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RQ-4

ぐろーばるほーく

RQ-4グローバルホークは、アメリカで開発された無人偵察機。

概要

HALE(高高度・長時間滞空型)UAVに分類される無人偵察機で、アメリカ空軍のスパイ機として名高いU-2の代替を狙って配備された。


グライダーのような細長い翼はちょっとした旅客機並の長さがあり、これで高高度を丸一日以上飛行する事ができる。


主な偵察機材は電子工学/赤外線センサー(要するにカメラ)と合成開口レーダー。ブロック30ではさまざまな電波を解析する信号情報収集(SIGINT)にも対応した。E-8 J-STARSが行っていた地上監視/指揮を担うブロック40も存在する。

U-2と違い無人機なので操縦の難しさとは無縁かつパイロットの疲労を気にしなくていいのだが、U-2ほど多彩な偵察機材は搭載できない上に、機体だけでなく地上の機材も揃えなきゃならない分滅茶苦茶お高いので、U-2を完全に代替するには至らず未だ並行して運用されている。


日本では、夏季になるとグアムに配備されている機体がアメリカ空軍三沢基地へ展開する事で知られている(グアムの台風シーズンをさけるために行われているもの)。

また、航空自衛隊も2022年からブロック30を導入しており、三沢基地の航空自衛隊エリアに配属されている。

一方、U-2と同じように地対空ミサイルで撃墜された事例があるからか、アメリカ空軍では「ステルス性がないため生存性が低く中国の脅威に対抗できない」(「無人機なのに生存性?」と思う方もいるかもしれないが、先述の通りお高いので失うと痛い機材なのである)という理由で退役させる計画が進んでおり、早くも部品の枯渇による稼働率低下が懸念されている。と言っても後述のMQ-4Cトライトンがあるので、まだ何とかなりそうではあるが。


MQ-4Cトライトン

アメリカ海軍のP-8哨戒機を補完するバリエーション機。

任務の都合上、ベース機であるRQ-4よりも低い高度で飛行する可能性があるため、機体には構造の強化と氷結や落雷、防錆などの対策が施され、搭載する機材も洋上哨戒に最適化されたものになっている。

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