)。

なお他の超神達からは「いつも余計な事をする」、ランペイジマンからも「知性の神の差し金とは気にくわないが」と言われるなど、邪魔な存在として毛嫌いされているようである。が、イデアマンのように袂を別ってからも気の合う友人として認識している者もいる。

人間世界としてはかなり昔に下天したザ・マンからも邪悪神と呼ばれてるあたり、相当根が深いことが窺える(実際には超人閻魔時代はどっこいどっこいなのだが)。


関連項目

キン肉マン 全ての元凶 邪神 卑劣 俗物

サタンクロスプリズマンミキサー大帝:邪悪神の直属の手下と言われている超人。3人の内、サタンクロスとプリズマンは確定でミキサー大帝は状況や設定から可能性が高い。

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