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『動物戦隊ジュウオウジャー』の主人公。

「俺だって…人間だって、動物だーッ!!」


演:中尾暢樹/阿由葉朱凌(幼少期)


概要

概要

ジュウオウイーグルジュウオウゴリラジュウオウホエールの変身者。

駆け出しの動物学者で、メンバーの中では当初彼のみがジューマンではなかった。

子供達を相手に野生動物のガイドの仕事等もしている。母方の叔父で動物彫刻家の森真理夫宅に下宿している。


幼い頃に親と喧嘩して家出した際に誤って怪我をし、その時自分を助けてくれた鳥男・バド王者の資格を貰ってお守りとして持っていたが、ある時偶然見つけたリンクキューブとその資格の力によりジューランドに迷い込み、セラ達4人のジューマンと出会う。

しかし戻った直後にデスガリアンの襲撃に遭遇し、破壊されていく自然や逃げ惑う人々と動物達、そして必死に戦う4人の姿を見て「俺も自然や仲間を守りたい‼」と叫んで戦いを決意。

その応えに王者の資格が呼応し、人間でありながらジュウオウジャーに変身する。


「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をもっており、その絆を嘲笑ったり、繋がりを絶とうとする事・者が何よりも大嫌い。


人物

人物

第1話でリンクキューブが破壊された事と、王者の資格が一個行方不明になってしまっために帰れなくなってしまったセラ達に対し(自身も居候の身でありながら)、「俺が面倒見てやる‼」と宣言する太っ腹…もとい懐がデッカイ人物。

最初一人だけ別行動を取っていたタスクの事も「仲間だから心配」だと言って探しに行き、皆を呆れさせた。第10話でもドーム解除のスイッチが見つからず「(この調子では)きっと王者の資格も見つからない」と投げやりになっていた三人を「みんなで探せばきっと見つかる‼」と励ました。


しかし、第11話にて前回セラ達の本音を聞いた大和は、みんなを早くジューランドに返してあげる為にバドと王者の資格を任せて、自分は単身ギフトに挑むという少々無茶な行動を取ってしまう。しかし、そんな大和の真意に気付いたみんなが「仲間だから」と言って王者の資格を後回しにして駆けつけてくれたため事なきを得た。

また、バドとの出会いが元で動物好きになり、場合によっては幼少時の様に好奇心のあまり動物を驚かせて酷い目に遭う事もある。


第17話終盤で現れたジュウオウザワールド一方的に痛めつけられ、恐怖と悔しさから戦闘不能に陥ってしまう。

しかし翌週の第18話では「俺たちでこの星を守るんだ‼」と改めて自分自身と仲間に喝を入れ直し、奇策によってザワールドと一騎打ちに持ち込む。しかしジュウオウゴリラになっても歯が立たずこのままやられるかと思った矢先、突然苦しみながら人間に戻ったザワールドに疑問を持つ。そして第19話では『ザワールドの中に、まだ人間としての心が残っているはず』と信じ、彼を助け出そうと身体を張って必死に説得を試みる。その大和の「君を信じてる‼」という言葉が功を成し、ザワールドはジニスの洗脳を振り切り本来の姿である門藤操に戻った。だが、当の本人がジューマン達以上に面倒くさ過ぎる性格だった為さらに苦労が増えてしまう。だが第23話では彼の為に花火をスマホで撮ってあげる等、何だかんだ言いつつ気にかけてあげている。


この様に基本的には面倒見が良く温厚で熱血だが、一度こうと決めたら何があっても聞かない頑固な一面もある。第4話ではアミガルドに捕まったレオとセラを探す為、嗅覚に優れたタスクにレオの(物凄く臭い)靴下の匂いを無理矢理嗅がせて彼らを探させている。またレオ曰く「怒ると結構怖い性格」であり、好き勝手に人間の町を歩き回った挙句人前でジューマン態を晒しそうになったセラ達に業を煮やして首輪を付けて連行したり、イジイジする操に半ギレ状態になったり、メンバーがボロを出しそうになったり揉め事を起こしそうになると、叔父さんや他の人達にバレない様フォローにまわったりと苦労が絶えない。戦隊レッドでは珍しい苦労人気質であるため、視聴者からは彼の胃が心配されている(他作品との客演時も)。

しかしその反面、アムの嘘をあっさり信じる若干アホの子気質もある模様。

第26話に登場した友人の林ダイチによると、面倒見のいい所はかなり筋金入りだった様で大学時代は率先してゼミ仲間の相談役になったり、イベントの計画やガイド役を自ら進んで買って出ていた様子。


居候している叔父の真理夫の事は大変慕っており、小さい頃は父親と喧嘩する度に彼の元に逃げ込んでいた。第16話で真理夫がデスガリアンにさらわれた時も普段の大和とは思えない程取り乱して行方を心配していた。

その一方で両親とは上記の原因に加え、セラの家族の話を聞いてメンバーが若干ホームシックになってしまった時アムが大和の家族について聞いた途端口を濁してしまい、真理夫も一瞬だが気まずそうな顔をして話を逸らさせたなど、何らかの確執を抱えている事がうかがえる。


第24話で母親・風切和歌子は幼少の時(墓石によると、本編の15年前である平成13年(2001年))に亡くなった事が判明している。大和が度々口にしている「この星の皆は繋がっている」という言葉は、彼女が亡くなる直前に遺したものである。

また、この時の出来事から大切な人を失う事を無意識に恐れている部分が見られ、上記の無茶ぶりや一人でなんでもやろうとする所はここから来ていると思われる。実際35話でバングレイの卑怯な手により仲間たちが目の前で襲撃された時は絶望で泣き叫んでいた(しかし、とっくにバングレイの手口を読んでいたメンバーがキューブモグラを使って寸前で回避していた)。


中盤で現れたバングレイは、繋がりを信じる大和の事を気に入り、事あるごとにその信念を破壊するべく悪辣な方法で大和の事を苦しめ続けた。

  • 記憶から母親を再現し、それを目の前で攻撃、消滅させ擬似的に母の喪失を再体験させる。
  • 友人の結婚式に現れ、彼らを殺害しようとする
  • セラとタスクのコピーを作り出し、それと本物に爆弾を付けどちらかが死ななければ解除できない様にする

これらのあまりに非道な行いに対して屈する事なく立ち向かい、更にバングレイの狙いであるキューブホエールと大和が心を通わせてからはより一層狙われる様になったが、最後は仲間と共に信念を貫き見事にバングレイを撃破した。


能力の秘密

能力の秘密

他の4人のメンバーを見ると、王者の資格で変身する姿や能力は自身と同じ種になる様である。

にもかかわらず、純粋な地球人である大和は人間とは全く違う種であるイーグルの姿に変身してその能力を使っている(この不自然さはタスクも指摘している)。

さらには変身前の状態でも非常に遠くの物を発見したり、高速で飛ぶ矢を見切って落とすといった優れた視力を発揮するようになった。ただし、透明になった敵を見つけるような事はできない様子である。

この事についてアムは「視力が覚醒した」と言っているが、出生に秘密があるのか、それとも鳥男から王者の資格をもらったことが関係しているのかは不明だったが、第5話でラリーが重傷の大和に自分の力を与えた事でパワーアップした事から、バドからジューマンパワーを貰ったために覚醒した事が判明している。


父親について

父親について

大和の父親は風切景幸という医師で、世間では名医として知られているが、大和に言わせると「人の心を分かっていない」人物である。多忙な勤務医であった事から息子の大和が幼い頃から家にはあまり居なかった為親子の折り合いも悪く、妻である風切和歌子の臨終時にも急患の対処をして立ち会わなかったことをきっかけに、現在も疎遠になっている。

大和の父親に対する態度や大和自身の性格から、大和があそこまで嫌うからにはよっぽどの人でなしに違いないと一部で言われていたが、実際には「若干不器用なところもあるが高潔な医師」である。

また、妻の臨終に立ち会わなかったことについても、医者である以上は身内を目の前の患者よりも優先させる訳にはいかないという職業倫理の現れともとれる。事実、第24話では景幸が和歌子を今でも大切に思っていることが窺える。

大和自身も、子供の頃の一方的な見方のままで今も景幸を嫌っているという自覚はあり、操が恐怖を乗り越えた時には「みっちゃんは大人だよ」と漏らしている。

またアムにも景幸と大和が「肝心なことを周囲に言わないで抱え込む」という点で根本的には似た者同士であることを指摘されている。


「実は大和はジューマンとのハーフなのではないか」という説が番組開始当初は存在しており、幼少期に大和を助けた「鳥男が実は大和の父親」という説がまことしやかにささやかれていたが、第11話で一応は否定された(ただし、その後も鳥男=バドが大和の父親という説を推す人は少なからず存在した)。

第38話で明確にバドが大和の父親であるという説が否定されたが、同話に登場した「かつてジューランドでバドが助けた人間が大和の父親」という説が浮上した。この説も広く受け入れられたが、もし彼が大和の父親だとするならば、大和の過去に関する描写を見るとアラサーの和歌子さんがどう見ても10代にしか見えない少年と子供を作ったというかなり困った事態になってしまう上に、そもそも20年以上前にジューランドで死んだ人物が、和歌子が他界した15年前の時点では存命という矛盾が生じてしまう(一応、公式設定だと彼は行方不明という事になっているのだが)。

そして第42話で風切景幸が登場した事で、この説も否定された形になった。


第45話でバドが大和の実家を見つけて何か思う事があったようで、両者の間に接点が全く無い訳ではない様子だったが、第46話で両者の接点と同時に景幸が和歌子の臨終に立ち会えなかった理由が明らかになる。

妻の容態急変の連絡を受けた景幸は、病院に向かう途中で人間から襲撃されて重傷を負ったバドを発見した。景幸は和歌子の臨終に間に合わなくなるのを理解した上でバドを自宅に連れ帰って治療し、「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をバドに伝えた。その結果、景幸は和歌子の臨終に立ち会えなかったばかりか、大和との関係に亀裂を生む事になってしまったが、景幸はバドに気に病む必要が無いことを伝え、この事を誰にも話さないように口止めしたのだった。

バドがこれまで大和を助けてきたのは景幸に対する「和歌子の臨終に立ち会えなくしたことと、大和との間に修復不可能な亀裂を作ってしまったことへの償い」であった。

この事実を知った大和は自分の全てを否定されたかのような衝撃を受けたのだが、実は大和自身がバドに助けてもらったことで「父はバドより冷たい人」という理屈を作り上げ、それを理由に景幸と向き合うのを拒否していた節があった。しかし父との確執の原因もまたバドが関わっていたのを知ったため、上の理屈が成り立たなくなってしまったのである。


その後、第47話で気持ちを落ち着かせるべく母の墓前に赴いた大和だが、そこに一足遅れて景幸も姿を見せる(※恐らく息子と同様の目的でやって来たと思われ、お互いに親子であると感じさせられる)。また以前のように言い合う二人だったが、上の理屈が成り立たなくなりそれへ逃げる事のできなくなった大和は意を決して、「仕事優先で家族を後回しにするなよ!」と子供の頃から言いたかった不満を景幸へ吐露する。

あの日に母を喪う不安を1人で抱え込んでいたこと、そして説明してほしかった、わかりあいたかった=まだ父と繋がりたかったと言う本音をぶつけた。

そして、大和が自分は我儘を述べてしまったと謝罪したことで、景幸は、幼い子供に説明しても無駄だと逃げ、とっくに愛想を尽かされもう手遅れだと、諦めて言い訳しなかった表面的な誠実さが逆に息子との繋がりを絶ってしまったことに気づき、それでも今、息子に折れさせてしまった事で、本当に和歌子に叱られるのは自分だと謝罪した。結局アムの読み通り、二人とも肝心な事を身近な相手に言えず、そのせいでお互いすれ違っていただけであったのだ。

これによって、簡単なようでいて難しかった態度をお互いに示した景幸・大和の親子は遂に確執を解消。そして息子が自分と同じジューマンの友人(+1)を得た事を知った景幸は是非彼等に会いたいと言い、それを聞いた大和は「今度は絶対家にいなよ!」と返した。


こうして、長らく自分が抱え続けた問題をやっと解決し、完全に憂いの無くなった大和は本当の意味で『王者』となり、先んじて王者となっていた仲間達と共にデスガリアンとの最終決戦へ赴く。


最終話

最終話

『最後のゲーム』を仕掛けたシン・ジニスをサジタリアークごと地球へ引き摺り落として交戦するが、やはり強大な相手の戦闘力に圧倒された上異空間へ引き摺り込まれてしまう。

その状況を打破する為、自分の“超視力”でジニスを見た事で彼の正体が“無数のメーバの集合体”である事を知るが、それが自身へ凄まじい劣等感を持つジニスの怒りを買った事で容赦の無い反撃を受け、ジュウオウチェンジャーが破損・変身能力を失ってしまう。


しかし、自分が仲間達と共に、多くの“繋がり”を作り上げて来た地球を守ると言う意思を大和達は曲げず、生身になっても果敢にジニスへ挑む。するとそれへ地球のパワーが応えジニスへのパワー供給を遮断、ジュウオウジャーの変身アイテムを修復した。

それを持って地球の意思を汲んだ大和達6人は最後の本能覚醒をしてジニスを圧倒。直後、大和へ地球のパワーが力を貸し、それを使った大和はイーグル・ゴリラ・ホエールの力全てを持った“野生大解放”を発動。

その姿を持ってジニスと一騎打ち、激しい空中戦を繰り広げるが、「父親から逃げ回っていた自分」を乗り越えた大和「自身の本質に向き合えない」ジニスへ負ける道理は無く、相手を圧倒して地面へと叩き落とす。

そして叩き落したジニスへ仲間達と『ジュウオウファイナル』を放って打倒、悪足掻きの巨大化をした相手も自分達が築き上げた“繋がり”の力を込めたワイルドトウサイドデカキングで撃破。遂にデスガリアンとの戦いに決着を付けた。


全てが終わった後、リンクキューブを修復してジューマン達をジューランドへ帰そうとした……所で人間界とジューランドが一体化した所を目撃。

それから暫くして、そこには人間とジューマンが共存する世界を見つめながら、迷子だったブタの子供ジューマンも仲間に入れ、いつもの仲間達と穏やかな時間を過ごす大和の姿があった。


後日談の『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』では、仲間達や他ジューマンと過ごしつつ、引き続き動物学者としてフィールドワークに勤しんでいるようである。


その他

その他

プロデューサーによると、大和はジューマン達の猛獣使いと言う立ち位置らしい。


また、初期メンバー唯一の人間(地球人)である大和だが、初期設定ではレッドの変身者もジューマンだったとの事。


ちなみにゴリラは「陸の王者」、クジラは「海の王者」と言われており、それが由来となって某世界的怪獣の名前になっている。


その苦労人ポジションゆえ、『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』ではとある中盤の戦い(実際は一同の芝居)に「なんなんだよもうどいつもこいつも!」と本気でキレた。

宇宙戦隊キュウレンジャー』の放送が開始した当初はキュウレンジャー共演したら心労で倒れるのではないかと一部の視聴者から心配されていたが、キュウレンジャー達は別の先輩と共演したため、予想された事態は避けられている。


スーパー戦隊最強バトル!!

スーパー戦隊最強バトル!!

メインキャラクターの1人として登場。OPや最終決戦の際に5人そろった場面ではマーベラスに「お前が仕切れ」と促されセンターになっているが究極大サタンに一度苦戦し立ち上がった後はほぼ完全にセンターをマーベラスに譲っており、エンディングでもマーベラスがセンターになっている

共演する面々が癖の強い者ばかりであるため、視聴者からは心配の声が上がっていた(情報解禁直後、Twitterでは「大和先生の胃」がトレンド入りした)。


戦隊シリーズの後輩に当たる(ついでにメインライターも同じ)朝加圭一郎/パトレン1号からは敬語を使われている。

本編で交流したマーベラスには「お久しぶりです」と発言している一方、ジューマンと同じく尻尾があるスティンガーに対して興味を示していた。BATTLE3では獣人型の宇宙人であるドギー・クルーガーとも対面したが、ドギーに対してはそこまで関心を見せなかった。

他のメンバー共々「変わり者」扱いされた時は困惑した様子を見せている(メンバーの大半をジューマンが占める戦隊で希少な人間なので強ち間違ってはいないのだが)。


重病を患った少年と交流しており、彼が大好きな動物がたくさんいる大草原に連れていくという約束をしていたが、ある日連絡を受けて大和が病院で見たのは闘病空しく亡くなった少年の姿だった。スーパー戦隊最強バトルを勝ち抜けばあらゆる願いを叶えることができることを知り、少年を一時的でも蘇らせて、あの日の約束を果たすという願いを胸にネメシスへとやって来た(なおこの時の大和は大切な人の最期に間に合わなかったという奇しくも父と同じような境遇を味わうことになってしまった)。


圭一郎と交戦した際は戦いの最中、圭一郎達チームの叶えたい願いは世界平和ということを聞くと変身を解除し、その願いは一個人が叶えるべきではないと相手を納得させ、なんとそのまま勝利。その時の態度が 猛獣が珍獣を相手取るような完全説得スタイルであった。

※本編では変身解除しています


BATTLE2では庇って怪我をした天晴に対して冷たくあたるマーベラスに怒りをぶつける。空陸海チームとの対戦が発表されるが、出場者が自分とマーベラス、そしてスティンガーだったため、連携が取れないと判断して1人で挑む。数の不利もあって苦戦するが、前述の願いを叶えたい一心で立ち上がるとジュウオウイーグルの野生解放でギンガグリーンとドッグファイトを演じ、陸戦ではジュウオウゴリラでガオレッドをねじ伏せ、水戦ではジュウオウホエールになってバルシャークもろとも全員倒し、見事勝利を掴む。その際に戦った相手・獅子走の言葉で「仲間を信じる」という大切なことを思い出し、マーベラスに謝罪。多少ながら険悪だった関係が改善された。


関連イラスト

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関連タグ

関連タグ

動物戦隊ジュウオウジャー 風切景幸

戦隊レッド レッドヒーロー

苦労人


戦隊レッド

伊賀崎天晴風切大和ラッキー

「俺だって…人間だって、動物だーッ!!」


演:中尾暢樹/阿由葉朱凌(幼少期)


概要

概要

ジュウオウイーグルジュウオウゴリラジュウオウホエールの変身者。

駆け出しの動物学者で、メンバーの中では当初彼のみがジューマンではなかった。

子供達を相手に野生動物のガイドの仕事等もしている。母方の叔父で動物彫刻家の森真理夫宅に下宿している。


幼い頃に親と喧嘩して家出した際に誤って怪我をし、その時自分を助けてくれた鳥男・バド王者の資格を貰ってお守りとして持っていたが、ある時偶然見つけたリンクキューブとその資格の力によりジューランドに迷い込み、セラ達4人のジューマンと出会う。

しかし戻った直後にデスガリアンの襲撃に遭遇し、破壊されていく自然や逃げ惑う人々と動物達、そして必死に戦う4人の姿を見て「俺も自然や仲間を守りたい‼」と叫んで戦いを決意。

その応えに王者の資格が呼応し、人間でありながらジュウオウジャーに変身する。


「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をもっており、その絆を嘲笑ったり、繋がりを絶とうとする事・者が何よりも大嫌い。


人物

人物

第1話でリンクキューブが破壊された事と、王者の資格が一個行方不明になってしまっために帰れなくなってしまったセラ達に対し(自身も居候の身でありながら)、「俺が面倒見てやる‼」と宣言する太っ腹…もとい懐がデッカイ人物。

最初一人だけ別行動を取っていたタスクの事も「仲間だから心配」だと言って探しに行き、皆を呆れさせた。第10話でもドーム解除のスイッチが見つからず「(この調子では)きっと王者の資格も見つからない」と投げやりになっていた三人を「みんなで探せばきっと見つかる‼」と励ました。


しかし、第11話にて前回セラ達の本音を聞いた大和は、みんなを早くジューランドに返してあげる為にバドと王者の資格を任せて、自分は単身ギフトに挑むという少々無茶な行動を取ってしまう。しかし、そんな大和の真意に気付いたみんなが「仲間だから」と言って王者の資格を後回しにして駆けつけてくれたため事なきを得た。

また、バドとの出会いが元で動物好きになり、場合によっては幼少時の様に好奇心のあまり動物を驚かせて酷い目に遭う事もある。


第17話終盤で現れたジュウオウザワールド一方的に痛めつけられ、恐怖と悔しさから戦闘不能に陥ってしまう。

しかし翌週の第18話では「俺たちでこの星を守るんだ‼」と改めて自分自身と仲間に喝を入れ直し、奇策によってザワールドと一騎打ちに持ち込む。しかしジュウオウゴリラになっても歯が立たずこのままやられるかと思った矢先、突然苦しみながら人間に戻ったザワールドに疑問を持つ。そして第19話では『ザワールドの中に、まだ人間としての心が残っているはず』と信じ、彼を助け出そうと身体を張って必死に説得を試みる。その大和の「君を信じてる‼」という言葉が功を成し、ザワールドはジニスの洗脳を振り切り本来の姿である門藤操に戻った。だが、当の本人がジューマン達以上に面倒くさ過ぎる性格だった為さらに苦労が増えてしまう。だが第23話では彼の為に花火をスマホで撮ってあげる等、何だかんだ言いつつ気にかけてあげている。


この様に基本的には面倒見が良く温厚で熱血だが、一度こうと決めたら何があっても聞かない頑固な一面もある。第4話ではアミガルドに捕まったレオとセラを探す為、嗅覚に優れたタスクにレオの(物凄く臭い)靴下の匂いを無理矢理嗅がせて彼らを探させている。またレオ曰く「怒ると結構怖い性格」であり、好き勝手に人間の町を歩き回った挙句人前でジューマン態を晒しそうになったセラ達に業を煮やして首輪を付けて連行したり、イジイジする操に半ギレ状態になったり、メンバーがボロを出しそうになったり揉め事を起こしそうになると、叔父さんや他の人達にバレない様フォローにまわったりと苦労が絶えない。戦隊レッドでは珍しい苦労人気質であるため、視聴者からは彼の胃が心配されている(他作品との客演時も)。

しかしその反面、アムの嘘をあっさり信じる若干アホの子気質もある模様。

第26話に登場した友人の林ダイチによると、面倒見のいい所はかなり筋金入りだった様で大学時代は率先してゼミ仲間の相談役になったり、イベントの計画やガイド役を自ら進んで買って出ていた様子。


居候している叔父の真理夫の事は大変慕っており、小さい頃は父親と喧嘩する度に彼の元に逃げ込んでいた。第16話で真理夫がデスガリアンにさらわれた時も普段の大和とは思えない程取り乱して行方を心配していた。

その一方で両親とは上記の原因に加え、セラの家族の話を聞いてメンバーが若干ホームシックになってしまった時アムが大和の家族について聞いた途端口を濁してしまい、真理夫も一瞬だが気まずそうな顔をして話を逸らさせたなど、何らかの確執を抱えている事がうかがえる。


第24話で母親・風切和歌子は幼少の時(墓石によると、本編の15年前である平成13年(2001年))に亡くなった事が判明している。大和が度々口にしている「この星の皆は繋がっている」という言葉は、彼女が亡くなる直前に遺したものである。

また、この時の出来事から大切な人を失う事を無意識に恐れている部分が見られ、上記の無茶ぶりや一人でなんでもやろうとする所はここから来ていると思われる。実際35話でバングレイの卑怯な手により仲間たちが目の前で襲撃された時は絶望で泣き叫んでいた(しかし、とっくにバングレイの手口を読んでいたメンバーがキューブモグラを使って寸前で回避していた)。


中盤で現れたバングレイは、繋がりを信じる大和の事を気に入り、事あるごとにその信念を破壊するべく悪辣な方法で大和の事を苦しめ続けた。

  • 記憶から母親を再現し、それを目の前で攻撃、消滅させ擬似的に母の喪失を再体験させる。
  • 友人の結婚式に現れ、彼らを殺害しようとする
  • セラとタスクのコピーを作り出し、それと本物に爆弾を付けどちらかが死ななければ解除できない様にする

これらのあまりに非道な行いに対して屈する事なく立ち向かい、更にバングレイの狙いであるキューブホエールと大和が心を通わせてからはより一層狙われる様になったが、最後は仲間と共に信念を貫き見事にバングレイを撃破した。


能力の秘密

能力の秘密

他の4人のメンバーを見ると、王者の資格で変身する姿や能力は自身と同じ種になる様である。

にもかかわらず、純粋な地球人である大和は人間とは全く違う種であるイーグルの姿に変身してその能力を使っている(この不自然さはタスクも指摘している)。

さらには変身前の状態でも非常に遠くの物を発見したり、高速で飛ぶ矢を見切って落とすといった優れた視力を発揮するようになった。ただし、透明になった敵を見つけるような事はできない様子である。

この事についてアムは「視力が覚醒した」と言っているが、出生に秘密があるのか、それとも鳥男から王者の資格をもらったことが関係しているのかは不明だったが、第5話でラリーが重傷の大和に自分の力を与えた事でパワーアップした事から、バドからジューマンパワーを貰ったために覚醒した事が判明している。


父親について

父親について

大和の父親は風切景幸という医師で、世間では名医として知られているが、大和に言わせると「人の心を分かっていない」人物である。多忙な勤務医であった事から息子の大和が幼い頃から家にはあまり居なかった為親子の折り合いも悪く、妻である風切和歌子の臨終時にも急患の対処をして立ち会わなかったことをきっかけに、現在も疎遠になっている。

大和の父親に対する態度や大和自身の性格から、大和があそこまで嫌うからにはよっぽどの人でなしに違いないと一部で言われていたが、実際には「若干不器用なところもあるが高潔な医師」である。

また、妻の臨終に立ち会わなかったことについても、医者である以上は身内を目の前の患者よりも優先させる訳にはいかないという職業倫理の現れともとれる。事実、第24話では景幸が和歌子を今でも大切に思っていることが窺える。

大和自身も、子供の頃の一方的な見方のままで今も景幸を嫌っているという自覚はあり、操が恐怖を乗り越えた時には「みっちゃんは大人だよ」と漏らしている。

またアムにも景幸と大和が「肝心なことを周囲に言わないで抱え込む」という点で根本的には似た者同士であることを指摘されている。


「実は大和はジューマンとのハーフなのではないか」という説が番組開始当初は存在しており、幼少期に大和を助けた「鳥男が実は大和の父親」という説がまことしやかにささやかれていたが、第11話で一応は否定された(ただし、その後も鳥男=バドが大和の父親という説を推す人は少なからず存在した)。

第38話で明確にバドが大和の父親であるという説が否定されたが、同話に登場した「かつてジューランドでバドが助けた人間が大和の父親」という説が浮上した。この説も広く受け入れられたが、もし彼が大和の父親だとするならば、大和の過去に関する描写を見るとアラサーの和歌子さんがどう見ても10代にしか見えない少年と子供を作ったというかなり困った事態になってしまう上に、そもそも20年以上前にジューランドで死んだ人物が、和歌子が他界した15年前の時点では存命という矛盾が生じてしまう(一応、公式設定だと彼は行方不明という事になっているのだが)。

そして第42話で風切景幸が登場した事で、この説も否定された形になった。


第45話でバドが大和の実家を見つけて何か思う事があったようで、両者の間に接点が全く無い訳ではない様子だったが、第46話で両者の接点と同時に景幸が和歌子の臨終に立ち会えなかった理由が明らかになる。

妻の容態急変の連絡を受けた景幸は、病院に向かう途中で人間から襲撃されて重傷を負ったバドを発見した。景幸は和歌子の臨終に間に合わなくなるのを理解した上でバドを自宅に連れ帰って治療し、「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をバドに伝えた。その結果、景幸は和歌子の臨終に立ち会えなかったばかりか、大和との関係に亀裂を生む事になってしまったが、景幸はバドに気に病む必要が無いことを伝え、この事を誰にも話さないように口止めしたのだった。

バドがこれまで大和を助けてきたのは景幸に対する「和歌子の臨終に立ち会えなくしたことと、大和との間に修復不可能な亀裂を作ってしまったことへの償い」であった。

この事実を知った大和は自分の全てを否定されたかのような衝撃を受けたのだが、実は大和自身がバドに助けてもらったことで「父はバドより冷たい人」という理屈を作り上げ、それを理由に景幸と向き合うのを拒否していた節があった。しかし父との確執の原因もまたバドが関わっていたのを知ったため、上の理屈が成り立たなくなってしまったのである。


その後、第47話で気持ちを落ち着かせるべく母の墓前に赴いた大和だが、そこに一足遅れて景幸も姿を見せる(※恐らく息子と同様の目的でやって来たと思われ、お互いに親子であると感じさせられる)。また以前のように言い合う二人だったが、上の理屈が成り立たなくなりそれへ逃げる事のできなくなった大和は意を決して、「仕事優先で家族を後回しにするなよ!」と子供の頃から言いたかった不満を景幸へ吐露する。

あの日に母を喪う不安を1人で抱え込んでいたこと、そして説明してほしかった、わかりあいたかった=まだ父と繋がりたかったと言う本音をぶつけた。

そして、大和が自分は我儘を述べてしまったと謝罪したことで、景幸は、幼い子供に説明しても無駄だと逃げ、とっくに愛想を尽かされもう手遅れだと、諦めて言い訳しなかった表面的な誠実さが逆に息子との繋がりを絶ってしまったことに気づき、それでも今、息子に折れさせてしまった事で、本当に和歌子に叱られるのは自分だと謝罪した。結局アムの読み通り、二人とも肝心な事を身近な相手に言えず、そのせいでお互いすれ違っていただけであったのだ。

これによって、簡単なようでいて難しかった態度をお互いに示した景幸・大和の親子は遂に確執を解消。そして息子が自分と同じジューマンの友人(+1)を得た事を知った景幸は是非彼等に会いたいと言い、それを聞いた大和は「今度は絶対家にいなよ!」と返した。


こうして、長らく自分が抱え続けた問題をやっと解決し、完全に憂いの無くなった大和は本当の意味で『王者』となり、先んじて王者となっていた仲間達と共にデスガリアンとの最終決戦へ赴く。


最終話

最終話

『最後のゲーム』を仕掛けたシン・ジニスをサジタリアークごと地球へ引き摺り落として交戦するが、やはり強大な相手の戦闘力に圧倒された上異空間へ引き摺り込まれてしまう。

その状況を打破する為、自分の“超視力”でジニスを見た事で彼の正体が“無数のメーバの集合体”である事を知るが、それが自身へ凄まじい劣等感を持つジニスの怒りを買った事で容赦の無い反撃を受け、ジュウオウチェンジャーが破損・変身能力を失ってしまう。


しかし、自分が仲間達と共に、多くの“繋がり”を作り上げて来た地球を守ると言う意思を大和達は曲げず、生身になっても果敢にジニスへ挑む。するとそれへ地球のパワーが応えジニスへのパワー供給を遮断、ジュウオウジャーの変身アイテムを修復した。

それを持って地球の意思を汲んだ大和達6人は最後の本能覚醒をしてジニスを圧倒。直後、大和へ地球のパワーが力を貸し、それを使った大和はイーグル・ゴリラ・ホエールの力全てを持った“野生大解放”を発動。

その姿を持ってジニスと一騎打ち、激しい空中戦を繰り広げるが、「父親から逃げ回っていた自分」を乗り越えた大和「自身の本質に向き合えない」ジニスへ負ける道理は無く、相手を圧倒して地面へと叩き落とす。

そして叩き落したジニスへ仲間達と『ジュウオウファイナル』を放って打倒、悪足掻きの巨大化をした相手も自分達が築き上げた“繋がり”の力を込めたワイルドトウサイドデカキングで撃破。遂にデスガリアンとの戦いに決着を付けた。


全てが終わった後、リンクキューブを修復してジューマン達をジューランドへ帰そうとした……所で人間界とジューランドが一体化した所を目撃。

それから暫くして、そこには人間とジューマンが共存する世界を見つめながら、迷子だったブタの子供ジューマンも仲間に入れ、いつもの仲間達と穏やかな時間を過ごす大和の姿があった。


後日談の『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』では、仲間達や他ジューマンと過ごしつつ、引き続き動物学者としてフィールドワークに勤しんでいるようである。


その他

その他

プロデューサーによると、大和はジューマン達の猛獣使いと言う立ち位置らしい。


また、初期メンバー唯一の人間(地球人)である大和だが、初期設定ではレッドの変身者もジューマンだったとの事。


ちなみにゴリラは「陸の王者」、クジラは「海の王者」と言われており、それが由来となって某世界的怪獣の名前になっている。


その苦労人ポジションゆえ、『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』ではとある中盤の戦い(実際は一同の芝居)に「なんなんだよもうどいつもこいつも!」と本気でキレた。

宇宙戦隊キュウレンジャー』の放送が開始した当初はキュウレンジャー共演したら心労で倒れるのではないかと一部の視聴者から心配されていたが、キュウレンジャー達は別の先輩と共演したため、予想された事態は避けられている。


スーパー戦隊最強バトル!!

スーパー戦隊最強バトル!!

メインキャラクターの1人として登場。OPや最終決戦の際に5人そろった場面ではマーベラスに「お前が仕切れ」と促されセンターになっているが究極大サタンに一度苦戦し立ち上がった後はほぼ完全にセンターをマーベラスに譲っており、エンディングでもマーベラスがセンターになっている

共演する面々が癖の強い者ばかりであるため、視聴者からは心配の声が上がっていた(情報解禁直後、Twitterでは「大和先生の胃」がトレンド入りした)。


戦隊シリーズの後輩に当たる(ついでにメインライターも同じ)朝加圭一郎/パトレン1号からは敬語を使われている。

本編で交流したマーベラスには「お久しぶりです」と発言している一方、ジューマンと同じく尻尾があるスティンガーに対して興味を示していた。BATTLE3では獣人型の宇宙人であるドギー・クルーガーとも対面したが、ドギーに対してはそこまで関心を見せなかった。

他のメンバー共々「変わり者」扱いされた時は困惑した様子を見せている(メンバーの大半をジューマンが占める戦隊で希少な人間なので強ち間違ってはいないのだが)。


重病を患った少年と交流しており、彼が大好きな動物がたくさんいる大草原に連れていくという約束をしていたが、ある日連絡を受けて大和が病院で見たのは闘病空しく亡くなった少年の姿だった。スーパー戦隊最強バトルを勝ち抜けばあらゆる願いを叶えることができることを知り、少年を一時的でも蘇らせて、あの日の約束を果たすという願いを胸にネメシスへとやって来た(なおこの時の大和は大切な人の最期に間に合わなかったという奇しくも父と同じような境遇を味わうことになってしまった)。


圭一郎と交戦した際は戦いの最中、圭一郎達チームの叶えたい願いは世界平和ということを聞くと変身を解除し、その願いは一個人が叶えるべきではないと相手を納得させ、なんとそのまま勝利。その時の態度が 猛獣が珍獣を相手取るような完全説得スタイルであった。

※本編では変身解除しています


BATTLE2では庇って怪我をした天晴に対して冷たくあたるマーベラスに怒りをぶつける。空陸海チームとの対戦が発表されるが、出場者が自分とマーベラス、そしてスティンガーだったため、連携が取れないと判断して1人で挑む。数の不利もあって苦戦するが、前述の願いを叶えたい一心で立ち上がるとジュウオウイーグルの野生解放でギンガグリーンとドッグファイトを演じ、陸戦ではジュウオウゴリラでガオレッドをねじ伏せ、水戦ではジュウオウホエールになってバルシャークもろとも全員倒し、見事勝利を掴む。その際に戦った相手・獅子走の言葉で「仲間を信じる」という大切なことを思い出し、マーベラスに謝罪。多少ながら険悪だった関係が改善された。


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『動物戦隊ジュウオウジャー』の主人公。

「俺だって…人間だって、動物だーッ!!」


演:中尾暢樹/阿由葉朱凌(幼少期)


概要

概要

ジュウオウイーグルジュウオウゴリラジュウオウホエールの変身者。

駆け出しの動物学者で、メンバーの中では当初彼のみがジューマンではなかった。

子供達を相手に野生動物のガイドの仕事等もしている。母方の叔父で動物彫刻家の森真理夫宅に下宿している。


幼い頃に親と喧嘩して家出した際に誤って怪我をし、その時自分を助けてくれた鳥男・バド王者の資格を貰ってお守りとして持っていたが、ある時偶然見つけたリンクキューブとその資格の力によりジューランドに迷い込み、セラ達4人のジューマンと出会う。

しかし戻った直後にデスガリアンの襲撃に遭遇し、破壊されていく自然や逃げ惑う人々と動物達、そして必死に戦う4人の姿を見て「俺も自然や仲間を守りたい‼」と叫んで戦いを決意。

その応えに王者の資格が呼応し、人間でありながらジュウオウジャーに変身する。


「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をもっており、その絆を嘲笑ったり、繋がりを絶とうとする事・者が何よりも大嫌い。


人物

人物

第1話でリンクキューブが破壊された事と、王者の資格が一個行方不明になってしまっために帰れなくなってしまったセラ達に対し(自身も居候の身でありながら)、「俺が面倒見てやる‼」と宣言する太っ腹…もとい懐がデッカイ人物。

最初一人だけ別行動を取っていたタスクの事も「仲間だから心配」だと言って探しに行き、皆を呆れさせた。第10話でもドーム解除のスイッチが見つからず「(この調子では)きっと王者の資格も見つからない」と投げやりになっていた三人を「みんなで探せばきっと見つかる‼」と励ました。


しかし、第11話にて前回セラ達の本音を聞いた大和は、みんなを早くジューランドに返してあげる為にバドと王者の資格を任せて、自分は単身ギフトに挑むという少々無茶な行動を取ってしまう。しかし、そんな大和の真意に気付いたみんなが「仲間だから」と言って王者の資格を後回しにして駆けつけてくれたため事なきを得た。

また、バドとの出会いが元で動物好きになり、場合によっては幼少時の様に好奇心のあまり動物を驚かせて酷い目に遭う事もある。


第17話終盤で現れたジュウオウザワールド一方的に痛めつけられ、恐怖と悔しさから戦闘不能に陥ってしまう。

しかし翌週の第18話では「俺たちでこの星を守るんだ‼」と改めて自分自身と仲間に喝を入れ直し、奇策によってザワールドと一騎打ちに持ち込む。しかしジュウオウゴリラになっても歯が立たずこのままやられるかと思った矢先、突然苦しみながら人間に戻ったザワールドに疑問を持つ。そして第19話では『ザワールドの中に、まだ人間としての心が残っているはず』と信じ、彼を助け出そうと身体を張って必死に説得を試みる。その大和の「君を信じてる‼」という言葉が功を成し、ザワールドはジニスの洗脳を振り切り本来の姿である門藤操に戻った。だが、当の本人がジューマン達以上に面倒くさ過ぎる性格だった為さらに苦労が増えてしまう。だが第23話では彼の為に花火をスマホで撮ってあげる等、何だかんだ言いつつ気にかけてあげている。


この様に基本的には面倒見が良く温厚で熱血だが、一度こうと決めたら何があっても聞かない頑固な一面もある。第4話ではアミガルドに捕まったレオとセラを探す為、嗅覚に優れたタスクにレオの(物凄く臭い)靴下の匂いを無理矢理嗅がせて彼らを探させている。またレオ曰く「怒ると結構怖い性格」であり、好き勝手に人間の町を歩き回った挙句人前でジューマン態を晒しそうになったセラ達に業を煮やして首輪を付けて連行したり、イジイジする操に半ギレ状態になったり、メンバーがボロを出しそうになったり揉め事を起こしそうになると、叔父さんや他の人達にバレない様フォローにまわったりと苦労が絶えない。戦隊レッドでは珍しい苦労人気質であるため、視聴者からは彼の胃が心配されている(他作品との客演時も)。

しかしその反面、アムの嘘をあっさり信じる若干アホの子気質もある模様。

第26話に登場した友人の林ダイチによると、面倒見のいい所はかなり筋金入りだった様で大学時代は率先してゼミ仲間の相談役になったり、イベントの計画やガイド役を自ら進んで買って出ていた様子。


居候している叔父の真理夫の事は大変慕っており、小さい頃は父親と喧嘩する度に彼の元に逃げ込んでいた。第16話で真理夫がデスガリアンにさらわれた時も普段の大和とは思えない程取り乱して行方を心配していた。

その一方で両親とは上記の原因に加え、セラの家族の話を聞いてメンバーが若干ホームシックになってしまった時アムが大和の家族について聞いた途端口を濁してしまい、真理夫も一瞬だが気まずそうな顔をして話を逸らさせたなど、何らかの確執を抱えている事がうかがえる。


第24話で母親・風切和歌子は幼少の時(墓石によると、本編の15年前である平成13年(2001年))に亡くなった事が判明している。大和が度々口にしている「この星の皆は繋がっている」という言葉は、彼女が亡くなる直前に遺したものである。

また、この時の出来事から大切な人を失う事を無意識に恐れている部分が見られ、上記の無茶ぶりや一人でなんでもやろうとする所はここから来ていると思われる。実際35話でバングレイの卑怯な手により仲間たちが目の前で襲撃された時は絶望で泣き叫んでいた(しかし、とっくにバングレイの手口を読んでいたメンバーがキューブモグラを使って寸前で回避していた)。


中盤で現れたバングレイは、繋がりを信じる大和の事を気に入り、事あるごとにその信念を破壊するべく悪辣な方法で大和の事を苦しめ続けた。

  • 記憶から母親を再現し、それを目の前で攻撃、消滅させ擬似的に母の喪失を再体験させる。
  • 友人の結婚式に現れ、彼らを殺害しようとする
  • セラとタスクのコピーを作り出し、それと本物に爆弾を付けどちらかが死ななければ解除できない様にする

これらのあまりに非道な行いに対して屈する事なく立ち向かい、更にバングレイの狙いであるキューブホエールと大和が心を通わせてからはより一層狙われる様になったが、最後は仲間と共に信念を貫き見事にバングレイを撃破した。


能力の秘密

能力の秘密

他の4人のメンバーを見ると、王者の資格で変身する姿や能力は自身と同じ種になる様である。

にもかかわらず、純粋な地球人である大和は人間とは全く違う種であるイーグルの姿に変身してその能力を使っている(この不自然さはタスクも指摘している)。

さらには変身前の状態でも非常に遠くの物を発見したり、高速で飛ぶ矢を見切って落とすといった優れた視力を発揮するようになった。ただし、透明になった敵を見つけるような事はできない様子である。

この事についてアムは「視力が覚醒した」と言っているが、出生に秘密があるのか、それとも鳥男から王者の資格をもらったことが関係しているのかは不明だったが、第5話でラリーが重傷の大和に自分の力を与えた事でパワーアップした事から、バドからジューマンパワーを貰ったために覚醒した事が判明している。


父親について

父親について

大和の父親は風切景幸という医師で、世間では名医として知られているが、大和に言わせると「人の心を分かっていない」人物である。多忙な勤務医であった事から息子の大和が幼い頃から家にはあまり居なかった為親子の折り合いも悪く、妻である風切和歌子の臨終時にも急患の対処をして立ち会わなかったことをきっかけに、現在も疎遠になっている。

大和の父親に対する態度や大和自身の性格から、大和があそこまで嫌うからにはよっぽどの人でなしに違いないと一部で言われていたが、実際には「若干不器用なところもあるが高潔な医師」である。

また、妻の臨終に立ち会わなかったことについても、医者である以上は身内を目の前の患者よりも優先させる訳にはいかないという職業倫理の現れともとれる。事実、第24話では景幸が和歌子を今でも大切に思っていることが窺える。

大和自身も、子供の頃の一方的な見方のままで今も景幸を嫌っているという自覚はあり、操が恐怖を乗り越えた時には「みっちゃんは大人だよ」と漏らしている。

またアムにも景幸と大和が「肝心なことを周囲に言わないで抱え込む」という点で根本的には似た者同士であることを指摘されている。


「実は大和はジューマンとのハーフなのではないか」という説が番組開始当初は存在しており、幼少期に大和を助けた「鳥男が実は大和の父親」という説がまことしやかにささやかれていたが、第11話で一応は否定された(ただし、その後も鳥男=バドが大和の父親という説を推す人は少なからず存在した)。

第38話で明確にバドが大和の父親であるという説が否定されたが、同話に登場した「かつてジューランドでバドが助けた人間が大和の父親」という説が浮上した。この説も広く受け入れられたが、もし彼が大和の父親だとするならば、大和の過去に関する描写を見るとアラサーの和歌子さんがどう見ても10代にしか見えない少年と子供を作ったというかなり困った事態になってしまう上に、そもそも20年以上前にジューランドで死んだ人物が、和歌子が他界した15年前の時点では存命という矛盾が生じてしまう(一応、公式設定だと彼は行方不明という事になっているのだが)。

そして第42話で風切景幸が登場した事で、この説も否定された形になった。


第45話でバドが大和の実家を見つけて何か思う事があったようで、両者の間に接点が全く無い訳ではない様子だったが、第46話で両者の接点と同時に景幸が和歌子の臨終に立ち会えなかった理由が明らかになる。

妻の容態急変の連絡を受けた景幸は、病院に向かう途中で人間から襲撃されて重傷を負ったバドを発見した。景幸は和歌子の臨終に間に合わなくなるのを理解した上でバドを自宅に連れ帰って治療し、「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をバドに伝えた。その結果、景幸は和歌子の臨終に立ち会えなかったばかりか、大和との関係に亀裂を生む事になってしまったが、景幸はバドに気に病む必要が無いことを伝え、この事を誰にも話さないように口止めしたのだった。

バドがこれまで大和を助けてきたのは景幸に対する「和歌子の臨終に立ち会えなくしたことと、大和との間に修復不可能な亀裂を作ってしまったことへの償い」であった。

この事実を知った大和は自分の全てを否定されたかのような衝撃を受けたのだが、実は大和自身がバドに助けてもらったことで「父はバドより冷たい人」という理屈を作り上げ、それを理由に景幸と向き合うのを拒否していた節があった。しかし父との確執の原因もまたバドが関わっていたのを知ったため、上の理屈が成り立たなくなってしまったのである。


その後、第47話で気持ちを落ち着かせるべく母の墓前に赴いた大和だが、そこに一足遅れて景幸も姿を見せる(※恐らく息子と同様の目的でやって来たと思われ、お互いに親子であると感じさせられる)。また以前のように言い合う二人だったが、上の理屈が成り立たなくなりそれへ逃げる事のできなくなった大和は意を決して、「仕事優先で家族を後回しにするなよ!」と子供の頃から言いたかった不満を景幸へ吐露する。

あの日に母を喪う不安を1人で抱え込んでいたこと、そして説明してほしかった、わかりあいたかった=まだ父と繋がりたかったと言う本音をぶつけた。

そして、大和が自分は我儘を述べてしまったと謝罪したことで、景幸は、幼い子供に説明しても無駄だと逃げ、とっくに愛想を尽かされもう手遅れだと、諦めて言い訳しなかった表面的な誠実さが逆に息子との繋がりを絶ってしまったことに気づき、それでも今、息子に折れさせてしまった事で、本当に和歌子に叱られるのは自分だと謝罪した。結局アムの読み通り、二人とも肝心な事を身近な相手に言えず、そのせいでお互いすれ違っていただけであったのだ。

これによって、簡単なようでいて難しかった態度をお互いに示した景幸・大和の親子は遂に確執を解消。そして息子が自分と同じジューマンの友人(+1)を得た事を知った景幸は是非彼等に会いたいと言い、それを聞いた大和は「今度は絶対家にいなよ!」と返した。


こうして、長らく自分が抱え続けた問題をやっと解決し、完全に憂いの無くなった大和は本当の意味で『王者』となり、先んじて王者となっていた仲間達と共にデスガリアンとの最終決戦へ赴く。


最終話

最終話

『最後のゲーム』を仕掛けたシン・ジニスをサジタリアークごと地球へ引き摺り落として交戦するが、やはり強大な相手の戦闘力に圧倒された上異空間へ引き摺り込まれてしまう。

その状況を打破する為、自分の“超視力”でジニスを見た事で彼の正体が“無数のメーバの集合体”である事を知るが、それが自身へ凄まじい劣等感を持つジニスの怒りを買った事で容赦の無い反撃を受け、ジュウオウチェンジャーが破損・変身能力を失ってしまう。


しかし、自分が仲間達と共に、多くの“繋がり”を作り上げて来た地球を守ると言う意思を大和達は曲げず、生身になっても果敢にジニスへ挑む。するとそれへ地球のパワーが応えジニスへのパワー供給を遮断、ジュウオウジャーの変身アイテムを修復した。

それを持って地球の意思を汲んだ大和達6人は最後の本能覚醒をしてジニスを圧倒。直後、大和へ地球のパワーが力を貸し、それを使った大和はイーグル・ゴリラ・ホエールの力全てを持った“野生大解放”を発動。

その姿を持ってジニスと一騎打ち、激しい空中戦を繰り広げるが、「父親から逃げ回っていた自分」を乗り越えた大和「自身の本質に向き合えない」ジニスへ負ける道理は無く、相手を圧倒して地面へと叩き落とす。

そして叩き落したジニスへ仲間達と『ジュウオウファイナル』を放って打倒、悪足掻きの巨大化をした相手も自分達が築き上げた“繋がり”の力を込めたワイルドトウサイドデカキングで撃破。遂にデスガリアンとの戦いに決着を付けた。


全てが終わった後、リンクキューブを修復してジューマン達をジューランドへ帰そうとした……所で人間界とジューランドが一体化した所を目撃。

それから暫くして、そこには人間とジューマンが共存する世界を見つめながら、迷子だったブタの子供ジューマンも仲間に入れ、いつもの仲間達と穏やかな時間を過ごす大和の姿があった。


後日談の『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』では、仲間達や他ジューマンと過ごしつつ、引き続き動物学者としてフィールドワークに勤しんでいるようである。


その他

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プロデューサーによると、大和はジューマン達の猛獣使いと言う立ち位置らしい。


また、初期メンバー唯一の人間(地球人)である大和だが、初期設定ではレッドの変身者もジューマンだったとの事。


ちなみにゴリラは「陸の王者」、クジラは「海の王者」と言われており、それが由来となって某世界的怪獣の名前になっている。


その苦労人ポジションゆえ、『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』ではとある中盤の戦い(実際は一同の芝居)に「なんなんだよもうどいつもこいつも!」と本気でキレた。

宇宙戦隊キュウレンジャー』の放送が開始した当初はキュウレンジャー共演したら心労で倒れるのではないかと一部の視聴者から心配されていたが、キュウレンジャー達は別の先輩と共演したため、予想された事態は避けられている。


スーパー戦隊最強バトル!!

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メインキャラクターの1人として登場。OPや最終決戦の際に5人そろった場面ではマーベラスに「お前が仕切れ」と促されセンターになっているが究極大サタンに一度苦戦し立ち上がった後はほぼ完全にセンターをマーベラスに譲っており、エンディングでもマーベラスがセンターになっている

共演する面々が癖の強い者ばかりであるため、視聴者からは心配の声が上がっていた(情報解禁直後、Twitterでは「大和先生の胃」がトレンド入りした)。


戦隊シリーズの後輩に当たる(ついでにメインライターも同じ)朝加圭一郎/パトレン1号からは敬語を使われている。

本編で交流したマーベラスには「お久しぶりです」と発言している一方、ジューマンと同じく尻尾があるスティンガーに対して興味を示していた。BATTLE3では獣人型の宇宙人であるドギー・クルーガーとも対面したが、ドギーに対してはそこまで関心を見せなかった。

他のメンバー共々「変わり者」扱いされた時は困惑した様子を見せている(メンバーの大半をジューマンが占める戦隊で希少な人間なので強ち間違ってはいないのだが)。


重病を患った少年と交流しており、彼が大好きな動物がたくさんいる大草原に連れていくという約束をしていたが、ある日連絡を受けて大和が病院で見たのは闘病空しく亡くなった少年の姿だった。スーパー戦隊最強バトルを勝ち抜けばあらゆる願いを叶えることができることを知り、少年を一時的でも蘇らせて、あの日の約束を果たすという願いを胸にネメシスへとやって来た(なおこの時の大和は大切な人の最期に間に合わなかったという奇しくも父と同じような境遇を味わうことになってしまった)。


圭一郎と交戦した際は戦いの最中、圭一郎達チームの叶えたい願いは世界平和ということを聞くと変身を解除し、その願いは一個人が叶えるべきではないと相手を納得させ、なんとそのまま勝利。その時の態度が 猛獣が珍獣を相手取るような完全説得スタイルであった。

※本編では変身解除しています


BATTLE2では庇って怪我をした天晴に対して冷たくあたるマーベラスに怒りをぶつける。空陸海チームとの対戦が発表されるが、出場者が自分とマーベラス、そしてスティンガーだったため、連携が取れないと判断して1人で挑む。数の不利もあって苦戦するが、前述の願いを叶えたい一心で立ち上がるとジュウオウイーグルの野生解放でギンガグリーンとドッグファイトを演じ、陸戦ではジュウオウゴリラでガオレッドをねじ伏せ、水戦ではジュウオウホエールになってバルシャークもろとも全員倒し、見事勝利を掴む。その際に戦った相手・獅子走の言葉で「仲間を信じる」という大切なことを思い出し、マーベラスに謝罪。多少ながら険悪だった関係が改善された。


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動物戦隊ジュウオウジャー 風切景幸

戦隊レッド レッドヒーロー

苦労人


戦隊レッド

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「俺だって…人間だって、動物だーッ!!」


演:中尾暢樹/阿由葉朱凌(幼少期)


概要

概要

ジュウオウイーグルジュウオウゴリラジュウオウホエールの変身者。

駆け出しの動物学者で、メンバーの中では当初彼のみがジューマンではなかった。

子供達を相手に野生動物のガイドの仕事等もしている。母方の叔父で動物彫刻家の森真理夫宅に下宿している。


幼い頃に親と喧嘩して家出した際に誤って怪我をし、その時自分を助けてくれた鳥男・バド王者の資格を貰ってお守りとして持っていたが、ある時偶然見つけたリンクキューブとその資格の力によりジューランドに迷い込み、セラ達4人のジューマンと出会う。

しかし戻った直後にデスガリアンの襲撃に遭遇し、破壊されていく自然や逃げ惑う人々と動物達、そして必死に戦う4人の姿を見て「俺も自然や仲間を守りたい‼」と叫んで戦いを決意。

その応えに王者の資格が呼応し、人間でありながらジュウオウジャーに変身する。


「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をもっており、その絆を嘲笑ったり、繋がりを絶とうとする事・者が何よりも大嫌い。


人物

人物

第1話でリンクキューブが破壊された事と、王者の資格が一個行方不明になってしまっために帰れなくなってしまったセラ達に対し(自身も居候の身でありながら)、「俺が面倒見てやる‼」と宣言する太っ腹…もとい懐がデッカイ人物。

最初一人だけ別行動を取っていたタスクの事も「仲間だから心配」だと言って探しに行き、皆を呆れさせた。第10話でもドーム解除のスイッチが見つからず「(この調子では)きっと王者の資格も見つからない」と投げやりになっていた三人を「みんなで探せばきっと見つかる‼」と励ました。


しかし、第11話にて前回セラ達の本音を聞いた大和は、みんなを早くジューランドに返してあげる為にバドと王者の資格を任せて、自分は単身ギフトに挑むという少々無茶な行動を取ってしまう。しかし、そんな大和の真意に気付いたみんなが「仲間だから」と言って王者の資格を後回しにして駆けつけてくれたため事なきを得た。

また、バドとの出会いが元で動物好きになり、場合によっては幼少時の様に好奇心のあまり動物を驚かせて酷い目に遭う事もある。


第17話終盤で現れたジュウオウザワールド一方的に痛めつけられ、恐怖と悔しさから戦闘不能に陥ってしまう。

しかし翌週の第18話では「俺たちでこの星を守るんだ‼」と改めて自分自身と仲間に喝を入れ直し、奇策によってザワールドと一騎打ちに持ち込む。しかしジュウオウゴリラになっても歯が立たずこのままやられるかと思った矢先、突然苦しみながら人間に戻ったザワールドに疑問を持つ。そして第19話では『ザワールドの中に、まだ人間としての心が残っているはず』と信じ、彼を助け出そうと身体を張って必死に説得を試みる。その大和の「君を信じてる‼」という言葉が功を成し、ザワールドはジニスの洗脳を振り切り本来の姿である門藤操に戻った。だが、当の本人がジューマン達以上に面倒くさ過ぎる性格だった為さらに苦労が増えてしまう。だが第23話では彼の為に花火をスマホで撮ってあげる等、何だかんだ言いつつ気にかけてあげている。


この様に基本的には面倒見が良く温厚で熱血だが、一度こうと決めたら何があっても聞かない頑固な一面もある。第4話ではアミガルドに捕まったレオとセラを探す為、嗅覚に優れたタスクにレオの(物凄く臭い)靴下の匂いを無理矢理嗅がせて彼らを探させている。またレオ曰く「怒ると結構怖い性格」であり、好き勝手に人間の町を歩き回った挙句人前でジューマン態を晒しそうになったセラ達に業を煮やして首輪を付けて連行したり、イジイジする操に半ギレ状態になったり、メンバーがボロを出しそうになったり揉め事を起こしそうになると、叔父さんや他の人達にバレない様フォローにまわったりと苦労が絶えない。戦隊レッドでは珍しい苦労人気質であるため、視聴者からは彼の胃が心配されている(他作品との客演時も)。

しかしその反面、アムの嘘をあっさり信じる若干アホの子気質もある模様。

第26話に登場した友人の林ダイチによると、面倒見のいい所はかなり筋金入りだった様で大学時代は率先してゼミ仲間の相談役になったり、イベントの計画やガイド役を自ら進んで買って出ていた様子。


居候している叔父の真理夫の事は大変慕っており、小さい頃は父親と喧嘩する度に彼の元に逃げ込んでいた。第16話で真理夫がデスガリアンにさらわれた時も普段の大和とは思えない程取り乱して行方を心配していた。

その一方で両親とは上記の原因に加え、セラの家族の話を聞いてメンバーが若干ホームシックになってしまった時アムが大和の家族について聞いた途端口を濁してしまい、真理夫も一瞬だが気まずそうな顔をして話を逸らさせたなど、何らかの確執を抱えている事がうかがえる。


第24話で母親・風切和歌子は幼少の時(墓石によると、本編の15年前である平成13年(2001年))に亡くなった事が判明している。大和が度々口にしている「この星の皆は繋がっている」という言葉は、彼女が亡くなる直前に遺したものである。

また、この時の出来事から大切な人を失う事を無意識に恐れている部分が見られ、上記の無茶ぶりや一人でなんでもやろうとする所はここから来ていると思われる。実際35話でバングレイの卑怯な手により仲間たちが目の前で襲撃された時は絶望で泣き叫んでいた(しかし、とっくにバングレイの手口を読んでいたメンバーがキューブモグラを使って寸前で回避していた)。


中盤で現れたバングレイは、繋がりを信じる大和の事を気に入り、事あるごとにその信念を破壊するべく悪辣な方法で大和の事を苦しめ続けた。

  • 記憶から母親を再現し、それを目の前で攻撃、消滅させ擬似的に母の喪失を再体験させる。
  • 友人の結婚式に現れ、彼らを殺害しようとする
  • セラとタスクのコピーを作り出し、それと本物に爆弾を付けどちらかが死ななければ解除できない様にする

これらのあまりに非道な行いに対して屈する事なく立ち向かい、更にバングレイの狙いであるキューブホエールと大和が心を通わせてからはより一層狙われる様になったが、最後は仲間と共に信念を貫き見事にバングレイを撃破した。


能力の秘密

能力の秘密

他の4人のメンバーを見ると、王者の資格で変身する姿や能力は自身と同じ種になる様である。

にもかかわらず、純粋な地球人である大和は人間とは全く違う種であるイーグルの姿に変身してその能力を使っている(この不自然さはタスクも指摘している)。

さらには変身前の状態でも非常に遠くの物を発見したり、高速で飛ぶ矢を見切って落とすといった優れた視力を発揮するようになった。ただし、透明になった敵を見つけるような事はできない様子である。

この事についてアムは「視力が覚醒した」と言っているが、出生に秘密があるのか、それとも鳥男から王者の資格をもらったことが関係しているのかは不明だったが、第5話でラリーが重傷の大和に自分の力を与えた事でパワーアップした事から、バドからジューマンパワーを貰ったために覚醒した事が判明している。


父親について

父親について

大和の父親は風切景幸という医師で、世間では名医として知られているが、大和に言わせると「人の心を分かっていない」人物である。多忙な勤務医であった事から息子の大和が幼い頃から家にはあまり居なかった為親子の折り合いも悪く、妻である風切和歌子の臨終時にも急患の対処をして立ち会わなかったことをきっかけに、現在も疎遠になっている。

大和の父親に対する態度や大和自身の性格から、大和があそこまで嫌うからにはよっぽどの人でなしに違いないと一部で言われていたが、実際には「若干不器用なところもあるが高潔な医師」である。

また、妻の臨終に立ち会わなかったことについても、医者である以上は身内を目の前の患者よりも優先させる訳にはいかないという職業倫理の現れともとれる。事実、第24話では景幸が和歌子を今でも大切に思っていることが窺える。

大和自身も、子供の頃の一方的な見方のままで今も景幸を嫌っているという自覚はあり、操が恐怖を乗り越えた時には「みっちゃんは大人だよ」と漏らしている。

またアムにも景幸と大和が「肝心なことを周囲に言わないで抱え込む」という点で根本的には似た者同士であることを指摘されている。


「実は大和はジューマンとのハーフなのではないか」という説が番組開始当初は存在しており、幼少期に大和を助けた「鳥男が実は大和の父親」という説がまことしやかにささやかれていたが、第11話で一応は否定された(ただし、その後も鳥男=バドが大和の父親という説を推す人は少なからず存在した)。

第38話で明確にバドが大和の父親であるという説が否定されたが、同話に登場した「かつてジューランドでバドが助けた人間が大和の父親」という説が浮上した。この説も広く受け入れられたが、もし彼が大和の父親だとするならば、大和の過去に関する描写を見るとアラサーの和歌子さんがどう見ても10代にしか見えない少年と子供を作ったというかなり困った事態になってしまう上に、そもそも20年以上前にジューランドで死んだ人物が、和歌子が他界した15年前の時点では存命という矛盾が生じてしまう(一応、公式設定だと彼は行方不明という事になっているのだが)。

そして第42話で風切景幸が登場した事で、この説も否定された形になった。


第45話でバドが大和の実家を見つけて何か思う事があったようで、両者の間に接点が全く無い訳ではない様子だったが、第46話で両者の接点と同時に景幸が和歌子の臨終に立ち会えなかった理由が明らかになる。

妻の容態急変の連絡を受けた景幸は、病院に向かう途中で人間から襲撃されて重傷を負ったバドを発見した。景幸は和歌子の臨終に間に合わなくなるのを理解した上でバドを自宅に連れ帰って治療し、「地球上の生き物は全て繋がっている」という信念をバドに伝えた。その結果、景幸は和歌子の臨終に立ち会えなかったばかりか、大和との関係に亀裂を生む事になってしまったが、景幸はバドに気に病む必要が無いことを伝え、この事を誰にも話さないように口止めしたのだった。

バドがこれまで大和を助けてきたのは景幸に対する「和歌子の臨終に立ち会えなくしたことと、大和との間に修復不可能な亀裂を作ってしまったことへの償い」であった。

この事実を知った大和は自分の全てを否定されたかのような衝撃を受けたのだが、実は大和自身がバドに助けてもらったことで「父はバドより冷たい人」という理屈を作り上げ、それを理由に景幸と向き合うのを拒否していた節があった。しかし父との確執の原因もまたバドが関わっていたのを知ったため、上の理屈が成り立たなくなってしまったのである。


その後、第47話で気持ちを落ち着かせるべく母の墓前に赴いた大和だが、そこに一足遅れて景幸も姿を見せる(※恐らく息子と同様の目的でやって来たと思われ、お互いに親子であると感じさせられる)。また以前のように言い合う二人だったが、上の理屈が成り立たなくなりそれへ逃げる事のできなくなった大和は意を決して、「仕事優先で家族を後回しにするなよ!」と子供の頃から言いたかった不満を景幸へ吐露する。

あの日に母を喪う不安を1人で抱え込んでいたこと、そして説明してほしかった、わかりあいたかった=まだ父と繋がりたかったと言う本音をぶつけた。

そして、大和が自分は我儘を述べてしまったと謝罪したことで、景幸は、幼い子供に説明しても無駄だと逃げ、とっくに愛想を尽かされもう手遅れだと、諦めて言い訳しなかった表面的な誠実さが逆に息子との繋がりを絶ってしまったことに気づき、それでも今、息子に折れさせてしまった事で、本当に和歌子に叱られるのは自分だと謝罪した。結局アムの読み通り、二人とも肝心な事を身近な相手に言えず、そのせいでお互いすれ違っていただけであったのだ。

これによって、簡単なようでいて難しかった態度をお互いに示した景幸・大和の親子は遂に確執を解消。そして息子が自分と同じジューマンの友人(+1)を得た事を知った景幸は是非彼等に会いたいと言い、それを聞いた大和は「今度は絶対家にいなよ!」と返した。


こうして、長らく自分が抱え続けた問題をやっと解決し、完全に憂いの無くなった大和は本当の意味で『王者』となり、先んじて王者となっていた仲間達と共にデスガリアンとの最終決戦へ赴く。


最終話

最終話

『最後のゲーム』を仕掛けたシン・ジニスをサジタリアークごと地球へ引き摺り落として交戦するが、やはり強大な相手の戦闘力に圧倒された上異空間へ引き摺り込まれてしまう。

その状況を打破する為、自分の“超視力”でジニスを見た事で彼の正体が“無数のメーバの集合体”である事を知るが、それが自身へ凄まじい劣等感を持つジニスの怒りを買った事で容赦の無い反撃を受け、ジュウオウチェンジャーが破損・変身能力を失ってしまう。


しかし、自分が仲間達と共に、多くの“繋がり”を作り上げて来た地球を守ると言う意思を大和達は曲げず、生身になっても果敢にジニスへ挑む。するとそれへ地球のパワーが応えジニスへのパワー供給を遮断、ジュウオウジャーの変身アイテムを修復した。

それを持って地球の意思を汲んだ大和達6人は最後の本能覚醒をしてジニスを圧倒。直後、大和へ地球のパワーが力を貸し、それを使った大和はイーグル・ゴリラ・ホエールの力全てを持った“野生大解放”を発動。

その姿を持ってジニスと一騎打ち、激しい空中戦を繰り広げるが、「父親から逃げ回っていた自分」を乗り越えた大和「自身の本質に向き合えない」ジニスへ負ける道理は無く、相手を圧倒して地面へと叩き落とす。

そして叩き落したジニスへ仲間達と『ジュウオウファイナル』を放って打倒、悪足掻きの巨大化をした相手も自分達が築き上げた“繋がり”の力を込めたワイルドトウサイドデカキングで撃破。遂にデスガリアンとの戦いに決着を付けた。


全てが終わった後、リンクキューブを修復してジューマン達をジューランドへ帰そうとした……所で人間界とジューランドが一体化した所を目撃。

それから暫くして、そこには人間とジューマンが共存する世界を見つめながら、迷子だったブタの子供ジューマンも仲間に入れ、いつもの仲間達と穏やかな時間を過ごす大和の姿があった。


後日談の『帰ってきた動物戦隊ジュウオウジャー』では、仲間達や他ジューマンと過ごしつつ、引き続き動物学者としてフィールドワークに勤しんでいるようである。


その他

その他

プロデューサーによると、大和はジューマン達の猛獣使いと言う立ち位置らしい。


また、初期メンバー唯一の人間(地球人)である大和だが、初期設定ではレッドの変身者もジューマンだったとの事。


ちなみにゴリラは「陸の王者」、クジラは「海の王者」と言われており、それが由来となって某世界的怪獣の名前になっている。


その苦労人ポジションゆえ、『ジュウオウジャーVSニンニンジャー』ではとある中盤の戦い(実際は一同の芝居)に「なんなんだよもうどいつもこいつも!」と本気でキレた。

宇宙戦隊キュウレンジャー』の放送が開始した当初はキュウレンジャー共演したら心労で倒れるのではないかと一部の視聴者から心配されていたが、キュウレンジャー達は別の先輩と共演したため、予想された事態は避けられている。


スーパー戦隊最強バトル!!

スーパー戦隊最強バトル!!

メインキャラクターの1人として登場。OPや最終決戦の際に5人そろった場面ではマーベラスに「お前が仕切れ」と促されセンターになっているが究極大サタンに一度苦戦し立ち上がった後はほぼ完全にセンターをマーベラスに譲っており、エンディングでもマーベラスがセンターになっている

共演する面々が癖の強い者ばかりであるため、視聴者からは心配の声が上がっていた(情報解禁直後、Twitterでは「大和先生の胃」がトレンド入りした)。


戦隊シリーズの後輩に当たる(ついでにメインライターも同じ)朝加圭一郎/パトレン1号からは敬語を使われている。

本編で交流したマーベラスには「お久しぶりです」と発言している一方、ジューマンと同じく尻尾があるスティンガーに対して興味を示していた。BATTLE3では獣人型の宇宙人であるドギー・クルーガーとも対面したが、ドギーに対してはそこまで関心を見せなかった。

他のメンバー共々「変わり者」扱いされた時は困惑した様子を見せている(メンバーの大半をジューマンが占める戦隊で希少な人間なので強ち間違ってはいないのだが)。


重病を患った少年と交流しており、彼が大好きな動物がたくさんいる大草原に連れていくという約束をしていたが、ある日連絡を受けて大和が病院で見たのは闘病空しく亡くなった少年の姿だった。スーパー戦隊最強バトルを勝ち抜けばあらゆる願いを叶えることができることを知り、少年を一時的でも蘇らせて、あの日の約束を果たすという願いを胸にネメシスへとやって来た(なおこの時の大和は大切な人の最期に間に合わなかったという奇しくも父と同じような境遇を味わうことになってしまった)。


圭一郎と交戦した際は戦いの最中、圭一郎達チームの叶えたい願いは世界平和ということを聞くと変身を解除し、その願いは一個人が叶えるべきではないと相手を納得させ、なんとそのまま勝利。その時の態度が 猛獣が珍獣を相手取るような完全説得スタイルであった。

※本編では変身解除しています


BATTLE2では庇って怪我をした天晴に対して冷たくあたるマーベラスに怒りをぶつける。空陸海チームとの対戦が発表されるが、出場者が自分とマーベラス、そしてスティンガーだったため、連携が取れないと判断して1人で挑む。数の不利もあって苦戦するが、前述の願いを叶えたい一心で立ち上がるとジュウオウイーグルの野生解放でギンガグリーンとドッグファイトを演じ、陸戦ではジュウオウゴリラでガオレッドをねじ伏せ、水戦ではジュウオウホエールになってバルシャークもろとも全員倒し、見事勝利を掴む。その際に戦った相手・獅子走の言葉で「仲間を信じる」という大切なことを思い出し、マーベラスに謝罪。多少ながら険悪だった関係が改善された。


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