プロフィール
| 名前 | 雷電 芽衣 |
|---|---|
| 英語表記 | Raiden Mei |
| 原語表記 | 雷电·芽衣 |
| 年齢 | 17歳(学園)/17歳→19歳(3rd) |
| 身長 | 167cm(学園)/170cm(3rd) |
| 体重 | 50kg(学園&3rd) |
| スリーサイズ | 89-62-90 cm(学園&3rd) |
| 誕生日 | 4月13日 |
| 好きなもの | 読書、人の世話(3rd) |
| 苦手なもの | 不安、対人関係(学園) |
| 声優 | 沢城みゆき |
概説
miHoYoのスマートフォンアプリ『崩壊学園』及び『崩壊3rd』の登場キャラクター。
極東の大企業の社長令嬢だったが、崩壊現象による世界的な金融危機で会社の財政が危機に瀕し、さらに芽衣の父が経済スキャンダルによって逮捕されて資産を凍結され、地位と財産を一度に失ってしまう。
その後、学園へと転校してキアナ・カスラナと出会い、彼女との親交を通じ、心の拠り所にしている。
家は代々剣術を継承する武家の血筋でもある。
『学園』と『3rd』で極端に性格が豹変したキャラクター。ほんの僅かな境遇の差が、人の性格に影響を及ぼすという事例の典型ともいえる。
そのため、学園から3rdをそのままプレイした人や、逆に3rdから原典を尋ねて学園をプレイした人からは、そのギャップに戸惑う声が少なくない。
『崩壊学園』における芽衣
経歴は先の通り。
元は極東のお嬢様学校の出身だが、父の逮捕と資産凍結により、周囲から謂れのない批判に遭い、マスコミの執拗な追跡や、芽衣の存在を疎んでいた生徒たちからの嫌がらせもエスカレートしたため、芽衣自身も学校での居場所をなくし、とうとう人間不信に陥ってしまう。
そのため、「自分に近付く人間は下心しかない」という先入観にとらわれ、かつて優しく純真だった少女は容赦ない讒言で他者を罵る冷淡で嗜虐的な人物に豹変してしまった。
唯一、キアナやブローニャ・ザイチクなど、一部の同輩にはその棘を引っ込める。精神は捩くれてしまったが、心にはまだ「他人を信じたい」という気持ちが残されている。
得意武器は剣と刀。強化し続けていくと、雷を操る力を習得する。
『崩壊3rd』における芽衣
ME社社長・雷電龍馬の一人娘。
極東の長空市出身で、お嬢様学校に通う武家の血統を受け継ぐ大和撫子。
金融危機の中、ME社に降って湧いた違法取引調査のために資産を凍結され、龍馬も逮捕されてしまう。
さらにこの隙を突いてきたネゲントロピーの甘言に乗せられてしまい、体内に第三律者のコアを移植され、その暴走の結果、第三次崩壊を長空市に巻き起こしてしまう。
そこでキアナと遭遇し、共に天命組織から派遣された聖フレイヤ学園の部隊に拾われ、学園の生徒となった。
このとき学園長テレサ・アポカリプスの尽力で、龍馬は無罪が実証されて釈放された。
以来、学園の生徒として、キアナたちと共に自己研鑽と戦乙女の任務に邁進している。
性格
事件で風評や嫌がらせに晒されこそしたが、キアナとの出会いとテレサの機転で性格は本来の心優しい大和撫子のままとなった。
『学園』でのドギツイ発言もなくなり、むしろ滅私奉公レベルで誰かの世話を自然と焼いている。
料理が得意で、学園寮ではチーム一同の食事を進んで作っている。ただ度々つまみ食いや、おやつで冷蔵庫の中身を盗み食いするキアナには手を焼いている。
早朝から訓練に勤しみ、全員の食事を作り、任務や学園での授業が終わると夕食の準備に掛かり、それが終わるとキアナの宿題の面倒を見たり姫子の飲み過ぎを引き留めたり…… と、とにかく一日中動き回っている。
ここまで誰かのために忙しく動き、自己研鑽に余念がない裏には、芽衣自身の自己評価の低さが関係している。
剣術では達人である祖父、人柄では両親、そして自分を人生のどん底から救ってくれたキアナの勇気に、それぞれ強い感銘を受けている。
そこに到達し、その恩や行為に報いたいと願うが故に、自己研鑽に妥協をしない。
実際、一部からは訓練でのオーバーワークを指摘されており、心にゆとりを持つことを諭されている。
ストーリー16章「嵐の前」では、第三次崩壊の震源となったこと、キアナに発見されて励まされたことをずっと心に刻んでいたことが明かされ、「力を制して誰かを救える人間になりたい」という強い願いを秘めていることをモノローグで語っている。
能力
生家伝来の剣術と戦闘術を駆使して戦う女剣士。
日本刀やそれを模した刀剣を武器とする。
北辰一刀流と忍術を掛け合わせた、独特の動きで相手を翻弄しつつ一線の下に斬り伏せる。
第三律者のコア適合者であるが、普段はその力を封じている。
学園長権限で許可下りた場合にのみリミッターを一時的に解除し、戦闘力を増幅させることも可能。
キャラカード
雷脈装・緋紅(ライミャクソウ・ヒコウ)
芽衣の基本フォームであるバトルスーツと装甲に身を包んだ姿。
生物属性。B級。
剣を逆手にして低く構えた忍者スタイルで、装甲に設計された浮遊機構で瞬間的にだが大跳躍が可能。
必殺技では前方へ強力かつ大型の斬撃波を繰り出す。
攻撃のテンポはキアナ以上に早く、回避もバックステップで距離が取りやすい。ただ全体的に動きがやや緩慢で、分岐技も初心者にはちょっとしたコツを要する。
影舞衝撃(カゲマイショウゲキ)
北辰一刀流の継承者としての芽衣の姿。
機械属性。A級。
こちらは一刀流での剣士スタイルで、正統派の日本剣術を駆使して立ち回る。
極限回避時に分身を繰り出し、手数を増やすトリッキーな特性を持つほか、分岐攻撃やQTEで敵を浮遊状態にするため、重量の軽い相手ならハメ殺しも可能。
必殺技では一度に複数の分身を召喚し、一斉攻撃を仕掛ける。
芽衣のキャラカードでも随一の火力を誇る半面、本気を出すのにSランク以上が必須で、さらに操作性自体がかなり独特なため、キャラ成長・要求されるプレイヤー技術ともに大器晩成型といえる。
戦乙女・強襲(イクサオトメ・キョウシュウ)
芽衣の戦乙女としての制服を着用した形態。
生物属性。A級。
深紅を基調とした軍服らしいデザインと、胸元を開けたワンピース調の仕立てとなっている。
「影舞衝撃」同様に一刀流スタイルだが、こちらはより機動力と手数に傾倒している前のめり仕様。
手数の多さが最大の売りで、分岐攻撃で目にもとまらぬ速さで相手を微塵に切り刻む。
必殺技では刀身が雷エネルギーで延長され、より広範囲の敵を切り裂く。
使いやすさで先の2スタイルより優るが、逆にいうと火力や手数以外で突出する者がないともいう。
雷電女王の鬼鎧(ライデンジョオウ ノ オニヨロイ)
第三律者の力の片鱗が解放された、「律者の雛」としての形態。
異能属性。S級。
頭に鬼の面を飾り、手足は具足で固めている一方、衣装そのものはセーラー服をモチーフにしている。
広範囲に電撃と麻痺をばら撒きながら、QTEと必殺技「雷電爆裂」で敵陣を電光の速さで縦横無尽に引き裂いていく。
極限回避で落雷によるカウンターが発動するほか、回避後に攻撃することで回転切りを繰り出し、敵を感電(雷元素ダメージアップ)状態するなど、元素攻撃に特化している。さらにリーダー効果では初期EPを50付与するという時短スキルを持つ。
ただ全体的な動きは「雷脈装・緋紅」に戻ったため、ややもっさりとした挙動になる。
強襲・払暁(キョウシュウ・フツギョウ)
「戦乙女・強襲」の《増幅コア》によるアナザー形態であり、初の増幅コア戦乙女。
生物属性。Aランク。
ネゲントロピーの科学者ニコラ・テスラ謹製の新装備で、「雷の律者」コアを失った芽衣の力を補いつつ、その残滓を有効活用する方針で設計された。
「強襲」の手数の多さにさらに磨きがかかり、分岐攻撃で麻痺状態を狙えるなど、火力も使いやすさも格段に向上している。
必殺技の範囲攻撃も健在で、最適装備が無課金で揃えられるのも追い風となっている。(下記参照)
かつて封印したはずの禁じられた力。
少女は運命に抗い、その果てに……。
詳細は当該項目にて
断罪影舞(ダンザイカゲマイ)
「影舞衝撃」の《増幅コア》によるアナザー形態であり、芽衣の増幅コア形態第2弾。
機械属性。Aランク。
雷の律者としての力を抑制した状態で、律者の力は体裁きのみに絞って行使している。意匠は「影舞衝撃」と「雷の律者」を足して2で割り、さらに大仰なパーツを取り去っている。
全体的にもっさり挙動だった「衝撃」をより先鋭化させた機敏な動きが特徴。火力面を継続力から瞬発力に切り替え、分身作成の力も分岐攻撃の追撃に絞って向上発生はしなくなった。
全体的に俊敏な挙動に変わったため、使いやすさは大きく改善されているものの、専用の「無念ゲージ」を貯めないと自慢の瞬間火力が出せないのが課題となる。
崩壊後書
プレイアブルキャラクターとしては、開始時点で唯一の続投キャラだった(現在はブローニャも登場、また声だけながらテレサも登場している)。
8年後の27歳の姿で、主人公のチームの隊長として後輩たちを指導。「払暁」を思わせる羽飾りが特徴的な白いタイトスカートのスーツを身に纏う。
本編での一連の顛末以来、大人の女性として成熟した魅力的な人物へと成長を遂げた。
髪をストレートに下ろし、メイクに気を使うなど、外見での差異が分かりやすい一方、温厚で世話焼きな性格はそのままで、ときにユーモアも交えるなど精神面の余裕も出来た様子。
部下のキャロル・ペッパーからは、「理想の女性像」として崇敬されている。
ただ8年前の顛末には納得がいっていないらしく、月へと去ったある人物の再会を求めて地上で足掻き続けている。
空中機動に特化した剣劇キャラで、一撃こそ軽いが敵を「雷鎖状態」という拘束状態にでき、主人公・キャロルの3人でも随一のコンボメーカーとなっている。
関連人物
自分を人生の奈落から拾い上げてくれた少女。
出会った当初は気安い態度だったが、学園に入学後は「先輩」と呼び慕ってくるようになった。
その食いしん坊とお馬鹿ぶりには、さすがに呆れ果てているものの、仔猫のように甘える彼女についつい甘い態度を見せてしまう。
キアナと共にチームを組む後輩の少女。
出会って以来、強く慕われており、彼女からは「お姉様」と呼び慕われている。
基本的に淡々としていて感情は読みづらいが、芽衣の前では素直に甘えてくることが多い。
直属の上司であり、学園での担当教官。
オフでのゆるさには困ることがあるが、気を張りがちな自分を慮りながらも信頼してチームリーダーを任せてくれていることに感謝している。
聖フレイヤ学園の学園長で、作戦によっては司令官として接する機会がある。
父・龍馬の犯罪の嫌疑を晴らしてくれた恩人でもあるようで、子供っぽさに驚くこともあるものの、学園を守る人物として相応の敬意を払って接している。
学級委員長で、キアナのお目付け役仲間。
二人でキアナの座学の弱さに悪戦苦闘し、如何に宿題をさせるか常に協議している。
努力家という点でも気の合う相手だが、稀に飛び出す脳筋節に戸惑うことも。
料理上手同士でもあり、彼女の神州料理の腕に関心を寄せている。
S級戦乙女であり、学寮では学園長の付き人として現れることがある。
こちらも料理上手&世話焼き属性で共通しているが、ストーリー上ではキアナの存在を巡って対立することとなった。
『よんこまさーど!』では同じ「従者属性」を感じ取り、揶揄いながらもメイドに勧誘している。
芽衣の父で極東の総合企業「ME社」の社長。
武器の製造・開発にも携わっており、実際のプレイで彼の設計した武器が登場する。
本人の登場はほとんどないが、『よんこまさーど!』のif時空編では家族そろって出演。……が、娘の友人はパーティーの立食を食い荒らし、その友人の父は自分の妻を口説きにかかるなど、その傍若無人ぶりから二人を出禁処分としている。
その他
地の性格は一緒なのだが、「キアナと出会うタイミング」次第で大きく性格が変動しているのが分かる。
……が、気が立ってくると口が悪くなるのは元かららしく、公式4コマの『よんこまさーど!』の序盤では、操作性の悪さと初期のキアナのもっさり挙動をボロクソにこき下ろしており、横にいたキアナがハートフルボッコの憂き目に遭っている。
東洋人としては珍しい長身の部類になり、さらに姫子・リタに次ぐ巨乳の持ち主とあって、着せ替え衣装も露出度の高いものが散見される。
特に「鬼鎧」用のハロウィン衣装「幽夜の小悪魔」は、胸や腰回りを除くとほとんど網タイツというサキュバス的な仕上がりとなっている。
学園祭イベントではギター兼ボーカルというまさかのはっちゃけ具合を披露。
学園寮で家具のギターに触らせると、その場で演奏してくれたりする。
ちなみにこのときのマイクスタンドは武器として実装されている。……芽衣に限らないのだが、『3rd』には割とリアクションに困るような高性能な珍武装がそこそこある。
パラレルワールドである『原神』にて、七国の一つ「稲妻」の統治者・雷電将軍が登場したが、その姿は芽衣と瓜二つ。さらにCVも沢城みゆき氏で続投しており、天理の調停者やウェンティ同様、崩壊3rdと原神の関連をにおわせる存在となっている。
『崩壊:スターレイル』にて、巡海レンジャー・黄泉が登場したが、その姿は後崩壊書の芽衣に近い。さらにCVも沢城みゆき氏で演じており、ブローニャ・ランドや素裳同様、崩壊3rdと崩壊:スターレイルの関連をにおわせる存在している。
関連イラスト
