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ストーリー

叔父の経営するマンションに一人暮らしし、学校にも進学して自由奔放な日々を過す少年。


そんなある日。

春休みの間、ずっと自室に引きこもっていた彼を見かねた叔父から、

「そんなことじゃいかんよ。恋でもして、人との繋がりを持ちなさい。青春は一度きりしかないんだから」と、

彼の生活を脅かす一方的なルールを突きつけられてしまう。

予期せぬ事態に少年は困り果てる。

女の子なんて、真剣に付き合ったことはおろか、手を繋いだことも、言葉を交わしたこともない。

特に気になっている子はいないし、恋愛感情を持ったことさえない。


「こんな自分に恋なんてできるのだろうか……」

そう思いつつも、主人公は色々と行動に移すのだった……


作品解説

本作はオーソドックスな『学生が主人公の学園モノの恋愛ゲーム』ではあるのだが、

他の作品では見かけない要素・システムが多数あるのでそれをここに記載する

主人公に知り合いのヒロインはいない

一般的に恋愛ゲーム及びエロゲ主人公には義妹義姉幼馴染いとこといった『本編開始前からの知り合いなヒロイン』がいるのがお約束なのだが、

この作品及びそれ以降の『×CATIONシリーズ』の主人公にはそういうヒロインは皆無という特色を持っている。

『ヒロインとは接点なしのゼロの状態から関係を築いていく』というのが本作及び×CATIONシリーズの特徴である、

趣味同調システム

恋愛ゲーム及びエロゲでは『選択肢を選んでゲームを進める』のが一般的だが

この作品及びそれ以降の『×CATIONシリーズ』では、それだけではゲームクリアできず、

主人公のステータスを上げるのが不可欠になっている。


そしてその為にどうするかだが、平日放課後休日に自由行動が2回できるので

そこで買い物をしたり、施設を利用したり、家事運動をしたりといった方法でステータスを上げることできる。上げたステータスはゲームクリアだけでなく『イベントの結果』にも影響する場合があり、

  • 例:期末テストの結果、ヒロインと勝負をした時の勝敗etc.

一部のヒロインのルートではバッドエンドを回避できるか否かの判定に使われたりする。

また、ステータスはHシーンにも影響を及ぼし、その数値によってはHシーンで主人公が通常とは異なり、大量射精や連続射精をしたり、ヒロインが快楽でエッチに乱れたり(アヘ顔というには程遠いので苦手な方はご安心を……)と言った感じに大きく影響する。


ちなみに、他のエロゲでは自由に選択できる『中出し』及び『口内射精』は

本作では好感度が一定以上ないと選べないので頑張ってステータスを強化しよう。


また、中にはヒロインとの会話が弾んで好感度がアップする『キーアイテム』も存在し

そのヒントはヒロインとの会話の中にあるので、それを見逃さずにキーアイテムをゲットしよう。

ラブリーコールシステム

一般的な恋愛ゲーム及びエロゲでは、もし仮に名前を変更して設定しても、テキストでは設定した名前になってるのにヒロインのボイスでは『キミ』、『あんた』等になるパターンが大半である。しかし本作及びそれ以降の『×CATIONシリーズ』では変更・設定した名前がデータに対応していればその名前をヒロインがボイス付きで喋ってくれるという、とある恋愛ゲームというシステムが搭載されているのだ。

  • 例:主人公の名前を(読みが)『ひろき』と設定すれば、作中でもヒロインが『ひろき』とボイス付きで喋ってくれる。

ちなみに、プレイヤーが設定した名前によっては特殊イベントが発生する場合もあったりするという……


登場人物

メインキャラクター

主人公(CV:なし)

プレイヤー分身となる青年で、白鷺学園の2年C組に所属している。

物心ついた時から両親行方不明で、実弟である叔父に養ってもらっており、叔父の経営するマンションで暮らししている。

本編開始前の春休み引きこもり生活を送っていた所、伯父から「彼女を作って青春を謳歌しないと、生活費を減らすぞ」と脅されるのだが、それがヒロイン達と出会い、恋をするきっかけとなった。


容姿に関しては、本編開始して間もない頃は髪もボサボサで叔父さんからは『キタロー』、作中ヒロインの優希からは『スナフキン』と言われるほどに根暗そうな印象ではあるが、ゲームが進んで美容院髪を切ってもらうと、別人のように好印象なルックスの男性へと変貌する。

ちなみに、本作のヒロインである由仁とは同じ中学の出身で、友人どころか知り合いと呼べる関係ですらなかったが、彼女の事を少しだけ知っていた。

七沢由仁(ななさわ ゆに)

CV:榊原ゆい


白鷺学園2年A組。

主人公とは、進学前にクラスメイトだったこともあるのだが、ほとんど交流がなく他人も同然。

昔は地味で目立たない女の子だったけれど、イメチェンに成功して一躍アイドル的な存在になった。

性格はおしとやかで才色兼備。

元々の性格が引っ込み思案で恥ずかしがり屋なためか、いまいち自分に自信が持てない。


母子家庭で、3人姉弟の長女。母親に代わって弟や妹の面倒を見ている、しっかり者のお姉さん。

趣味は料理とテニス。

家庭的で落ち着いた雰囲気を持っているために頼られることも多いが、本当は……


天ヶ瀬優希(あまがせ ゆうき)

CV:海乃奏多


白鷺学園2年C組。主人公のクラスメイト。

国立大学病院の教授の一人娘。成績優秀、スポーツ万能な、文武両道のお嬢様。

その出生と完璧さゆえに、周囲からは少し距離を置かれがち。

そんな自分を好きになれず、普通の少女でありたいと願っている。


なんでもかんでも積極的に興味を示す活発な性格で、お嬢様ゆえに知らない一般常識が見受けられる微笑ましい子。

自分の感情をストレートに表現するタイプで社交的。太陽のような明るさでクラスの盛り上げ役になっている。

異性の知識は保健体育の教科書レベルだが、恥ずかしがりながらも興味津々。

ちなみに、主人公の下の名前(の読み)を『ゆうき』に設定するとそれにちなんだ特殊会話や特殊イベントが発生するので気になる人は試してみよう。


犬吠埼綾(いぬぼうさき あや)

CV:愛原ちづる


人と馴れ合うことが嫌いで、常に他人と一定の距離を置いている女の子。

目つきが鋭く、誰にも気を許さない。

入学当初は周りのクラスメイトも話しかけてきたが、あまりにも冷たい自閉的な態度から、今はクラスでも孤立している。


人と接することは、非常に苦手。

心を許した相手にも毒舌を浴びせて、冷たく接することが多い。実際、かなりのドS。

動物とゲームが大好きで、かなりオタクな趣味をしている。

ゲームの腕は天才的なまでの領域に達しているかも。


月岡三朝(つきおか みささ)

CV:まきいづみ


平凡な家庭に育った末っ子娘。快活でお茶目な甘々お姉さん。

大人とは思えない可愛い一面があるため、実年齢よりも若く見られてしまうことが多い。

時には、社会人であるという事実を疑われることも……


性格は真面目で負けず嫌い。学生から頼られる先生になろうと頑張っている。

周囲から十分な愛を受けて育ったため、年上に甘えるよりは年下を甘やかすほうが得意。

水泳部の顧問であり、部員募集中。趣味は映画鑑賞で、色々なジャンルのDVDを借りて観ている。


黒川瀬良(くろかわ せら)

CV:瀬良木若菜

白鷺学園の保健医

知的で妖艶な雰囲気を纏った大人の女性。

兄3人という男ばかりの環境で育ったせいか、かなり男性的な性格をしている。

『ミス・プリンス』 の異名を持ち、女子学生から告白されてしまうこともしばしば。


男女問わず学生へのアメとムチの使い分けが巧みで、優れた容姿を武器に思春期の男子をなじり、リアクションを楽しむ悪戯好き。

ざっくばらんで我が道を行くが、学生のことを本気で考えてくれる良い先生でもある。

スポーツ好きで、体育教師の月岡三朝とは学生時代から交流があるらしい。


サブキャラクター

主人公の伯父

CV:植木亨

主人公の母親(つまり叔父)でマンション経営しており、その中の一室を主人公に住ませており、保護者として生活面での面倒を見ている。

引きこもり生活を送っていた主人公を変えるべく「彼女を作りなさい」と無理難題を吹っ掛ける、

ゲーム中でも主人公に近況報告を求めるのだが、その時点でどのヒロインとも仲良くなっていないとゲームオーバーになるので要注意。主人公にとっては色々とある人物に似てるらしい。


金田一

CV:原田友貴

同年代では主人公の唯一の知り合いで、1年生の頃からの付き合いの男子生徒。

苗字が苗字なだけあって「俺の推理によるとだな……」が口癖で作中でもよく推理をする。

主人公にヒロイン達の情報噂話を提供してくれるという他作品で言うあのキャラのような存在である。


関連タグ

エロゲ 学園モノ

LOVELY×CATION2:本作の続編。世界観が同じであり、作中のサブキャラが「進学先を白鷺学園にするべきだったかも……」と発言している。

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