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霧隠れ

きりがくれ

五大国の1つに数えられる「水の国」と呼ばれる島国に存在する忍びの隠れ里。 水影が長として治めている。
目次 [非表示]

霧隠れとは、岸本斉史による漫画NARUTO』に登場する地名及びそこに所属する人物に対して使用される用語。


概要

水の国の深い霧に覆われた山間部に存在し、それらが難攻不落の天然の要害を構成している。水影と長老によって里の政治がおこなわれている。

寒冷な気候であることから、里の忍は厚手のタートルネックを着用している者が多い。


水の国の島国根性、難攻不落な立地、初代水影・白蓮の厳格な秘密主義が重なって閉鎖的かつ排他的で秘密主義が徹底しており、自里の長たる水影に関する情報すら知らない忍びすら存在する。また政情不安になりやすく内乱が多発する。

白いわく、血継限界を持つ者は、内乱に利用されるため忌み嫌われて迫害される傾向にあるらしいが、五代目水影照美メイは血継限界を有するため、近年では改善されてきているらしい。

水の国の大名家もお家騒動が絶えないが、霧隠れは大名家に介入不可能の取り決めがされており、それ故に暁などに依頼を回す事もある。

霧隠れには捕虜交換には応じない里で、他里の忍が捕まった場合は、忍びの忍術やチャクラの性質を徹底的に調べ上げ、用済みになれば抹殺する等、野蛮な風潮の強い里でもある。


アニメでは援助を受けている隣国に「海の国」がある。

小説版カカシ秘伝「氷天の雷」では霧隠れの抜け忍達の中でも戦う事に疲れた者の多くは波の国へと移住し、新たな人生を迎えたい為に暖かい生活を行おうと平民へと装って生活する事が多いと明かされている。

また、「氷天の雷」にて華氷が言うには、やぐら政権の頃までは霧隠れには厳格な身分制度も存在し、先祖代々霧隠れ出身の者を頂点に、最下層の霧隠れに屈服させられた一族等からなる最下層身分のカースト制染みた物が敷かれており、最下層身分には実力に関係なく危険な任務が振り分けられていた。悪名高いアカデミー卒業試験の殺し合いも最下層身分のみで行われていたという(その辺りから、桃地再不斬等は最下層身分出身ではないかと仄めかされている)。霧隠れに抜け忍が多いのは、これらの辛気臭く野蛮な風習の多さから来ていると思われる。


血霧の里

かつては『血霧(ちぎり)の里』と呼ばれ、その当時のアカデミー卒業試験は生徒同士が殺し合いをするという過酷なものだったが、現在は行われていない。

その血霧の里とよばれる恐怖独裁制は四代目水影やぐらの時代のこととされているが、やぐらはうちはマダラ(実際はトビうちはオビト)に操られていた。そのことから、ある意味に最も翻弄されていた里であるといえる。


しかしその暁の結成に至るまでには、霧隠れがかつて行った(三代目水影の時代)のはらリンの拉致と人柱力化が大きく関わっており(これも実際はマダラがオビトを闇堕ちさせる為に暗躍したもの)、やぐら政権以前から血霧の里と呼ばれていた事が分かる。

ただ、「テロを仕掛けようとした木ノ葉隠れ側に重大な戦力となる尾獣を逆に奪われてしまう」という大き過ぎるリスクの伴うやり方やマダラが暗躍していた事実を考慮すると、読者の間では「その当時の水影もやぐらと同じくマダラによって操られていたのではないか」という考察もある。


霧隠れは当初「暁発祥の地」と考えられていた(実際に暁が発足したのは雨隠れ)が、これは割かし事実に近かったりする。

リンの拉致が結果的にオビトによるやぐらの傀儡化と独裁制に繋がったというのは、因果応報といえるのかもしれない。また干柿鬼鮫やアニメ版では枇杷十蔵などの霧隠れの実力者が加担していた為、暁との関与が強まったのも要因の一つなのかもしれない。

血霧の里の逸話もあってミフネから見れば岩隠れの次に信用出来なかったのはこの里だったのは確かであるだろう。


霧隠れの追い忍部隊

霧隠れには、抜け忍狩りを専門とする追い忍部隊が存在する。

特徴は暗部によく見られるお面が特徴である。かつても所属している。

木ノ葉暗部と混合視されがちだが、抜け忍を捕まえ次第、遺体を解体し忍術やチャクラの性質など徹底的に調べ上げ、最後は痕跡を跡形も無く消す追い忍のエキスパート集団である。

しかし彼らは追い忍は、抜け忍を狩る為なら手段を選ばず、関係ない民間人を巻き込み虐殺したりなど、卑劣な行いが目に余った。

特に追い忍部隊の出身の栗霰串丸は人殺しを嗜んだり、暗部時代の黒鋤雷牙も依頼とは言え、民間人を手当たり次第虐殺するなど、霧隠れの里の風紀にも乱れがある。

またガトーの重圧があったからか、再不斬を狩るのを引いたりなど悪人の言いなりになっていた現状もあったりする。(その為、ガトーを殺そうとした再不斬を白が止めた理由は、追い忍から追われない為の根回しを失わない様にしたところからである。)

しかし照美メイが水影に変わったからか、ウタカタを追っていたツルギ達は聞く耳を持ち、木ノ葉の同盟関係を重んじたりなど、時代が進むに連れ残虐性は見られなくなっている。

上記に記した様に、ガトー亡き波の国には霧隠れの抜け忍が多く隠居しているが、追い忍が動かないのも照美メイが一枚噛んでいるのかもしれない。

波の国と言えば、アニメ版で霧隠れの忍びだと思われる、元ガトー配下のゾウリが住み着いていたが、抜け忍である鬼灯水月サスケに喧嘩を吹っ掛けた程度で大した騒ぎは起こらなかった。(もし水月がゾウリに鬼灯一族の水鉄砲の術で攻撃したらで追い忍達も目を瞑らなかったかもしれないが……)

しかし今度は霧隠れの抜け忍が、欲に溺れた波の国の人々に不満を覚え、迫害された屈辱を晴らす為に抜け忍我龍率いる一派が波の国を襲撃し多くの人々の命を奪っている等、霧隠れからの抜け出た忍び達の問題行動は未だに大きく抱えている。


BORUTOにて

時代は下り、新たな水影として長十郎が就任してから霧隠れはより本格的に交易に力を注いだ事により、水の国きっての観光名所と化すほどに発展を遂げており、ボルト達の修学旅行先となっている。

だがこの発展は決して順風満帆なものではなく、およそ5年前に水の国有数の勢力となっていた海賊集団舟戸一族相手に多くの犠牲を出しながらも手に入れたものであった。

しかし、湯隠れと同じく霧隠れが華やかで平和な貿易都市と化し、余所者が存在する事に不満をもつ忍達は嘗ての蔑称である血霧の名を用いて里外の者達に危害を加え、発展を遂げる波の国や援助していた海の国の台頭を恐れ水の国の大名は央海の覇権争いを目論む等、里の内外で平和を乱そうとする動きは密かに息づいている。

そして5年と言う雌伏の時を経て、再び舟戸一族が一斉蜂起したことで水の国は再び戦場と化すのであった。

更に水の国の大名は新・忍刀七人衆のクーデターを支援するタカ派で大名の息子は式典で死亡するなど上層部もキナ臭い。


所属


水影


忍刀七人衆の先代達

新・忍刀七人衆(BORUTO)



抜け忍


関連イラスト

忍刀七人衆再不斬と白


関連タグ

NARUTO 忍者

砂隠れ 雲隠れ 木ノ葉隠れ 岩隠れ 滝隠れ 雨隠れ 草隠れ 雪隠れ 湯隠れ 音隠れ


水影 血霧の里 忍刀七人衆 霧隠れ絆コンビ 波の国 暁(NARUTO) 水遁の術 舟戸一族

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