コンピュータやソフトウェアでの時刻表現に用いられているUNIX時間が2038年1月19日午前3時14分7秒(UTC±0)を過ぎると内部でオーバーフローを起こし、時刻を正しく扱えていることを前提としたプログラムコードが誤作動するというもの。
2000年問題と違うのは、2000年問題は仮に問題があるコードがプログラムに含まれていてもプログラム単位で修正してしまえばそれでおしまいなのだが、2038年問題の場合C言語処理系やOSのAPIというシステムの深い部分にまで関わってくる。APIは複数のプログラムが使用するものであり、そのAPIを使用する全プログラムを修正しないとプログラムが誤作動を起こしたり、そもそも動かなくなったりする。
なお近年の殆どのプログラムについては64ビット化が進んでおり、2038年問題について心配する必要は無いとされる。
なので2038年問題を心配する必要があるのは64ビット化が出来ないプログラムを使用しているコンピュータぐらいである。