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野崎維織

のざきいおり

野崎維織とは、ニンテンドーDS用ゲーム「パワプロクンポケット9」で初登場した彼女候補である。
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概要

本項では裏サクセスに出演した場合の彼女についても触れる。


表サクセス

パワプロクンポケット9

遠前町の喫茶店に入り浸っている不思議な女性。

読書が趣味で、一度熱中し始めると寝食を忘れ、平気で徹夜して読み耽るほどの読書家。そして本の影響も受けやすいらしく、喋った時は「前々から思っていた」か「今読んでる本の影響」であることが多い。


性格は「極度の面倒くさがり」で、喫茶店に入り浸るのも自分で調理しなくても済むという理由があるのではないかと周りから推測されるほど。

ただし、一度何かに凝り始めるとそれを徹底的に追求するという側面も持っており、これも始めると周りが殆ど見えなくなってしまう。


主人公との出会いは金が無いのに喫茶店に入って無銭飲食寸前の主人公の分の代金を維織が出してくれたという不思議な出会い方をする。

このことに対するお礼を言おうと話しかけると、更に食べ物を奢られて餌付けされる。その返礼に何ができるかを聞くと、気が向いたら会いに来て欲しいといわれたことで、二人の付き合いが始まる。

この中で度々維織は、「この世界から連れ出して欲しい」といった発言をしており、何かに縛られている様子を垣間見せる。


付き合いを続けていくと、段々と不思議だった維織の本当の姿と、彼女を縛る鎖の正体が見えてくるようになる。

維織の正体はITの大企業である「NOZAKIグローバルシステム」の社長令嬢であり、次期社長と目されていた存在であった。

また、維織本人も国際的なピアノコンクールで金賞を獲得しているかと思えば、大学~大学院(博士)時代に学術論文を複数発表し高評価を得ていたりするという超のつく天才体質であった。

この体質と周囲の思惑から、常に「父親の後を継ぎ社長となって人を率いていく」という未来を期待され続け、そのためだけに育てられてきたという過去が明らかになる。


この周囲の期待によって完全に縛り付けられ、後押しされて、最早他人の決めた道を他人の力によってしか歩けなくなっていたというのが当初の維織であった。

だが、主人公の自由奔放な姿を見て、周りに決められた道ではなく、「自分で決めた道を自分で歩く」という決意をする。


その決意の結末は、主人公と共に全てを捨て駆け落ちするノーマルエンドと、自らの意思で実家に戻り「真の自由」を得るハッピーエンドの2パターンに分かれる。


なお、以上の話は真相ルートであることが前提であり、一周目は真相ルートにはシステム上絶対入れず、維織が途中で失踪する(実家に連れ戻される)強制バッドエンドである。


因みに彼女のルートには間違いなく致してるようなシーンが見られるためよく話題になる。


パワプロクンポケット11,12

金髪の謎のお姉さん他の登場人物達が、名前こそ出さないが維織の話題に言及している。

それらの話を統合すると、実家に戻った維織はNOZAKIグローバルシステムを一夜にして乗っ取り、その経営の真っ最中とのこと。

これにより、少なくとも9におけるノーマルエンド(駆け落ちエンド)は正史ではなくなったことが確定し、ハッピーエンドかバッドエンドのどちらかという可能性が残された。


パワプロクンポケット13

NOZAKIグローバルシステム社長として本人が登場。また、異母妹(13彼女候補「川田由良里」)も登場した。

この時、NOZAKIグローバルシステムが、ジャジメント(世界で唯一無二の超巨大企業、パワポケの裏側で暗躍する黒幕)の次の攻撃目標の一つであることが発覚した。

現状では今後が色んな意味で心配されるキャラとなっている。


パワプロクンポケット14

引き続き社長として登場。由良里は秘書として登場するが割とぞんざいな扱いを受けショックを受けている。前作の一件で4番目に大切な人を殺されておりすべてを捨てて報復しようとしたのを准に止められたらしい。そのため現在は本気でジオット・セヴェルスに対抗しようとしている。

本編後も数年はしばらく社長として会社を成長させたらしいが突如辞任して由良里に会社を任せ表舞台から姿を消す。


裏サクセス

パワポケの「裏サクセス」はスターシステムを採用しており、表の世界とは全く異なる人物として登場するようになっている。その中で、彼女はパワポケ12,13裏で登場。


イオ・レヴィン(12裏)

武器商人の一族の令嬢「イオ・レヴィン」として出演。

性格は思いつきでよく判らない発言をする、掴み所の無い変わった女性である。


主人公(12裏)の属する魔物ハンターギルドに対し「氷の姫君」サラの回収を依頼しに登場する。

サラが回収された後はそのまま自宅に引き取り、ギルドのスポンサーという立場を利用し、サラを構成員に仕立て上げるという裏工作を行っていた。


サラに対する発言は表面上「存在感が薄い」などとひどい発言が目立つが、実際はサラのことを非常に大切に想っており、記憶を失ったサラが全ての記憶を取り戻した後にレヴィン家の養子としてサラを引き取り、サラの義姉として大切にしている様子が描かれている。

事実、サラからも「大切な人」と認識されている。


イオリ・レヴィン(13裏)

グレートクイン・クインシティに住む貴族、レヴィン家の娘「イオリ・レヴィン」として出演。

探していた稀少な食材の情報を主人公(13裏)が持ってきたのが縁の始まり。自分の専属メイドであるジュン(9の登場人物「夏目准」)が外の世界を見れるようにと主人公(13裏)の船コンキスタ号に派遣した。

また、野球人形のクライアントとして主人公(13裏)らの冒険を支援している。野球人形を欲しがる理由は「仕組みを知りたいから実物が欲しい」というもの。

このため当初は野球人形についての知識が全く無く、「黒髪で白いドレスを着た氷魔法が使える人形」等突飛な依頼を出そうとしてくるが、最終的には自分で魔改造が可能な程度に詳しくなっている。


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