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阪和貨物線

はんわかもつせん

関西本線八尾駅と阪和線杉本町駅を結んでいた貨物線の通称。2009年に廃線。

概要

私鉄として開業した経緯から天王寺駅での接続に難のあった阪和線関西本線を結ぶバイパス線として建設された路線。

正式には関西本線の支線であり、阪和連絡線が正式名だった。


全区間単線だったものの、敷地は複線を敷けるだけ確保してあり将来輸送需要が増加した時には容易に複線化できるようにしてあった。


主に和歌山と竜華操車場を結ぶ貨物列車がこの路線を経由し、特急あすか(名古屋-和歌山 関西本線経由)や臨時特急しらはま(京都-白浜 奈良線・関西本線経由)、団体列車がこの路線を経由していた。


書類上は八尾駅が起点だったが、実際の分岐は久宝寺駅から少し離れた現在のおおさか東線新加美駅にほど近い場所にあった。


関空快速・特急はるか運転開始に合わせて天王寺駅構内に整備された短絡線の開通後、阪和貨物線を通る列車は激減。通るとしたら南海電鉄向けの甲種輸送列車や天王寺駅を通ると遠回りになる臨時列車や団体列車ぐらいになり、これらの列車が通らない日は117系を使用した錆取り列車を1往復させていた。


2004年7月1日を以て路線休止となり、2009年3月31日を以て廃線となった。休止になった段階で関西本線との分岐がおおさか東線の建設や河川改修工事の邪魔になるために撤去されており、この時点で本路線の命運は決していたと言っても過言ではない。


幻に終わった旅客線化計画

沿線は全区間に渡って住宅街が広がり、貨物線を複線化して旅客線化する計画が存在した。

旅客線化と同時に出戸、瓜破、新矢田の3駅を設置する計画だったが、谷町線の延伸やなにわ筋線計画の立案などにより旅客線化計画は頓挫した。

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