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H&K

へっけらーうんとこっほ

ドイツの銃開発企業。数多くの傑作品を生み出した特殊部隊、特に警察機関御用達の企業。
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概要

ドイツ銃器メーカー。数多くの傑作品を生み出した、特殊部隊、特に警察機関御用達の企業。"Heckler & Koch GmbH"は「ヘッケラー・ウント・コッホ」「ヘックラー・アンド・コック」がそれぞれドイツ語風、英語風のカタカナ表記・読みで、「ヘッケラー・コック」など英独折衷の読み方で表記される事もけっして少なくはない。


創設

各国警察機関が最も信頼を置くといっても過言でない一流企業でありながら、その歴史は意外にも大戦後から始まる。


第二次世界大戦敗戦の影響でドイツ銃器メーカーマウザー(モーゼル)」が解体され、多くの社員が失業し、その中には技術者も多く含まれていた。元マウザーのエルムント・ヘックラーとテオドール・コッホ、アレクス・ザイデルにより1949年に創設され、1954年からスペインのセトメの委託で銃器部品を製造、1956年にドイツ連邦軍が創設されると銃火器を開発する様になる。


一時期英国ブリティッシュ・エアロスペースの子会社であるロイヤル・オードナンスに買収された時期があり、この時にL85A1の改修を行った。


セールス

G3MP5シリーズ、USPHK45HK416とどれも高い精度と革新的な技術を用いた優秀な火器であるが、その実で失敗作も大量に作り出しており、PSG-1P7G11など技術的には革新的ではあったがセールス的に振るわなかったものが多い(ちなみに社訓は「妥協しない(No Compromise/Keine Kompromisse!)」らしいが、妥協しない部分を間違えて駄銃になってしまうパターンが殆どな気がする)。


もっとも、G11のケースレス弾が後のMP7の専用弾に生かされたり、XM29のグレネード部分だけを切り離したようなコンセプトのグレネードランチャーであるXM25 IAWSが、実戦テストで高い評価を受けていたりと、転んでもタダでは起きない強かさもある。

また、性能も良いのに採用国によっては「他国製」という理由で反発され、採用を取り消しにされるといった不遇な扱いも受けることがある(その為、H&K USAを開発の主体とするなど、輸出規制対策も含めた対策を採っている)。


ちなみに輸出を主とする企業でありながらドイツ政府の方針により設立後から輸出規制が行なわれており、大国へは輸出であっても輸出の許可が下りるまでに時間が掛かってしまい、第三国での販売はほぼ出来ずにライセンス製造となってしまい、装備の更新といった大きな商機を逃している。

現在はドイツの輸出規制法の改正により銃火器の輸出が更に制限されてしまい、アメリカ法人が設計・販売の主力となるべく再編が行なわれている。


樹脂製パーツを多用した設計も目立ち、VP70XM8UMPなどはその代表例といえよう。

その一方で保守的な面もあり、金属製マガジンは変形による給弾不良を防ぐためにスチールを採用し続けている(その一方でポリマーマガジンもちゃんと開発している)。

しかし、H&K製スチールマガジンは非常に高価なことが欠点となっている(HK416のスチールマガジンは約48ドル、一方で安価なポリマーマガジンの代表であるマグプルのP-MAGは13ドル程度である)。


最新技術を試しては叩かれる会社」と言われる所以はUSPG36XM29などが出来る経緯を知ると納得できる。


誰が呼んだか「H(変態)&K(傑作)」クソ銃もよく作るが同じだけの傑作銃も生み出している、良くも悪くも変態企業である。


代表作

G3A3

世界四大アサルトライフルの一つ。扱いやすさから新人兵士の養成が容易だった。

また独自の発射機構はその後開発にも大きく寄与している。

この銃をベースに多くの銃が開発された。


H&K MP5F

H&K社の看板。高い命中精度と発射サイクルから警察機関と言えばこれ、むしろサブマシンガンと言えばこれ抜きには語れないレベルの代物。


描き直し

H&Kが1970年代から開発を始めたケースレス弾を使用するアサルトライフル。発想は良かったのだがいかんせん新しすぎたため技術が追いつかず、80年代終わりまで開発が続いたが冷戦終結とそれによる予算削減で終了した。


VP70

世界初のポリマフレーム拳銃で、ストックを組み合わせることで3点バースト射撃も可能。しかし斬新すぎる点が災いし、あまり売れずに生産中止に


Socom_Mk.23

SOCOMの要求でH&Kが開発した大型セミオートピストル。SOCOM側の無茶な要求性能を完璧に満たした傑作銃だったが、高価な上に重くて使い辛かったためほとんど使われなかった。

社訓の「妥協しない」が裏目に出た代表例と言える。


H&K USP .45

Mk23と並行して開発されていた自動式拳銃。Mk23と違い小型軽量であったため多数の国々で採用された。Mk23と同様に45口径で拡張性を重視したモデルも登場し、H&K社が「Mk23よりコンパクトな高性能銃を必要としている人へ」と銘打って販売した結果各国の特殊部隊がこぞって採用した。

Mk23がいらない子になった瞬間である


XM8射撃体験!

G36を更に発展させたもの。OICWに基づき設計され、銃を構成するパーツのほとんどがプラスティック製であるため非常に軽く、スコープも多機能最新鋭であり、更に銃の機構故にカスタムや調整が安易になった。プラスティック製アサルトライフルの傑作であり、制式採用もされた

…のだが、配備前に突然撤回され計画がお蔵入りになってしまう。性能は充分高性能だったのだが突然撤回された理由は現在も不明


HK416

H&K社がアメリカ軍の要望に応えて開発した。M4の古い機構の弱点を克服し、耐久性度や劣悪な環境下での確実な作動を会得している。

7.62mm版のHK417もあり、半透明樹脂のマガジンが使用可能。

この手の物では珍しくないが、後に社に反発した技術者が他社に流出し、更に良い物が登場する。

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