「究極の味を求めて、共に冒険に出かけましょうか？」
プロフィール
人物
ゲヘナ学園3年生で、美食研究会の部長。白い肌に銀髪、赤い瞳とアルビノを思わせる美しい容貌と、言葉遣いや振舞いからそこはかとなく漂う気品とで、“お嬢様”という紹介に違わない楚々とした佇まいの生徒。制服に羽織っているコートは万魔殿のそれによく似ているが、関連性は不明。
食べ物に関わることになると分別が無くなってしまう危険な美食家で、キヴォトス各地に出没しては料理を堪能し、場合によっては高級店でも屋台でも有無を言わせず爆破して去っていくという札付きのテロリスト。
暴飲暴食、ゲテモノ好き、食い意地の張りすぎで理性を無くすなどの強烈なメンバーで構成された美食研究会のリーダーとあって、他の部員と同様に一筋縄ではいかない人物である。
美食の為なら戦闘行為も躊躇せず、食事というあまりにも普遍的な営みに付随する騒動を自治区の内外を問わずに引き起こすため、ゲヘナの風紀委員会とは顔馴染み。フィジカルはそれほどでもないらしく、これといった逃走手段を用意していない場合にはあっさり捕まってしまう。
ただ温泉開発部のカスミと違い、ヒナを単に「邪魔する存在」としてしか思っておらず、ほとんど恐怖感を抱いていない。
SNSでは「美食研究会公式アカウント（@EATorDIEOfficia）」を運用し、ランチの出来が許せないからとゲヘナ学食への襲撃予告をしてみたり、海岸での不良集団による全面戦争に興味を持ってみたりと、かなり大っぴらに活動している（ちなみに襲撃予告はシャーレのアカウントもRTしていた。それでいいのか先生）。
「美食」を軸とした確固たる生き様・哲学を持つためか普段から泰然としており、話が通じないレベルのマイペースぶりで他者を振り回すものの、恩のある相手には快く協力を申し出るなど、ある程度は仁義も持ち合わせており、予期していないリアクションを返されるとわかりやすく狼狽える一面もある。
美食の探求者
彼女にとっての「美食」とは個人的な嗜好にとどまらず、多くの人に届けられるべき幸福であり、探求の裏には（多分に独善的かつ傍迷惑ではあるものの）強い使命感が存在している。
値段や格式よりも、素材にこだわり、調理に手間を惜しまず、信念や愛情が込められているかという意識・心意気（その結果として生み出される美味）を重視しており、同時に料理を食べる際のシチュエーションがもたらす効果についても研究に余念がない。
どのような料理にも最高の素材と万全の準備で臨むため、「超一流の陶器、超一流の水、そして立派な茶室を貸し切って至高のカップ麺を作ろうとする」など、どこかずれているところもある。
料理をよりおいしく食べるためのシチュエーションの探求に先生をよく付き合わせているが、これは食べ慣れたものでも「一番好きな御方」と一緒に食べることでどう変化するのかに興味を持っての事。通常衣装の時点でも描かれていたが、正月衣装の絆ストーリーはそれがより強調されたものなのでハルナ好きは必見。
戦闘勝利後のモーションでは鯛焼きをおいしそうにパクつくなど、丹精込めて作られた品であれば廉価なファストフードも好む。目の前で失われゆく「美食」があれば見過ごせず、それらを守るために不利な戦いであっても挑むだけの矜持を見せる。
一方で、高級料理店を謳いながらもコースの出し方や客への対応が目に余る等、品質に問題のある料理や店には激しい嫌悪感を抱き、「食への冒涜」に対する粛清行為としての爆破も辞さず、理性的に暴力をふるうのが彼女の恐ろしいところである。
自身の思想が共感を得にくいものである事は理解しているのか、簡便な説明として「水が流しっぱなしの蛇口」という喩えをよく持ち出しており、値段に相応しい価値を見出せない料理は“蛇口を締めて水を止める”くらいの感覚で吹き飛ばしているのだとか。
使用される爆発物は、来店した際に手荷物として預けた鞄に仕込んであるものと思われ、気に食わない店には爆破する前提で赴いている可能性が高い。
そんな彼女の爆破を免れた店は「美食研究会・黒舘ハルナのお墨付き」というある種の評価を得る格好となり、ハルナが食事をして無事だった店には興味を抱いた客が押し掛けるという現象が発生することもある。
なお、もつ鍋やホルモンといった脂っこい食べ物が好みだが、意外と食は細く、あまり多くは食べられない。
しかし、通常衣装のメモロビでは紙袋いっぱいに鯛焼きが詰まっていたり、正月衣装のメモロビでは重箱いっぱいにおせちが詰まっていたり、体操服では売店を食べ歩きしていたりとなかなかな量を食べているので、あくまで「美食研究会の中で相対的に見て」ということなのだろう。
また、一流レストランでも通用する味覚の持ち主でありながら、イズミの料理した明らかなゲテモノ料理にも果敢に挑んで撃沈するなど、その姿勢は貪欲というよりブレーキが壊れていると言ったほうが近い。
衣装
晴れ着
イベント「喰積の前にいささか一番勝負」で登場した晴れ着姿の正月版。
最初の別衣装は体操服になるだろうという予想を覆して、こちらが先の実装となった。
体操服
イベント「Get Set,GO！ ～キヴォトス晄輪大祭～」で登場。ジャージを着崩し頭にはメガネをかけている。
他の生徒は既存立ち絵の改変がほとんどだが、彼女は珍しく新規イラストだった。その後、イベントの復刻に伴って実装される。プレイアブルの別衣装が2つある生徒はシロコに次いで2人目。
「ん、メインヒロインですわ」
ちなみに、この後2つ目の別衣装が解禁された生徒は何故か4連続で「誕生日が魚座のゲヘナの生徒」という妙な共通点がある。
武器
固有武器「アイディール」のモデルはPSG1。なおアルも同じ銃を使用している。
PSG1は本来対テロ用、特殊部隊向けとして開発されたが、よりによってゲヘナの中でも特に目をつけられている部活のリーダー二人の愛銃となっている。
性能
通常版
「さぁ、準備はよろしくって？」
| 初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ☆☆☆ | 神秘 | 重装甲 | STRIKER | BACK | アタッカー | SR |
EXスキルの攻撃範囲は直線上で、他の生徒の同範囲攻撃と比べてもリーチはかなり長い部類に入る。また見た目以上に横の範囲も広く想像以上にカバー範囲が広い。
威力加算が1000％超えが多い中、スキルレベル5でも攻撃力の約890％と倍率はやや控えめではあるものの、レベル5になるとコストが3に減少しハルナ本人の攻撃力のステータスが全キャラ7位と非常に高いため数値よりもダメージは高い。
また「スキルレベルを上げるとコストが減少する」タイプの先駆けでもある。
割りと早い段階で神名文字も手に入るため、時間をかければ青輝石を使わずとも招待可能。
初期はツバキの鉄壁防御を突破できる数少ない生徒として上位勢の先生からの採用率が非常に高かったものの、対ツバキには高い命中率と攻撃力を持つ水着マシロの方が優先される事が多くなり戦術対抗戦での使用率は落ち着きつつある。
しかしそれ以外のコンテンツでは強力な神秘アタッカーが複数登場したとは言え、使い勝手の良い神秘アタッカーは限定生徒だったりイベント配布生徒だったりと再入手不可(もしくは困難)なことが多く、依然としてハード任務でいつでも誰でも受け入れ可能でかつそこそこダメージも出せる需要は健在である。
正月版
「わたくしにこのような物を…！」
| 初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ☆☆☆ | 爆発 | 軽装備 | STRIKER | BACK | アタッカー | SR |
EXスキルは最大5人の敵に対して円形範囲の爆破攻撃を行うもの。敵が5人以下の場合でも機能し、敵が1人の場合は5回命中する。
ノーマル、パッシブスキルは攻撃力を上げるもので、元々強力な攻撃力をさらに盛ることができる。さらにサブスキルでデバフを与えることができるので、ダメージはこれ以上になる。
軽装備相手であれば様々なコンテンツで活躍が見込める非常に攻撃的なアタッカーである。
EXスキル発動時のムービーは海老天を口にした瞬間にキレるという衝撃的なもので、爆破時の顔はSDモデルでもかなり怖い。
海老天にキレた理由については「海老天が不味かった」「食べた部分が衣しかなかった」の2つが候補として挙がっている(後者が有力視されている)。
体操服版
「さて次は…ふふっ、楽しいですわ！」
| 初期レアリティ | 攻撃 | 防御 | 役割 | ポジション | クラス | 武器種 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ☆☆☆ | 振動 | 重装甲 | SPECIAL | BACK | ヒーラー | SR |
同一生徒の2着目の別衣装持ちとしては先輩である水着シロコと同様にSPECIAL枠となった。振動属性では初のSPECIAL枠、クラスはこれまでのアタッカーの2衣装と異なり、ヒーラーとなった。
EXスキルは円形範囲内の味方4人を一ヶ所に集めてHPを回復するという通常フウカと全く同じものだが、コストは3と軽くなっている。それに加えNSで防御デバフ、PSで味方全体の攻撃力を増加させることが可能であり、非常に多芸。同時期に開催されている大決戦シロ&クロとの相性も良い。
余談
パンツ
サービス初期、戦闘勝利時のモーションで3Dキャラのスカートが一部体にめり込みパンツ丸出しになってしまうというバグが存在した。残念ながら現在は修正されている。
また体操服ではブルマのシワから「下着のラインが透けているのでは」と、こちらもまた一部で話題になった。
スコヴィル値
EXスキル発動時によく口にする「スコヴィル値」とは唐辛子の辛さの指標であり、唐辛子のエキスの溶解物を被験者（通常5人）が辛みを感じなくなるまで砂糖水に溶かし、その倍率がスコヴィル値である。
そして彼女が言う「スコヴィル値1000万級」ともなれば直接口にするどころか皮膚に触れさせることすら厳禁と言われるほどの辛さである（具体的にはたった1ミリリットルの唐辛子のエキスであっても1万リットル＝10tもの砂糖水で薄めなければ辛さを感じなくならないレベルの辛さである）。
現在ではこの「人の主観に基づいた計測方法」は問題視されており、唐辛子の辛味成分であるカプサイシンの量を機械的に測定し、しかし長年使用されてきたが故に世界的に普及しているスコヴィル値へと変換し直して表記する方法(※)が一般的であるため、実際に前述のような大量の砂糖水を用いた測定方法は現在ではほとんど行われていない。
ちなみに唐辛子を構成しているその他要素を無視してカプサイシンのみを抽出した純度100％のカプサイシンのスコヴィル値では1600万（単位はSHU）になる。
(※)スコヴィル値は唐辛子の辛味成分であるカプサイシンがどれほどの割合なのかを示しているものとも言えるため。
関連動画
PV
正月版(正月フウカと一緒)のPV。
体操服版のPV。ナレーションはハルナ＝田所あずさ。
関連イラスト
関連タグ
ブルーアーカイブ ゲヘナ学園 美食研究会 ご飯 ふともも 魅惑のふともも 残念な美人
愛清フウカ…同学園の生徒であり、給食部の部長。ハルナのお気に入りでもある。彼女の料理の腕を非常に高く買っており、それ故に珍しい食材があると聞くとその調理をしてもらうために彼女を拉致して連れていく程。逆に言えばハルナからの被害がとにかく酷い人。一方で料理の腕を知っているが故に、普段の給食への評価は辛口になりがち。ふたりがメインとなった正月イベントでは二人そろって新衣装が実装された上、フウカならばそのイベント中に起こった問題を解決してくれるという信頼をしている様子も窺えた(信頼しすぎてフウカから協力を断られる可能性を全く危惧していなかったが)。偶然か必然か、上述のように体操服ハルナのEXスキルが通常フウカのEXスキルが非常に似通っている(レア度の関係もあってより少ないコストで使えるハルナの方が上位互換のような性能になっているが)。
