最低コストが5であり色（属性）もバラバラであるためテーマデッキとして構築することは事実上困難であったが、アルティメットバトル期に12宮Xレアをすべて(前述の通り12宮にカウントされていないためか、アスクレピオーズは未収録)収録し、重い召喚コストをサポートする新カードも収録したスペシャルデッキセット「12宮Xレアの輝き」が発売される。

同じくアルティメットバトルにおける裏12宮ブレイヴを皮切りにリメイクカードも登場し、メディアにおける印象的な扱いと合わせて今ではバトスピを代表するテーマの一つとなっている。

メディア展開において

テレビアニメ「バトルスピリッツブレイヴ」では神の力を持つカードとされ、本作のキーワードとなっている。また、12宮には数えられないが、「背徳のXレア」と呼ばれる13番目の「蛇遣い座」のカードも登場した。

10年後の続編となるバトルスピリッツサーガブレイヴにおいてはブレイヴ終盤の展開によって消失したことが判明し、それを収集した黒幕の手によって10thXレア版として変化させられ再び世に出ることとなった（ややネタバレになるが、この再び集められたものが厳密にブレイヴに登場したものと同一個体かは曖昧となっている）。さらにアニメ作品では初めて12宮Xレア以外のリメイクカードが登場した。

それ以外の作品で登場する場合は特別な扱いが少なく一般キャラが使用していることが多い。例としてソードアイズでは主人公の相棒のブリンガーがサジット・アポロドラゴンを中心としたデッキを使用しており、公式サイトに掲載されたデッキレシピによると画面に映らなかったものも含めればダンのデッキに近い構築であった模様。

テレビアニメ以外の媒体では、漫画作品「バトルスピリッツグランドナイツ」において主人公が後述の「天星12宮」に「光導騎士ゾディアック・アポロドラゴン」をキーカードとして組み込んだデッキを使用。ただし、メディア的な都合のためかカードの効果処理の場面においても「創界神ダン」の存在については一切触れられなかった。

12宮Xレア

星座編一弾から登場したいわば初代12宮Xレア。光導指定のサポートカードはこの時期から存在していたものの、系統として光導を持つのは長らくこの13種のみだった。

各色2種類ずつに加え紫のみアスクレピオーズを含め3種類存在する。

赤:牡牛座♉、射手座♐
紫:山羊座♑、魚座♓、(蛇遣い座)⛎
白:獅子座♌、水瓶座♒
緑:牡羊座♈、蟹座♋
黄:双子座♊、乙女座♍
青:天秤座♎、蠍座♏

後年の十二神皇編においてリバイバルが実施され、アスクレピオーズ含めた全種が効果を一新して生まれ変わった…のだが、当時展開していた神皇・十冠テーマに合わせ原型を留めない効果 「屠られし背徳のXレア」のはずがMレアに降格させられたアスクレピオーズなど、少なからず不満の声が寄せられるリメイクとなった。

12宮Xレア一覧

裏12宮ブレイヴ

「アルティメットバトル」シリーズから登場した、12宮Xレアのブレイヴ版。こちらは全てがXレアというわけではない。カードテキストによれば、アルティメットの対抗勢力のようである。

テレビアニメ「最強銀河究極ゼロバトルスピリッツ」では蟹座のルキノス,獅子座のデネボラ,ネイクスが登場し、それぞれのブレイヴを使用している。

また、メディア展開には未登場ながらカードイラストにてブレイヴアクエリアスの合体も見られる。

裏12宮ブレイヴ一覧

天星12宮スピリット

「神煌臨編」シリーズから登場した、12宮Xレアスピリットが転生した姿（そのため名称も転生と掛かっている）。

最大の特徴はその軽さと軽減コスト変動効果であり、これによって安定した光導デッキの構築が可能となった。

こちらのレアリティはXレアどころかR以下であり、蛇遣い座に相当するスピリットも存在しない。

天星12宮スピリット一覧

天星12宮樹星獣セフィロ・シープ(牡羊座)
天星12宮雷星獣ドラグ・タウラス(牡牛座)
天星12宮聖星使ジェミニック(双子座)
天星12宮風星士キャンザムライ(蟹座)
天星12宮氷星獣レオザード(獅子座)
天星12宮光星姫ヴァージニア(乙女座)
天星12宮地星兵リブライヴァ(天秤座)
天星12宮鋼星騎スコルリッター(蠍座)
天星12宮炎星竜サジタリアス・ドラゴン(射手座)
天星12宮魔星人シュタイン・ゴイル(山羊座)
天星12宮水星機アクエリーズナー(水瓶座)
天星12宮闇星魚ピスケガリオット(魚座)

12宮10thXレア

「超煌臨編」シリーズから登場。天星12宮に続いて6色として扱える神軽減シンボルを持ち、「アイツのデッキと好きな12宮10thXレアを合わせれば十分通用する」とも言われていた。

アニメ「サーガブレイヴ」にて各カードを操るための「呪いのブレイヴ」が登場し、アニメ未登場分も併せて12種全てが神話ブレイヴとしてカード化されている。但し、コスト4以下のものは系統:光導を持っていない。

12宮10thXレア一覧

白羊樹神セフィロ・アリエスX(牡羊座)
- 生命魔盾セフィラ・シンガータ

金牛龍神ドラゴニック・タウラスX(牡牛座)
- 金牛大斧ゴールデン・タウラス・アックス

魔導双神ジェミナイズX(双子座)
- 魔導双剣ジェミナイヴズ

巨蟹武神キャンサードX(蟹座)
- 巨蟹神刀カニキリ

獅機龍神ストライクヴルム・レオX(獅子座)
- 獅神魔銃レオ・ブラスター

戦神乙女ヴィエルジェX(乙女座)
- 堕天聖杖エルア

天秤造神リブラ・ゴレムX(天秤座)
- 天秤魔槍ライブラジャベリン

天蠍神騎スコル・スピアX(蠍座)
- 天蠍騎槍スコルランス

光龍騎神サジット・アポロドラゴンX(射手座)
- 騎龍魔弓サジットボウ

魔羯邪神シュタイン・ボルグX(山羊座)
- 魔羯大鎌シュタインスライサー

宝瓶神機アクア・エリシオンX(水瓶座)
- 宝瓶魔銃エリシオンマグナム

双魚賊神ピスケガレオンX(魚座)
- 双魚魔砲ピスケカルバリン

なお、後述のタロット光導の時期にプロモーションカードとしてアスクレピオーズXも登場したがカード効果もそちらに併せており、軽減シンボルの変動効果や星界放を持たずミラージュに合わせた耐性など10thカードと組み合わせるのにはあまり向いていないデザインとなっている。

タロット光導（仮称）

真・転醒編から登場した新たな光導カード。タロットカードと星座の照応をモチーフとしており、12宮全てが存在する低レアリティのものと契約編:界現在も各色1枚ずつ計6種のみが存在しているXレア版の2種類が存在している。

専用の創界神として「創界神　馬神ダン」が、対応するオラクルスピリットとして「オラクル二十一柱 X ザ・ホイール・オブ・フォーチュン」が存在する。

Mレア以下

皇帝羊エンペラー・アリエス(牡羊座)
金牛教皇ハイエロファント・タウラス(牡牛座)
比翼恋鳥ラバーズ・ジェミニ(双子座)
巨蟹戦車キャンサー・チャリオット(蟹座)
太陽獅子サンリオン(獅子座)
隠者天使ヴァルミット(乙女座)
天秤女神ジャスティ・ライブラ(天秤座)
死神蠍デス・スコーピオン(蠍座)
教射皇サジットエロファント(射手座)
悪魔羯デビルコーン(山羊座)
水瓶星兵アクアエリアスター(水瓶座)
月双魚ムーンリット・ピスケス(魚座)

12宮Xレア

正義の巨蟹武神キャンサード・ジャスティス(蟹座)
力の獅機龍神ストライクヴルム・レオ・ストレングス(獅子座)
戦神女教皇ヴィエルジェ・エステス(乙女座)
天蠍皇帝スコル・エンペラー(蠍座)
節制の光龍騎神サジット・アポロドラゴン・テンパランス(射手座)
双魚星神ピステラ・ガレオン(魚座)

派生カード

もはやかつてとは比べ物にならないほどカードプールの増えた光導カードであるが、中でもプロモーションカードを始めとして12宮Xレアを元とした派生カードはいくつか存在する。

アルティメットバトルで登場した「アルティメット・サジット・アポロドラゴン」とその派生系である「アルティメット・サジット・ベビー」「アルティメット・サジット・アポロドラゴン・エピタフ」を始めとし、神皇編では「アルティメット・ストライクヴルム・レオ」「アルティメット・キャンサード」「アルティメット・ドラゴニック・タウラス」、10th Xレアとして登場した「戦国蛇武将アルティメット・アスクレピオーズ」らアルティメット版。

蛇遣い座に12宮の力を集めた「光導神ゾディアック・ピオーズ」。

構築済みデッキ「アイツのデッキ」に収録された、「月光龍ストライク・ジークヴルム」が射手座の力を得た「月紅龍ストライク・ジークヴルム・サジッタ」を始めとする12宮モチーフのカード群。

転醒編のプロモーションカードとして登場した、ストライクヴルムレオか転醒の力を得た「獅機龍神ストライクヴルム・レオ・Λ/天醒獅機ストライクヴルム・レオ・ブレイカー」などが存在する。