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M1848

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えむいちはちよんはち

1848年に販売が開始されたリボルバー拳銃。コルト社製。「コルト・ドラグーン」の通称で知られる
1848年に販売が開始されたリボルバー拳銃。コルト社製。「コルト・ドラグーン」の通称で知られる

概要

概要

コルト社が1848年に製造したパーカッション式シングルアクションリボルバー。通称は「コルト・ドラグーン」

前年に登場したM1847(通称「コルト・ウォーカー」)の改良型として売り出され、アメリカ陸軍の制式採用拳銃に選ばれた。

日本のサブカルチャー界隈ではとあるSF漫画家の影響でかなりの知名度を誇る。


名前の由来

名前の由来

ドラグーン」とは火器で武装した重装騎兵竜騎兵」のことである。アメリカでも独立戦争で大陸軍側が竜騎兵を用いた記録が残っており、ウィリアム・ワシントン(資料によっては初代大統領であるジョージ・ワシントンの従兄弟)が指揮を執っている。

また、18世紀においては敵中に銃片手に突撃する竜騎兵は強い男の象徴でもあったため、その人気にあやかったのかもしれない。

ちなみにシリンダー部分には名前の由来となった重装歩兵のレリーフが施されている。


M1848の特徴

M1848の特徴

パーカッション式の特徴は後継モデルであるM1851の記事を参照。


全体としては「パワー極振り」という感じだったM1847をより扱いやすくした感じ。

9インチ(22.86センチ)もの長銃身と60グレイン(約3.9グラム)の炸薬量で鳴らしたM1847だったが、グリスの塗り忘れによるリボルバーに装填された火薬全体への延焼(チェーンファイア)が起きた際には火薬の暴発により銃が壊れるという致命的な弱点があった。また、長銃身のため銃自体が大きく、重くなってしまい、民間人が使用するベルトのホルスターには収容できないなどの欠点があった。

これを受け、M1848では銃身を7.5インチに切り詰め、炸薬量も50グレインに削減。これにより、若干の威力低下は避けられなかったものの、M1847の性能を一部受け継いだより扱いやすい拳銃としてM1848は誕生した。

これが軍民問わず多いにうけ、総生産数2万丁とも言われる大ヒットモデルとなった


ただし、300グラムの減量に成功したとはいえドラグーンの重さは1.8キロ。まだまだベルトのホルスターに入れるには重すぎたし大きすぎた。本格的な携行タイプは後継のM1851を待たなければならない。


バリエーション

バリエーション

M1848ポケット

M1847よりかは小型軽量化したとはいえ、M1848は335ミリ、1.8キロの堂々たる威容を誇るデカブツであり、小柄な使用者(特に女性)には扱いにくい銃だった。

ちなみに現在でも愛されるオートマチックピストルの一つ、デザートイーグル(の.44マグナム8発装填仕様)で269ミリ、1.7キロであることと比較しても、M1848の扱いづらさがわかるだろう。

そこで開発されたのがM1848を小型化したM1848ポケット、通称「ベビー・ドラグーン」である。

銃身を4インチ(モデルによっては3インチ)に切り詰め、口径を.44から.33に小型化。これにより、女性でも扱いやすい銃となり、女性の護身用としても使用された。

ただし、小型化のデメリットとして装弾数が5発になった


M1851

M1848ポケット同様M1848の小型軽量化モデルであるが、「口径.33だけど装弾数と銃身はドラグーンと同じく6発で、なおかつベルトのホルスターに収納できるやつ」というコンセプトで開発され、1851年330ミリ、1.2キロと大幅の減量を果たした名銃としてロールアウト。その後も金属薬莢への過渡期にあって1874年まで生産し続けられる大ヒットモデルとなった。

ちなみにpixivにおいてはM1851=「コルト・ドラグーン」としているユーザーも多いが、広義ではM1851もM1848の改良モデルと言えるのである意味正しい。ただし、現代広く知られているM1851の通称は「コルト・ネイビー」であるため、混同は避けた方がいいかもしれない。

くわしくは個別記事へ。


コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

以上がM1848の性能などの簡単な紹介なのだが、日本のサブカルチャー界隈においては松本零士作品に登場するコスモドラグーンのモデルとなった銃というエピソードの方が有名だろう。

コスモドラグーンとM1848を比較すると、銃床や円形のリボルバー部分がよく似ている。また、銀河鉄道999映画第3作「エターナルファンタジー」冒頭ではエメラルダスによるチューンアップを受けた鉄郎のコスモドラグーンを収納したトランクが渡されるのだが、そのキット一式はM1848のキット一式とそのまま一緒だった。黒色火薬を充填する瓶のようなものまであったのだが、レーザーガンであるコスモドラグーンにそんなものが必要なのだろうか...?


ちなみに漫画「ワダチ」では主人公の愛銃としてM1848自身が登場する。

また、古銃愛好家として知られる松本零士自身もこの銃をコレクションしているとか。


関連タグ

関連タグ

 リボルバー コルト・ファイヤーアームズ


M1851:派生改良型の一つにして、後継モデル。M1848に取って代わったモデルの一つで、アメリカ国内だけで総生産数25万丁という空前の売れ行きを記録した傑作モデル。そしてよく見間違えられる(実際よく似ている)。見分けるコツは銃身の形。モデルによって差はあるだろうが、つるんとした円形ならM1848、両脇が切り落とされたように平面ならM1851

概要

概要

コルト社が1848年に製造したパーカッション式シングルアクションリボルバー。通称は「コルト・ドラグーン」

前年に登場したM1847(通称「コルト・ウォーカー」)の改良型として売り出され、アメリカ陸軍の制式採用拳銃に選ばれた。

日本のサブカルチャー界隈ではとあるSF漫画家の影響でかなりの知名度を誇る。


名前の由来

名前の由来

ドラグーン」とは火器で武装した重装騎兵竜騎兵」のことである。アメリカでも独立戦争で大陸軍側が竜騎兵を用いた記録が残っており、ウィリアム・ワシントン(資料によっては初代大統領であるジョージ・ワシントンの従兄弟)が指揮を執っている。

また、18世紀においては敵中に銃片手に突撃する竜騎兵は強い男の象徴でもあったため、その人気にあやかったのかもしれない。

ちなみにシリンダー部分には名前の由来となった重装歩兵のレリーフが施されている。


M1848の特徴

M1848の特徴

パーカッション式の特徴は後継モデルであるM1851の記事を参照。


全体としては「パワー極振り」という感じだったM1847をより扱いやすくした感じ。

9インチ(22.86センチ)もの長銃身と60グレイン(約3.9グラム)の炸薬量で鳴らしたM1847だったが、グリスの塗り忘れによるリボルバーに装填された火薬全体への延焼(チェーンファイア)が起きた際には火薬の暴発により銃が壊れるという致命的な弱点があった。また、長銃身のため銃自体が大きく、重くなってしまい、民間人が使用するベルトのホルスターには収容できないなどの欠点があった。

これを受け、M1848では銃身を7.5インチに切り詰め、炸薬量も50グレインに削減。これにより、若干の威力低下は避けられなかったものの、M1847の性能を一部受け継いだより扱いやすい拳銃としてM1848は誕生した。

これが軍民問わず多いにうけ、総生産数2万丁とも言われる大ヒットモデルとなった


ただし、300グラムの減量に成功したとはいえドラグーンの重さは1.8キロ。まだまだベルトのホルスターに入れるには重すぎたし大きすぎた。本格的な携行タイプは後継のM1851を待たなければならない。


バリエーション

バリエーション

M1848ポケット

M1847よりかは小型軽量化したとはいえ、M1848は335ミリ、1.8キロの堂々たる威容を誇るデカブツであり、小柄な使用者(特に女性)には扱いにくい銃だった。

ちなみに現在でも愛されるオートマチックピストルの一つ、デザートイーグル(の.44マグナム8発装填仕様)で269ミリ、1.7キロであることと比較しても、M1848の扱いづらさがわかるだろう。

そこで開発されたのがM1848を小型化したM1848ポケット、通称「ベビー・ドラグーン」である。

銃身を4インチ(モデルによっては3インチ)に切り詰め、口径を.44から.33に小型化。これにより、女性でも扱いやすい銃となり、女性の護身用としても使用された。

ただし、小型化のデメリットとして装弾数が5発になった


M1851

M1848ポケット同様M1848の小型軽量化モデルであるが、「口径.33だけど装弾数と銃身はドラグーンと同じく6発で、なおかつベルトのホルスターに収納できるやつ」というコンセプトで開発され、1851年330ミリ、1.2キロと大幅の減量を果たした名銃としてロールアウト。その後も金属薬莢への過渡期にあって1874年まで生産し続けられる大ヒットモデルとなった。

ちなみにpixivにおいてはM1851=「コルト・ドラグーン」としているユーザーも多いが、広義ではM1851もM1848の改良モデルと言えるのである意味正しい。ただし、現代広く知られているM1851の通称は「コルト・ネイビー」であるため、混同は避けた方がいいかもしれない。

くわしくは個別記事へ。


コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

以上がM1848の性能などの簡単な紹介なのだが、日本のサブカルチャー界隈においては松本零士作品に登場するコスモドラグーンのモデルとなった銃というエピソードの方が有名だろう。

コスモドラグーンとM1848を比較すると、銃床や円形のリボルバー部分がよく似ている。また、銀河鉄道999映画第3作「エターナルファンタジー」冒頭ではエメラルダスによるチューンアップを受けた鉄郎のコスモドラグーンを収納したトランクが渡されるのだが、そのキット一式はM1848のキット一式とそのまま一緒だった。黒色火薬を充填する瓶のようなものまであったのだが、レーザーガンであるコスモドラグーンにそんなものが必要なのだろうか...?


ちなみに漫画「ワダチ」では主人公の愛銃としてM1848自身が登場する。

また、古銃愛好家として知られる松本零士自身もこの銃をコレクションしているとか。


関連タグ

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 リボルバー コルト・ファイヤーアームズ


M1851:派生改良型の一つにして、後継モデル。M1848に取って代わったモデルの一つで、アメリカ国内だけで総生産数25万丁という空前の売れ行きを記録した傑作モデル。そしてよく見間違えられる(実際よく似ている)。見分けるコツは銃身の形。モデルによって差はあるだろうが、つるんとした円形ならM1848、両脇が切り落とされたように平面ならM1851

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1848年に販売が開始されたリボルバー拳銃。コルト社製。「コルト・ドラグーン」の通称で知られる

概要

概要

コルト社が1848年に製造したパーカッション式シングルアクションリボルバー。通称は「コルト・ドラグーン」

前年に登場したM1847(通称「コルト・ウォーカー」)の改良型として売り出され、アメリカ陸軍の制式採用拳銃に選ばれた。

日本のサブカルチャー界隈ではとあるSF漫画家の影響でかなりの知名度を誇る。


名前の由来

名前の由来

ドラグーン」とは火器で武装した重装騎兵竜騎兵」のことである。アメリカでも独立戦争で大陸軍側が竜騎兵を用いた記録が残っており、ウィリアム・ワシントン(資料によっては初代大統領であるジョージ・ワシントンの従兄弟)が指揮を執っている。

また、18世紀においては敵中に銃片手に突撃する竜騎兵は強い男の象徴でもあったため、その人気にあやかったのかもしれない。

ちなみにシリンダー部分には名前の由来となった重装歩兵のレリーフが施されている。


M1848の特徴

M1848の特徴

パーカッション式の特徴は後継モデルであるM1851の記事を参照。


全体としては「パワー極振り」という感じだったM1847をより扱いやすくした感じ。

9インチ(22.86センチ)もの長銃身と60グレイン(約3.9グラム)の炸薬量で鳴らしたM1847だったが、グリスの塗り忘れによるリボルバーに装填された火薬全体への延焼(チェーンファイア)が起きた際には火薬の暴発により銃が壊れるという致命的な弱点があった。また、長銃身のため銃自体が大きく、重くなってしまい、民間人が使用するベルトのホルスターには収容できないなどの欠点があった。

これを受け、M1848では銃身を7.5インチに切り詰め、炸薬量も50グレインに削減。これにより、若干の威力低下は避けられなかったものの、M1847の性能を一部受け継いだより扱いやすい拳銃としてM1848は誕生した。

これが軍民問わず多いにうけ、総生産数2万丁とも言われる大ヒットモデルとなった


ただし、300グラムの減量に成功したとはいえドラグーンの重さは1.8キロ。まだまだベルトのホルスターに入れるには重すぎたし大きすぎた。本格的な携行タイプは後継のM1851を待たなければならない。


バリエーション

バリエーション

M1848ポケット

M1847よりかは小型軽量化したとはいえ、M1848は335ミリ、1.8キロの堂々たる威容を誇るデカブツであり、小柄な使用者(特に女性)には扱いにくい銃だった。

ちなみに現在でも愛されるオートマチックピストルの一つ、デザートイーグル(の.44マグナム8発装填仕様)で269ミリ、1.7キロであることと比較しても、M1848の扱いづらさがわかるだろう。

そこで開発されたのがM1848を小型化したM1848ポケット、通称「ベビー・ドラグーン」である。

銃身を4インチ(モデルによっては3インチ)に切り詰め、口径を.44から.33に小型化。これにより、女性でも扱いやすい銃となり、女性の護身用としても使用された。

ただし、小型化のデメリットとして装弾数が5発になった


M1851

M1848ポケット同様M1848の小型軽量化モデルであるが、「口径.33だけど装弾数と銃身はドラグーンと同じく6発で、なおかつベルトのホルスターに収納できるやつ」というコンセプトで開発され、1851年330ミリ、1.2キロと大幅の減量を果たした名銃としてロールアウト。その後も金属薬莢への過渡期にあって1874年まで生産し続けられる大ヒットモデルとなった。

ちなみにpixivにおいてはM1851=「コルト・ドラグーン」としているユーザーも多いが、広義ではM1851もM1848の改良モデルと言えるのである意味正しい。ただし、現代広く知られているM1851の通称は「コルト・ネイビー」であるため、混同は避けた方がいいかもしれない。

くわしくは個別記事へ。


コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

以上がM1848の性能などの簡単な紹介なのだが、日本のサブカルチャー界隈においては松本零士作品に登場するコスモドラグーンのモデルとなった銃というエピソードの方が有名だろう。

コスモドラグーンとM1848を比較すると、銃床や円形のリボルバー部分がよく似ている。また、銀河鉄道999映画第3作「エターナルファンタジー」冒頭ではエメラルダスによるチューンアップを受けた鉄郎のコスモドラグーンを収納したトランクが渡されるのだが、そのキット一式はM1848のキット一式とそのまま一緒だった。黒色火薬を充填する瓶のようなものまであったのだが、レーザーガンであるコスモドラグーンにそんなものが必要なのだろうか...?


ちなみに漫画「ワダチ」では主人公の愛銃としてM1848自身が登場する。

また、古銃愛好家として知られる松本零士自身もこの銃をコレクションしているとか。


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 リボルバー コルト・ファイヤーアームズ


M1851:派生改良型の一つにして、後継モデル。M1848に取って代わったモデルの一つで、アメリカ国内だけで総生産数25万丁という空前の売れ行きを記録した傑作モデル。そしてよく見間違えられる(実際よく似ている)。見分けるコツは銃身の形。モデルによって差はあるだろうが、つるんとした円形ならM1848、両脇が切り落とされたように平面ならM1851

概要

概要

コルト社が1848年に製造したパーカッション式シングルアクションリボルバー。通称は「コルト・ドラグーン」

前年に登場したM1847(通称「コルト・ウォーカー」)の改良型として売り出され、アメリカ陸軍の制式採用拳銃に選ばれた。

日本のサブカルチャー界隈ではとあるSF漫画家の影響でかなりの知名度を誇る。


名前の由来

名前の由来

ドラグーン」とは火器で武装した重装騎兵竜騎兵」のことである。アメリカでも独立戦争で大陸軍側が竜騎兵を用いた記録が残っており、ウィリアム・ワシントン(資料によっては初代大統領であるジョージ・ワシントンの従兄弟)が指揮を執っている。

また、18世紀においては敵中に銃片手に突撃する竜騎兵は強い男の象徴でもあったため、その人気にあやかったのかもしれない。

ちなみにシリンダー部分には名前の由来となった重装歩兵のレリーフが施されている。


M1848の特徴

M1848の特徴

パーカッション式の特徴は後継モデルであるM1851の記事を参照。


全体としては「パワー極振り」という感じだったM1847をより扱いやすくした感じ。

9インチ(22.86センチ)もの長銃身と60グレイン(約3.9グラム)の炸薬量で鳴らしたM1847だったが、グリスの塗り忘れによるリボルバーに装填された火薬全体への延焼(チェーンファイア)が起きた際には火薬の暴発により銃が壊れるという致命的な弱点があった。また、長銃身のため銃自体が大きく、重くなってしまい、民間人が使用するベルトのホルスターには収容できないなどの欠点があった。

これを受け、M1848では銃身を7.5インチに切り詰め、炸薬量も50グレインに削減。これにより、若干の威力低下は避けられなかったものの、M1847の性能を一部受け継いだより扱いやすい拳銃としてM1848は誕生した。

これが軍民問わず多いにうけ、総生産数2万丁とも言われる大ヒットモデルとなった


ただし、300グラムの減量に成功したとはいえドラグーンの重さは1.8キロ。まだまだベルトのホルスターに入れるには重すぎたし大きすぎた。本格的な携行タイプは後継のM1851を待たなければならない。


バリエーション

バリエーション

M1848ポケット

M1847よりかは小型軽量化したとはいえ、M1848は335ミリ、1.8キロの堂々たる威容を誇るデカブツであり、小柄な使用者(特に女性)には扱いにくい銃だった。

ちなみに現在でも愛されるオートマチックピストルの一つ、デザートイーグル(の.44マグナム8発装填仕様)で269ミリ、1.7キロであることと比較しても、M1848の扱いづらさがわかるだろう。

そこで開発されたのがM1848を小型化したM1848ポケット、通称「ベビー・ドラグーン」である。

銃身を4インチ(モデルによっては3インチ)に切り詰め、口径を.44から.33に小型化。これにより、女性でも扱いやすい銃となり、女性の護身用としても使用された。

ただし、小型化のデメリットとして装弾数が5発になった


M1851

M1848ポケット同様M1848の小型軽量化モデルであるが、「口径.33だけど装弾数と銃身はドラグーンと同じく6発で、なおかつベルトのホルスターに収納できるやつ」というコンセプトで開発され、1851年330ミリ、1.2キロと大幅の減量を果たした名銃としてロールアウト。その後も金属薬莢への過渡期にあって1874年まで生産し続けられる大ヒットモデルとなった。

ちなみにpixivにおいてはM1851=「コルト・ドラグーン」としているユーザーも多いが、広義ではM1851もM1848の改良モデルと言えるのである意味正しい。ただし、現代広く知られているM1851の通称は「コルト・ネイビー」であるため、混同は避けた方がいいかもしれない。

くわしくは個別記事へ。


コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

コスモドラグーンとコルト・ドラグーン

以上がM1848の性能などの簡単な紹介なのだが、日本のサブカルチャー界隈においては松本零士作品に登場するコスモドラグーンのモデルとなった銃というエピソードの方が有名だろう。

コスモドラグーンとM1848を比較すると、銃床や円形のリボルバー部分がよく似ている。また、銀河鉄道999映画第3作「エターナルファンタジー」冒頭ではエメラルダスによるチューンアップを受けた鉄郎のコスモドラグーンを収納したトランクが渡されるのだが、そのキット一式はM1848のキット一式とそのまま一緒だった。黒色火薬を充填する瓶のようなものまであったのだが、レーザーガンであるコスモドラグーンにそんなものが必要なのだろうか...?


ちなみに漫画「ワダチ」では主人公の愛銃としてM1848自身が登場する。

また、古銃愛好家として知られる松本零士自身もこの銃をコレクションしているとか。


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 リボルバー コルト・ファイヤーアームズ


M1851:派生改良型の一つにして、後継モデル。M1848に取って代わったモデルの一つで、アメリカ国内だけで総生産数25万丁という空前の売れ行きを記録した傑作モデル。そしてよく見間違えられる(実際よく似ている)。見分けるコツは銃身の形。モデルによって差はあるだろうが、つるんとした円形ならM1848、両脇が切り落とされたように平面ならM1851

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