ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要

第二次世界大戦後の1948年、アメリカ陸軍は新型主力戦車として「T42中戦車」の開発に取り掛かった。

これは大戦末期に登場したM26パーシング重戦車の主砲であった90mm砲の改良型で、新型砲弾にも対応したM36を搭載し、中戦車に見合うだけの機動力、そして砲塔にステレオ式測距儀を搭載して命中精度の向上を図ることを目標とした。

しかし測距儀の搭載位置が砲の位置に近すぎたことで、発射の振動で射軸が狂うというある意味致命的な欠陥が出来てしまった。折悪しく、当時朝鮮戦争で1両でも多くの戦車を欲した米軍は、そのままT42用の砲塔とT42用のエンジンとサスペンションを使用したM46重戦車の車体を合わせた戦車を1951年4月に「M47中戦車」、11月に戦車分類見直しによって「90mm砲戦車M47(M47戦車)」として採用された。


朝鮮戦争の影響もあって、1953年に後継のM48戦車が制式化されるまでに8,600両余りが量産されたが米陸軍での在籍期間はわずかで、NATOや他の西側諸国に売却・供与された。

なお日本の陸上自衛隊にも供与される予定があったが、西ドイツなどへの大量供与と重なったことで在庫がなくなりアメリカ側に余力がなくなってしまったため、自力で新型戦車の開発へ乗り出すことになった(ただし開発の参考用として1両が日本に供与されている)。


関連タグ

戦車 アメリカ

第一世代MBT パットン戦車

関連記事

親記事

パットン戦車 ぱっとんせんしゃ

兄弟記事

  • M48 えむふぉーてぃえいと
  • M46 えむよんじゅうろく

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 7979

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました