2000形とは、鉄道車両の形式のひとつ。「2000形」を冠する代表的な車両は以下の通り。なお、特記ない限り読みは「にせんがた」である。
1. 小田急電鉄の電車。同形式を名乗る車両は2代目。→小田急2000形の記事を参照。なお初代は特急車両であった(→1900形を参照)。
2. 京浜急行電鉄の先代特急形電車。→京急2000形の記事を参照
3. 西日本鉄道の特急形電車。「にせんけい」。詳しくは当該記事【天神大牟田線(過去の車両の項目)】を参照。
4. 京都市電の電車。連結して2両編成で急行運用にも就いた。廃止後は1両を除き伊予鉄道に譲渡された。形式は2000形のまま変わらず。
5. 札幌市営地下鉄南北線2000形。引退済み。
6. 横浜市営地下鉄2000形。ホームドア導入が仇となり引退済み。
7. 神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)2000型。
8. 住宅・都市整備公団2000形。当初2000形とデビューしたはいいが、京急線に直通する際、2000形との車番重複を避けるため9000形へ改番。詳しくは9000形の記事を参照
9. 遠州鉄道2000形。「にせんけい」。同社1000形と共に遠州鉄道の主力で、現在も増備中。
11. 帝都高速度交通営団2000形。銀座線の先々代。→営団2000形の記事参照
12. 江ノ島電鉄2000形。→江ノ電2000形の記事を参照
13. 筑豊電気鉄道2000形。 元西鉄1000形(軌道車両)を譲受した筑豊電鉄初の自社保有車両。
14. 北陸鉄道2000形。金沢市内線初のボギー車として1950年6月に大阪近畿車輛で10両作られた。1967年2月の金沢市内線廃線後は親会社の名古屋鉄道に引き取られ、モ550形となり岐阜市内線に投入された。1997年4月に全車退役。
などがある。なお項目13についての一部を解説する。
筑豊電気鉄道2000形
筑豊電気鉄道が輸送力増強の為に1976年から1985年迄に導入した同社初の自社保有車両。種車は元西鉄1000形(軌道車両)の2連接車で、黄色時に赤帯へ塗装変更され、初期の7編成は3連接車と後年冷房付に改造された。
後期導入車は西鉄時代そのままの外観で非冷房だった。
後期車は3000形に冷房更新され消滅。残る初期車も5000形へ置き換わり、2022年に全車引退。