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概要

1999年5月6日より営業運転を開始したJR東海(東海旅客鉄道)の直流近郊形電車


JR東海の在来線電化区間における標準形車両となっており、1999年~2014年の間に一時中断を挟みつつ539両が製造された(この他、2019年に事故代替車2両を新造)。大きく、1999年から製造された前期型と2006年に仕様変更され製造された後期型に区別される。


1999年に東海道本線(名古屋地区)の快速列車用、中央西線103系165系置き換え用、および御殿場線身延線の一部列車ワンマン化用に投入された。これらは1次車と呼ばれ、ヘッドライトがシールドビーム・行先表示器が幕式なのが特徴。(2001年に2次車6両増備。)


その後、2006年から東海道本線(名古屋地区)新快速の輸送力強化、および最後まで残った113系115系117系119系123系の老朽化に伴う置き換えのために増備が再開され、ヘッドライト(HID・LED)や行先表示器(フルカラーLED)などが変更された。(詳細は後述)


15年にわたる増備の結果、JR東海管内のほぼ全ての国鉄時代に製造された電車を置き換えている(この時点での国鉄電車は211系4両×2編成のみ)。JR東海管内の在来線一般電車の内約6割を占める大所帯。

運用範囲も愛知県 岐阜県 三重県静岡県は勿論、神奈川県滋賀県山梨県長野県など関東~関西・信州までとかなり広範囲。

後に当形式がベースに開発された気動車キハ25形』も開発された。

JR東海の体質を揶揄したジョークに「そのうちJR東海はN700系N700系を置換えて313系で313系を置き換え始めるというものがあった程。

なお2020年のプレスリリースで、今後は313系の増備ではなく211系213系311系を新形式の315系で置き換えると発表され、2022年以降の新型電車は315系に代替わりした。


JR型車両の中では、本線系統の快速列車からローカル線のワンマン列車、果ては有料快速列車や他社線乗り入れなど様々な線区に対応するためか、様々なバリエーションが製造されている。番台区分の数では民営化後に製造された車両の中ではぶっちぎりで多い。ただし数編成作ったのみでマイナーチェンジし100番単位で番号を飛ばして新番台を設けたこともままあり、いずれ番号が枯渇してしまわないか疑問もあった。


2022年までは、静岡地区ではワンマン用の3000・3100番台(14編成)を除いて全てロングシート車、それ以外の路線ではセミクロスシートか転換クロスシート以上の設備を備えた車両を配置していた。

ちなみに転換クロス車とロングシート車の座席定員は0番台のクハを除き全く同じ座席定員となる。


営業最高速度120km/h、130km/h(8000番台、2022年3月11日まで)
設計最高速度130km/h
起動加速度2.6km/h/s
減速度4.3km/h/s(常用最大、非常)
歯車比15:98=1:6.53
駆動方式平行カルダン駆動・TD継手方式
主電動機かご形三相誘導電動機・1時間定格出力185kW
  • C-MT66A(1・2次車)
  • C-MT66C(3次車以降)
制御方式3レベル電圧型PWMインバータによるVVVF・ベクトル制御
  • C-SC37(1C2M2群・SIV一体型)
  • C-SC38-G1(1C2M2群・SIV無し)
  • C-SC38-G2(1C2M1群・SIV無し) ※3次車以降はSC37A・SC38A
制動方式回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ(遅れ込め制御付き)
発電・空制ブレンディング制御 ※一部車両
台車円錐積層ゴム式ボルスタレス台車
  • C-DT63A・C-TR251(1・2次車)
  • C-DT63B・C-TR251A(3次車以降)
製造所日本車輌製造近畿車輛(3次車まで)・東急車輛製造(1次車のみ)

走行機器

373系を基本としており、主電動機・歯数比は同じである。

制御装置は373系のGTO素子2レベルインバータに代わってIGBT素子を使用した補助電源装置(SIV)一体型の装置を採用し、従来のモーター個別制御(1C1M)から台車単位での制御(1C2M)に変更されている。SIVの故障に備え、走行用VVVFインバータ1群をCVCF運転に切り替えるデュアルモードにも対応。

また、一部の車両は回生失効対策としてブレーキチョッパ装置と発電ブレーキ用抵抗器を装備する。

電動車比率が373系の1M2Tから1:1を厳守するよう改められ、3両編成用に片方の台車だけモーターを積んでパンタグラフを持たずクモハとペアを組むモハが設定された。結果、重量あたり出力は概ね1.5倍になり、これによる加減速性能の向上と定速制御の搭載により、311系新快速から所要時間短縮を実現した。

台車は211系からの伝統の円錐積層ゴム式ボルスタレス台車で、全車がヨーダンパーを装備。付随台車には踏面清掃装置を搭載し踏面ブレーキを省略。後期型では枕ばね受け部の大型化・形状変更がなされた他、5000番台はセミアクティブ左右動ダンパを装備している。


車体構造

旅客需要の変動が大きいこと(ラッシュ時-データイム)、沿線には7.8㎞の丹那トンネル・6㎞弱の塩嶺トンネル(中央東線)・5㎞の大原トンネル(飯田線)、3.6㎞の峯トンネル(飯田線)、2.9kmの愛岐トンネル(中央西線)等2㎞を越える長大トンネルが随所にあることから先頭車に乗用貫通路を設けており、併結編成の場合、必ず中間の先頭車の貫通路を使用することとされている。2連×4の8両編成や2連×3組+4連の10両編成など、短い編成を繋いでの長編成が組まれることがある。


静粛性を高めるため、床構造はゴムチップをキーストンプレートと床敷物の間に敷き詰めた構造となっており、車内は基本的に非常に静か(但し併結編成を組んだ場合、正面貫通扉を防災上開いておかねばならないため当該部分貫通幌が車外騒音の侵入路になり、中間に入った先頭車に限り若干静粛性が下がる。どちらかの先頭車が必ずMc車となり外部モーター音を拾うため)。なお、吸音材として敷かれているゴムチップは実は廃タイヤを砕いて再利用した物で、こんなところでも環境にも配慮されている。

ロングシートから転換クロスシートまで単一の構体から艤装品の変更のみで対応できるよう設計されているため、車体の垂直荷重は車端部以外はすべてドアの戸袋部で受けており、戸袋窓は省略された。そのため、ロング・セミクロスで3本、転換クロスで4本ある窓内の柱は荷重を受け持たず配置を自由に設定できる。


2024年から、2028年度までに名古屋駅を発着する当形式約340両に社内防犯カメラを設置することがJR東海より発表された。


座席

ロングシートは「旅行者」としては不人気とされるが、座席そのものの質は高く、同じロングシートである211系のそれより数段快適である。少なくとも腰痛には苛まれない。

逆に固定クロスシートは、尻を前にずらして背中を丸めた状態でフィットするよう作られている上座布団前端同士の間隔が狭く、閑散時ならともかく、混んできた時間帯には膝を鋭角にかがめねば足先が互いに干渉するので、下手したら113115系の初期車より足が窮屈に感じるかもしれない。

転換クロスシートは8000番台を除き一般的なシートピッチより35mm狭い875mmピッチで並べられている。しかし、足元空間は910mmピッチと同じ座面前後間420mmを確保しており、その分座面奥行きが35mm詰められているが、中折れ機構付きの背もたれを採用することで視覚的な空間の狭さを感じないような工夫がされている。


前期型

第1次車・第2次車

0・300番台(転換クロスシート)

美濃赤坂線

0番台は4両編成。300番台は2両編成。大垣車両区に4両編成15本と2両編成16本が配置されている。主に東海道線掛川-米原間普通列車を中心に一部の快速列車、武豊線で運用される。転換クロスシートを主体に、ドア脇と車端部に固定クロスシートを配置している。


1000番台・1500番台(転換クロスシート)

1000番台は4両編成。1500番台は3両編成。当初は神領車両区に配置で、中央西線と関西本線で使用されていた。

転換クロスシートとドア脇固定クロスシートの配置は0番台と同じだがクハのトイレ脇の座席を除き車端部がロングシートに変更されている。


クハは大垣配置の0番台と仕様が同じため0番台を名乗っている。編成を組み替えることはほぼ無いため、管理を優先してクハについても1000番台を名乗ったほうが整合性が高かったと思えるが、こうした措置は一貫してなされているため、編成内部で番号がちぐはぐになっている(増備車である1100~1700、ロングシートの2000番台の各編成、後から仕様違いの出た5300番台などがそれである)。

ちなみに313系で最初に登場したのがこのグループである。


315系投入に伴う中央西線の8両編成統一と関西本線の2・4両編成化で余剰となり、2022年~2023年に掛けて大垣車両区へと転出した。

なお1500番台は、3両編成を2本繋いだ6両半固定編成で運用している。


3000番台(セミクロスシート)

313系+211系

2両編成。大垣車両区に16本、静岡車両区に12本が配置されている。ワンマン運転に対応した設備を持っており、座席配置もボックスシートとロングシートを組み合わせたセミクロスシート。座席モケットの色も青系から緑系になっている。

パンタ増設準備工事が行われており、2006年に霜取りパンタグラフを増設、Wパンタとなった。なお、冬季以外もWパンタで走行している。

静岡車両区配置車は御殿場線身延線が運用の主体、大垣車両区配置車は飯田線中央線辰野-茅野間、東海道線美濃赤坂支線が主たる活躍の場となっている。

なお大垣車両区配置車は2012年まで神領車両区に所属し、中央西線・篠ノ井線・関西本線で運用され、編成記号B300を名乗っていた。


8000番台(特別車・転換クロスシート)

セントラルライナーセントラルライナーは静岡へ

1999年12月4日より運行を開始した中央線名古屋駅-中津川駅間の有料快速列車『セントラルライナー』用に設定・投入された番台区分。当初は4編成製造されたが、同列車の利用客増に伴い2001年に第2次車2編成が増備された。仕様は第1次車と同じ。373系に近い車内デザインを有し、車端部以外すべての座席が転換クロスシートで乗降口ドア脇に簡易パーテーションを設置。前面の塗装も白ではなくシルバーメタリック、全体にオレンジの太帯と細帯を組み合わせたグラデーションと他番台と大きく異なる。

2013年3月15日にセントラルライナーは廃止されたが、その後もそのままの姿で中央西線の一般快速列車や普通列車、ホームライナーに使われていた。

B201編成は、2018年10月~12月に「名古屋おもてなり武将隊電車」としてフルラッピングされ、イベントや臨時列車に使用された。

2022年3月11~12日にかけて静岡運輸区へ転属し、14日より東海道本線(静岡地区)の普通列車として使用されている。基本的に211系(3両・LL編成)と共通運用だが、313系(3両)の運用に入り御殿場線身延線でも運行されることがある。また、ホームライナー運休時やイベント開催時などの臨時快速にも使用されている。


後期型

第3次車・第4次車

共通の仕様変更

  • 行先表示器を幕からフルカラーLED、前照灯をシールドビームから腰部はHID灯(ディスチャージランプ)、貫通扉上は白色LEDに変更。快速以上の種別は幕と同じ斜体フォントを使用し再現性もバッチリ
  • 車内トイレのスペース拡大、トイレ向かいの座席を廃止
  • 台車の枕ばね受けが大型化・形状変更された
  • 前面窓の窓枠が細くなってワイパーアームの付け根が外に出ている。地味に目に付く
  • 安全対策のため保安装置・ブレーキ装置などのバックアップを構築
  • 回生ブレーキが停止直前まで動作するようになる

1100・1600番台(転換クロスシート)

1000番台、1500番台の仕様変更版。2006年から配備された。1100番台は神領車両区に4両編成3本、大垣車両区に4両編成7本(第5次車として3編成追加投入)が配置されている。1600番台は3両編成4本が大垣車両区に配置されている。クハが400番台なのは、仕様見直しの結果300番台相当の艤装品を有しており、その100番台という理由である。


315系投入に伴う中央西線の8両編成統一と関西本線の2・4両編成化で余剰となり、2022年~2023年に大垣車両区へと転出した。

なお1600番台は、3両編成を2本繋いだ6両半固定編成で運用している。


1300番台(転換クロスシート)

第4次車で登場した2両編成。2010年デビュー。1100番台の2両編成版と考えてもいいが、ワンマン運転対応設備や寒冷地対応設備が設けられているのが特徴。ただし編成番号がB40Xの8本はワンマン運転対応設備や乗客用ドア開閉スイッチが準備工事になっており、2020年頃から設置工事が行われた。なお、デビュー当時から設置されている1309号車~はB5XXの編成番号を名乗る。神領車両区に2両編成24本が配置されていたが、2023年12月より静岡へ転属が始まった。

ワンマン車は3000番台に代わって、中央線・関西線で運用されている。全編成が架線の霜対策としてクモハ313形にパンタグラフを2基搭載。半自動ドアを備える。

ネタ車番としてB505編成のクモハ313-1313が存在する。


1700番台(転換クロスシート)

交換待ち(遅延中)

3両編成。1600番台に寒冷地と列車本数過疎線区対策の装備を盛り込んだバージョン。大垣車両区に3編成配置されているが飯田線と中央線・篠ノ井線で運用され、1編成が大垣に常駐している以外は基本的に飯田線内の豊橋運輸区や伊那松島運輸区に常駐している。車内広告は本来の運用先である飯田線の沿線向けのものが入っており、長野県の観光名所や企業のものが多い。

快速「みすず」として長野まで乗り入れる運用もあったが今は松本駅までで単なる普通列車として運用している。

変わった運用としては、本来JR東日本受け持ちの211系(かつては115系)の代走として、松本~中津川間を走行する事がある。これは主として諏訪湖の花火大会のときに起きる。


登場から2022年3月まで神領車両区所属で、1500・1600番台の予備も兼ねていた。

しかし315系投入に伴う中央西線の8両編成統一と関西本線の2・4両編成化に合わせて飯田線車両の所属を集約する狙いもあって大垣車両区へと転出した。

大垣常駐の1編成は神領時代と同じく1500・1600番台の予備も兼ねている様子。


5000番台(転換クロスシート)

JR東海 近郊形車両  313-5000系

6両編成。名古屋地区を中心に運用される新快速・特別快速のグレードアップ用に2006年に登場した313系のフラッグシップ的な存在。大垣車両区に6両編成17本が配置されている。

新幹線で培われた技術をフィードバックし、乗り心地は在来線トップクラスと言われている。台車にセミアクティブサスペンション、連結部に車体間ダンパが装備されているのが大きな特徴。

車内は扉間5列の転換クロスシートで、全ての座席が転換可能。座席が扉向きになった際に立ち客と干渉しないよう衝立が設置された。

2017年3月に発生した踏切事故でY102編成の神戸方2両が大破。2年以上運用を離脱していたが、2019年9月に神戸方2両を代替新造して復帰した。(※部品を流用しているため改造扱い)

代替新造された2両は車番が原番号+100されている他、製造年が元の2006年のままになっている、車体が5次車相当の仕様になっているなどの異端児。


5300番台(転換クロスシート)

第4次車で登場した2両編成。2両編成5本が大垣車両区に配置され、300番台と共通運用を組んでいる。

5000番台とは異なり車体間ダンパは装備しない。


2500・2600番代(ロングシート)

東海の顔

3両編成。2500番台が17本、2600番台が10本それぞれ静岡車両区に配置されており東は国府津、西は豊橋まで幅広く運用されている。2500番台は発電ブレーキ無し。2600番台は発電ブレーキ装備。

静岡地区の211系はトイレを持たないため、極力211系と併結する運用にすることでトイレの確保に努めている(トイレが中間に来るように、基本的に313系は熱海方に連結)。この番台の導入により113・115系が引退し、この地区の普通列車のほとんどがロングシートとなったため、一部鉄道ファンや18きっぷ利用者からの評判は悪い。更には、川勝平太静岡県知事までわざわざ苦言を呈したとかしないとか。


2300・2350番台(ロングシート)

2両編成。2300番台と2350番台の合わせて9本が静岡車両区に配置されている。閑散線区向けに発電ブレーキを装備し、将来的にはワンマン運転にも対応できるよう準備工事が施されている。

2300番台と2350番台に大きな仕様の差はないが、2350番台はパンタグラフを2基搭載しており、冬季は専用の運用に入り、霜取りを行う。御殿場線や身延線で運用されているが、ローカル運用でのオールロングシートのため鉄ヲタからの評判は良くない。


3100番台(セミクロスシート)

313系3100番台

2両編成。3000番台に3次車相当の改良を加えた番台で、静岡車両区に2本が配置されている。ロングシート地獄の静岡なだけあって、ある意味出会えたらラッキーな車両である。編成記号は3000番台からの続番のV13、V14。


第5次車

武豊線電化開業用に増備された28両。1100番台と1300番台が製造され、1100番台は大垣へ、1300番台は神領に投入されている。

仕様変更点

  • 車内照明をLEDに変更。消費電力が減ったのみならず、車内照度が大幅に引き上げられている。既存車両も一部交換が進められている模様である。

編成記号一覧(新製時の配置)

編成記号番台所属次数両数編成数備考
Y00番台大垣1次車4両15編成
Y30300番台大垣1次車2両16編成
Y1005000番台大垣3次車・4次車6両17編成
Z5300番台大垣4次車2両5編成
J01100番台大垣4次車・5次車4両10編成
B1-31000番台神領1次車4両3編成
B4-61100番台神領3次車・4次車4両3編成
B101-1031500番台神領1次車3両3編成
B104-1071600番台神領3編成3両4編成
B1501700番台神領3次車3両3編成発電ブレーキ・Wパンタ
B2008000番台神領1次車・2次車3両6編成ライナー仕様
B3003000番台神領1次車2両16編成ワンマン・Wパンタ準備
B4001300番台神領4次車2両8編成ワンマン準備
B5001300番台神領4次車・5次車2両24編成ワンマン
T2500番台静岡3次車3両17編成
N2600番台静岡3次車3両10編成発電ブレーキ
W2300・2350番台静岡3次車2両9編成50番台はWパンタ
V3000番台静岡3次車2両12編成ワンマン・Wパンタ準備
V13-143100番台静岡3次車2両2編成ワンマン・Wパンタ

※B400編成は2020年よりワンマン化。2023年12月現在、B402・403編成以外が改造済み。→2024年3月の静岡転属時に全編成ワンマン化改造済み。

※3000番台は2006年に霜取りパンタ設置。


315系投入に伴う動き

JR東海は2021年より、211系213系311系の置き換えを目的とした『315系』を導入し、2022年3月より運用を開始した。

中央本線名古屋駅-中津川駅間の全列車を315系8両編成に統一するため、これに先駆け2022年3月12日のダイヤ改正より、同区間の全列車が8両編成に統一された。また、関西本線では5両編成・3両編成の列車を2両編成・4両編成に変更。

これに伴い、313系に転属が発生している。


転属した編成一覧

新編成記号旧編成番号番台新所属旧所属備考
J150B(101-103)1500番台大垣←神領2022年3月転属
J160B(104-107)1600番台大垣←神領2022年3月転属
J170B1501700番台大垣←神領2022年3月転属
SB2008000番台静岡←神領2022年3月転属
J(11-13)B(1-3)1000番台大垣←神領2023年1-5月転属
J(14-16)B(4-6)1100番台大垣←神領2023年11-12月転属
LB4001300番台静岡←神領2023年12月、2024年3月転属

※転属した順に掲載

※1500番台(J150編成)、1600番台(J160編成)は、2本連結した6両編成を半固定とし、東海道本線名古屋地区の普通・快速列車として使用。

※1700番台(J170編成)は引き続き飯田線で運用。旧B152編成は所属基地に戻ることなく、3月11日から12日の夜に天竜峡駅で編成番号シール・所属表記の張替えを行った。

※8000番台(S編成)は2022年3月14日より静岡地区の普通列車として使用開始。211系LL編成一部運用(東海道線)を置き換え。指定席表示器は未使用。

※1300番台(L編成)はL1、6~8が2023年12月に転属。L1編成が2024年2月17日の御殿場線一部運用より営業運転開始。当面はV編成の代走で、通常運用(ワンマン運用含む)は3月1日からで、東海道線・身延線でも運行。2024年3月5日にL2~5編成がワンマン改造を終えた上で転属。


身延線を走る313系8000番台


鉄道模型

Nゲージ

KATOTOMIXMODEMOからメーカーから発売されている。

MODEMOとKATOが早い段階で製品化し、TOMIXが約10年遅れて製品化した。

基本的に別メーカーの車両との連結は推進されていない。(特にKATOは連結器が異なる。)ただし、グリーンマックス211系は、全てのメーカーの313系と連結を可能にするアダプターパーツを出している他、マイクロエース213系311系は連結器を交換すれば、MODEMO、TOMIXと連結が可能。


MODEMO(ハセガワ)

0番台、300番台、3000番台、8000番台の1次車を製品化。

台車などをTOMIX373系から流用している。一部はモーター無しの増結セットの設定あり。8000番台は他番台と同じ車体を流用しているため一部異なる部分がある。

ナンバーはユーザーによるインレタ転写式。行先表示シールが付属する。

2023年現在生産されていないため、中古品が流通している。


KATO

0番台、300番台、1100番台、1300番台、1600番台、1700番台、2300番台、2350番台、2500番台、2600番台、3000番台、3100番台、5000番台、5300番台、8000番台を製品化。

300番台、5300番台のみモーターなし。他は全てモーターあり。2両編成は片側の台車のみ駆動。

2600番台は211系5600番台とのセット販売。

211系は長らく製品化されていなかった(2023年に製品化)ため、223系との連結遊びを紹介されたことがある。

ナンバーは印刷済み。行先表示シールが付属する。

1次車は旧製品(前頭部の白がややクリーム色で車体断面が四角い)がある他、途中から連結器がリニューアルされた(旧型連結器と新型連結器は連結不可)ため、購入する際は注意が必要。


TOMIX

0番台、300番台、1000番台、1100番台、1500番台、2300番台、2350番台、2600番台、5000番台、5300番台、8000番台を製品化。

一部はモーター無しの増結セットの設定あり。5000番台は3両基本セット+3両増結セットで発売。ナンバーはユーザーによるインレタ転写式。

側面の行先表示シールがなく、他社製品を用意する必要がある。


プラレール

0番台が通常ラインナップ(サウンド付き)、8000番台がレールとセットの限定品で発売された。

車体は209系の流用で、前面のみ313系にしたもの。パンタグラフも菱形。

既に絶版となっている。


漫画・映像作品等における313系

  • 電車でGO!…2017年~稼働中のアーケード版に登場。名古屋近郊の中央本線を運転可能。
  • さんかれあ…アニメ第1話に御殿場線3000番台が登場
  • 聲の形(映画)…東海道本線0番台が登場
  • ゆるキャン△…アニメ1期第8話に身延線2600番台、2期第4話に身延線3000番台、3期PVに東海道本線2500番台、劇場版に東海道本線0番台が登場。その他、度々車内が登場。
  • 新幹線変形ロボ_シンカリオン…アニメ無印第34話に飯田線3000番台(ただし行先表示がLED)が、Z第38話に東海道本線2500番台が登場。また、玩具「超進化モバイルZギア」内では、ザイライナー313トウガイドウのデータがある。
  • 足立としまむら…アニメ第9話に登場。運転席後ろに窓がある架空仕様。
  • ラブライブ!サンシャイン!!…JR東海推し旅コラボのスタンプラリーでは、黒澤ルビィとペアで描かれた。

関連イラスト

美濃赤坂線夕暮れの富士を背に


関連タグ

東海道本線 中央本線 関西本線 身延線 御殿場線 飯田線

113系 115系 311系 373系 キハ25

新快速 セントラルライナー


同時期に製造された他社JR型式

E231系 223系 813系 731系


本系列をベースとした形式


外部リンク

車両のご案内(JR東海公式ページ)

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