ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

風が吹くとき

かぜがふくとき

『風が吹くとき』(原題:When the Wind Blows)は、イギリスの作家レイモンド・ブリッグズが1982年に発表した絵本。後にアニメ化された。
目次 [非表示]

風が吹いたら

揺りかごがゆれる。

枝が折れたら

揺りかごが落ちる。

坊やも

揺りかごも

みな落ちる。


概要

核戦争に巻き込まれたイギリスの片田舎に住む老夫婦を描いた絵本。

1986年にはアニメ化され、2008年にはデジタルリマスター版DVDが発売された。


あらすじ

イギリスの片田舎に住むジムとヒルダは、2人で平和な老後を過ごしていた。しかし、それと裏腹に世界情勢は悪化の一途を辿り、遂に世界的な戦争が始まってしまう。

そこでジムは、政府が発行したパンフレットを頼りに粗末なシェルターを造り、保存食を蓄え、窓ガラスにペンキを塗るなど対策を練る。

そんなこんなしていたある日、ジム達が住む片田舎から離れた都市に核ミサイルが撃ち込まれ………。



登場人物

ジム

ヒルダの夫。ヒルダと平和な老後を過ごしている。

新聞やラジオで世界情勢について知るのが日課。

戦争のニュースを知り、攻撃に備えてシェルター造りに勤しむ。


ヒルダ

ジムの妻。ジムと違って政治やニュースにほとんど興味を示さない。また、潔癖症らしく、戦争のことになると身の安全よりも家が汚れることを心配していた。


夫婦のファミリーネームはブロッグズ


関連作品

はだしのゲン:核の恐怖を描いた作品繋がり。


関連タグ

レイモンド・ブリッグズ 核戦争









































この先、ネタバレ及び鬱展開注意!





























核ミサイルの攻撃から、ジムとヒルダはなんとか身を守ることはできたものの、家の中は爆風でめちゃくちゃになり、都市部は核ミサイルによって壊滅したことで、電気や水道、ラジオに至るまで全てのライフラインはストップしてしまう。

「いつか救助が来る」と互いに励まし合うものの、

既に2人の身体は放射線に蝕まれており、日に日に衰弱していき、遂には立って歩くことすらままならなくなる

そして2人は、次の核攻撃に備え、麻袋を被って粗末なシェルターに潜りこむ。


主は我を緑の野にふさせ、いこいの水際にともない給もう。

たとえ我死の影の谷を歩むとも禍害をおそれなじ、

なんじわれとともに存せばなり、

なんじの鞭なんじの杖わが日々を慰む。


聖書の一節を力なく唱え、祈りを捧げるジム。


『600の兵士は進む。』__この一文で物語は幕を下ろす。

その後2人がどうなったのか…………。それを知る者はいないが、

たぶん、きっと………。



関連タグ(続き)

どうあがいても絶望 みんなのトラウマ 検索してはいけない言葉 全滅エンド

関連記事

親記事

絵本 えほん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 176

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました