概要
一口に黒と言っても若干透けて見える半透明のものから全く透けない厚手のものから転んでも破けない超厚手のものまで多岐にわたる。
黒いタイツは、他の色のものより脚を細くセクシーに見せる効果が強い。
厚手の物は意外と暖かく防寒用として用いられ、秋から冬にかけては現実でもよく見ることができる。二次元(特に萌え漫画)では関係のない話だが、素肌がほぼ見えないので足の(ムダ毛等)のお手入れをサボれるという実用的な副次効果もある。
漫画などで学校を舞台にした学園ものの場合(黒タイツが校則で強制ではない限り)、お嬢様キャラか、留学生などの西洋人キャラが履くことが多い。
近年では着こなし方が増えた為に、様々なタイプのキャラクターが履いている(網タイツの歴史に似ている)が、セクシーなタイプとなると、やはり限られており、ニュアンスによっては着ぶくれした野暮ったい演出も可能。
防寒具、肌荒れやす○毛(乙女の恥じらい)隠しというあるあるネタにも利用されている。
画風によっては黒ストッキングとの区別が困難でしばしば混同される。
実際、ガーターストッキング等の明確な別物でもなければ、パンストタイプの形状であればデニール(繊維の太さ≒タイツの厚さ)が区別の基準とされておりその境界は曖昧である。
濃い色のカラータイツ(焦げ茶色、紺色など)が「黒タイツ」と呼ばれることもある。
タイツの中で最も色が濃いため、デニール(糸の太さの単位)の濃淡が分かりやすい。
100デニールぐらいの透けないのに美脚の形状を保った黒タイツは最も有名(ただし破れタイツになりやすいとか)。
160以上のものは膝元に皺ができてレギンスのような見た目に。
1200デニールにもなると裏起毛付きで、マイメロの帽子と揶揄されたりする。
スポーツウェアとして
かつてはレオタードとともに着用する着こなしが多く見られたが、現代においてはレオタード着用文化の衰退と共にその数を減らし、それに伴ってイラストも減少傾向にある。また現実ではタイツは摩耗によってつま先の破損が生じることから管理も容易な、トレンカやレギンスタイプのものが代用されることも多い。
ランニングウェア、ヨガウェア等に用いられるロングスパッツやヨガパンツも形状としてはレギンスに近いものではあるが、慣習上『タイツ』と呼称されることが多い。また、これらの商品名としても『タイツ』の名称が当てられることがあり大変紛らわしい。
男の子の服装として
かつては男子のフォーマルな装いにも取り入れられることが多く、一般的なものであったがハーフパンツやスラックスの浸透によって数を減らしその希少性が高まっている。創作においてはショタキャラの魅力一つとされる生足とトレードオフとなるため、衰退傾向にあったが近年『タイツ』型スポーツウェアが広まったこともありスポーツ少年キャラがタイツ(のように見えるレギンス等)を着用している例が増え、目にする機会は僅かだが増加している。
黒タイツをはいているキャラクター
※「黒ストッキング」の記事にも類似のまとめが存在。
更には、日体大体操部レオタードにも…
黒タイツには、日本体育大学の体操部の女子部員が着用する赤白青のトリコロールのレオタードにも合いそう。
関連タグ
タイツ カラータイツ 白タイツ ベージュタイツ 青タイツ 全身黒タイツ