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概要

1986年より改造が始まった、老朽化した交直流急行型電車の機器流用による車体新造更新車である。車体構造などは413系とほぼ同じ構造を持っているが、こちらは直流機能を撤去して交流電源専用車とされたのが大きな違い。(車輛の動力特性的には回路・機器の構成上直流電車に準ずる。同じく近郊型改造車の715系と同じ扱いである。)

新造された車体は、元の急行用車体のような狭い客扉ではラッシュ時に難があるため、417系に準じたステップ付き・デッキなしの2扉構造である。冷房装置と走行機器類は種車のものを流用しているため、使用線区が一部かぶる同系列とはその部分で判別できる。

0・100番台

仙台地区向けに導入された車両。種車が50Hz専用である451系453系が機器流用元となっている。郡山工場、土崎工場、小倉工場で3両編成10本を製造し、全て仙台運転所に配置された。

抑速ブレーキを搭載しておらず、仙台駅を中心に常磐線水戸-岩沼間、東北本線白石-利府間の普通列車で運用された。451系が種車の場合は、定格出力の向上や部品共用化の観点から初期のMT46モーターからMT54モーターへと交換されている。

コストダウンのため、極力クロスシートなどの内装部品は種車から流用(そのため急行用でも古い形式の若干かけ心地の悪い座席が乗っている)したり、首都圏からの廃車発生品を使用するなどした。

2001年にATS-Psを搭載する改造を受けたがATS-Pは搭載改造を行わなかったので勝田-いわき間がATS-P化された後は常磐線での運用区間が原ノ町まで短縮された。

2006年より検査期限を迎えた車両の廃車が開始され、2008年までに全車両が廃車された。

200・900番台

九州地区向けに導入された車両。種車が60Hz専用である抑速ブレーキ付きの475系が種車。仙台向けと異なり2両編成となっている。改造担当は小倉工場ならびに鹿児島車両所。後期改造編成はロングシート部分が増え窓配置が若干変化している。MG搭載スペースがなく、冷房機器は使用しない直流用機器回線を活用のため主変圧器3次巻線からの電力供給とし、AU710集中クーラー(外観はAU75とほぼ同一)搭載へと変更された。

900番台はコストダウンのため1本のみが改造された50/60Hz対応である457系の車体流用車(系列唯一の鋼体流用車でもある)、唯一の3ドア。後が続かなかったところを見るに改造・運用コストが下がらず成功作とは見なされなかったようである。そもそも九州地区専用では50Hz対応は死にスキルである。

当初は大分電車区、鹿児島車両所に配置され日豊本線を中心とする東・南九州地区で運用された。2003年以降大分所属車も鹿児島へ転属している。

キハ220への置換や老朽化などにより廃車が進行。2014年までに全車両が廃車された。

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