「いいことも、そうでないことも」
概要
「オペラ座館殺人事件」の容疑者の一人でホテルオペラ座館のオーナーにして劇団「幻想」の演出家。しかし、彼の立ち上げた幻想の関係者はその他の人間達までも巻き込む被害者になるか、殺人犯となってしまうなど彼自身には全くの落ち度は無いが、彼が劇団を立ち上げオペラ座館をオープンさせた行為そのものが死神となっている。
後付け設定の愛人響静歌との間に異母兄霧生鋭治を、そしてややこしいことに本妻との間に異母妹黒沢美歌をもうけている。オペラ座館最後の殺人の冒頭で車ごと海に転落して死亡したとされているが、遺体は発見されておらず生死は不明。
一方で二人の女性との間に兄と妹という子供をもうけており、年代は合わないが死亡しているという点から高遠遙一と月読ジゼルの父親である可能性がある。また彼の劇団が悲劇を撒き散らし、オペラ座館が殺人に使用できるものだったというのも彼が高遠の父親である可能性を強めている。
余談
- 顔の傷は美歌が服毒自殺した際に行った自傷行為によるものである。
- 上述の通り本編ではあくまで生死不明扱いであるため、公式スピンオフでは彼の生死について作品ごとに解釈が異なり、金田一少年の1泊2日小旅行では借金を抱えて逃げ回っていたため消息不明になっていただけで普通に生きていたというギャグ設定になっている一方、犯人たちの事件簿では故人として扱われている。尤も、前者では他にも本編で死亡したはずの人物がなぜか生きている扱いでわんさか登場するのだが。