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概要

『IZUMO』とは、Studio e.go!制作の18禁RPG。2001年12月21日にStudio e.go!より発売された。


2004年7月30日には、アマテラスエンディングを正史とした続編『IZUMO2』が発売されている。



登場人物

塔馬ヒカル

本作の主人公。祖父・塔馬六介に居合道を習っている剣術使い。スポーツ万能のため、あちこちの部活動に助っ人に行っている。



水瀬七海

ヒカルや美由紀の幼馴染。美由紀とは同い年。弓道部のホープ。気立てのいい性格で友達思い。留美の件で、自分たちにまで敵意をむき出しにする美由紀の態度に苦悩する。



橘綾香

学園の保険医兼化学教師。六介の知り合いで、塔馬兄妹とは顔なじみ。いわゆる『近所のお姉さん』。ヒカルたちを温かく見守る。学生時代に義父から性的虐待を受けた過去があり、サトリにその心の傷に付け込まれて苦しめられる。



倉島渚

倉島財閥のお嬢様。ヒカルのクラスメイト。幼い頃からヒカルにライバル心を抱いており、何かとつっかかってくる。お嬢様キャラは成績優秀キャラが多いが、渚はスポーツはできるが成績が悪いおバカキャラという珍しいタイプのお嬢様。



天照(アマテラス

ネノクニの巫女で『夢を紡ぐ力』を持つ一族の継承者。ヒカルの夢の中に現れて救いを求めてくる。自分が一族を率いるリーダーであることや、ネノクニは悪霊との戦いが日常であるため、厳しく、攻撃的に見えるが、根は心優しい性格。



塔馬美由紀

ヒカルの妹。幼い頃から古武術を習っており、素手での戦いならヒカルよりも強い。素直な性格だが、よく言えばお転婆、悪く言えば乱暴者。ヒカルが実の兄でないと知っているために極度のブラコンで、留美のラブレターを隠した一件で、逆ギレしてヒカルに暴力を振るったり、留美に悪態をついたり、「お兄ちゃんに近づく女はみんな許さない」と七海や綾香まで敵視するなど、かなり傲慢で身勝手な行動を見せた。その後、ネノクニに飛ばされてしまい、スサノオに助けられ、彼に気に入られて行動を共にしていた。スサノオとヒカルの戦いの最中に、オロチにさらわれてヒカルたちに助けられるが、それでも意固地になってヒカルたちを拒絶する。しかし、火山の火口に落ちかけた自分を必死で助けたヒカルの姿にようやく素直になり、今までのことを謝罪して和解した。



須佐之男(スサノオ)

ネノクニの悪霊を率いる将軍でヨモツオオカミの息子。ネノクニに飛ばされた美由紀を助けて、それ以来美由紀を傍に置いて守っていた。母がヒカルのことばかりを気にすることや、美由紀がヒカルを好きなことから、ヒカルにライバル心を燃やしている。荒々しい性格だが、手柄をたてても母に認められないと苦悩したり、オロチにさらわれた美由紀を命がけで助けようとするなど、決して悪い人物ではない。



月読(ツクヨミ)

悪霊側で暗躍する女性。アマテラスと瓜二つ。正体はアマテラスの姉。ヒカルたちに敗北した後、ヒカルと契約することで精霊化してアマテラスのそばにいられるようにする。しかし、『契約→精霊化』という特殊なプロセスを踏んだために、そのときにヒカルの子供(ニニギ)を妊娠。不可抗力とはいえ、判明したときにはヒカルと結婚していたアマテラスは気持ちを抑えきれずに激怒して、岩戸にこもってしまうなど、かなりの修羅場になった。飄々とした性格で、アマテラスエンディングではヒカルとアマテラスの仲をからかいつつ、二人を温かく見守っていた。



サトリ

ネノクニの悪霊でツクヨミの部下。人の心を読み取る能力がある。その能力を使い、綾香を苦しめた。



ヨモツオオカミ

ネノクニの悪霊を統べる女性。スサノオの母親。実はヒカルの母親でもある人物。



塔馬六介

ヒカルと美由紀の祖父。出雲学園の理事長であり、剣道部の顧問もしている。ヒカルと美由紀が血のつながらない兄妹だと知っていて、美由紀がそのことで悩んでいるのも知っていた唯一の人物。留美の件で逆ギレして、いつにもまして我儘な言動をする美由紀の行動に、ただ一人理解を示していた。



坂下留美

美由紀の友達。ヒカル宛のラブレターを美由紀に渡してくれるように頼んだが、ラブレターを隠した上にヒカルが断ったと嘘をついた美由紀に怒って絶交と言うが、逆ギレした美由紀の周囲へのあまりの迷惑行為ぶりに、かえってヒカルに申し訳ないと思うはめになった気の毒な女の子。



桐山千夏

七海の友達だったが、いじめを苦に自殺してしまい、その死は七海の心に深い影を落とした。ネノクニで悪霊となり、七海たちに襲いかかる。しかし七海の真摯な心と優しさに自ら消滅を選んだ。悪霊が自ら消滅する行為はありえないようで、アマテラスはすごく驚いていた。



女郎蜘蛛の精霊で妖。かつてヒミコとスサノオによって生み出された妖怪。捨てられてなおスサノオを愛している。しかし誰かと契約しないかぎり、山に縛り付けられてどこにも行けない状態のため、スサノオと会うためにヒカルに契約してほしいと訴える。終盤で、ヒカルに敗れて、美由紀に振られた傷心のスサノオと再会。自分の気持ちを打ち明けて、スサノオに許された。



桃花

かつてイザナギを助けた功績で精霊に桃の木の精霊。別名『オオカムツミの桃花』。スサノオの命令で学園の裏山にヒカルたちを閉じ込める。ヒカルに敗れた後、自ら現れてヒカルに契約を求めてくる。本人曰く「強い男が好きなんです」とのこと。



青龍

『四聖獣』の一人。水色の髪にチャイナドレスを身にまとった女性。穏やかでたおやかな性格。



玄武

『四聖獣』の一人。姉御肌な性格。



白虎

『四聖獣』の一人。無口で冷静な性格。幼い外見をしており、トラのような耳と尻尾が生えている。



朱雀

『四聖獣』のリーダー。赤いチャイナドレスを身にまとっている中華風デザインの女性。ノリのいい元気な性格。関西弁をしゃべる。



玉藻

ヒカルたちが幼い頃に出雲学園の裏山で遊んでいた狐が精霊化した存在。幼い外見と裏腹に、精霊の中では最強の力を誇る。




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