12人の優しい日本人

じゅうににんのやさしいにほんじん

三谷幸喜の戯曲。また、それを元にした1991年公開の映画。

概要

三谷幸喜の戯曲。

また、それを元にした1991年公開の映画。

映画化時は監督を中原俊、脚本を三谷幸喜と東京サンシャインボーイズが務めた。

「十二人の怒れる男」をオマージュした作品であり、「ほぼ全員有罪」で始まるあちらとは逆に「ほぼ全員無罪」から始まる。

本作の登場人物たちは自分の意見が無い人や、とりあえず多数派に入りたいだけの人、最初にそう決めたからというだけの理由でそれに固執する人など良くも悪くも日本人的な人が多いのが特徴。

こちら単品でも楽しめるが、オマージュ元を観てからこちらを観る、あるいはその逆とするとより楽しめるだろう。

あらすじ

とある殺人事件の陪審員として集められた12人。

事件の被告は若い女性で、夫殺しの罪が問われていた。

しかし評決をとってみると、話し合いをする前に満場一致で無罪に決まってしまう。

陪審員の1人がこれではいけないと思い、「話し合いをしよう」と皆を引き留める。

理由を聞いてみると、みな大した根拠もなく被告への同情だけで無罪に決めていたのだ。

登場キャラクター

()内は映画版の演者。

• 陪審員1号(塩見三省)

陪審員長。

• 陪審員2号(相島一之)

話し合いをしようと言って皆を引き留めた男性。

• 陪審員3号(上田耕一)

• 陪審員4号(二瓶鮫一)

• 陪審員5号(中村まり子)

几帳面な正格で、さまざまなことをメモしている。

• 陪審員6号(大河内浩)

仕事が忙しいらしく、早く帰りたがっている。

• 陪審員7号(梶原善)

頑固な男。

• 陪審員8号(山下容莉枝)

若い女性。

日和見主義で、付和雷同タイプ。

• 陪審員9号(村松克己)

知的な男。

• 陪審員10号(林美智子)

年配の女性。

• 陪審員11号(豊川悦司)

若い男。

• 陪審員12号(加藤善博)

仕切りたがりなタイプ。

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