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プロフィール

名前黒江真由
誕生日3月24日
身長155cm
星座牡羊座
血液型AB型
担当楽器ユーフォニアム
好きな色ミルキーホワイト
趣味友達の写真を撮ること
特技なし
好きなもの友達、部活、音楽
嫌いなものなし
CV戸松遥

概要

北宇治高校に新しく転入してきた女子生徒で、主人公の黄前久美子と同学年にあたる新3年生。吹奏楽部に所属し、ユーフォニアムを担当することになる。

可憐さを具現化したような柔らかな雰囲気を醸(かも)し出しており、その容貌から受ける印象どおりの穏やかでおっとりとした性格の持ち主でもある。

北宇治高校に転入する前までは福岡県にある吹奏楽部の超強豪校・清良女子高校に通っており、同校では吹奏楽部員のひとりとして吹奏楽コンクールの”全国金賞”をはじめとする華々しい活躍に加わっていた。


親の仕事の都合で京都府に引っ越し、数ある転校先のなかから「吹奏楽部が楽しそうだから」という理由で北宇治高校を選んだ真由は、そこで偶然にも自身と同じくユーフォニアムを担当している吹奏楽部の部長・久美子と出会う。彼女が中心となって運営される吹奏楽部に入部した真由は、引っ越しを重ねた境遇や押しに弱い性格といった特質を持つ久美子にシンパシー(共感)を感じ、「彼女と仲良くなりたい」という純粋な好感を抱くようになる。しかし、吹奏楽コンクールの”全国金賞”を目標とする部を牽引(けんいん)する久美子にとっては、真由は自身の演奏上のポジションを揺るがしかねない脅威のような存在であり、そのような久美子が抱いた個人的な焦燥によって、真由はやがて部全体を巻き込む大きな波乱に引きずり込まれることになる。


人物

黒江真由『響け!ユーフォニアム』黒江真由誕生日

容姿

茶色を帯びた艶やかな黒髪を肩から胸元にかけて流した、清楚で可憐な雰囲気を漂わせる女子生徒(最終楽章前編、26ページ、112ページ、171ページ、278ページ、最終楽章後編、103ページ、249ページ)。また、吹奏楽コンクールなどの公式な演奏の場においては、緩やかに伸びる髪を後頭部の高い位置で結び、ポニーテールに仕立て上げている。(最終楽章後編、211ページ、352ページ)

眉にかかる前髪の下の垂れ目がちな双眸(そうぼう)やマシュマロを思わせる白い肌、聞いていて心地のいい声音など、彼女の醸し出す要素は優しさと柔らかさに満ちており、同級生の久美子はそのような彼女を「美術の教科書に載っている春の女神のようだ」と例えている。(最終楽章前編、26ページ、31ページ、88ページ、174ページ、最終楽章後編、71ページ、104ページ、107ページ、277~278ページ)

なお、真由の体躯は背丈こそ久美子より低いものの(最終楽章前編、171ページ)、「天使の羽の名残を垣間見たかのような」真っ白な肩甲骨の綺麗な背中やほのかに曲線を描く脚など、滑らかな美しさとむっちりした肉感をほどよいバランスで内包しており、とりわけその胸元については「(適正サイズの)シャツのボタンが弾けちゃいそう」と困り顔を浮かべるほどのものを持っている。(最終楽章前編、26ページ、170~171ページ、174ページ)


性格

可憐でおっとりとした雰囲気に違わない、柔和で穏やかな性格の持ち主(最終楽章前編、33ページ、113ページ)。コトリと首を傾げる動作や「私、どっちかっていうとズボラなの」と照れたように頬をかく様子など、彼女の振る舞いには大きな隙があり、それが彼女自身の意識無意識にかかわらず、他者からの警戒心を薄れさせる結果となっている。(最終楽章前編、139ページ、198ページ)

また、控えめな気質ゆえに自ら進んで前に出ていくことや過度に称賛されることを苦手としており、受け身や謙遜(けんそん)、遠慮といった対応を見せることもしばしばある(最終楽章前編、32ページ、326ページ、最終楽章後編、180~181ページ)。しかしながら、自身のこだわりを守ることに対しては根強いところがあり、同調の空気に呑まれずに自身の思いに正直に生きていこうとする頑なさ(頑固さ)も併せ持っている。(最終楽章前編、261ページ、最終楽章後編、249~250ページ)

そのような控えめでおっとりとした表面上の可憐さと芯の部分におけるこだわりの頑なさ、そしてそのこだわりを表出することのできる強さを備えた真由の姿は、低音パートのメンバーである川島緑輝久石奏たちから「クラゲみたいだ」と評されるものとなっている。(最終楽章前編、173ページ、最終楽章後編、147ページ)


普段は清楚な雰囲気を振りまいている彼女であるものの、自身が心から楽しいと思えることと向き合っている際には、屈託のない無邪気な笑顔や意気揚々と弾む様子を見せている(最終楽章前編、280ページ、301ページ、最終楽章後編、228ページ、338ページ、353ページ)。また、部活を辞めたがっている後輩がいるという話を聞いた際に「互いにwin-winの関係になるためにも、たかが部活なんかに無理して固執させる必要はない」という持論を展開したり、童話『リズと青い鳥』の内容に対しても「リズには一緒に過ごしていた動物がほかにもたくさんいたのに、青い鳥だけに固執した。最初から欲張らなきゃ、お別れも寂しくなかったんじゃないかなぁ」と口にしたりと、物腰柔らかな雰囲気にそぐわないような合理的でドライな考え方を垣間見せることもある。(最終楽章前編、201~202ページ、最終楽章後編、71~72ページ)


その他

  • あだ名は「ママ」。まだ小学生だった当時、クラスメイトの子が真由のことを間違えてママと呼んだことがきっかけとなっているものの、真由自身が醸し出す優しげな魅力と相まって、高校生になった現在でもニックネームとして定着している。(最終楽章前編、112~113ページ、196ページ、237ページ)
  • 趣味は友達の写真を撮ることで、事あるごとにカメラを持ち出しては楽しげにシャッターを切っている。普段は父親から貰った古いフィルムカメラを用いているものの、修学旅行など長い期間のときは容量のあるデジタルカメラを携行している。なお、真由本人は「デジタルより色が好きなの」という理由からフィルムカメラを愛用しており、現像したたくさんの写真を自室のアルバムに入れて大切に保存している。(最終楽章前編、298~301ページ、最終楽章後編、68~70ページ、225ページ、337~338ページ)
  • 写真を撮ることは好きな一方で、自身の写真を撮られることは苦手としている。彼女は「自分が写ってる写真を見たら、ちょっとぞっとしちゃう」と周囲の皆に明かしているほか、自身の姿を撮られている数少ない写真のなかでもぎこちない笑みを浮かべている様子が登場している。(最終楽章前編、301~302ページ、最終楽章後編、354ページ)
  • 鞄のなかにはトランプサイズの小さな裁縫箱を入れており、服がらみの不測のトラブルに備えている。裁縫自体の手際も鮮やかなものであり、久美子や1年生の上石弥生といった部員たちも思わずといった具合に感嘆している。(最終楽章前編、237ページ)

演奏技術

『響け!ユーフォニアム』清良女子高校吹奏楽部の黒江真由


吹奏楽コンクールの”全国常勝”を誇る九州の超強豪校・清良女子高校の吹奏楽部において、ユーフォニアムの担当として2年連続でA編成部門のメンバーに選出された、卓越した実力の持ち主。(最終楽章前編、97ページ)

コンクールにおけるユーフォニアムのソロの担当は毎回3年生の先輩たちが受け持っており、真由自身も「コンクールメンバーに入るだけで精一杯」と語っているものの(最終楽章前編、198ページ)、A編成部門のメンバーとしての研鑽(けんさん)と晴れ舞台における輝かしい経験は、現在の彼女の腕前を決定的に形づけるものとなっている。

実際に、彼女のユーフォニアムのベルから紡がれる音色は、しなるような柔らかさや花火が砕け散る瞬間のようなきらびやかさ、角の取れた真ん丸なまろやかさなどを高い次元で織り交ぜた、「清良女子のサウンド」という形容が似合わしい相当な技量を感じさせるものとなっている(最終楽章前編、113~114ページ、141ページ、279~280ページ)。また、清良女子高校の吹奏楽部でマーチングも経験していた彼女は、軸のブレない美しい姿勢を保持したまま2キロ近くを歩き通し、その上で先述のような艶やかな音色を鈍りなく披露してみせるという、強靭なバイタリティ(活力)も併せ持っている。(最終楽章前編、139ページ、141ページ、167ページ)


真由が使用するユーフォニアムのモデル(型番)は、久美子のふたつ上の先輩である田中あすかが持っていたものと同じであり、メーカーはヤマハとなっている。(最終楽章前編、98ページ、295ページ)

ピカピカに磨き込まれた曇りのない白銀のユーフォニアムは、彼女が中学生のときに母親に買ってもらったマイ楽器(私物)であり、普段はゴールドのロックがあしらわれた滑らかな黒のハードケースにしまわれている。(最終楽章前編、89ページ、112ページ、235ページ、最終楽章後編、352ページ)


経歴

黒江真由


転勤の多い親の仕事の都合によって、昔から日本各地を転々としながら暮らしてきた過去を持っている。(最終楽章前編、88ページ、最終楽章後編、69ページ)

彼女はこれまでに福岡県北海道秋田県群馬県東京都静岡県和歌山県山口県などに住んでいたものの、両親が標準語で話す影響を受けていたために、その土地ごとの方言は染みついていない(最終楽章前編、31ページ)。しかし、博多弁については福岡で暮らしていたころに清良女子高校の同級生たちから教わっており、「あんたんこと、好いとーよ?」などといった簡単な言葉遣いなら扱うことができる。(最終楽章前編、32ページ)

転校を繰り返してきた過去から、周囲から「かわいそう」といった同情を向けられたり「転校したい理由があったのか」と勘繰られることも少なからずあるものの、彼女はその都度それらを否定しながら「全国に友達がいるんだもん。楽しいことも多いよ」と慣れからくる前向きな姿勢を見せている。(最終楽章後編、69ページ、105ページ)


高校3年生を迎える春に福岡県から京都府に引っ越すことになった真由は、数ある転校先の選択肢のなかから「吹奏楽部が強くて楽しそうだったから」という理由から北宇治高校を選び取り、新年度の始業式に合わせる形で転入する(最終楽章前編、26ページ、100ページ、最終楽章後編、105ページ)。同校の3年3組の新たな生徒となった彼女は、さっそく同じクラスの加藤葉月釜屋つばめたちと友達になり、あとから加わった久美子や緑輝たちの勧めによって吹奏楽部への入部を検討することになる。(最終楽章前編、27~30ページ)


承認を経て正式に北宇治高校吹奏楽部の一員となった真由は、かねてからのマイ楽器であるユーフォニアムを担当することになる。”全国金賞”を目標に徹底した練習体制を敷く部活のなかで、彼女は未経験者の1年生である針谷佳穂をはじめとする後輩たちのフォローや、清良女子高校の吹奏楽部に在籍していたころに培ったノウハウを活かした華々しい演奏を披露している。

しかし、そのような彼女の部活に対する原動力は、久美子をはじめとする部員たちが抱いている「吹奏楽コンクール全国大会で金賞を勝ち取る」というような目標意識ではなく、「仲良しな友達と一緒に、楽しい時間を過ごす」という個人的なこだわりとなっている。吹奏楽コンクールのような目に見える形での「結果」とそこに至るまでの努力をおまけ程度として考え、何気ない日々のなかで気心の知れた仲間たちと音楽を楽しむことに幸せを見いだす彼女は、「毎日楽しい」と心の底から実感しながら日々の活動を満喫している。(最終楽章後編、105ページ、274~276ページ)


主要キャラクターとの関係

黄前久美子

『響け!ユーフォニアム』自撮りユーフォ組


吹奏楽部の部長を務めている、ユーフォニアム担当の同級生。3年生。

真由は久美子のことを「久美子ちゃん」と呼んでおり、対する久美子は「真由ちゃん」と呼んでいる。

北宇治高校に転入してきたばかりのころに顔を合わせて以来、真由は久美子の漂わせている雰囲気にシンパシー(共感)を感じ取っており、「久美子ちゃんと仲良くなりたい」という純粋な好意を向けるようになる(最終楽章後編、104ページ)。部長と奏者という二正面に向き合いながら活動する久美子の姿を「カッコいい」(最終楽章後編、108ページ)と見ている真由は、多忙な久美子を労わるために進んで手伝いを申し出たり休養を勧めたりするほか、長く部に貢献している彼女に花を持たせようとしてコンクール自由曲のソリストの座を譲ろうとするなど、自身の奏者としての技量を度外視した形での気遣いを見せている(最終楽章前編、260~262ページ、305~306ページ、最終楽章後編、92ページ、105~106ページ、155ページ)。あわせて、真由は久美子に対する好意をダイレクトに伝えながら彼女に寄り添うための手立てとして、自然な動きで久美子の手を取ってぎゅっと握りしめたり、彼女の手の甲に指先でそっと触れて柔らかになでるといった、多様なスキンシップも織り交ぜながら接している。(最終楽章後編、69ページ、106ページ、171ページ)

しかし、スキンシップを含めた真由のそれらの好意は、当の久美子にとっては奏者としての焦燥を増長させるものにすぎず、そのような彼女から壁を作られて引き離されるたびに、真由はあからさまに落胆した様子で肩を落としている。(最終楽章後編、144~145ページ、250ページ)


久石奏

低音パートでユーフォニアムを担当しているひとつ下の後輩。2年生。

真由は奏のことを「奏ちゃん」と呼んでおり、対する奏は「黒江先輩」と呼んでいる。

吹奏楽部に入部して初めて出会った際に、真由は奏の礼儀正しい自己紹介を前にして慌てた対応をするとともに、彼女の表面上の愛想のよさに釣られて安心した様子を見せている(最終楽章前編、99ページ)。また、先輩である自身に意見をする際の丁寧な言葉選びと聡明(そうめい)さを受けて「奏ちゃんって大人だね」(最終楽章前編、202ページ)と感心するなど、有能な後輩として一目置くような場面もしばしば登場している。

真由は奏に対しても「仲良くなりたいな」と語っており(最終楽章前編、112ページ、最終楽章後編、102ページ)、奏の「黒江先輩」という頑なな名字呼びに対して「私のことも、遠慮せずに名前で呼んでくれていいんだよ?」と、堅苦しさを覚えていることを明かしている。(最終楽章前編、144ページ)


針谷佳穂

低音パートでユーフォニアムを担当しているふたつ下の後輩。1年生。

真由は佳穂のことを「佳穂ちゃん」と呼んでおり、対する佳穂は「真由先輩」と呼んでいる。

高校から吹奏楽部を始めた初心者である佳穂に対し、真由は経験者として技術の指導にあたっているほか、練習中に叱られて気分を落としてしまった際にも「佳穂ちゃんなら大丈夫だよ。落ち着いてやっていこ」というような優しいフォローを入れている。(最終楽章前編、166ページ)

また、休憩時間をはじめとするオフの場においては、葉月や緑輝たちを交えながら和気あいあいと談笑する様子も見せている。(最終楽章前編、196ページ)


釜屋つばめ

釜屋つばめ生誕祭2020


パーカッションパートに所属している同級生。3年生。

真由はつばめのことを「つばめちゃん」と呼んでおり、対するつばめは「真由ちゃん」と呼んでいる。

高校3年生の始業式の日に、右も左もわからなかった真由に対してつばめが「私も、真由ちゃんと仲良くなれたらうれしい」と自身の想いを口にし、そのまま校舎の案内に誘ってくれたことが、真由とつばめが知り合ったきっかけとなっている(最終楽章前編、27~33ページ)。真由はそれ以降、自身と似通った雰囲気を漂わせているつばめに親近感を覚えるようになり、学生生活のオンオフを問わず一緒に行動する様子がたびたび登場している。(最終楽章前編、168ページ、283ページ)

そのような北宇治高校での楽しい毎日を過ごすにあたり、真由はそのきっかけを与えてくれたつばめに対して「転校してすぐにつばめちゃんが友達になってくれて、私、うれしかったよ」と深い喜びと感謝を表している。(最終楽章後編、68ページ、275ページ)


加藤葉月

低音パートでチューバを担当している同級生。3年生。

真由は葉月のことを「葉月ちゃん」と呼んでおり、対する葉月は「真由」と呼んでいる。

高校3年生の始業式の日の休み時間に、葉月は真っ先につばめを連れて真由のもとへと駆け寄っており、その後の展開によって彼女が吹奏楽部に入部するきっかけを作っている(最終楽章前編、27ページ)。もともと押しに弱い真由は元気いっぱいな葉月の強引さに流されたり謙遜したりすることもしばしばあるものの(最終楽章前編、31~32ページ、302ページ)、基本的にはほかの低音パートのメンバーたちと同様に穏やかな空気のもとに接している。


川島緑輝

低音パートでコントラバスを担当している同級生。3年生。

真由は緑輝のことを「緑ちゃん」と呼んでおり、対する緑輝は「真由ちゃん」と呼んでいる。

吹奏楽部での活動を通して緑輝のあふれる自信と達観したメンタリティ(精神面)に接した真由は、「私、緑ちゃんみたいな人間になりたいなって思ってたの」と、自身とはかけ離れた緑輝の素晴らしい一面に憧れを抱いていることを明かしている。(最終楽章後編、211~212ページ)

また、彼女が自身の後輩である月永求と師弟関係を結んでいることについても「ふたりの関係性は可愛い」と述べた上で、「求君と緑ちゃんがカップルになったらきっと素敵だね」という屈託のない応援の気持ちを告げている。(最終楽章後編、110ページ)


高坂麗奈

トランペットパートに所属している同級生。3年生。

真由は麗奈のことを「麗奈ちゃん」と呼んでおり、対する麗奈は「黒江さん」「真由ちゃん(※関西大会以降)」と呼んでいる。

吹奏楽部の演奏指導を担う麗奈に対し、真由は入部当初から「部の編成上、自分が入っても問題はないか」というような相談事を持ちかけている(最終楽章前編、97ページ)。対する麗奈もまた、日々の活動を通して奏でられる真由の音色から彼女の技量を高く評価し、部にとっての「即戦力」であると認識するに至っている。(最終楽章前編、98ページ、103ページ、最終楽章後編、288ページ)

なお、部活動や私生活を問わずいつも仲良くしている麗奈と久美子の姿を見ている真由は、その関係性に対して「二人って本当に仲良しなんだね。ちょっとうらやましいな」というような憧れを口にしている。(最終楽章後編、68ページ)


余談

  • シリーズの作者である武田綾乃は、『決意の最終楽章 後編』発売時に特典ペーパーとして配布したあとがき(※2019年12月20日から宝島社の公式サイトにも掲載されている)において、黒江真由というキャラクターは久美子に対する「北宇治の裏ボス」として登場させたことを明かしている。あわせて、真由の苗字はモーリス・ラヴェル作曲『ダフニスとクロエ』のクロエからとっていること、黄前久美子の「黄」と黒江真由の「黒」は合わせると「警戒色」になることなど、制作の段階から遊び心を含ませていたことも語っている。
  • 2020年の3月22日に発行された劇場版『誓いのフィナーレ』公式ファンブックに掲載されている原作者のスペシャルインタビューでは、真由は「もうひとりの黄前久美子」にあたるキャラクターとして考え出され、北宇治高校でのいろいろな経験を通して変化する前の久美子の要素を盛り込むようにしながら作成したという説明がなされている。そして、部長となった久美子がかつての自分自身のような存在である真由と向き合うことが、作品の大きなテーマとして存在していることも語られている。(同、101ページ)
  • 2019年6月1日には、同日に告知された「久美子3年生編アニメ版制作決定」のニュースに合わせる形で、キャラクターデザイン担当の池田晶子による新規書下ろしイラストが公開されている。そのイラストに新キャラクターとして加わっている真由は、原作小説版の紺色の制服を着用し、フィルムカメラ(コンタックスT2と推測されている)を掲げる姿で描かれている。

関連イラスト

冬制服(原作小説版)

黒江真由生誕2022センシティブな作品

黒江真由さんことあるごとにカメラを取り出す女


冬制服(TVアニメ版)

黒江真由黒江真由

ココ最近のユーフォワンドロ③黒江真由


夏制服

黒江真由生誕祭2020あの子のユーフォニアム


関連動画

TVアニメ『響け!ユーフォニアム3』特別映像(2023年9月)


関連タグ

響け!ユーフォニアム

ユーフォニアム

黄前久美子 - ユーフォニアムを担当している同級生。部長を務めている3年生。

久石奏 - ユーフォニアムを担当しているひとつ下の後輩。聡明な2年生。

針谷佳穂 - ユーフォニアムを担当しているふたつ下の後輩。初心者の1年生。

釜屋つばめ - パーカッション(打楽器)パートに所属している同級生。真由と仲良しな3年生。


茶髪ロング カメラフィルムカメラ


外部リンク

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