概要
アニメ『鬼滅の刃』と『仮面ライダーシリーズ』は共通出演者が多く、名古屋テレビなど両方放送された地域もある。
ピクシブ内では双方の作品のキャラクターが共演したり、鬼滅の刃のキャラクターが仮面ライダーのコスプレをしたり、鬼滅の刃をモチーフにしたオリジナルフォームのイラストが存在する。
ちなみに、仮面ライダーシリーズにも鬼や物の怪が登場する作品や、人を捕食する怪物と戦う作品（後者2つは人間が何らかの要因で怪人になったというもので、『鬼滅の刃』の鬼と共通する）が存在するほか、人間に特殊な記号を埋め込み、適応して生き延びた者を同族にして増やしていく種族と闘う作品が存在する。
この中で響鬼達が所属する猛士は通常の方法では殺せぬ物の怪を退治するためのNPO法人とされており、一番雰囲気が鬼殺隊に近い組織となっているが、こちらでの戦力は人が変じた鬼となっている点が大きく異なっている。
なお、同じく常人の手に負えないモンスターを狩る組織素晴らしき青空の会が保有する仮面ライダーイクサの必殺技は背景に太陽が現れて敵を袈裟斬りにするかっこいいものとなっているが、実際は太陽エネルギーでぶった切っているのではなく、ファンガイアの体組織を脆くする刃で切り裂いているので日輪刀とは原理が異なる。
一方、仮面ライダーBLACK RXのリボルケインは太陽光のエネルギー粒子を凝縮したものなので日輪刀の上位互換では？という声も上がっている。…リボルケインは剣ではないのだが、まぁ普通に刺したり斬ったりしているので実質「棒という設定の刀剣」とも言えるか。
というかBLACK自体が太陽の化身或いは太陽そのものみたいなものであることに加え、追いつめられても不思議なことが起こって土壇場で大逆転なんてこともあったりするので、ある意味鬼にとっては相性最悪の可能性が高い。
「 俺は太陽の柱!! 」
ウォズギンガファイナリーおよびその力の元である仮面ライダーギンガに至っては太陽光から「ピュアパワー」を取り出したり太陽型疑似惑星「エナジープラネット・ソーラータイプ」を操作する能力を持っており、もはや歩く太陽、天敵と言っていいだろう。
ある意味では「人を捨てた異形者」としての改造人間と鬼…、「人を捨てなければ自由（あるいは明日）をつかめなかった者」「人を捨てたことで『人を超えたと』驕る者」…、そういった根本のところへの共通項があるのだろう…。
というか、舞台は大正のはずなのにそこかしこにどこか平成を感じてしまう…はず。
本郷猛/仮面ライダー1号役で知られる藤岡弘、は、自身のTwitterアカウントにて、仮面ライダーについて
「今の若い人達は知らないかもしれないけど、仮面ライダーは暗いヒーローだった。二度と俺のように悲しみを背負った改造人間は作らせないぞ、という気持ちをエネルギーにしていたんだ。合掌、藤岡弘、」リンク
と語っており、奇しくもこれは鬼滅の刃における竈門炭治郎たち鬼殺隊と同様の動機であり信念である。
公式が最大手
バンダイより「DX日輪刀」の発売が決定したことで、更に仮面ライダーを含むスーパーヒーロータイムとの親和性が強くなっている。
実際、発売が決まった際にはTwitter上でニチアサ勢が反応を見せ、「どうみてもライダーウェポン」「セイバーの新武器かと思った」「玄田哲章がナレーションやりそう」「何年かしたらプレバンからCSM日輪刀が出て、花江夏樹が宣伝動画に出るんだろ？」等とネタにされた（このため、なぜかDX日輪刀だけでなく、まだ発売されるかもわからないCSM日輪刀までもがトレンド入りするという珍事が発生している）。
…なんて言っていたら直後にPROPLICA日輪刀が発表されてやっぱりCSM日輪刀とネタにされていた。
そして仮面ライダーセイバーがTVに現れた2020年9月6日、本当にCMがスーパーヒーロータイムで放送され、「DX日輪刀のCM」がTwitterのトレンド入りをする椿事となった。流石に玄田哲章のナレーションではなかったが、バンダイがスーパーヒーロータイムのスポンサーであるのと前述の通り一部放送局が共通する事が大きいだろう。
なお、発表当初は特撮勢から上記のような反応があった一方、肝心の鬼滅勢の間ではあまり話題になっておらず（玩具で遊ぶような年代の者がほぼいなかったと思われるので当然と言えば当然である）、売れ行きについて心配する声も上がっていたが、その後動画配信サービスなどでの全話配信や劇場版の公開などもあって児童層の間でも鬼滅人気が高まったこともあり、それなりに売れてはいる模様（少なくとも爆死に終わっているということはないようだ）。
共通出演者
仮面ライダーシリーズでの顔出し出演には☆印。
余談
仮面ライダーガッチャードデイブレイクの炎の意匠が入ったマントが煉獄杏寿郎のそれに似ていると一時期話題になった。なお、当時のエキストラからもそのように呼ばれていた模様。
関連タグ
竈門炭治郎⇔風見志郎 南光太郎 照井竜 天道総司…前者3人は敵に家族を殺されたことがきっかけで戦いに身を投じる、後者は異形の姿となった妹を守るために戦うという点が炭治郎と共通している。
秋山依里、井上正大、内田理央、なかやまきんに君…実際に『鬼滅の刃』のキャラクターコスプレをしたことがあるライダー俳優。
グロンギ（『仮面ライダークウガ』）…鬼滅の刃における敵対勢力の特徴に近いと思われる、仮面ライダーシリーズの敵対勢力。「首領ポジションの仲間意識が低く、同族の命を奪うことすら何とも思わない」「攻撃を受けても再生能力がある」「目的のために人間を襲う」「階級が存在し、条件を満たすと昇格ができる」「物語途中で同族を粛清した」点などで共通している。
仮面ライダー(スカイライダー)…OPに「不滅のライダー」という歌詞があり、これもタグ名の元ネタと考えられる。
ネズコンドル…ライダー1号と戦った怪人。名前に禰豆子が含まれている為一部で話題になった。
(ネタバレ注意!!)
