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CITY(あらゐけいいち)

してぃ

CITYは週刊モーニングであらゐけいいちにより連載されているガールズ・ラン・コメディ漫画である。
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作品解説

「CITY」は、2016年から2021年まで週刊モーニングで連載されていた、あらゐけいいちによるガールズ・ラン・コメディ漫画である。


あらゐは前作として「日常」を月刊少年エースにて連載していたが、同作品の完結に伴い、新しい作品として「CITY」の連載を週刊モーニング10月号から開始した。一つの町を舞台に複数の人物が物語を繰り広げる形式は前作を踏襲しているが、今作はそれら人物が噛み合わさって大きな歯車のような一つの物語になっているのが特徴である。


舞台

舞台はある一つの町、「CITY」。通称名としてのCITYなのか実際CITYという町なのかは定かではない。CITYには「CITY商店街」という商店街が存在し、この商店街を中心に物語は進んでいく。


  • モクメセイ荘…御婆が経営する、木造2階建てのアパート。南雲・にーくら・わこ・鬼カマボコ先生が住んでいる。ちなみに漢字を当てると「木目生」となる。
  • モンブラン大学…南雲・にーくら・泉わこなどが在籍する大学。CITYキャンパスには 人文学部・工学部・モンブラン学部がある。
  • CITY南高校…立涌らの在籍する高校。
  • 洋食マカベ…真壁鶴菱が経営する、ひょんなことから主人公の南雲がアルバイトをすることになった洋食屋。三階建ての建物で、一階が店舗、二、三階が住居部になっている。一階は出入口の他、持ち帰り用の商品受け渡し窓口がある。
  • ビール 酒 ㈲安達太良ワイン…道路から見て洋食マカベの左隣に位置する、安達太良家経営の酒屋。昔ながらのタバコ屋を併設しており、面には自動販売機もある。洋食マカベと同じく住居併設型店舗で、三階建て。
  • 戸村牛書房…道路から見て洋食屋マカベの右隣に位置する書店。ホビーショップなどが入居する煉瓦造りの四階建て雑居ビルの一階にある。「日常」の登場人物、桜井はじめの作品も入荷している様子。
  • 株式会社バナナ…戸村牛書房の上の階に事務所を構える小さな出版社。CITY商店街の特集や占い、鬼カマボコ先生による『落胆くん』『ジャンプちゃん』などを掲載した「週刊CITY誌」を発行している。
  • リサイクル 東堂商店…リサイクルショップ。店内には様々な商品が並ぶ。
  • スタジオ唇泥棒…東堂商店の上にある、長野原大介が構える、漫画制作事務所。
  • 本官の交番…交番。名前が非常にあやふやであるがいっぱしの交番であり、表には事件や事故を書き記す掲示板もある。西側は児童公園になっている。
  • スーパー大菩薩…スーパーマーケット。大型駐車場の他、入口には証明写真撮影機が備え付けてある。

登場人物

モクメセイ荘三人組

南雲美鳥 (なぐも みどり)

南雲たん

多分主人公。

二階建てアパート「モクメセイ荘」の201号室に住むモンブラン大学モンブラン学部2年生。労働を嫌いギャンブルに溺れるダメ人間。いつも「楽しいこと」に飢えている。


にーくら (新倉)

にーくらちゃん初描き

南雲と同じアパートの101号室に住むモンブラン大学1年生。南雲の後輩にあたる。少なくとも南雲よりは真面目でお人好しだが、たまに腹黒い一面も。


泉わこ (いずみ わこ)

泉わこ

南雲と同じアパートの204号室に住むモンブラン大学2年生。天然ボケな不思議ちゃん。実はとんでもない天才肌だったり。


洋食マカベ

真壁鶴菱 (まかべつるびし)

洋食マカベを経営する男性。口ひげが特徴で、交番の前任の警察官のタナベさんとは顔なじみであった。安達太良父や編集長とは仲が良く、「CITY三羽ガラス」と名乗ってたまに三人でつるんでたりする。

なんやかんやあって最終的に御婆との壮絶な選挙戦の末にCITYの市長に就任した。


真壁母

鶴菱の妻であり、兄妹の母。研究者らしく、よく掘り出した埴輪などを真壁家に送り付ける。致命的なレベルで絵心がないらしい。めったに帰って来ないため顔は不明だが、回想シーンの後ろ姿から作者の前作とある人物である可能性がある。

尚、最終回ではラインで「新大陸を発見した」と報告していたが、その時のアカウントの写真は100万点の笑顔だった。


御婆 (おばば)

真壁家母方の祖母。真壁家に同居している。同時に南雲らの住むアパートの大家でもあり、南雲には手を焼いている。異常なほど強い。


真壁立涌 (まかべたてわく)

真壁家の長男で高校生。くりんとはねたアホ毛が特徴。サッカー部だが家の手伝いでなかなか顔を出せないでいた。よく路地でサッカーの練習をする。基本真面目だけど基本おバカで、特に恋や友情が絡むとてんでポンコツな思春期男子。


真壁まつり (まかべ まつり)

真壁家の長女で立涌の妹。中学生。前髪ぱっつんのおさげが特徴。「面白いこと」が好きでよく親友とはっちゃけたりするが、実は彼女が作中で一番普通だったりする。友達思いの優しい子。


酒の安達太良

安達太良博士 (あだたらはかせ)

酒屋のご隠居であり発明家。何故かお隣さんの真壁家(特に鶴菱)をライバル視しており、高齢ながら機械を扱い、真壁家へ仕掛けたイタズラをカメラで眺めながら楽しんでいる。しかし朝に弱く、安達太良母にはいつも〆られている。


安達太良父

酒屋の主人。口ひげに丸めがねが特徴。父親譲りで朝に弱いが、妻の「目覚まし攻撃」には慣れっこらしく寝ながらの攻防戦を繰り広げている。CITY三羽ガラスの一人。


安達太良母

酒屋の嫁。五人の子供の育て役にして安達太良家唯一の突っ込み役でもある。どったんばったん大騒ぎな子供たちと夫、ご隠居に世話を焼いているニッポンの母。


安達太良達太(あだたら たつた)

酒屋の長男で跡取り。頬に切り傷がある。安達太良家の子供の中では頼りになる兄として、弟たちには日頃から手を焼いている。色々あって最終的にタナベさんと婚約した。


安達太良良太 (あだたら りょうた)

酒屋の次男で立涌の同級生。いつもただものではない雰囲気を纏っている。紙飛行機やコーヒー淹れが得意で、クラスメイトには「現代のウィリアム・テル」と評されるほど。


安達太良かもめ

酒屋の長女で新社会人。芸能プロダクションで、しあのマネージャーを勤める。いつもにこにこしていており、マイペースでおっちょこちょいな性格。実家ではしょっちゅう皿を割っている。


安達太良そら・安達太良うみ

酒屋の次女と三女。家族ですら見分けられないくらいそっくりな双子の小学生で、髪型はしあを真似て二人ともロングヘア。二人とも負けん気の強い性格で、いつも小競り合いが絶えず、毎日母に小突かれている。


CITY南高校

南高校2年4組クラスメイト

南高5人組

立涌・りこ・良太の同級生たち。主要な面々は黒髪ショート、青髪ぱっつんの女子と男子二人の計四人。立涌たちと青春を満喫している。


泉りこ (いずみ りこ)

わこの妹で、立涌の同級生。姉以上に天然で、いつも寝ていることが非常に多い。時折見せるその可愛らしい仕草から老若男女問わずに誰からも愛されており、彼女のファンクラブも存在する。こう見えて実はハッキングや機械工学に優れた天才少女で、姉と共謀してタナベさん主催のイベントを影で操ったりしている。


天城宗光(あまぎむねみつ)

南高校の教員。あまりにもお香が好きでしばしば奥さんとの丁々発止が飛び出すらしい。


CITY南イレブン

立涌の所属するサッカーチームの面々。監督の雁ヶ腹(がんがはら)、主将にして泉りこファンクラブ会員の帯那林道(おびな りんどう)、主力ですぐ怪我をする笹子源次郎(ささご げんじろう)、キーパーの黒金大和(くろがね やまと)、サイドバックの微笑(ほほえみ)、センターバックの横尾(よこお)兄弟、補欠兼泉りこ(及びしあ)ファンクラブ会員の火野玉暴威之助(ひのたま ぼういのすけ)、ミッドフィルダー室根(むろね)、センターフォワード春日(かすが)、フォワード苗場(なえば)、ミッドフィルダー白金(しろがね)、実は敵スパイの権現山岩男(ごんげんやま いわお)、補欠の黒部(くろべ)がいる。全員サッカー以外の面でそれなりの才能と実績があるが笹子がいなければ実力は小学生程度の弱小チーム。

ちなみに立涌は補欠である。


週刊CITY誌編集部

編集長(へんしゅうちょう)

出版社である株式会社バナナの編集長。仕事はできるがどこか適当な雰囲気がある。かつては有名な漫画家だったらしい。CITY三羽ガラスの一人。


あらまさん

株式会社バナナの従業員。ヘルベチカスタンダードのものとは異なり目に活気がある。編集長が「誰も信じない」と言っている占いを信じたりするピュアな一面がある。


(とどろき)

株式会社バナナの新人。鬼カマボコ先生の編集担当で長野原大介の大ファン。鬼カマボコ先生との仲は良好。


鬼カマボコ先生 (センセー)

南雲と同じアパートの203号室に住む漫画家。ベレー帽をかぶっており、いつも締め切りや打ち切りに追われて涙を流している。代表作『落胆くん』はかなり続いた模様である。現在は『落胆くん2』を連載中。


劇団テカリダケ

光岳伸晃(てかりだけのぶてる)

劇団テカリダケ主催のモンブラン大学の男子学生。仲間の動物達(劇団員)と共に演劇に勤しんでいる。どういうわけか南雲に「いい人材として」惚れ込んでいて、彼女を主役にした劇をやりたがっており勧誘しようと奇抜な作戦を立てたりする。舞台演出や機材にこだわりすぎて結構な借金を抱えているらしく喫茶店でバイトもしている様子で、彼に限ったことではないがスポットが当たる前にもチラリと出演していた。借金している割に劇団自体は結構有名らしく、劇団のポスターも至る所に貼ってある。


ヘルバード

劇団員の鳥。脚本を書くのが遅れすぎた光岳の肩をつついていた。


ガー介

劇団員のアヒル。他の面々と一緒に光岳の足を噛んでいた。


ハリ坊

劇団員のハリネズミ。他の面々と一緒に光岳の頭に刺さった。


ミスターチュー

劇団員のネズミ。他の面々を止めずに寝ていた。


ファイティングモンキー

劇団員の猿。団員の中で一番容赦がなく、他の面々と一緒に光岳の腹を連続パンチした。これだけ書くとまとまりがないようだが、五匹とも演劇への情熱はある様子で、光岳の南雲勧誘作戦にも協力していた。


その他CITYの住人

みみねこ

CITYに住む耳の長い猫。至る所にいる。マスコット的存在だと思われる。実は珍しい種類らしく、たまに追われたりすることもある。


東堂

リサイクルショップ「東堂商店」の主人。りりしい出で立ちで、みみねこの飼い主だと思われる。骨董品の鑑定もやっているが、見る目があるかは微妙なところ。


本官 (ほんかん)

交番勤めの警察官。名前は不明。足の怪我で席を離れた前任のタナベ警察官に代わりCITYに赴任してきたばかり。よく洋食マカベの出前を注文する。「何ごとも無きように」が彼の願い。


タナベ菫桜子美

交番前任の警察官。富豪のお嬢様であり、CITY詩の提供をしたり、さまざまなイベントを開催したりなどCITY市の活性化に努めている。また警察官という立場を利用して、いい人や南雲に表彰を贈ろうとポスターを作製した。とにかく表彰をしたがり、家には表彰するための人を招待するための高い塔や表彰会場があり、表彰会場にほとんどの登場人物が集まったこともある。安達太良達太に惚れており、関わりも深い様子。実は両想いだったらしく、最終的にトントン拍子で彼と婚約した。


穂高(ほたか)

タナベさん付きの執事。表彰する相手にホタカチェーンという技を駆使する。お嬢様の為なら手段を選ばない。海洋生物の物真似が得意。御婆とは学生時代からの腐れ縁。


ドラ息子

タナベ家のドラ息子。タナベさんとの関係は不明。Tの字が大きく書かれたとんがり帽子のようなものを被っており、顔が確認出来ない。タナベ家の塔から脱出しようとする南雲・いい人・わこの三人を監視していた。とにかく招待した者を帰らせないようにしている。実は立涌のライバル校サッカー部のキャプテンだったりする。


いい人

洋食マカベに来店した際、鶴菱と南雲のミスを許したり食器を洗ったり募金したり南雲のイタズラにわざと引っかかってあげたり賞をあげたりと凄くいい人。そのいい人ぶりにタナベさんに追われ、何度も表彰されているが何故か自分がもてなされるのを嫌がっている。


しあ

絶賛売出し中の人気女性タレント。小学生と見違えるほど小柄だが実年齢は二十歳。仕事には消極的。泉わこの同級生で、彼女が立案した「爆発くん」を商品化し、自身もグッズを着用している。安達太良かもめがマネージャーを務めている。また、安達太良達太とは昔馴染みで、密かに想いを寄せている。

色々あって最終的にコクる前にフラれてしまい、失恋旅行のノリで海外に進出した。


長野原大介 (ながのはら だいすけ)

超ドメジャーな漫画家。「スタジオ唇泥棒」という漫画制作事務所を構えている。彼女の机の側には真壁家母が送ってくるものと同じような埴輪が置かれている。実は鬼カマボコ先生のファン。言わずもがなあの人物である可能性が高い(というか間違いなく本人)。


雨飾えり

まつりの同級生で親友。帰宅部のエースで、二人でさまざまな冒険をくりひろげる。実はCITYから海外へ引っ越すことが決まっており、当初はまつりには言い出せないでいた。


自称クイズ王

モンブラン大学2年生。本名不明(名乗ろうとする度に御婆にボコられている)なのでこう呼ばれる。空手部であり腕っぷしには自身があるが、御婆には一度として勝ったことがない。クイズで挑もうとしたがすぐにねじ伏せられた。


蓼科神威(たてしな かむい)

モンブラン大学1年生。クイズ王と親交を深める。実は鬼カマボコ先生の続投が決定したのは彼のおかげ(せい?)だったりする。


黒部五郎(くろべ ごろう)

ラジオDJや司会、実況などを務める眼鏡の男性。


荒島寺の和尚

荒島寺の和尚。オババや黒部五郎と面識がある。実は将棋八段。


山伏風穴

鶴菱がはまり、CITY週刊誌でも特集された創作料理の店の店主。店は潰れてしまったがタナベさんが再興させようとしている。今は蕎麦屋で働いている。


革命しようとする二人

よく出てくるモブの男子学生。モンブラン大学在学だと思われる。メガネで長髪の方が「今回の革命を発表する」と言い、看板に描かれる絵のような顔をした方が「ムヒョー!」と言う。


タコ星人軍団

無人島を拠点にして地球を侵略しようとしていたが、突然の不慮の事故(原因は立涌)で絶滅した。


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