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EVA初号機

えゔぁしょごうき

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する架空の兵器、エヴァシリーズのうちの一つ。エヴァシリーズの実験機であり、本作品の主人公機体。正式名称は「エヴァンゲリオン初号機」で「エヴァ」や「EVA」は略称。紫色の機体色と額の一本角が特徴。
目次 [非表示]

TV・旧劇場版・漫画版

無題覚醒 暴走
EVA初号機覚醒

搭乗者は碇シンジ(場合によっては綾波レイが搭乗する事も)。

コア(魂)はシンジの母親である碇ユイ

エヴァの運用データを取得するための試験用として開発されており、本機の運用データが後のエヴァシリーズに反映されている。コアがコアだけに碇ゲンドウからは特別な思い入れを抱かれており、特に重宝されていた。


実戦ではプログレッシブナイフ(PK-01)、パレットライフルを使用する事が多い。ヤシマ作戦時はポジトロンスナイパーライフルを使用したほか、一度だけデザートイーグルに似たEVA専用拳銃を携行した事もある。

主人公機らしい専用の必殺武器などは無いが、シンジの身に危機が迫ると暴走するという特徴がある。その際は口腔部が大きく開かれて獣のような咆哮を上げ、力任せの格闘攻撃で相手を八つ裂きにしてしまう。


作中で最も多くの使徒を殲滅したエヴァだが、単独で挙げた戦果の多くは暴走状態によるものであり、関係者も制御不能なその力に戦慄していた。


3度目の暴走の際に第14使徒ゼルエルを捕食しS2機関を獲得・覚醒。内部発電が可能になったため、実質可動限界時間はなくなった。ただし、以降は暴走の危険性を考慮して出撃を見送られる事が多くなり、その性能を発揮する機会は結局なかった。


新劇場版

バトルスピリッツ 「エヴァンゲリオン 試験初号機」エヴァンゲリヲン初号機
EVA初号機擬似シン化第1覚醒形態

ヱヴァンゲリヲン新劇場版におけるEVA初号機。機体の一部のカラーリングが変更された。

搭乗者は碇シンジ

TV・旧劇場版と同様にシンジの身に危険が迫ると暴走するが、実際に暴走したのは初戦の第4の使徒戦のみであり、破以降はシンジかネルフの制御下を離れることなく運用されている。

「破」では第10使徒戦の際に一度戦闘不能に追い込まれるも「綾波を救う」というシンジの意思に呼応するかのように再起動。「擬似シン化第1覚醒形態」へ覚醒を果たし「神」に限りなく近い存在となった。

覚醒形態の初号機は第10の使徒(旧作のゼルエルに相当)を圧倒する力を発揮。あらゆる面でEVAを超えた性能を見せた。

戦闘の際に左腕を破壊されるもATフィールドで復元させ、その腕を変形し使徒を吹き飛ばした。ATフィールドも強化されており、NERV本部の24層の特殊装甲板を一撃で破壊した第10の使徒の光線を零距離でも難なく防ぎ、初号機が目から放った光線は使徒の頑強な多層ATフィールドをいともたやすく貫いた。

戦闘のさなか、覚醒形態の初号機の頭上にエンジェル・ハイロゥ(天使の輪)に似たものが出現し、使徒に取り込まれた綾波を救出。

それと引き換えにサードインパクトが発生しかけるも、渚カヲルが乗るエヴァンゲリオンMark.6が初号機にカシウスの槍を投げコアを貫き、サードインパクトを中断させた。


「Q」では「破」までの綾波レイも取り込んでいることが判明する。初号機の中の彼女については???(リンク先ネタバレ注意)を参照にて。

パイロットと共に衛星軌道上に封印されていたものを葛城ミサトらの反ネルフ組織「ヴィレ」が奪取し、母艦「ヴンダー」の主機として取り込まれる。


神話になった少年

シンジはこの時、ヴンダーに取り込まれた初号機とのシンクロ率は限りなく0に近いため操縦することが出来ないと分析されていたが、実は初号機とのシンクロ率が「???(リンク先ネタバレ注意)」だったので0と勘違いされていたという衝撃の真実が『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で明かされた。


エヴァンゲリオンANIMA

エヴァンゲリオン ANIMA初號機エヴァンゲリオン -FINAL MODEL-
スーパーエヴァンゲリオンエヴァンゲリオン最終号機

TV版のIF世界におけるエヴァ初号機。

旧劇場版に当たる時点でEVA初号機F型装備へと換装されており、ネルフ本部へ突入してきた戦略自衛隊を撃退し、EVA弐号機を依代に補完計画を発動しようとしていたEVA量産機を撃破した。


その後3年間は、S2機関の出力によってF型装備の安定した運用が可能なことがわかった為、ステージ2仕様のB型装備や市街戦を想定したCQB装備への換装は行われずに運用されていたが、0・0EVAカトル機との戦闘で大破した際に初号機が自らの意思で自己修復、自己進化した結果、スーパーエヴァンゲリオンへと変化した。


この際に初号機はシンジと心臓を共有する「シンジの第2の身体」と言うべき存在へと変化しており、当初はシンジの動きに伴って初号機も動くというアクシデントが発生している。


その後も飛行装備や新兵装の搭載などの強化が続けられ、終盤では碇ゲンドウ赤木リツコなどの旧ネルフスタッフによってエヴァンゲリオン最終号機へと改修される事となる。



ゲーム版

エヴァンゲリオン初号機 F型装備えばんげりおん
EVA初号機F型装備マゴロク・E・ソード

新世紀エヴァンゲリオン2

追加装備として前述のEVA初号機F型装備」が初登場

後に様々な派生作品に輸入された同装備の初出作品。


スーパーロボット大戦シリーズ

スーパーロボット大戦F』より参戦を果たした。

主役機だけあって安定して高い性能を誇り、TV版は接近戦メイン、新劇場版では遠距離戦メインになる事が多い。『F』時点では最強武器がプログナイフだったが、『スーパーロボット大戦α』で必殺武器としてカウンターソード、マゴロク・E・ソードが登場。『スーパーロボット大戦MX』ではEVA弐号機との合体攻撃が可能。『第3次スーパーロボット大戦α』では初号機、2号機、零号機による合体攻撃も追加されたほか、一定の条件を満たすとF型装備にも換装が可能となる。


原作での特殊な設定がふんだんに再現されており、攻撃を当てたり回避すれば数値が上昇し命中率や回避率にプラス補正がかかるものの、被弾や攻撃失敗すると減少する『シンクロ率』。エネルギーが毎ターン全回復する代わりに行動が制限される『アンビリカルケーブル』。全属性のダメージを一定値以下まで無効化するバリア『A.T.フィールド』などといった独自システムを持つ特殊なユニットとなっている。


ここまでなら他のEVA系統機と同じなのだが初号機には『暴走』がある。

これは初号機が撃墜されるとNPCになり、敵味方関係なく無差別に攻撃しはじめる物騒なシステム。暴走時は攻撃力やステータスが急上昇しているので敵に向かってくれれば助かるが、味方を襲われたらたまったものではない。おまけに被撃墜時の修理費はしっかり取られる。金額はなんと宇宙戦艦の2倍。原作でも「小さな国が傾く」ほどの修理費と言われていたが、それが納得できる金額と言える。原作通りゼルエル戦で暴走させてS2機関を得る事も可能だが、やはり修理費を取られてしまう


おかげでスパロボに登場する機体の中でも運用に最大級のリスクが伴い、第3次αまではハイリスクハイリターンならぬ「ハイリスクローリターン」と揶揄されていた(撃墜されたらゲームオーバーになる機体がまだマシなレベルである)。積極的に暴走を活用するつもりなら、性能低下を覚悟で某親父の回路を使うしかないだろう……


一応、スーパーロボット大戦Vにて擬似シン化によりようやく暴走を克服することが出来た。加えて撃墜時の修理費を取られない作品も出てくるなどリスクは減りつつある。

しかし、その一方で近年のシンジは暴走しないEVA13号機やエヴァ以外のロボットであるメカゴジラシンカリオン等に乗る可能性も生まれてしまった為、未だ暴走するリスクを負ったこの機体に搭乗するメリットはあまり無い状態になってしまった(一応、擬似シン化状態なら火力は全機体でもトップクラスなのだが。加えてメカゴジラが登場する作品は限られており、シンジ用のシンカリオンに至ってはまだ参戦していない)。


また、ドリームキャスト版『α』の追加シナリオでは、エヴァシナリオのラスボスとしてゲンドウが操る初号機が登場する。見た目や性能は暴走時の本物と同じだが、リリスから再生された複製品なので別個体であり、シンジが乗る初号機と対決させる事も可能。

一方、『第3次α』では本物の初号機がシンジと共にセフィロトのヨリシロにされて自軍と敵対。それを奪還して人類補完計画を阻止する事になる。その後の最終決戦ではやはりゲンドウが操る初号機が登場。こちらの初号機は「魂が宿らなかった失敗作(破棄された試作品の一つ)」らしく、背中から光の羽が生えているのが特徴。ヨリシロ初号機、羽初号機共に攻撃手段はサードインパクトの余波で敵を吹き飛ばす全体攻撃「衝撃波」に変更されている。


関連タグ

新世紀エヴァンゲリオン ヱヴァンゲリヲン新劇場版

表記揺れ:エヴァ初号機 初号機 エヴァンゲリオン初号機


500 TYPE EVA:初号機を模した新幹線及びシンカリオン

シン・ユニバースロボ:左腕、左足、ATフィールドを担当。

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