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DDRオーバーリーガ

でぃでぃあーるおーばーりーが

『DDRオーバーリーガ』(ドイツ語: DDR-Oberliga)はかつての旧東ドイツにおけるサッカー1部リーグ。東西ドイツの統一にともなって消滅。チームは、旧西ドイツで行われていたブンデスリーガに編入。

概要

第二次世界大戦後、敗戦国のドイツはソ連、イギリス、フランス、アメリカ合衆国の四国に占領された。そのうち、ソ連の占領地区で、1947年から1948年にかけて占領地区内の優勝を争うトーナメントが開始。

1949年にドイツ民主共和国(DDR)が成立した。これに伴ってDDRオーバーリーガが発足。


1949年、第1回のDDRオーバーリーガが開催、ZSGホルヒ・ツヴィッカウ(ZSG Horch Zwickau)が、SGフリードリヒシュタット(SG Friedlichstadt)をおさえて優勝。

1950年代には、アウエを本拠地とするSCヴィスムート・カール=マルクス=シュタット(SC Wismut Karl-Marx-Stadt、現在のエルツゲビルゲ・アウエ)が3連覇を含む4度の優勝。

1970年代は、SGディナモ・ドレスデンが活躍し、3連覇を含む5度の優勝を果たした。その後、70年代末からはベルリンFCディナモ(Berliner FC Dynamo)が快進撃を続け、1987年のリーグ戦まで10連覇の偉業を成し遂げた。



一方で各クラブは、ドイツ社会主義統一党 (SED) 独裁政権の影響下におかれている。そのため、次のようなことが起きた。

  • チーム名が改称

例:ZSGホルヒ・ツヴィッカウ⇒BSGモーター・ツヴィッカウ(BSG Motor Zwickau)

  • クラブ全体が他の都市のメンバーと入れ替え

例:

1954年・SCエンポール・ラウターとSCエンポール・ロストック(のちのハンザ・ロストック)

1971年・FCフォアヴェルツ・ベルリンとFCフォアヴェルツ・フランクフルト

またSGディナモ・ドレスデンやベルリンFCディナモ等「ディナモ」を冠するチームには東独の国家保安省(秘密警察・情報機関)とも関係の深いスポーツクラブ群で近代オリンピックやワールドカップの代表もディナモのメンバーから多く選出された。


1989年11月、ベルリンの壁が崩壊、東ドイツサッカー協会は解散し、北東ドイツサッカー協会(Nordostdeutsche Fußballverband)へと再編された。1990年から91年にかけてのリーグ戦は、NOFVオーバーリーガ(NOFV-Oberliga)の名称で開催された。これが、事実上最後のDDRオーバーリーガで、ディナモ・ドレスデンをおさえてハンザ・ロストックが優勝した。


かつてのDDRオーバーリーグのクラブは統一後は資金力の弱さもあって多くのチームは低迷しているが、ブンデスリーガ(1部)に参入したチームは次の通り。

  • ハンザ・ロストック

1991/92、1995-2005、2007/08 ※2021年現在2部在籍。

  • SGディナモ・ドレスデン

1992-1995 ※2021年現在2部在籍。

  • エネルギー・コットブス

2000-2003 ※2021年現在レギオナルリーガ在籍。

2019-(現在)

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