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『イナズマイレブン』シリーズの登場人物。

「マントはセーフだ!」


「何も恥じることは無い。あの人が行きつけなかったところまでお前が行ってみせるんだ」


CV:吉野裕行


プロフィール

プロフィール

イナズマイレブン

帝国学園キャプテンにして現雷門中所属の2年。ポジションはMF。

天才ゲームメーカーで、物語序盤のライバルキャラクター。

出生日は4月14日(アレスの天秤のイレブンライセンスカードより)。

イナズマイレブン5周年特別企画「ベストイレブン!国民投票!!」では、

アフロディカノン(控え)、天馬神童と共に栄えあるMFの座につく。順位は第2位。


基本的には全期間を通して冷酷且つクールなキャラクターを通しているが、エイリア編では白恋中との雪合戦の際はマントに雪が当たったのだろうか、「マントはセーフだ」などとおおはしゃぎしたり(このとき円堂や吹雪らは真剣な話をしていた)、某映画CMでは「俺のゴーグルは3D対応なんだ」と自信満々に言い放ったり、円堂と共にプリマドンナを披露したりするなど、結構中学生らしい面がある。

ゲーム1ではクールなキャラクターである事には違いないが、語尾に「かもよ?」を付ける事があるなど今では考えられない若干軽めな性格になっている。


またゲーム2では、妹である春奈から「もっと笑って!」と頬を持ち上げられ変顔を作ったり、地元の子どもからゴーグルをいじられたりするなど、公式からはいじられキャラの一人としても見られている様子。


家族構成

幼いころ飛行機事故で両親を亡くし、孤児院で生活していたところを影山にサッカーの才能を見いだされて、鬼道財閥の養子となった。

その際養父に過去を断ち切るためとして妹である春奈との一切の連絡を禁じられるが、フットボールフロンティアで3年間連続優勝することを条件に、春奈を鬼道家に迎え入れるという約束を交わしていた。

しかし春奈が今の家庭で幸せに暮らしていると知り、自分の行動は独りよがりだったと反省、同じく自分の今までの行動は独りよがりだったと謝罪する義父に「父さんに似たのかもしれない」と笑いながら返していた。


作中の動向

作中の動向

FF編(1期)

雷門中に転校してきた豪炎寺を引きずり出し、その実力を確かめるために、当時弱小チームだった雷門イレブンに試合を挑む。

その際、あえて選手を傷つけるような非道な指示を繰り出すが、どれほど痛めつけても全く闘志を失わない円堂に興味を持ち、次第にライバル視していくようになる。


その後、雷門にスパイとして潜り込んでいた土門の離反と告発を受けて帝国が40年間無敗を誇る裏には全て帝国学園総帥であった影山零治の陰謀があったことを知って彼に不信感を持ち、さらに地区大会決勝での雷門との再決戦の直前に影山が実際に卑劣な手段による雷門の排除を試みたのが決定打となり完全に影山と決別。サッカー部メンバーと共に離反する。

潜入していた鬼瓦刑事により影山が現行犯逮捕された結果として自由に行動できるようになったこともあり真っ向勝負で雷門と戦うも、結果は予想以上に強くなっていた雷門に敗れる。その後は雷門の実力を認めた上で、前回優勝校枠として出場するFF本戦の新たな戦いに備えていた。


しかしそのFFでは、影山の息のかかった謎のチーム世宇子中に仲間たちが完膚なきまでに叩きのめされて病院送りにされ、帝国学園は敗退してしまう。(アニメでは鬼道自身は怪我でベンチ要員になっていたため難を逃れた。)

そんな中で鬼道は仇を取るために響木監督のスカウトを受ける形で雷門に電撃転校。以降はチームの司令塔として雷門イレブンを支えていくことになる。


なおスマートフォン専用アプリ「イナズマイレブンエブリデイ!!+」では雷門への転校は一時的で、大会後は帝国に戻るという設定だが、アニメではその後終始雷門イレブンとして活躍、最終回で雷門中を卒業した。現実のプロサッカーでいえば、前者は期限付き移籍の満了、後者は期限付きの可能性からの完全移籍である。


雷門に来て以降(即ち1期の終盤以降)では円堂や豪炎寺とは良き友人関係となっており、後に3期の最終話付近には円堂・鬼道・豪炎寺との3人で「親友」と虎丸に評されるほどになった。

これについては転校前に円堂と二人でサッカーに関して熱く語り合い和解・意気投合するというエピソードが描かれており、彼とは既に早い時期から仲良くなっていた。

前述のように影山の卑劣な作戦を拒否し正々堂々と雷門と勝負することを選ぶなど、転校前の時点で雷門とのわかだまりは解消されつつあったこともあり、雷門加入の際も雷門メンバーからの反発や拒絶は(非常に驚かれこそしたが)それほど大きくはなかったようである。



脅威の侵略者編(2期)

世宇子に勝利してからは、時たま周囲から帝国に戻った方がいいのでは?と指摘されていた。

そのことを本人も気にしてはいたが、FF戦終了直後にエイリア学園が襲来した際の問題により、帝国学園に帰るに帰れなくなり、結局最後まで雷門の一員として本編を戦い抜き、学歴も雷門中卒となっている。後述の『デスゾーン2』の特訓の際に佐久間に背中を押されてからは気負う事がなくなっている。


しかし帝国学園に戻らなかったことで、誤解によって洗脳されたかつてのチームメイトと愛媛で対峙することとなる

真・帝国学園戦では、彼の元恩師にして教育者である影山との因縁が露わとなり、以降その関係をずるずる引き延ばしてしまう形となる。


しかしながらメンタルは安定している方であり、ダークエンペラーズに身を落とす事はなかった。

本人がゲームメイカーという事もあって、瞳子監督の意図をメンバーに解説したり、福岡で円堂が戦意喪失した際にはまとめ役として練習に専念するよう促すなど精神的な支柱として活躍している。特に必殺技習得の面においては鬼道は多大な貢献を果たしている(後述)。

そのゲームメイクには磨きがかかり、相手チームから戦術を取り入れるシーンもあった…のだが、それがあの音村楽也だったのは有名な話。詳しくはトゥントゥクにて。


アニメでは『デスゾーン2』の特訓描写が追加され(ゲームでは鬼道が警備マシンズとの試合で習得)、そこでは鬼道がデスゾーンの司令塔を担っていた理由の一端が明かされた。それによれば、デスゾーンはタイミングが重要な難しい技である為、鬼道が合図を担当していたとのこと。曰く習得には一ヶ月掛かるらしいが、一度デスゾーンを習得した上で、佐久間からの助言で「雷門流のデスゾーンは個性と個性のぶつかり合い=掛け算」と解釈。あえて回転のタイミングをずらす事で『デスゾーン2』へと昇華させた。

特訓時には一時復帰して雷門と練習試合を行ったが(この時は円堂も帝国側でプレー)、帝国メンバーとの息の合った連携プレーは健在であった。

また円堂をリベロに推薦し、メガトンヘッドの習得に導いたのも鬼道である(ゲーム版では瞳子監督からの提案であり、メガトンヘッドも京都で入手した秘伝書であった)。その際にキーパーとしての癖を矯正する為に円堂を象徴するアイテムのタイヤで体を拘束するという荒療治を見せている。



世界への挑戦編(3期)

帝国を離れてからも影山との因縁を引きずっており、イナズマジャパン結成時は影山と結託していた前科のある不動との共闘に難色を示していたが、韓国代表ファイアードラゴン戦を機に和解。本戦では生きていた「ミスターK」こと影山が育て上げたデモーニオと激突し、チームKを敗る。


またイタリア代表オルフェウス戦ではサッカー選手としての情熱を取り戻した影山自身とも和解するものの、オルフェウス戦直後に影山は事故死してしまう。


世界制覇メンバーの一員となり、その後は結局帝国学園に戻ることなく雷門中学の生徒として卒業した。



イナズマイレブンGO(ホーリーロード編)

前作から作中で10年が経過した本シリーズではアニメ14話の終盤から登場。若干性格が初期の頃に立ち戻っておりクールさが強調されている印象を受ける。

近年はイタリアリーグでプロとして活動していたが突然帰国し帝国学園の総帥に就任したという。

また春奈にはここしばらくの間連絡を入れていなかったらしい。

円堂との関係や親友であることは天馬にも知られていたことから、世間にも幅広く認知されていたものと思われる。


当初はフィフスセクターの謳う管理サッカーに迎合している様子を見せ、既に打倒フィフスを掲げて行動開始していた円堂や雷門と相まみえることになる。

しかし実際は帝国に入り込んでいたフィフスのスパイ選手「シード」を炙り出す為に演技でフィフスに従ったふりをしていただけであり、(雷門との試合でシードの生徒を特定できたこともあって)試合後に改めて味方として雷門チームに接触。帝国学園地下にレジスタンスの秘密基地を設置しており、そこで響木たちと共に打倒フィフス活動をしていることを明かした。

前作では帝国と雷門の間で思い悩んだ末に雷門の一員として腰を落ち着けていたが、今作ではあくまで自身が帝国側の人間であることを強調している(どこまでが円堂に対する演技かは不明だが)。


その後は響木の指示を受け、円堂をサポートする形でコーチとして雷門に所属することとなる。

白恋中戦から雨雲学園戦までの間には敵を調査する為に一時離脱した円堂に代わって臨時監督も務めており、練習では一見スパルタと思えるような厳しいメニューを課していた。しかしそのメニューは個人ごとに強化すべきポイントを正確に分析して作成したという鬼道らしい合理的なものであり、最初は不満を抱いていた雷門メンバーも途中で意図に気付き全力で特訓に取り組んだことで各メンバーの能力が大幅に向上した。(本人も円堂から後を託された際にそれが敢えて自分を代理に選んだ理由である事を悟っていた。)試合でも現役時代さながらの頭脳で的確な指示を出している。

あくまで今回は雷門が強大な敵に立ち向かう為の助っ人的な存在だったこともあり、HRが終了しフィフスセクターの解体が実現した後は再び帝国学園に戻った。



イナズマイレブンGO2(クロノストーン編)

クロノストーン編では10話より登場。

歴史改編の影響を受け円堂が死んだと思い込んでいたが、豪炎寺から円堂が生きている事を聞かされ、自ら天馬たちに合流する。


その後はタイムジャンプに同行し円堂大介が晩年を過ごした病院へ赴き時空最強イレブンの情報を得ようとするも頓挫。手詰まりになった所で追い討ちのようにプロトコルオメガの襲撃に遭ってしまい、咄嗟に監督を務めるものの未来人に苦戦する。後半は乱入してきた大介に監督を交代するものの、大介が選手たちに伝えた謎の指示「3D」の意味を解読し、空間をフルに使ったプレイを指示するという活躍を見せた。

何とかプロトコルオメガを撃退し大介により時空最強イレブンの詳細が明かされた後は、時空最強イレブン関連は天馬たちに任せて自身は封印されてしまった円堂を救う方法を探すべく元の時代に帰還していった。


それ以降長らく動きが無かったが、終盤で天馬らがエルドラド本部に連行された際に再登場。同じくエルドラドの仕業で時を越えて連れてこられた模様。

エルドラド側のボスであるトウドウ議長が自ら現れて「エルドラドがサッカーを消滅させなければならなかった理由」であるテロリスト集団『フェーダ』を倒すべく共闘を求めてくるという急展開の中、悩む天馬に対して「このように未来世界が存亡の危機を迎えてしまうのでは真の意味でサッカーを守ったことにはならないのではないか?」として共闘を承諾すべきだと提案。直後に奇襲で総攻撃を仕掛けてきたフェーダがサッカーの試合による最終決戦を要求してきたこともあり、この共闘は実現する運びとなる。


フェーダとの最終決戦では合同チームのひとつエルドラドチーム01の監督を務め、剣城をキャプテンに指名。第1試合を担当することとなる。

試合の流れから負けを悟ると、敢えてラインを上げての全員攻撃を指示。これは余りにも強すぎる敵を相手に絶望しつつあった自チームの士気を取り戻して反撃の狼煙を上げるため、なんとしても1点をもぎ取るべきだと考えた故の作戦であった。思惑は的中し、第2試合以降の巻き返しに繋がっていく。

余談だが鬼道も剣城も共にシリーズ最初の強敵として現れた後に主人公に影響され味方になった人物であり、似た経歴を持っている。その2人が「次を控える仲間のため」敗戦を悟りつつも最後まで全力で戦うという行動をとったのは、まさに彼らの成長あってこそだといえる。


真の最後の戦いでは豪炎寺や円堂と共にベンチに入り、フェーダのベストメンバーを結集した恐るべきチームザ・ラグーンと遂に完成した時空最強イレブンことクロノストームが繰り広げる、人類の未来と運命を賭けた大勝負の結末を見届けた。



イナズマイレブンGO3(ギャラクシー編)

ギャラクシー編では、1話で新生イナズマジャパンの対戦相手として帝国学園を率いている。この際久しぶりにマントを羽織っていた。

黒岩流星の正体を知っており、豪炎寺と共に彼に協力している。

中盤以降は宇宙が舞台となることもあってメインストーリー上の全体的な出番は少ない。




アレスの天秤

ピッチの絶対指導者」。


脅威の侵略者編のパラレルワールドである本作でも健在。

2017年3月24日放送『イナズマウォーカー』Vol.4内で放映されたパイロットフィルム第2弾で本作への登場が発表された。

今作の世界線ではフットボールフロンティアで急成長した雷門中のメンバーが全国の中学校へ『強化委員』として派遣され、雷門メンバーは散り散りになっている。

鬼道は今作における3人の主人公のひとり灰崎凌兵が在籍する星章学園へ派遣された。

(なおパイロットフィルム第1弾の時点で灰崎のセリフから鬼道が星章と何らかの関わりがあると仄めかされていた。)

旧雷門イレブンのメンバーの中ではテレビアニメでの登場が早く、灰崎のことをチームメイトとして気にかけている描写が多い。また現雷門イレブンの稲森明日人の事を一目置いていることもあってか登場回数は比較的多く、シリーズ終盤では灰崎の気持ちを汲んで彼の雷門中への転校を手助けした。

これらの行動に関しては、後述の続編「オリオンの刻印」にて『灰崎を気にかけることが多かったのは昔の自分と重なる部分が多かったから』という旨を灰崎本人に語っている。


前日譚のショートアニメ「イナズマイレブン アウターコード」第5話(2017年6月30日『イナズマウォーカーVol.6』内で放映)でも登場。久々に再会した養父とともに食事をとる一幕が描かれている。

ここでは雷門を離脱するものの帝国にも戻らないということを明らかにしていた。

鬼道家執事の袴田(CV:金尾哲夫)が作った下平目のムニエルとカツサンドの美味さに思わず翻弄されてしまい肝心の養父との会話が耳に入ってこない、というこれまでのシリアスなムードから一転してギャグ要素も入っている。

また「日本はあれだけの惨敗をしても」、「日本を世界に羽ばたかせる」という会話もしており、これは雷門のFF優勝直後の物語にして旧作とアレスの天秤の時間軸の分岐点でもあるエピソード「イナズマイレブンReloaded」において、雷門がスペインのチーム「バルセロナ・オーブ」に惨敗したことを指している。

……のだが、Reloadedの初公開は半年後の2018年1月21日に開催の『イナズマイレブン大復活祭』であり、当時は公式ネタバレ発言となってしまっていた。


アニメージュ11月号のQ&Aによると帝国に戻らず星章学園という新天地を選んだのは「自分が戻るのでは単に以前と同じだけになってしまいそうなので、佐久間のもとで新しい帝国を作ってほしい」と考えたからとのこと。



オリオンの刻印

アレスの天秤の世界線でのFFIを描く「オリオンの刻印」では、旧作の世界編(以下「旧作3期」と表記)同様イナズマジャパンの一員として登場。


第1話ではいきなり旧作3期序盤で非常に険悪な仲だった不動明王と対面したが、パラレルの世界線の本作では今回が初対面であり、しかも旧作では3期以前に暴虐の限りを尽くしていたのとは異なりこの世界線の不動は特に悪事を働いていない真っ当なサッカー選手なためか、特に険悪な雰囲気は無く和やかに互いの自己紹介を交わした。


アジア予選第1試合後、イナズマジャパンというチームに謎の違和感を抱く。その後、チームメイトの一星充が円堂に対し何やら不審な行動をしているのに気付く。悪行を阻止することに成功したものの、今度は自分がターゲットにされてしまうこととなった。また西蔭政也に一星の監視を依頼もしている。


続く第2試合中、一星がなんと味方に妨害行為を行うという信じ難い行動をとっているのが明確となる。そこで趙金雲監督に彼をベンチに下げるよう直訴を試みるが、一星は「国家友好親善大使」なので試合に出し続けなければならない規則だと返されてしまう。窮地に陥った鬼道は、自ら彼を排除することを決意。同調した灰崎・吉良の二名と結託し、後半からは一星に対してラフプレーを仕掛けて彼の妨害を封じる。

その過程で一星が倒れた際、意外にも彼に手を差し伸べる。……が、掴んだ瞬間に意図的に手を放し、「すまん、手が滑った。」と冷たく言い放つなど、強い敵意を見せる。


だが試合終了後に悲劇が起きる。

ロッカールームに立ち入ったFFI管理局の捜査で鬼道のバッグの中から見に覚えもない増強剤が発見されドーピング容疑で失格処分を受けた上に強制連行されてしまうという形で、チームからの離脱を余儀なくされてしまう。

一星あるいはその仲間による復讐の可能性は高かったが、この件は全ての黒幕であるオリオン財団の情報操作により闇へ葬り去られ、世間に知られることはなかった。


数日後にベースキャンプで西蔭から一星の動向を聞き、しばらくの間はチームへ合流できないことを明かす。後に趙から一星の詳しい事情を知ったためか、黒幕と思しきオリオン財団を調査し対策に講じることを決める。


アジア予選後には一星と対面し、一星に受けた仕打ちを袴田と共に手の込んだドッキリでやり返す。そしてこれまでの事を水に流す形で一星をチームメイトとして受け入れて握手を交わした。

またチームの司令塔を野坂と一星の2人に託し、自身はイナズマジャパンの補充メンバーを選出するため日本に残った。


……ここまで読めばお察しかもしれないが、ぶっちゃけ今作の鬼道はかなり不遇という意見が視聴者から多く上がり、本戦での復帰を望む声も目立っていた。

実際に復帰を果たしたのは最終盤であり、本性を表したオリオン財団が極秘で組織していた最強のチーム「シャドウ・オブ・オリオン」に対抗するために趙金雲が呼んだ助っ人として久々に登場する。

本来ならもう少し早いFFI本大会決勝戦のタイミングで来るはずだったが、シャドウ・オブ・オリオンの監督となった影山の動向を極秘裏に追っていたことと、彼が依頼を引き受けた理由が興味を満たすほどに大きいものだったためその件も伝えに来た。

そのままシャドウ・オブ・オリオンに対抗するための世界選抜チーム「チョウキンウンズ」のメンバーに選ばれ、最後の最後になってようやく円堂や豪炎寺とピッチに立ち共に戦うことができた。

試合では野坂とのW司令塔による全域をカバーした細やかなゲームメイクで、華麗な連係プレーを見せる。


FFI後は他の旧雷門メンバー同様に強化委員の役目を終えて雷門中へ帰還。

新たに創設されたFF秋季大会に出場し、その試合が開始するところで本作は完結する。




余談だがオリオンの刻印の最終回を記念した本作声優による応援コメントの企画にて、鬼道のCVである吉野氏は

サッカーがしたいです…サッカーやろうぜ!

というメッセージを掲載している。

…この短い文にどんな意味が込められているかは、推して図るべし。


特徴

特徴

試合中でもゴーグルとマントを着用しており、帝国学園・イナズマジャパン・星章学園・チョウキンウンズのユニフォーム時は赤(帝国・星章・イナズマジャパン(オリオン)・チョウキンウンズは暗めの赤で紐は緑、イナズマジャパン(旧作)は明るめの赤で紐は白と若干違いがある。)、雷門ユニフォーム時は青、という風にユニフォームによってマントの色を変える。

ただし、ソックスは雷門ユニフォーム時でも帝国の深緑色のものをはいている。

ちなみにゲーム1ではマントに袖がついていた(ゲームのキャラクターデザインを担当している長野拓造氏の描くイラストでは常にマントに袖がついている)。

ゴーグルは「見るべきところをより深く見る」ために影山から渡されたものである。


成長後はゴーグルのデザインが変わり、スーツを着こなしている。

また、髪をハーフアップにしており、肩にかかる部分のドレッドは解いている。


ドレッドヘアは幼少期から。髪の色は茶色。目の色は赤である。


当初は冷酷で高圧的な敵として描かれていたが、次第に人間味のある部分を見せていくようになる。

基本的には冷静沈着だが、時折非常に大人気ない、というか子供っぽい一面を覗かせることも。

ゲーム1では雷門に来てからも変わらず高圧的なままだったが、ゲーム2以降は性格の丸くなったアニメに準拠している。


逆にやぶのてんやによる漫画版ではゲーム以上に性格が過激になっており、仲間になってからも全くブレないダークヒーローぶりを見せている。「クズが!」が口癖。FFI編に至っては不動と罵倒合戦と並行して見事な連携を発揮し、アンチヒーローのお手本のような方法で点を取った。……漫画版では妹が出てこないせいなのだろうか?


彼の「初期のライバルとして雷門を痛めつけたが、主人公との関わりで心境に変化が見られ、最終的に雷門の一員となる」という展開は、イナズマイレブンシリーズではお馴染みになり、この展開は後に『GO』シリーズの剣城京介、『アレスおよびオリオン』の灰崎凌兵にも引き継がれていく(ただし理由などはそれぞれ異なる)。


帝王学の一環として料理も学んできているため、その腕前は非常に高い。

ドラマCDでは各国のフルコースを一人で作っていた。

スノーボードといったサッカー以外のスポーツもこなせるようである。


後述の通り、雷門マネージャーの一人である音無春奈とは名字は違うが兄妹であり、彼女の事を気にかける場面が多々ある。豪炎寺と共にシスコン扱いされることが多い人物の一人。


声優の吉野裕行氏は、自身もサッカー好きとして知られ、豪炎寺役の野島裕史氏とも古くから現在も仲が良い。吉野氏はGOでは速水鶴正クラーク・ワンダバットも演じており、同じ声を持ちながら全く異なるキャラクターとなっている。2期では後者を演じる時間が長い。時に2期では、3人全員が登場する回も存在し、全く異なる吉野さんキャラ3人を同時を見ることができる。


必殺技

必殺技

()内はパートナーの名前。



等。

個人技が少ないが、フォローにまわることが多く、連携必殺技は多い(彼が発動者であることがしばしば)。

また天才的なゲームメイク力があることなど、元の実力が高いためか個人技の少なさに関してはあまり問題視されていない。

しかし、この単独技の少なさによって2期での雷門イレブンは決定力に欠けていたとする指摘もある(実際に離脱者続きで吹雪に負担が集中していた)。特に豪炎寺が長期離脱していたためにイナズマブレイクや皇帝ペンギン2号といった技が使えず、まともに使えるシュートが一之瀬との連携技であるツインブーストだけという有様であった(ゲーム版ではそこそこ威力がある為、ツインブーストだけでも長期間活躍できる)。その後、豪炎寺の再加入やデスゾーン2の習得によって決定力は改善した。


因みに漫画版ではジャッジスルーダークトルネードなども使用する。


関連イラスト

関連イラスト


以下のイラストの様に、帝国学園が生み出した必殺技:皇帝ペンギン2号(発動者は鬼道)に使用されるペンギンと一緒に描かれることが多い。


また、妹である音無春奈鬼道兄妹)や同じ司令塔である不動明王W司令塔)、イナズマブレイクのトリオ(ブレイク組)、影山と関連する少年・少女たちとと共に描かれることも多い。


関連タグ

関連タグ

鬼道 イナズマイレブン イナズマイレブンGO イナズマイレブンアレスの天秤/イナズマイレブンオリオンの刻印

音無春奈 鬼道兄妹 ブレイク組 影山零治

お兄ちゃんサッカー シスコン シスコンビ やぶ鬼


他の記事言語

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Yuuto Kidou

「マントはセーフだ!」


「何も恥じることは無い。あの人が行きつけなかったところまでお前が行ってみせるんだ」


CV:吉野裕行


プロフィール

プロフィール

イナズマイレブン

帝国学園キャプテンにして現雷門中所属の2年。ポジションはMF。

天才ゲームメーカーで、物語序盤のライバルキャラクター。

出生日は4月14日(アレスの天秤のイレブンライセンスカードより)。

イナズマイレブン5周年特別企画「ベストイレブン!国民投票!!」では、

アフロディカノン(控え)、天馬神童と共に栄えあるMFの座につく。順位は第2位。


基本的には全期間を通して冷酷且つクールなキャラクターを通しているが、エイリア編では白恋中との雪合戦の際はマントに雪が当たったのだろうか、「マントはセーフだ」などとおおはしゃぎしたり(このとき円堂や吹雪らは真剣な話をしていた)、某映画CMでは「俺のゴーグルは3D対応なんだ」と自信満々に言い放ったり、円堂と共にプリマドンナを披露したりするなど、結構中学生らしい面がある。

ゲーム1ではクールなキャラクターである事には違いないが、語尾に「かもよ?」を付ける事があるなど今では考えられない若干軽めな性格になっている。


またゲーム2では、妹である春奈から「もっと笑って!」と頬を持ち上げられ変顔を作ったり、地元の子どもからゴーグルをいじられたりするなど、公式からはいじられキャラの一人としても見られている様子。


家族構成

幼いころ飛行機事故で両親を亡くし、孤児院で生活していたところを影山にサッカーの才能を見いだされて、鬼道財閥の養子となった。

その際養父に過去を断ち切るためとして妹である春奈との一切の連絡を禁じられるが、フットボールフロンティアで3年間連続優勝することを条件に、春奈を鬼道家に迎え入れるという約束を交わしていた。

しかし春奈が今の家庭で幸せに暮らしていると知り、自分の行動は独りよがりだったと反省、同じく自分の今までの行動は独りよがりだったと謝罪する義父に「父さんに似たのかもしれない」と笑いながら返していた。


作中の動向

作中の動向

FF編(1期)

雷門中に転校してきた豪炎寺を引きずり出し、その実力を確かめるために、当時弱小チームだった雷門イレブンに試合を挑む。

その際、あえて選手を傷つけるような非道な指示を繰り出すが、どれほど痛めつけても全く闘志を失わない円堂に興味を持ち、次第にライバル視していくようになる。


その後、雷門にスパイとして潜り込んでいた土門の離反と告発を受けて帝国が40年間無敗を誇る裏には全て帝国学園総帥であった影山零治の陰謀があったことを知って彼に不信感を持ち、さらに地区大会決勝での雷門との再決戦の直前に影山が実際に卑劣な手段による雷門の排除を試みたのが決定打となり完全に影山と決別。サッカー部メンバーと共に離反する。

潜入していた鬼瓦刑事により影山が現行犯逮捕された結果として自由に行動できるようになったこともあり真っ向勝負で雷門と戦うも、結果は予想以上に強くなっていた雷門に敗れる。その後は雷門の実力を認めた上で、前回優勝校枠として出場するFF本戦の新たな戦いに備えていた。


しかしそのFFでは、影山の息のかかった謎のチーム世宇子中に仲間たちが完膚なきまでに叩きのめされて病院送りにされ、帝国学園は敗退してしまう。(アニメでは鬼道自身は怪我でベンチ要員になっていたため難を逃れた。)

そんな中で鬼道は仇を取るために響木監督のスカウトを受ける形で雷門に電撃転校。以降はチームの司令塔として雷門イレブンを支えていくことになる。


なおスマートフォン専用アプリ「イナズマイレブンエブリデイ!!+」では雷門への転校は一時的で、大会後は帝国に戻るという設定だが、アニメではその後終始雷門イレブンとして活躍、最終回で雷門中を卒業した。現実のプロサッカーでいえば、前者は期限付き移籍の満了、後者は期限付きの可能性からの完全移籍である。


雷門に来て以降(即ち1期の終盤以降)では円堂や豪炎寺とは良き友人関係となっており、後に3期の最終話付近には円堂・鬼道・豪炎寺との3人で「親友」と虎丸に評されるほどになった。

これについては転校前に円堂と二人でサッカーに関して熱く語り合い和解・意気投合するというエピソードが描かれており、彼とは既に早い時期から仲良くなっていた。

前述のように影山の卑劣な作戦を拒否し正々堂々と雷門と勝負することを選ぶなど、転校前の時点で雷門とのわかだまりは解消されつつあったこともあり、雷門加入の際も雷門メンバーからの反発や拒絶は(非常に驚かれこそしたが)それほど大きくはなかったようである。



脅威の侵略者編(2期)

世宇子に勝利してからは、時たま周囲から帝国に戻った方がいいのでは?と指摘されていた。

そのことを本人も気にしてはいたが、FF戦終了直後にエイリア学園が襲来した際の問題により、帝国学園に帰るに帰れなくなり、結局最後まで雷門の一員として本編を戦い抜き、学歴も雷門中卒となっている。後述の『デスゾーン2』の特訓の際に佐久間に背中を押されてからは気負う事がなくなっている。


しかし帝国学園に戻らなかったことで、誤解によって洗脳されたかつてのチームメイトと愛媛で対峙することとなる

真・帝国学園戦では、彼の元恩師にして教育者である影山との因縁が露わとなり、以降その関係をずるずる引き延ばしてしまう形となる。


しかしながらメンタルは安定している方であり、ダークエンペラーズに身を落とす事はなかった。

本人がゲームメイカーという事もあって、瞳子監督の意図をメンバーに解説したり、福岡で円堂が戦意喪失した際にはまとめ役として練習に専念するよう促すなど精神的な支柱として活躍している。特に必殺技習得の面においては鬼道は多大な貢献を果たしている(後述)。

そのゲームメイクには磨きがかかり、相手チームから戦術を取り入れるシーンもあった…のだが、それがあの音村楽也だったのは有名な話。詳しくはトゥントゥクにて。


アニメでは『デスゾーン2』の特訓描写が追加され(ゲームでは鬼道が警備マシンズとの試合で習得)、そこでは鬼道がデスゾーンの司令塔を担っていた理由の一端が明かされた。それによれば、デスゾーンはタイミングが重要な難しい技である為、鬼道が合図を担当していたとのこと。曰く習得には一ヶ月掛かるらしいが、一度デスゾーンを習得した上で、佐久間からの助言で「雷門流のデスゾーンは個性と個性のぶつかり合い=掛け算」と解釈。あえて回転のタイミングをずらす事で『デスゾーン2』へと昇華させた。

特訓時には一時復帰して雷門と練習試合を行ったが(この時は円堂も帝国側でプレー)、帝国メンバーとの息の合った連携プレーは健在であった。

また円堂をリベロに推薦し、メガトンヘッドの習得に導いたのも鬼道である(ゲーム版では瞳子監督からの提案であり、メガトンヘッドも京都で入手した秘伝書であった)。その際にキーパーとしての癖を矯正する為に円堂を象徴するアイテムのタイヤで体を拘束するという荒療治を見せている。



世界への挑戦編(3期)

帝国を離れてからも影山との因縁を引きずっており、イナズマジャパン結成時は影山と結託していた前科のある不動との共闘に難色を示していたが、韓国代表ファイアードラゴン戦を機に和解。本戦では生きていた「ミスターK」こと影山が育て上げたデモーニオと激突し、チームKを敗る。


またイタリア代表オルフェウス戦ではサッカー選手としての情熱を取り戻した影山自身とも和解するものの、オルフェウス戦直後に影山は事故死してしまう。


世界制覇メンバーの一員となり、その後は結局帝国学園に戻ることなく雷門中学の生徒として卒業した。



イナズマイレブンGO(ホーリーロード編)

前作から作中で10年が経過した本シリーズではアニメ14話の終盤から登場。若干性格が初期の頃に立ち戻っておりクールさが強調されている印象を受ける。

近年はイタリアリーグでプロとして活動していたが突然帰国し帝国学園の総帥に就任したという。

また春奈にはここしばらくの間連絡を入れていなかったらしい。

円堂との関係や親友であることは天馬にも知られていたことから、世間にも幅広く認知されていたものと思われる。


当初はフィフスセクターの謳う管理サッカーに迎合している様子を見せ、既に打倒フィフスを掲げて行動開始していた円堂や雷門と相まみえることになる。

しかし実際は帝国に入り込んでいたフィフスのスパイ選手「シード」を炙り出す為に演技でフィフスに従ったふりをしていただけであり、(雷門との試合でシードの生徒を特定できたこともあって)試合後に改めて味方として雷門チームに接触。帝国学園地下にレジスタンスの秘密基地を設置しており、そこで響木たちと共に打倒フィフス活動をしていることを明かした。

前作では帝国と雷門の間で思い悩んだ末に雷門の一員として腰を落ち着けていたが、今作ではあくまで自身が帝国側の人間であることを強調している(どこまでが円堂に対する演技かは不明だが)。


その後は響木の指示を受け、円堂をサポートする形でコーチとして雷門に所属することとなる。

白恋中戦から雨雲学園戦までの間には敵を調査する為に一時離脱した円堂に代わって臨時監督も務めており、練習では一見スパルタと思えるような厳しいメニューを課していた。しかしそのメニューは個人ごとに強化すべきポイントを正確に分析して作成したという鬼道らしい合理的なものであり、最初は不満を抱いていた雷門メンバーも途中で意図に気付き全力で特訓に取り組んだことで各メンバーの能力が大幅に向上した。(本人も円堂から後を託された際にそれが敢えて自分を代理に選んだ理由である事を悟っていた。)試合でも現役時代さながらの頭脳で的確な指示を出している。

あくまで今回は雷門が強大な敵に立ち向かう為の助っ人的な存在だったこともあり、HRが終了しフィフスセクターの解体が実現した後は再び帝国学園に戻った。



イナズマイレブンGO2(クロノストーン編)

クロノストーン編では10話より登場。

歴史改編の影響を受け円堂が死んだと思い込んでいたが、豪炎寺から円堂が生きている事を聞かされ、自ら天馬たちに合流する。


その後はタイムジャンプに同行し円堂大介が晩年を過ごした病院へ赴き時空最強イレブンの情報を得ようとするも頓挫。手詰まりになった所で追い討ちのようにプロトコルオメガの襲撃に遭ってしまい、咄嗟に監督を務めるものの未来人に苦戦する。後半は乱入してきた大介に監督を交代するものの、大介が選手たちに伝えた謎の指示「3D」の意味を解読し、空間をフルに使ったプレイを指示するという活躍を見せた。

何とかプロトコルオメガを撃退し大介により時空最強イレブンの詳細が明かされた後は、時空最強イレブン関連は天馬たちに任せて自身は封印されてしまった円堂を救う方法を探すべく元の時代に帰還していった。


それ以降長らく動きが無かったが、終盤で天馬らがエルドラド本部に連行された際に再登場。同じくエルドラドの仕業で時を越えて連れてこられた模様。

エルドラド側のボスであるトウドウ議長が自ら現れて「エルドラドがサッカーを消滅させなければならなかった理由」であるテロリスト集団『フェーダ』を倒すべく共闘を求めてくるという急展開の中、悩む天馬に対して「このように未来世界が存亡の危機を迎えてしまうのでは真の意味でサッカーを守ったことにはならないのではないか?」として共闘を承諾すべきだと提案。直後に奇襲で総攻撃を仕掛けてきたフェーダがサッカーの試合による最終決戦を要求してきたこともあり、この共闘は実現する運びとなる。


フェーダとの最終決戦では合同チームのひとつエルドラドチーム01の監督を務め、剣城をキャプテンに指名。第1試合を担当することとなる。

試合の流れから負けを悟ると、敢えてラインを上げての全員攻撃を指示。これは余りにも強すぎる敵を相手に絶望しつつあった自チームの士気を取り戻して反撃の狼煙を上げるため、なんとしても1点をもぎ取るべきだと考えた故の作戦であった。思惑は的中し、第2試合以降の巻き返しに繋がっていく。

余談だが鬼道も剣城も共にシリーズ最初の強敵として現れた後に主人公に影響され味方になった人物であり、似た経歴を持っている。その2人が「次を控える仲間のため」敗戦を悟りつつも最後まで全力で戦うという行動をとったのは、まさに彼らの成長あってこそだといえる。


真の最後の戦いでは豪炎寺や円堂と共にベンチに入り、フェーダのベストメンバーを結集した恐るべきチームザ・ラグーンと遂に完成した時空最強イレブンことクロノストームが繰り広げる、人類の未来と運命を賭けた大勝負の結末を見届けた。



イナズマイレブンGO3(ギャラクシー編)

ギャラクシー編では、1話で新生イナズマジャパンの対戦相手として帝国学園を率いている。この際久しぶりにマントを羽織っていた。

黒岩流星の正体を知っており、豪炎寺と共に彼に協力している。

中盤以降は宇宙が舞台となることもあってメインストーリー上の全体的な出番は少ない。




アレスの天秤

ピッチの絶対指導者」。


脅威の侵略者編のパラレルワールドである本作でも健在。

2017年3月24日放送『イナズマウォーカー』Vol.4内で放映されたパイロットフィルム第2弾で本作への登場が発表された。

今作の世界線ではフットボールフロンティアで急成長した雷門中のメンバーが全国の中学校へ『強化委員』として派遣され、雷門メンバーは散り散りになっている。

鬼道は今作における3人の主人公のひとり灰崎凌兵が在籍する星章学園へ派遣された。

(なおパイロットフィルム第1弾の時点で灰崎のセリフから鬼道が星章と何らかの関わりがあると仄めかされていた。)

旧雷門イレブンのメンバーの中ではテレビアニメでの登場が早く、灰崎のことをチームメイトとして気にかけている描写が多い。また現雷門イレブンの稲森明日人の事を一目置いていることもあってか登場回数は比較的多く、シリーズ終盤では灰崎の気持ちを汲んで彼の雷門中への転校を手助けした。

これらの行動に関しては、後述の続編「オリオンの刻印」にて『灰崎を気にかけることが多かったのは昔の自分と重なる部分が多かったから』という旨を灰崎本人に語っている。


前日譚のショートアニメ「イナズマイレブン アウターコード」第5話(2017年6月30日『イナズマウォーカーVol.6』内で放映)でも登場。久々に再会した養父とともに食事をとる一幕が描かれている。

ここでは雷門を離脱するものの帝国にも戻らないということを明らかにしていた。

鬼道家執事の袴田(CV:金尾哲夫)が作った下平目のムニエルとカツサンドの美味さに思わず翻弄されてしまい肝心の養父との会話が耳に入ってこない、というこれまでのシリアスなムードから一転してギャグ要素も入っている。

また「日本はあれだけの惨敗をしても」、「日本を世界に羽ばたかせる」という会話もしており、これは雷門のFF優勝直後の物語にして旧作とアレスの天秤の時間軸の分岐点でもあるエピソード「イナズマイレブンReloaded」において、雷門がスペインのチーム「バルセロナ・オーブ」に惨敗したことを指している。

……のだが、Reloadedの初公開は半年後の2018年1月21日に開催の『イナズマイレブン大復活祭』であり、当時は公式ネタバレ発言となってしまっていた。


アニメージュ11月号のQ&Aによると帝国に戻らず星章学園という新天地を選んだのは「自分が戻るのでは単に以前と同じだけになってしまいそうなので、佐久間のもとで新しい帝国を作ってほしい」と考えたからとのこと。



オリオンの刻印

アレスの天秤の世界線でのFFIを描く「オリオンの刻印」では、旧作の世界編(以下「旧作3期」と表記)同様イナズマジャパンの一員として登場。


第1話ではいきなり旧作3期序盤で非常に険悪な仲だった不動明王と対面したが、パラレルの世界線の本作では今回が初対面であり、しかも旧作では3期以前に暴虐の限りを尽くしていたのとは異なりこの世界線の不動は特に悪事を働いていない真っ当なサッカー選手なためか、特に険悪な雰囲気は無く和やかに互いの自己紹介を交わした。


アジア予選第1試合後、イナズマジャパンというチームに謎の違和感を抱く。その後、チームメイトの一星充が円堂に対し何やら不審な行動をしているのに気付く。悪行を阻止することに成功したものの、今度は自分がターゲットにされてしまうこととなった。また西蔭政也に一星の監視を依頼もしている。


続く第2試合中、一星がなんと味方に妨害行為を行うという信じ難い行動をとっているのが明確となる。そこで趙金雲監督に彼をベンチに下げるよう直訴を試みるが、一星は「国家友好親善大使」なので試合に出し続けなければならない規則だと返されてしまう。窮地に陥った鬼道は、自ら彼を排除することを決意。同調した灰崎・吉良の二名と結託し、後半からは一星に対してラフプレーを仕掛けて彼の妨害を封じる。

その過程で一星が倒れた際、意外にも彼に手を差し伸べる。……が、掴んだ瞬間に意図的に手を放し、「すまん、手が滑った。」と冷たく言い放つなど、強い敵意を見せる。


だが試合終了後に悲劇が起きる。

ロッカールームに立ち入ったFFI管理局の捜査で鬼道のバッグの中から見に覚えもない増強剤が発見されドーピング容疑で失格処分を受けた上に強制連行されてしまうという形で、チームからの離脱を余儀なくされてしまう。

一星あるいはその仲間による復讐の可能性は高かったが、この件は全ての黒幕であるオリオン財団の情報操作により闇へ葬り去られ、世間に知られることはなかった。


数日後にベースキャンプで西蔭から一星の動向を聞き、しばらくの間はチームへ合流できないことを明かす。後に趙から一星の詳しい事情を知ったためか、黒幕と思しきオリオン財団を調査し対策に講じることを決める。


アジア予選後には一星と対面し、一星に受けた仕打ちを袴田と共に手の込んだドッキリでやり返す。そしてこれまでの事を水に流す形で一星をチームメイトとして受け入れて握手を交わした。

またチームの司令塔を野坂と一星の2人に託し、自身はイナズマジャパンの補充メンバーを選出するため日本に残った。


……ここまで読めばお察しかもしれないが、ぶっちゃけ今作の鬼道はかなり不遇という意見が視聴者から多く上がり、本戦での復帰を望む声も目立っていた。

実際に復帰を果たしたのは最終盤であり、本性を表したオリオン財団が極秘で組織していた最強のチーム「シャドウ・オブ・オリオン」に対抗するために趙金雲が呼んだ助っ人として久々に登場する。

本来ならもう少し早いFFI本大会決勝戦のタイミングで来るはずだったが、シャドウ・オブ・オリオンの監督となった影山の動向を極秘裏に追っていたことと、彼が依頼を引き受けた理由が興味を満たすほどに大きいものだったためその件も伝えに来た。

そのままシャドウ・オブ・オリオンに対抗するための世界選抜チーム「チョウキンウンズ」のメンバーに選ばれ、最後の最後になってようやく円堂や豪炎寺とピッチに立ち共に戦うことができた。

試合では野坂とのW司令塔による全域をカバーした細やかなゲームメイクで、華麗な連係プレーを見せる。


FFI後は他の旧雷門メンバー同様に強化委員の役目を終えて雷門中へ帰還。

新たに創設されたFF秋季大会に出場し、その試合が開始するところで本作は完結する。




余談だがオリオンの刻印の最終回を記念した本作声優による応援コメントの企画にて、鬼道のCVである吉野氏は

サッカーがしたいです…サッカーやろうぜ!

というメッセージを掲載している。

…この短い文にどんな意味が込められているかは、推して図るべし。


特徴

特徴

試合中でもゴーグルとマントを着用しており、帝国学園・イナズマジャパン・星章学園・チョウキンウンズのユニフォーム時は赤(帝国・星章・イナズマジャパン(オリオン)・チョウキンウンズは暗めの赤で紐は緑、イナズマジャパン(旧作)は明るめの赤で紐は白と若干違いがある。)、雷門ユニフォーム時は青、という風にユニフォームによってマントの色を変える。

ただし、ソックスは雷門ユニフォーム時でも帝国の深緑色のものをはいている。

ちなみにゲーム1ではマントに袖がついていた(ゲームのキャラクターデザインを担当している長野拓造氏の描くイラストでは常にマントに袖がついている)。

ゴーグルは「見るべきところをより深く見る」ために影山から渡されたものである。


成長後はゴーグルのデザインが変わり、スーツを着こなしている。

また、髪をハーフアップにしており、肩にかかる部分のドレッドは解いている。


ドレッドヘアは幼少期から。髪の色は茶色。目の色は赤である。


当初は冷酷で高圧的な敵として描かれていたが、次第に人間味のある部分を見せていくようになる。

基本的には冷静沈着だが、時折非常に大人気ない、というか子供っぽい一面を覗かせることも。

ゲーム1では雷門に来てからも変わらず高圧的なままだったが、ゲーム2以降は性格の丸くなったアニメに準拠している。


逆にやぶのてんやによる漫画版ではゲーム以上に性格が過激になっており、仲間になってからも全くブレないダークヒーローぶりを見せている。「クズが!」が口癖。FFI編に至っては不動と罵倒合戦と並行して見事な連携を発揮し、アンチヒーローのお手本のような方法で点を取った。……漫画版では妹が出てこないせいなのだろうか?


彼の「初期のライバルとして雷門を痛めつけたが、主人公との関わりで心境に変化が見られ、最終的に雷門の一員となる」という展開は、イナズマイレブンシリーズではお馴染みになり、この展開は後に『GO』シリーズの剣城京介、『アレスおよびオリオン』の灰崎凌兵にも引き継がれていく(ただし理由などはそれぞれ異なる)。


帝王学の一環として料理も学んできているため、その腕前は非常に高い。

ドラマCDでは各国のフルコースを一人で作っていた。

スノーボードといったサッカー以外のスポーツもこなせるようである。


後述の通り、雷門マネージャーの一人である音無春奈とは名字は違うが兄妹であり、彼女の事を気にかける場面が多々ある。豪炎寺と共にシスコン扱いされることが多い人物の一人。


声優の吉野裕行氏は、自身もサッカー好きとして知られ、豪炎寺役の野島裕史氏とも古くから現在も仲が良い。吉野氏はGOでは速水鶴正クラーク・ワンダバットも演じており、同じ声を持ちながら全く異なるキャラクターとなっている。2期では後者を演じる時間が長い。時に2期では、3人全員が登場する回も存在し、全く異なる吉野さんキャラ3人を同時を見ることができる。


必殺技

必殺技

()内はパートナーの名前。



等。

個人技が少ないが、フォローにまわることが多く、連携必殺技は多い(彼が発動者であることがしばしば)。

また天才的なゲームメイク力があることなど、元の実力が高いためか個人技の少なさに関してはあまり問題視されていない。

しかし、この単独技の少なさによって2期での雷門イレブンは決定力に欠けていたとする指摘もある(実際に離脱者続きで吹雪に負担が集中していた)。特に豪炎寺が長期離脱していたためにイナズマブレイクや皇帝ペンギン2号といった技が使えず、まともに使えるシュートが一之瀬との連携技であるツインブーストだけという有様であった(ゲーム版ではそこそこ威力がある為、ツインブーストだけでも長期間活躍できる)。その後、豪炎寺の再加入やデスゾーン2の習得によって決定力は改善した。


因みに漫画版ではジャッジスルーダークトルネードなども使用する。


関連イラスト

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以下のイラストの様に、帝国学園が生み出した必殺技:皇帝ペンギン2号(発動者は鬼道)に使用されるペンギンと一緒に描かれることが多い。


また、妹である音無春奈鬼道兄妹)や同じ司令塔である不動明王W司令塔)、イナズマブレイクのトリオ(ブレイク組)、影山と関連する少年・少女たちとと共に描かれることも多い。


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このタグがついたpixivの作品閲覧データ

『イナズマイレブン』シリーズの登場人物。

「マントはセーフだ!」


「何も恥じることは無い。あの人が行きつけなかったところまでお前が行ってみせるんだ」


CV:吉野裕行


プロフィール

プロフィール

イナズマイレブン

帝国学園キャプテンにして現雷門中所属の2年。ポジションはMF。

天才ゲームメーカーで、物語序盤のライバルキャラクター。

出生日は4月14日(アレスの天秤のイレブンライセンスカードより)。

イナズマイレブン5周年特別企画「ベストイレブン!国民投票!!」では、

アフロディカノン(控え)、天馬神童と共に栄えあるMFの座につく。順位は第2位。


基本的には全期間を通して冷酷且つクールなキャラクターを通しているが、エイリア編では白恋中との雪合戦の際はマントに雪が当たったのだろうか、「マントはセーフだ」などとおおはしゃぎしたり(このとき円堂や吹雪らは真剣な話をしていた)、某映画CMでは「俺のゴーグルは3D対応なんだ」と自信満々に言い放ったり、円堂と共にプリマドンナを披露したりするなど、結構中学生らしい面がある。

ゲーム1ではクールなキャラクターである事には違いないが、語尾に「かもよ?」を付ける事があるなど今では考えられない若干軽めな性格になっている。


またゲーム2では、妹である春奈から「もっと笑って!」と頬を持ち上げられ変顔を作ったり、地元の子どもからゴーグルをいじられたりするなど、公式からはいじられキャラの一人としても見られている様子。


家族構成

幼いころ飛行機事故で両親を亡くし、孤児院で生活していたところを影山にサッカーの才能を見いだされて、鬼道財閥の養子となった。

その際養父に過去を断ち切るためとして妹である春奈との一切の連絡を禁じられるが、フットボールフロンティアで3年間連続優勝することを条件に、春奈を鬼道家に迎え入れるという約束を交わしていた。

しかし春奈が今の家庭で幸せに暮らしていると知り、自分の行動は独りよがりだったと反省、同じく自分の今までの行動は独りよがりだったと謝罪する義父に「父さんに似たのかもしれない」と笑いながら返していた。


作中の動向

作中の動向

FF編(1期)

雷門中に転校してきた豪炎寺を引きずり出し、その実力を確かめるために、当時弱小チームだった雷門イレブンに試合を挑む。

その際、あえて選手を傷つけるような非道な指示を繰り出すが、どれほど痛めつけても全く闘志を失わない円堂に興味を持ち、次第にライバル視していくようになる。


その後、雷門にスパイとして潜り込んでいた土門の離反と告発を受けて帝国が40年間無敗を誇る裏には全て帝国学園総帥であった影山零治の陰謀があったことを知って彼に不信感を持ち、さらに地区大会決勝での雷門との再決戦の直前に影山が実際に卑劣な手段による雷門の排除を試みたのが決定打となり完全に影山と決別。サッカー部メンバーと共に離反する。

潜入していた鬼瓦刑事により影山が現行犯逮捕された結果として自由に行動できるようになったこともあり真っ向勝負で雷門と戦うも、結果は予想以上に強くなっていた雷門に敗れる。その後は雷門の実力を認めた上で、前回優勝校枠として出場するFF本戦の新たな戦いに備えていた。


しかしそのFFでは、影山の息のかかった謎のチーム世宇子中に仲間たちが完膚なきまでに叩きのめされて病院送りにされ、帝国学園は敗退してしまう。(アニメでは鬼道自身は怪我でベンチ要員になっていたため難を逃れた。)

そんな中で鬼道は仇を取るために響木監督のスカウトを受ける形で雷門に電撃転校。以降はチームの司令塔として雷門イレブンを支えていくことになる。


なおスマートフォン専用アプリ「イナズマイレブンエブリデイ!!+」では雷門への転校は一時的で、大会後は帝国に戻るという設定だが、アニメではその後終始雷門イレブンとして活躍、最終回で雷門中を卒業した。現実のプロサッカーでいえば、前者は期限付き移籍の満了、後者は期限付きの可能性からの完全移籍である。


雷門に来て以降(即ち1期の終盤以降)では円堂や豪炎寺とは良き友人関係となっており、後に3期の最終話付近には円堂・鬼道・豪炎寺との3人で「親友」と虎丸に評されるほどになった。

これについては転校前に円堂と二人でサッカーに関して熱く語り合い和解・意気投合するというエピソードが描かれており、彼とは既に早い時期から仲良くなっていた。

前述のように影山の卑劣な作戦を拒否し正々堂々と雷門と勝負することを選ぶなど、転校前の時点で雷門とのわかだまりは解消されつつあったこともあり、雷門加入の際も雷門メンバーからの反発や拒絶は(非常に驚かれこそしたが)それほど大きくはなかったようである。



脅威の侵略者編(2期)

世宇子に勝利してからは、時たま周囲から帝国に戻った方がいいのでは?と指摘されていた。

そのことを本人も気にしてはいたが、FF戦終了直後にエイリア学園が襲来した際の問題により、帝国学園に帰るに帰れなくなり、結局最後まで雷門の一員として本編を戦い抜き、学歴も雷門中卒となっている。後述の『デスゾーン2』の特訓の際に佐久間に背中を押されてからは気負う事がなくなっている。


しかし帝国学園に戻らなかったことで、誤解によって洗脳されたかつてのチームメイトと愛媛で対峙することとなる

真・帝国学園戦では、彼の元恩師にして教育者である影山との因縁が露わとなり、以降その関係をずるずる引き延ばしてしまう形となる。


しかしながらメンタルは安定している方であり、ダークエンペラーズに身を落とす事はなかった。

本人がゲームメイカーという事もあって、瞳子監督の意図をメンバーに解説したり、福岡で円堂が戦意喪失した際にはまとめ役として練習に専念するよう促すなど精神的な支柱として活躍している。特に必殺技習得の面においては鬼道は多大な貢献を果たしている(後述)。

そのゲームメイクには磨きがかかり、相手チームから戦術を取り入れるシーンもあった…のだが、それがあの音村楽也だったのは有名な話。詳しくはトゥントゥクにて。


アニメでは『デスゾーン2』の特訓描写が追加され(ゲームでは鬼道が警備マシンズとの試合で習得)、そこでは鬼道がデスゾーンの司令塔を担っていた理由の一端が明かされた。それによれば、デスゾーンはタイミングが重要な難しい技である為、鬼道が合図を担当していたとのこと。曰く習得には一ヶ月掛かるらしいが、一度デスゾーンを習得した上で、佐久間からの助言で「雷門流のデスゾーンは個性と個性のぶつかり合い=掛け算」と解釈。あえて回転のタイミングをずらす事で『デスゾーン2』へと昇華させた。

特訓時には一時復帰して雷門と練習試合を行ったが(この時は円堂も帝国側でプレー)、帝国メンバーとの息の合った連携プレーは健在であった。

また円堂をリベロに推薦し、メガトンヘッドの習得に導いたのも鬼道である(ゲーム版では瞳子監督からの提案であり、メガトンヘッドも京都で入手した秘伝書であった)。その際にキーパーとしての癖を矯正する為に円堂を象徴するアイテムのタイヤで体を拘束するという荒療治を見せている。



世界への挑戦編(3期)

帝国を離れてからも影山との因縁を引きずっており、イナズマジャパン結成時は影山と結託していた前科のある不動との共闘に難色を示していたが、韓国代表ファイアードラゴン戦を機に和解。本戦では生きていた「ミスターK」こと影山が育て上げたデモーニオと激突し、チームKを敗る。


またイタリア代表オルフェウス戦ではサッカー選手としての情熱を取り戻した影山自身とも和解するものの、オルフェウス戦直後に影山は事故死してしまう。


世界制覇メンバーの一員となり、その後は結局帝国学園に戻ることなく雷門中学の生徒として卒業した。



イナズマイレブンGO(ホーリーロード編)

前作から作中で10年が経過した本シリーズではアニメ14話の終盤から登場。若干性格が初期の頃に立ち戻っておりクールさが強調されている印象を受ける。

近年はイタリアリーグでプロとして活動していたが突然帰国し帝国学園の総帥に就任したという。

また春奈にはここしばらくの間連絡を入れていなかったらしい。

円堂との関係や親友であることは天馬にも知られていたことから、世間にも幅広く認知されていたものと思われる。


当初はフィフスセクターの謳う管理サッカーに迎合している様子を見せ、既に打倒フィフスを掲げて行動開始していた円堂や雷門と相まみえることになる。

しかし実際は帝国に入り込んでいたフィフスのスパイ選手「シード」を炙り出す為に演技でフィフスに従ったふりをしていただけであり、(雷門との試合でシードの生徒を特定できたこともあって)試合後に改めて味方として雷門チームに接触。帝国学園地下にレジスタンスの秘密基地を設置しており、そこで響木たちと共に打倒フィフス活動をしていることを明かした。

前作では帝国と雷門の間で思い悩んだ末に雷門の一員として腰を落ち着けていたが、今作ではあくまで自身が帝国側の人間であることを強調している(どこまでが円堂に対する演技かは不明だが)。


その後は響木の指示を受け、円堂をサポートする形でコーチとして雷門に所属することとなる。

白恋中戦から雨雲学園戦までの間には敵を調査する為に一時離脱した円堂に代わって臨時監督も務めており、練習では一見スパルタと思えるような厳しいメニューを課していた。しかしそのメニューは個人ごとに強化すべきポイントを正確に分析して作成したという鬼道らしい合理的なものであり、最初は不満を抱いていた雷門メンバーも途中で意図に気付き全力で特訓に取り組んだことで各メンバーの能力が大幅に向上した。(本人も円堂から後を託された際にそれが敢えて自分を代理に選んだ理由である事を悟っていた。)試合でも現役時代さながらの頭脳で的確な指示を出している。

あくまで今回は雷門が強大な敵に立ち向かう為の助っ人的な存在だったこともあり、HRが終了しフィフスセクターの解体が実現した後は再び帝国学園に戻った。



イナズマイレブンGO2(クロノストーン編)

クロノストーン編では10話より登場。

歴史改編の影響を受け円堂が死んだと思い込んでいたが、豪炎寺から円堂が生きている事を聞かされ、自ら天馬たちに合流する。


その後はタイムジャンプに同行し円堂大介が晩年を過ごした病院へ赴き時空最強イレブンの情報を得ようとするも頓挫。手詰まりになった所で追い討ちのようにプロトコルオメガの襲撃に遭ってしまい、咄嗟に監督を務めるものの未来人に苦戦する。後半は乱入してきた大介に監督を交代するものの、大介が選手たちに伝えた謎の指示「3D」の意味を解読し、空間をフルに使ったプレイを指示するという活躍を見せた。

何とかプロトコルオメガを撃退し大介により時空最強イレブンの詳細が明かされた後は、時空最強イレブン関連は天馬たちに任せて自身は封印されてしまった円堂を救う方法を探すべく元の時代に帰還していった。


それ以降長らく動きが無かったが、終盤で天馬らがエルドラド本部に連行された際に再登場。同じくエルドラドの仕業で時を越えて連れてこられた模様。

エルドラド側のボスであるトウドウ議長が自ら現れて「エルドラドがサッカーを消滅させなければならなかった理由」であるテロリスト集団『フェーダ』を倒すべく共闘を求めてくるという急展開の中、悩む天馬に対して「このように未来世界が存亡の危機を迎えてしまうのでは真の意味でサッカーを守ったことにはならないのではないか?」として共闘を承諾すべきだと提案。直後に奇襲で総攻撃を仕掛けてきたフェーダがサッカーの試合による最終決戦を要求してきたこともあり、この共闘は実現する運びとなる。


フェーダとの最終決戦では合同チームのひとつエルドラドチーム01の監督を務め、剣城をキャプテンに指名。第1試合を担当することとなる。

試合の流れから負けを悟ると、敢えてラインを上げての全員攻撃を指示。これは余りにも強すぎる敵を相手に絶望しつつあった自チームの士気を取り戻して反撃の狼煙を上げるため、なんとしても1点をもぎ取るべきだと考えた故の作戦であった。思惑は的中し、第2試合以降の巻き返しに繋がっていく。

余談だが鬼道も剣城も共にシリーズ最初の強敵として現れた後に主人公に影響され味方になった人物であり、似た経歴を持っている。その2人が「次を控える仲間のため」敗戦を悟りつつも最後まで全力で戦うという行動をとったのは、まさに彼らの成長あってこそだといえる。


真の最後の戦いでは豪炎寺や円堂と共にベンチに入り、フェーダのベストメンバーを結集した恐るべきチームザ・ラグーンと遂に完成した時空最強イレブンことクロノストームが繰り広げる、人類の未来と運命を賭けた大勝負の結末を見届けた。



イナズマイレブンGO3(ギャラクシー編)

ギャラクシー編では、1話で新生イナズマジャパンの対戦相手として帝国学園を率いている。この際久しぶりにマントを羽織っていた。

黒岩流星の正体を知っており、豪炎寺と共に彼に協力している。

中盤以降は宇宙が舞台となることもあってメインストーリー上の全体的な出番は少ない。




アレスの天秤

ピッチの絶対指導者」。


脅威の侵略者編のパラレルワールドである本作でも健在。

2017年3月24日放送『イナズマウォーカー』Vol.4内で放映されたパイロットフィルム第2弾で本作への登場が発表された。

今作の世界線ではフットボールフロンティアで急成長した雷門中のメンバーが全国の中学校へ『強化委員』として派遣され、雷門メンバーは散り散りになっている。

鬼道は今作における3人の主人公のひとり灰崎凌兵が在籍する星章学園へ派遣された。

(なおパイロットフィルム第1弾の時点で灰崎のセリフから鬼道が星章と何らかの関わりがあると仄めかされていた。)

旧雷門イレブンのメンバーの中ではテレビアニメでの登場が早く、灰崎のことをチームメイトとして気にかけている描写が多い。また現雷門イレブンの稲森明日人の事を一目置いていることもあってか登場回数は比較的多く、シリーズ終盤では灰崎の気持ちを汲んで彼の雷門中への転校を手助けした。

これらの行動に関しては、後述の続編「オリオンの刻印」にて『灰崎を気にかけることが多かったのは昔の自分と重なる部分が多かったから』という旨を灰崎本人に語っている。


前日譚のショートアニメ「イナズマイレブン アウターコード」第5話(2017年6月30日『イナズマウォーカーVol.6』内で放映)でも登場。久々に再会した養父とともに食事をとる一幕が描かれている。

ここでは雷門を離脱するものの帝国にも戻らないということを明らかにしていた。

鬼道家執事の袴田(CV:金尾哲夫)が作った下平目のムニエルとカツサンドの美味さに思わず翻弄されてしまい肝心の養父との会話が耳に入ってこない、というこれまでのシリアスなムードから一転してギャグ要素も入っている。

また「日本はあれだけの惨敗をしても」、「日本を世界に羽ばたかせる」という会話もしており、これは雷門のFF優勝直後の物語にして旧作とアレスの天秤の時間軸の分岐点でもあるエピソード「イナズマイレブンReloaded」において、雷門がスペインのチーム「バルセロナ・オーブ」に惨敗したことを指している。

……のだが、Reloadedの初公開は半年後の2018年1月21日に開催の『イナズマイレブン大復活祭』であり、当時は公式ネタバレ発言となってしまっていた。


アニメージュ11月号のQ&Aによると帝国に戻らず星章学園という新天地を選んだのは「自分が戻るのでは単に以前と同じだけになってしまいそうなので、佐久間のもとで新しい帝国を作ってほしい」と考えたからとのこと。



オリオンの刻印

アレスの天秤の世界線でのFFIを描く「オリオンの刻印」では、旧作の世界編(以下「旧作3期」と表記)同様イナズマジャパンの一員として登場。


第1話ではいきなり旧作3期序盤で非常に険悪な仲だった不動明王と対面したが、パラレルの世界線の本作では今回が初対面であり、しかも旧作では3期以前に暴虐の限りを尽くしていたのとは異なりこの世界線の不動は特に悪事を働いていない真っ当なサッカー選手なためか、特に険悪な雰囲気は無く和やかに互いの自己紹介を交わした。


アジア予選第1試合後、イナズマジャパンというチームに謎の違和感を抱く。その後、チームメイトの一星充が円堂に対し何やら不審な行動をしているのに気付く。悪行を阻止することに成功したものの、今度は自分がターゲットにされてしまうこととなった。また西蔭政也に一星の監視を依頼もしている。


続く第2試合中、一星がなんと味方に妨害行為を行うという信じ難い行動をとっているのが明確となる。そこで趙金雲監督に彼をベンチに下げるよう直訴を試みるが、一星は「国家友好親善大使」なので試合に出し続けなければならない規則だと返されてしまう。窮地に陥った鬼道は、自ら彼を排除することを決意。同調した灰崎・吉良の二名と結託し、後半からは一星に対してラフプレーを仕掛けて彼の妨害を封じる。

その過程で一星が倒れた際、意外にも彼に手を差し伸べる。……が、掴んだ瞬間に意図的に手を放し、「すまん、手が滑った。」と冷たく言い放つなど、強い敵意を見せる。


だが試合終了後に悲劇が起きる。

ロッカールームに立ち入ったFFI管理局の捜査で鬼道のバッグの中から見に覚えもない増強剤が発見されドーピング容疑で失格処分を受けた上に強制連行されてしまうという形で、チームからの離脱を余儀なくされてしまう。

一星あるいはその仲間による復讐の可能性は高かったが、この件は全ての黒幕であるオリオン財団の情報操作により闇へ葬り去られ、世間に知られることはなかった。


数日後にベースキャンプで西蔭から一星の動向を聞き、しばらくの間はチームへ合流できないことを明かす。後に趙から一星の詳しい事情を知ったためか、黒幕と思しきオリオン財団を調査し対策に講じることを決める。


アジア予選後には一星と対面し、一星に受けた仕打ちを袴田と共に手の込んだドッキリでやり返す。そしてこれまでの事を水に流す形で一星をチームメイトとして受け入れて握手を交わした。

またチームの司令塔を野坂と一星の2人に託し、自身はイナズマジャパンの補充メンバーを選出するため日本に残った。


……ここまで読めばお察しかもしれないが、ぶっちゃけ今作の鬼道はかなり不遇という意見が視聴者から多く上がり、本戦での復帰を望む声も目立っていた。

実際に復帰を果たしたのは最終盤であり、本性を表したオリオン財団が極秘で組織していた最強のチーム「シャドウ・オブ・オリオン」に対抗するために趙金雲が呼んだ助っ人として久々に登場する。

本来ならもう少し早いFFI本大会決勝戦のタイミングで来るはずだったが、シャドウ・オブ・オリオンの監督となった影山の動向を極秘裏に追っていたことと、彼が依頼を引き受けた理由が興味を満たすほどに大きいものだったためその件も伝えに来た。

そのままシャドウ・オブ・オリオンに対抗するための世界選抜チーム「チョウキンウンズ」のメンバーに選ばれ、最後の最後になってようやく円堂や豪炎寺とピッチに立ち共に戦うことができた。

試合では野坂とのW司令塔による全域をカバーした細やかなゲームメイクで、華麗な連係プレーを見せる。


FFI後は他の旧雷門メンバー同様に強化委員の役目を終えて雷門中へ帰還。

新たに創設されたFF秋季大会に出場し、その試合が開始するところで本作は完結する。




余談だがオリオンの刻印の最終回を記念した本作声優による応援コメントの企画にて、鬼道のCVである吉野氏は

サッカーがしたいです…サッカーやろうぜ!

というメッセージを掲載している。

…この短い文にどんな意味が込められているかは、推して図るべし。


特徴

特徴

試合中でもゴーグルとマントを着用しており、帝国学園・イナズマジャパン・星章学園・チョウキンウンズのユニフォーム時は赤(帝国・星章・イナズマジャパン(オリオン)・チョウキンウンズは暗めの赤で紐は緑、イナズマジャパン(旧作)は明るめの赤で紐は白と若干違いがある。)、雷門ユニフォーム時は青、という風にユニフォームによってマントの色を変える。

ただし、ソックスは雷門ユニフォーム時でも帝国の深緑色のものをはいている。

ちなみにゲーム1ではマントに袖がついていた(ゲームのキャラクターデザインを担当している長野拓造氏の描くイラストでは常にマントに袖がついている)。

ゴーグルは「見るべきところをより深く見る」ために影山から渡されたものである。


成長後はゴーグルのデザインが変わり、スーツを着こなしている。

また、髪をハーフアップにしており、肩にかかる部分のドレッドは解いている。


ドレッドヘアは幼少期から。髪の色は茶色。目の色は赤である。


当初は冷酷で高圧的な敵として描かれていたが、次第に人間味のある部分を見せていくようになる。

基本的には冷静沈着だが、時折非常に大人気ない、というか子供っぽい一面を覗かせることも。

ゲーム1では雷門に来てからも変わらず高圧的なままだったが、ゲーム2以降は性格の丸くなったアニメに準拠している。


逆にやぶのてんやによる漫画版ではゲーム以上に性格が過激になっており、仲間になってからも全くブレないダークヒーローぶりを見せている。「クズが!」が口癖。FFI編に至っては不動と罵倒合戦と並行して見事な連携を発揮し、アンチヒーローのお手本のような方法で点を取った。……漫画版では妹が出てこないせいなのだろうか?


彼の「初期のライバルとして雷門を痛めつけたが、主人公との関わりで心境に変化が見られ、最終的に雷門の一員となる」という展開は、イナズマイレブンシリーズではお馴染みになり、この展開は後に『GO』シリーズの剣城京介、『アレスおよびオリオン』の灰崎凌兵にも引き継がれていく(ただし理由などはそれぞれ異なる)。


帝王学の一環として料理も学んできているため、その腕前は非常に高い。

ドラマCDでは各国のフルコースを一人で作っていた。

スノーボードといったサッカー以外のスポーツもこなせるようである。


後述の通り、雷門マネージャーの一人である音無春奈とは名字は違うが兄妹であり、彼女の事を気にかける場面が多々ある。豪炎寺と共にシスコン扱いされることが多い人物の一人。


声優の吉野裕行氏は、自身もサッカー好きとして知られ、豪炎寺役の野島裕史氏とも古くから現在も仲が良い。吉野氏はGOでは速水鶴正クラーク・ワンダバットも演じており、同じ声を持ちながら全く異なるキャラクターとなっている。2期では後者を演じる時間が長い。時に2期では、3人全員が登場する回も存在し、全く異なる吉野さんキャラ3人を同時を見ることができる。


必殺技

必殺技

()内はパートナーの名前。



等。

個人技が少ないが、フォローにまわることが多く、連携必殺技は多い(彼が発動者であることがしばしば)。

また天才的なゲームメイク力があることなど、元の実力が高いためか個人技の少なさに関してはあまり問題視されていない。

しかし、この単独技の少なさによって2期での雷門イレブンは決定力に欠けていたとする指摘もある(実際に離脱者続きで吹雪に負担が集中していた)。特に豪炎寺が長期離脱していたためにイナズマブレイクや皇帝ペンギン2号といった技が使えず、まともに使えるシュートが一之瀬との連携技であるツインブーストだけという有様であった(ゲーム版ではそこそこ威力がある為、ツインブーストだけでも長期間活躍できる)。その後、豪炎寺の再加入やデスゾーン2の習得によって決定力は改善した。


因みに漫画版ではジャッジスルーダークトルネードなども使用する。


関連イラスト

関連イラスト


以下のイラストの様に、帝国学園が生み出した必殺技:皇帝ペンギン2号(発動者は鬼道)に使用されるペンギンと一緒に描かれることが多い。


また、妹である音無春奈鬼道兄妹)や同じ司令塔である不動明王W司令塔)、イナズマブレイクのトリオ(ブレイク組)、影山と関連する少年・少女たちとと共に描かれることも多い。


関連タグ

関連タグ

鬼道 イナズマイレブン イナズマイレブンGO イナズマイレブンアレスの天秤/イナズマイレブンオリオンの刻印

音無春奈 鬼道兄妹 ブレイク組 影山零治

お兄ちゃんサッカー シスコン シスコンビ やぶ鬼


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Yuuto Kidou

「マントはセーフだ!」


「何も恥じることは無い。あの人が行きつけなかったところまでお前が行ってみせるんだ」


CV:吉野裕行


プロフィール

プロフィール

イナズマイレブン

帝国学園キャプテンにして現雷門中所属の2年。ポジションはMF。

天才ゲームメーカーで、物語序盤のライバルキャラクター。

出生日は4月14日(アレスの天秤のイレブンライセンスカードより)。

イナズマイレブン5周年特別企画「ベストイレブン!国民投票!!」では、

アフロディカノン(控え)、天馬神童と共に栄えあるMFの座につく。順位は第2位。


基本的には全期間を通して冷酷且つクールなキャラクターを通しているが、エイリア編では白恋中との雪合戦の際はマントに雪が当たったのだろうか、「マントはセーフだ」などとおおはしゃぎしたり(このとき円堂や吹雪らは真剣な話をしていた)、某映画CMでは「俺のゴーグルは3D対応なんだ」と自信満々に言い放ったり、円堂と共にプリマドンナを披露したりするなど、結構中学生らしい面がある。

ゲーム1ではクールなキャラクターである事には違いないが、語尾に「かもよ?」を付ける事があるなど今では考えられない若干軽めな性格になっている。


またゲーム2では、妹である春奈から「もっと笑って!」と頬を持ち上げられ変顔を作ったり、地元の子どもからゴーグルをいじられたりするなど、公式からはいじられキャラの一人としても見られている様子。


家族構成

幼いころ飛行機事故で両親を亡くし、孤児院で生活していたところを影山にサッカーの才能を見いだされて、鬼道財閥の養子となった。

その際養父に過去を断ち切るためとして妹である春奈との一切の連絡を禁じられるが、フットボールフロンティアで3年間連続優勝することを条件に、春奈を鬼道家に迎え入れるという約束を交わしていた。

しかし春奈が今の家庭で幸せに暮らしていると知り、自分の行動は独りよがりだったと反省、同じく自分の今までの行動は独りよがりだったと謝罪する義父に「父さんに似たのかもしれない」と笑いながら返していた。


作中の動向

作中の動向

FF編(1期)

雷門中に転校してきた豪炎寺を引きずり出し、その実力を確かめるために、当時弱小チームだった雷門イレブンに試合を挑む。

その際、あえて選手を傷つけるような非道な指示を繰り出すが、どれほど痛めつけても全く闘志を失わない円堂に興味を持ち、次第にライバル視していくようになる。


その後、雷門にスパイとして潜り込んでいた土門の離反と告発を受けて帝国が40年間無敗を誇る裏には全て帝国学園総帥であった影山零治の陰謀があったことを知って彼に不信感を持ち、さらに地区大会決勝での雷門との再決戦の直前に影山が実際に卑劣な手段による雷門の排除を試みたのが決定打となり完全に影山と決別。サッカー部メンバーと共に離反する。

潜入していた鬼瓦刑事により影山が現行犯逮捕された結果として自由に行動できるようになったこともあり真っ向勝負で雷門と戦うも、結果は予想以上に強くなっていた雷門に敗れる。その後は雷門の実力を認めた上で、前回優勝校枠として出場するFF本戦の新たな戦いに備えていた。


しかしそのFFでは、影山の息のかかった謎のチーム世宇子中に仲間たちが完膚なきまでに叩きのめされて病院送りにされ、帝国学園は敗退してしまう。(アニメでは鬼道自身は怪我でベンチ要員になっていたため難を逃れた。)

そんな中で鬼道は仇を取るために響木監督のスカウトを受ける形で雷門に電撃転校。以降はチームの司令塔として雷門イレブンを支えていくことになる。


なおスマートフォン専用アプリ「イナズマイレブンエブリデイ!!+」では雷門への転校は一時的で、大会後は帝国に戻るという設定だが、アニメではその後終始雷門イレブンとして活躍、最終回で雷門中を卒業した。現実のプロサッカーでいえば、前者は期限付き移籍の満了、後者は期限付きの可能性からの完全移籍である。


雷門に来て以降(即ち1期の終盤以降)では円堂や豪炎寺とは良き友人関係となっており、後に3期の最終話付近には円堂・鬼道・豪炎寺との3人で「親友」と虎丸に評されるほどになった。

これについては転校前に円堂と二人でサッカーに関して熱く語り合い和解・意気投合するというエピソードが描かれており、彼とは既に早い時期から仲良くなっていた。

前述のように影山の卑劣な作戦を拒否し正々堂々と雷門と勝負することを選ぶなど、転校前の時点で雷門とのわかだまりは解消されつつあったこともあり、雷門加入の際も雷門メンバーからの反発や拒絶は(非常に驚かれこそしたが)それほど大きくはなかったようである。



脅威の侵略者編(2期)

世宇子に勝利してからは、時たま周囲から帝国に戻った方がいいのでは?と指摘されていた。

そのことを本人も気にしてはいたが、FF戦終了直後にエイリア学園が襲来した際の問題により、帝国学園に帰るに帰れなくなり、結局最後まで雷門の一員として本編を戦い抜き、学歴も雷門中卒となっている。後述の『デスゾーン2』の特訓の際に佐久間に背中を押されてからは気負う事がなくなっている。


しかし帝国学園に戻らなかったことで、誤解によって洗脳されたかつてのチームメイトと愛媛で対峙することとなる

真・帝国学園戦では、彼の元恩師にして教育者である影山との因縁が露わとなり、以降その関係をずるずる引き延ばしてしまう形となる。


しかしながらメンタルは安定している方であり、ダークエンペラーズに身を落とす事はなかった。

本人がゲームメイカーという事もあって、瞳子監督の意図をメンバーに解説したり、福岡で円堂が戦意喪失した際にはまとめ役として練習に専念するよう促すなど精神的な支柱として活躍している。特に必殺技習得の面においては鬼道は多大な貢献を果たしている(後述)。

そのゲームメイクには磨きがかかり、相手チームから戦術を取り入れるシーンもあった…のだが、それがあの音村楽也だったのは有名な話。詳しくはトゥントゥクにて。


アニメでは『デスゾーン2』の特訓描写が追加され(ゲームでは鬼道が警備マシンズとの試合で習得)、そこでは鬼道がデスゾーンの司令塔を担っていた理由の一端が明かされた。それによれば、デスゾーンはタイミングが重要な難しい技である為、鬼道が合図を担当していたとのこと。曰く習得には一ヶ月掛かるらしいが、一度デスゾーンを習得した上で、佐久間からの助言で「雷門流のデスゾーンは個性と個性のぶつかり合い=掛け算」と解釈。あえて回転のタイミングをずらす事で『デスゾーン2』へと昇華させた。

特訓時には一時復帰して雷門と練習試合を行ったが(この時は円堂も帝国側でプレー)、帝国メンバーとの息の合った連携プレーは健在であった。

また円堂をリベロに推薦し、メガトンヘッドの習得に導いたのも鬼道である(ゲーム版では瞳子監督からの提案であり、メガトンヘッドも京都で入手した秘伝書であった)。その際にキーパーとしての癖を矯正する為に円堂を象徴するアイテムのタイヤで体を拘束するという荒療治を見せている。



世界への挑戦編(3期)

帝国を離れてからも影山との因縁を引きずっており、イナズマジャパン結成時は影山と結託していた前科のある不動との共闘に難色を示していたが、韓国代表ファイアードラゴン戦を機に和解。本戦では生きていた「ミスターK」こと影山が育て上げたデモーニオと激突し、チームKを敗る。


またイタリア代表オルフェウス戦ではサッカー選手としての情熱を取り戻した影山自身とも和解するものの、オルフェウス戦直後に影山は事故死してしまう。


世界制覇メンバーの一員となり、その後は結局帝国学園に戻ることなく雷門中学の生徒として卒業した。



イナズマイレブンGO(ホーリーロード編)

前作から作中で10年が経過した本シリーズではアニメ14話の終盤から登場。若干性格が初期の頃に立ち戻っておりクールさが強調されている印象を受ける。

近年はイタリアリーグでプロとして活動していたが突然帰国し帝国学園の総帥に就任したという。

また春奈にはここしばらくの間連絡を入れていなかったらしい。

円堂との関係や親友であることは天馬にも知られていたことから、世間にも幅広く認知されていたものと思われる。


当初はフィフスセクターの謳う管理サッカーに迎合している様子を見せ、既に打倒フィフスを掲げて行動開始していた円堂や雷門と相まみえることになる。

しかし実際は帝国に入り込んでいたフィフスのスパイ選手「シード」を炙り出す為に演技でフィフスに従ったふりをしていただけであり、(雷門との試合でシードの生徒を特定できたこともあって)試合後に改めて味方として雷門チームに接触。帝国学園地下にレジスタンスの秘密基地を設置しており、そこで響木たちと共に打倒フィフス活動をしていることを明かした。

前作では帝国と雷門の間で思い悩んだ末に雷門の一員として腰を落ち着けていたが、今作ではあくまで自身が帝国側の人間であることを強調している(どこまでが円堂に対する演技かは不明だが)。


その後は響木の指示を受け、円堂をサポートする形でコーチとして雷門に所属することとなる。

白恋中戦から雨雲学園戦までの間には敵を調査する為に一時離脱した円堂に代わって臨時監督も務めており、練習では一見スパルタと思えるような厳しいメニューを課していた。しかしそのメニューは個人ごとに強化すべきポイントを正確に分析して作成したという鬼道らしい合理的なものであり、最初は不満を抱いていた雷門メンバーも途中で意図に気付き全力で特訓に取り組んだことで各メンバーの能力が大幅に向上した。(本人も円堂から後を託された際にそれが敢えて自分を代理に選んだ理由である事を悟っていた。)試合でも現役時代さながらの頭脳で的確な指示を出している。

あくまで今回は雷門が強大な敵に立ち向かう為の助っ人的な存在だったこともあり、HRが終了しフィフスセクターの解体が実現した後は再び帝国学園に戻った。



イナズマイレブンGO2(クロノストーン編)

クロノストーン編では10話より登場。

歴史改編の影響を受け円堂が死んだと思い込んでいたが、豪炎寺から円堂が生きている事を聞かされ、自ら天馬たちに合流する。


その後はタイムジャンプに同行し円堂大介が晩年を過ごした病院へ赴き時空最強イレブンの情報を得ようとするも頓挫。手詰まりになった所で追い討ちのようにプロトコルオメガの襲撃に遭ってしまい、咄嗟に監督を務めるものの未来人に苦戦する。後半は乱入してきた大介に監督を交代するものの、大介が選手たちに伝えた謎の指示「3D」の意味を解読し、空間をフルに使ったプレイを指示するという活躍を見せた。

何とかプロトコルオメガを撃退し大介により時空最強イレブンの詳細が明かされた後は、時空最強イレブン関連は天馬たちに任せて自身は封印されてしまった円堂を救う方法を探すべく元の時代に帰還していった。


それ以降長らく動きが無かったが、終盤で天馬らがエルドラド本部に連行された際に再登場。同じくエルドラドの仕業で時を越えて連れてこられた模様。

エルドラド側のボスであるトウドウ議長が自ら現れて「エルドラドがサッカーを消滅させなければならなかった理由」であるテロリスト集団『フェーダ』を倒すべく共闘を求めてくるという急展開の中、悩む天馬に対して「このように未来世界が存亡の危機を迎えてしまうのでは真の意味でサッカーを守ったことにはならないのではないか?」として共闘を承諾すべきだと提案。直後に奇襲で総攻撃を仕掛けてきたフェーダがサッカーの試合による最終決戦を要求してきたこともあり、この共闘は実現する運びとなる。


フェーダとの最終決戦では合同チームのひとつエルドラドチーム01の監督を務め、剣城をキャプテンに指名。第1試合を担当することとなる。

試合の流れから負けを悟ると、敢えてラインを上げての全員攻撃を指示。これは余りにも強すぎる敵を相手に絶望しつつあった自チームの士気を取り戻して反撃の狼煙を上げるため、なんとしても1点をもぎ取るべきだと考えた故の作戦であった。思惑は的中し、第2試合以降の巻き返しに繋がっていく。

余談だが鬼道も剣城も共にシリーズ最初の強敵として現れた後に主人公に影響され味方になった人物であり、似た経歴を持っている。その2人が「次を控える仲間のため」敗戦を悟りつつも最後まで全力で戦うという行動をとったのは、まさに彼らの成長あってこそだといえる。


真の最後の戦いでは豪炎寺や円堂と共にベンチに入り、フェーダのベストメンバーを結集した恐るべきチームザ・ラグーンと遂に完成した時空最強イレブンことクロノストームが繰り広げる、人類の未来と運命を賭けた大勝負の結末を見届けた。



イナズマイレブンGO3(ギャラクシー編)

ギャラクシー編では、1話で新生イナズマジャパンの対戦相手として帝国学園を率いている。この際久しぶりにマントを羽織っていた。

黒岩流星の正体を知っており、豪炎寺と共に彼に協力している。

中盤以降は宇宙が舞台となることもあってメインストーリー上の全体的な出番は少ない。




アレスの天秤

ピッチの絶対指導者」。


脅威の侵略者編のパラレルワールドである本作でも健在。

2017年3月24日放送『イナズマウォーカー』Vol.4内で放映されたパイロットフィルム第2弾で本作への登場が発表された。

今作の世界線ではフットボールフロンティアで急成長した雷門中のメンバーが全国の中学校へ『強化委員』として派遣され、雷門メンバーは散り散りになっている。

鬼道は今作における3人の主人公のひとり灰崎凌兵が在籍する星章学園へ派遣された。

(なおパイロットフィルム第1弾の時点で灰崎のセリフから鬼道が星章と何らかの関わりがあると仄めかされていた。)

旧雷門イレブンのメンバーの中ではテレビアニメでの登場が早く、灰崎のことをチームメイトとして気にかけている描写が多い。また現雷門イレブンの稲森明日人の事を一目置いていることもあってか登場回数は比較的多く、シリーズ終盤では灰崎の気持ちを汲んで彼の雷門中への転校を手助けした。

これらの行動に関しては、後述の続編「オリオンの刻印」にて『灰崎を気にかけることが多かったのは昔の自分と重なる部分が多かったから』という旨を灰崎本人に語っている。


前日譚のショートアニメ「イナズマイレブン アウターコード」第5話(2017年6月30日『イナズマウォーカーVol.6』内で放映)でも登場。久々に再会した養父とともに食事をとる一幕が描かれている。

ここでは雷門を離脱するものの帝国にも戻らないということを明らかにしていた。

鬼道家執事の袴田(CV:金尾哲夫)が作った下平目のムニエルとカツサンドの美味さに思わず翻弄されてしまい肝心の養父との会話が耳に入ってこない、というこれまでのシリアスなムードから一転してギャグ要素も入っている。

また「日本はあれだけの惨敗をしても」、「日本を世界に羽ばたかせる」という会話もしており、これは雷門のFF優勝直後の物語にして旧作とアレスの天秤の時間軸の分岐点でもあるエピソード「イナズマイレブンReloaded」において、雷門がスペインのチーム「バルセロナ・オーブ」に惨敗したことを指している。

……のだが、Reloadedの初公開は半年後の2018年1月21日に開催の『イナズマイレブン大復活祭』であり、当時は公式ネタバレ発言となってしまっていた。


アニメージュ11月号のQ&Aによると帝国に戻らず星章学園という新天地を選んだのは「自分が戻るのでは単に以前と同じだけになってしまいそうなので、佐久間のもとで新しい帝国を作ってほしい」と考えたからとのこと。



オリオンの刻印

アレスの天秤の世界線でのFFIを描く「オリオンの刻印」では、旧作の世界編(以下「旧作3期」と表記)同様イナズマジャパンの一員として登場。


第1話ではいきなり旧作3期序盤で非常に険悪な仲だった不動明王と対面したが、パラレルの世界線の本作では今回が初対面であり、しかも旧作では3期以前に暴虐の限りを尽くしていたのとは異なりこの世界線の不動は特に悪事を働いていない真っ当なサッカー選手なためか、特に険悪な雰囲気は無く和やかに互いの自己紹介を交わした。


アジア予選第1試合後、イナズマジャパンというチームに謎の違和感を抱く。その後、チームメイトの一星充が円堂に対し何やら不審な行動をしているのに気付く。悪行を阻止することに成功したものの、今度は自分がターゲットにされてしまうこととなった。また西蔭政也に一星の監視を依頼もしている。


続く第2試合中、一星がなんと味方に妨害行為を行うという信じ難い行動をとっているのが明確となる。そこで趙金雲監督に彼をベンチに下げるよう直訴を試みるが、一星は「国家友好親善大使」なので試合に出し続けなければならない規則だと返されてしまう。窮地に陥った鬼道は、自ら彼を排除することを決意。同調した灰崎・吉良の二名と結託し、後半からは一星に対してラフプレーを仕掛けて彼の妨害を封じる。

その過程で一星が倒れた際、意外にも彼に手を差し伸べる。……が、掴んだ瞬間に意図的に手を放し、「すまん、手が滑った。」と冷たく言い放つなど、強い敵意を見せる。


だが試合終了後に悲劇が起きる。

ロッカールームに立ち入ったFFI管理局の捜査で鬼道のバッグの中から見に覚えもない増強剤が発見されドーピング容疑で失格処分を受けた上に強制連行されてしまうという形で、チームからの離脱を余儀なくされてしまう。

一星あるいはその仲間による復讐の可能性は高かったが、この件は全ての黒幕であるオリオン財団の情報操作により闇へ葬り去られ、世間に知られることはなかった。


数日後にベースキャンプで西蔭から一星の動向を聞き、しばらくの間はチームへ合流できないことを明かす。後に趙から一星の詳しい事情を知ったためか、黒幕と思しきオリオン財団を調査し対策に講じることを決める。


アジア予選後には一星と対面し、一星に受けた仕打ちを袴田と共に手の込んだドッキリでやり返す。そしてこれまでの事を水に流す形で一星をチームメイトとして受け入れて握手を交わした。

またチームの司令塔を野坂と一星の2人に託し、自身はイナズマジャパンの補充メンバーを選出するため日本に残った。


……ここまで読めばお察しかもしれないが、ぶっちゃけ今作の鬼道はかなり不遇という意見が視聴者から多く上がり、本戦での復帰を望む声も目立っていた。

実際に復帰を果たしたのは最終盤であり、本性を表したオリオン財団が極秘で組織していた最強のチーム「シャドウ・オブ・オリオン」に対抗するために趙金雲が呼んだ助っ人として久々に登場する。

本来ならもう少し早いFFI本大会決勝戦のタイミングで来るはずだったが、シャドウ・オブ・オリオンの監督となった影山の動向を極秘裏に追っていたことと、彼が依頼を引き受けた理由が興味を満たすほどに大きいものだったためその件も伝えに来た。

そのままシャドウ・オブ・オリオンに対抗するための世界選抜チーム「チョウキンウンズ」のメンバーに選ばれ、最後の最後になってようやく円堂や豪炎寺とピッチに立ち共に戦うことができた。

試合では野坂とのW司令塔による全域をカバーした細やかなゲームメイクで、華麗な連係プレーを見せる。


FFI後は他の旧雷門メンバー同様に強化委員の役目を終えて雷門中へ帰還。

新たに創設されたFF秋季大会に出場し、その試合が開始するところで本作は完結する。




余談だがオリオンの刻印の最終回を記念した本作声優による応援コメントの企画にて、鬼道のCVである吉野氏は

サッカーがしたいです…サッカーやろうぜ!

というメッセージを掲載している。

…この短い文にどんな意味が込められているかは、推して図るべし。


特徴

特徴

試合中でもゴーグルとマントを着用しており、帝国学園・イナズマジャパン・星章学園・チョウキンウンズのユニフォーム時は赤(帝国・星章・イナズマジャパン(オリオン)・チョウキンウンズは暗めの赤で紐は緑、イナズマジャパン(旧作)は明るめの赤で紐は白と若干違いがある。)、雷門ユニフォーム時は青、という風にユニフォームによってマントの色を変える。

ただし、ソックスは雷門ユニフォーム時でも帝国の深緑色のものをはいている。

ちなみにゲーム1ではマントに袖がついていた(ゲームのキャラクターデザインを担当している長野拓造氏の描くイラストでは常にマントに袖がついている)。

ゴーグルは「見るべきところをより深く見る」ために影山から渡されたものである。


成長後はゴーグルのデザインが変わり、スーツを着こなしている。

また、髪をハーフアップにしており、肩にかかる部分のドレッドは解いている。


ドレッドヘアは幼少期から。髪の色は茶色。目の色は赤である。


当初は冷酷で高圧的な敵として描かれていたが、次第に人間味のある部分を見せていくようになる。

基本的には冷静沈着だが、時折非常に大人気ない、というか子供っぽい一面を覗かせることも。

ゲーム1では雷門に来てからも変わらず高圧的なままだったが、ゲーム2以降は性格の丸くなったアニメに準拠している。


逆にやぶのてんやによる漫画版ではゲーム以上に性格が過激になっており、仲間になってからも全くブレないダークヒーローぶりを見せている。「クズが!」が口癖。FFI編に至っては不動と罵倒合戦と並行して見事な連携を発揮し、アンチヒーローのお手本のような方法で点を取った。……漫画版では妹が出てこないせいなのだろうか?


彼の「初期のライバルとして雷門を痛めつけたが、主人公との関わりで心境に変化が見られ、最終的に雷門の一員となる」という展開は、イナズマイレブンシリーズではお馴染みになり、この展開は後に『GO』シリーズの剣城京介、『アレスおよびオリオン』の灰崎凌兵にも引き継がれていく(ただし理由などはそれぞれ異なる)。


帝王学の一環として料理も学んできているため、その腕前は非常に高い。

ドラマCDでは各国のフルコースを一人で作っていた。

スノーボードといったサッカー以外のスポーツもこなせるようである。


後述の通り、雷門マネージャーの一人である音無春奈とは名字は違うが兄妹であり、彼女の事を気にかける場面が多々ある。豪炎寺と共にシスコン扱いされることが多い人物の一人。


声優の吉野裕行氏は、自身もサッカー好きとして知られ、豪炎寺役の野島裕史氏とも古くから現在も仲が良い。吉野氏はGOでは速水鶴正クラーク・ワンダバットも演じており、同じ声を持ちながら全く異なるキャラクターとなっている。2期では後者を演じる時間が長い。時に2期では、3人全員が登場する回も存在し、全く異なる吉野さんキャラ3人を同時を見ることができる。


必殺技

必殺技

()内はパートナーの名前。



等。

個人技が少ないが、フォローにまわることが多く、連携必殺技は多い(彼が発動者であることがしばしば)。

また天才的なゲームメイク力があることなど、元の実力が高いためか個人技の少なさに関してはあまり問題視されていない。

しかし、この単独技の少なさによって2期での雷門イレブンは決定力に欠けていたとする指摘もある(実際に離脱者続きで吹雪に負担が集中していた)。特に豪炎寺が長期離脱していたためにイナズマブレイクや皇帝ペンギン2号といった技が使えず、まともに使えるシュートが一之瀬との連携技であるツインブーストだけという有様であった(ゲーム版ではそこそこ威力がある為、ツインブーストだけでも長期間活躍できる)。その後、豪炎寺の再加入やデスゾーン2の習得によって決定力は改善した。


因みに漫画版ではジャッジスルーダークトルネードなども使用する。


関連イラスト

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以下のイラストの様に、帝国学園が生み出した必殺技:皇帝ペンギン2号(発動者は鬼道)に使用されるペンギンと一緒に描かれることが多い。


また、妹である音無春奈鬼道兄妹)や同じ司令塔である不動明王W司令塔)、イナズマブレイクのトリオ(ブレイク組)、影山と関連する少年・少女たちとと共に描かれることも多い。


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