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THEHILLBILLY

ひるびりー

THE HILLBILLY(ザ・ヒルビリー)とは、ゲーム『Dead by Daylight』に登場するキャラクター。
目次 [非表示]

概要

Dead by Daylight』に当初から登場しているキラー殺人鬼)の一人。


呼称の意味は「田舎者」「山男」など、低所得の白人を指した蔑称でもある。

農家に生まれた奇形児で、その醜悪な姿を他人に見られることを嫌がった両親に隔離されて育った経歴に由来すると推察される。脚を常に引き摺っており、過去に家族から受けた虐待の苛烈さを物語っている。それでもチェイス力は高く、特にチェーンソーダッシュ時のスピードは引き摺って歩く姿からは想像できない恐ろしい速度を見せる。

因みにアップデート前は「Krug(クルーク)」という普通の人名だった。


人物

プロフィール

本名マックス・トンプソンJr.(Max Thompson Jr.) ← ※父親の名に由来する仮称
性別
出身地アメリカ
声優Filip Ivanović(@hellsbandit)

チェーンソーを片手に狩場を走り回るタンクトップ姿の狂人。

長身で引き締まったシルエットとは裏腹に、筋肉が捻れるように左右非対称な形を成しており、顔に関しては右肩に向かって肉が引っ張られたような不気味な風貌をしている。声帯にも支障があるのか「ガララララ…」と言葉にならない嗄れた声を常々発している。また、右足を引き摺るような走り方をするが、学術書のムービーでは後述の警察署長に追われている際には普通に走っており、直後に右脹脛を撃たれた後遺症で現在のような走り方になったとおもわれる。


衣装は基本ボロボロのタンクトップ姿だが、父親のものと思しきチェックの柄シャツ+革チョッキの牧場主スタイル、ラフなパーカーやアロハシャツ姿、水兵のコスプレなど何気にバリエーションが豊富で、その際にはモミアゲヒゲや三編みアゴヒゲを伸ばしてイメチェンを意識するなど意外にオシャレさん。一方で、豚の生皮や警察官の手錠などで着飾った独創的な出で立ちも存在し、彼が両親たちを殺害した後の凶行の凄惨さを物語っている。


背景

出生

「コールドウィンド・ファーム」という農場を経営するトンプソン夫妻の息子として誕生するが、容姿が醜い奇形児として生まれてきたため両親は実子である彼を忌み嫌い、名前を付けることすら拒んで地下に設けた独房に監禁、まともな食事も教育も与えず、代わりに凄惨な虐待の数々を与えた。また、大地主である父マックス・トンプソンは地元の警察署長と密接な関係にあり、金を受け取ることで署員である警察官たちも彼ら夫婦の虐待を黙認し、むしろ奇形児の醜い容貌を嘲笑った


両親は息子が成長するにつれ、あらゆる拘束も怪力で解き、時に家屋や家具まで壊さんばかりに暴れる息子を黙らせるためにテレビを与えた。少年にとって、テレビはいつでも安らぎと知恵を与えてくれ、言葉をはじめ常識と呼ぶべき知恵も、そして本来の親や警察のあり方も、すべてテレビを通して知った。少年のもっとも好きな番組に登場する、義両親の愛を受け、成長後は偉大なヒーローとなったクラークの物語には何度も憧れ、そして自分の元にはヒーローがいつまでも現れないことを悲しんだ。


そして少年は、父や母、警察官たちが行ってきた、数々の悪意に対する怒りで身を震わせた。

自身はただ親の愛が欲しかっただけなのに、彼らが与えるのいつでも罵倒と暴力による虐待であった。そして、自分の知らない愛情を注がれ、自分にはない「名前」まで与えられている家畜たちに対しても嫉妬心を滾らせた。


報復

ある日、父が署長とその取り巻きの警官たちを連れて少年の下に現れ、少年は彼らの前で牛の殺害ショーを演じさせられる。彼らは少年を愚鈍だと見くびり、戸惑いながら牛と戦う少年の背中に嘲笑や罵倒の言葉を浴びせた。返り血を浴び、その匂いにつられてきて耳元にたかる蝿を払っただけで父親は激怒した。どこまでも理不尽な大人たちに対する意識が途切れるほどの激しい怒りで、少年は詰め寄ってきた父を牛の群れ諸共惨殺。歯や顎が砕かれ喋って命乞いすら出来ない母に、これまで与えられなかった自分の名前を聞き出そうと吊るし上げて詰問するが、母は間もなく動かなくなった。気付けば署長以外の警官たちも、牛や両親たちと同じく死体となっていた。


大事な取引相手や部下たちを殺害されたことに激昂した警察署長は、署を上げて殺人犯となった息子を追走した。彼が逃げ込んだ森に警察官や警察犬を放とうとするが、少年は彼らがおもうよりもずっと賢く、なんでも嗅ぎ分けられる犬を警戒しながら先に応援に現れた人間たちを惨殺した。署長から「父がお前の本名を生まれる前に明かしていた」と油断を誘われ、一時は彼の拳銃と警察犬に追い詰められるも、少年にとっては敵ではなく、警察犬を軽々と絞め殺し、署長も弾切れになったところで逆に少年に詰め寄られ、腹を引き裂かれた後に豚の餌にされた。


束縛を破り自由となった彼だが、以後もそのまま両親たちとの思い出深い農場で暮らし続けた。いままでの劣悪な牢獄ではなく、これまで父の財産の保管や自身の拷問部屋として利用されてきた秘密の部屋に身を隠した。それは署長の言い残した自分の名前、いわば両親が唯一示した自身への愛が何処かに隠されているという淡い期待もあった。


以降は土地を買い取ろうと侵入する人間、動物を次々に惨殺した。檻であった彼の農場は、常に阿鼻叫喚の声が響き渡る「楽園」へと変貌したのだった。今日も無人の農場にはチェーンソーの騒音が鳴り響き、次なる犠牲者を待ち続けている。


性能

基本情報

移動速度4.6m/s(通常)、9.2m/s(チェーンソーダッシュ)
心音範囲32m
視点高い(高身長)
凶器ハンマー
一般的なサイズに比べると大きな金鎚。彼はこれを片手で軽々と振り回す。
能力チェーンソー
根城コールドウィンド・ファーム(Coldwind Farm)
両親が経営していた農場。だだっ広いトウモロコシ畑と農業器具、そして飾りとばかりに溢れる動物の死骸が溢れるのどかな地獄

長距離を短時間で移動できる機動力重視のキラー。

一撃必殺の「チェーンソー」を使い生存者を一瞬で追い込むことを最大の強みとする反面、非常にクセが強く、この能力を使いこなせるかが勝敗の鍵を握る。


メメント・モリは、逃げようとする生存者を足で踏みつけて保定した後、チェーンソーのエンジンを入れてそのまま胴体真っ二つ。その一切の躊躇の無さは、まともな教育も愛も与えられず、虐待の末に残虐性だけが残ったヒルビリーのおぞましくも哀しい性を表している。


固有能力

チェーンソー(Chainsaw)

能力ボタン長押しによるチャージを必要とするが、いったんチャージが完了すれば超高速の直線ダッシュで生存者に迫り来る。このチェーンソーダッシュで生存者を一発で瀕死状態に持って行ける(このゲームは攻撃を受けると「負傷」⇒「瀕死(ダウン)」の順に状態変化する)。

つまりは(当たれば)一撃必殺


固有パーク

不屈(Enduring)

板を当てられスタンしてもすぐ復帰する。以前は“決死の一撃”によるスタンにも効果があったがその効果は削除された。


光より生まれし者(Lightborn)

ライト攻撃を無効化し、ライトスタンを狙った生存者のオーラが数秒間表示される。ライトは攻撃手段として間違っていないが、これを煽りに使うプレイヤーも少なからずいるため、そういう人を斬り伏せるには有用かもしれない


ガラクタいじり(Trinkerer)

発電機の修理度が70%を超えるとその発電機が強調表示され、さらに数秒間心音が消失する。

以前は85%で発動だったが強化が入り、ヒルビリーのような高速移動持ちでなくても発電機の修理を妨害できる可能性が上がった。

なお、かつてのこのパークは全く効果が異なり、「アドオンの効果幅を上昇させる」というものであったが、組み合わせによっては強すぎたためか全く違う効果に差し替えられた。


アドオン

チェーンソーの部品やメンテナンス用品のアドオンが多数。改造によるものなのか、チェーンソーの騒音やチャージ時間、操舵性の強化に特化している。ヒルビリーのチェーンソーは形状を見るとわかるが、牙のようなものが装飾されていたりと、非常に禍々しい形をしている。


尚、日本において改造チェーンソーを作ること自体は法で縛られてはいないが、ソレを第三者に販売や移譲の形で渡すと罪になる。絶対にしないように。ましてや人なんて斬らないように。罪の度合いが桁はずれて違うからダメ、ゼッタイ。


特徴

長所

チェーンソーダッシュがとにかく速く、直線上でのチェイス最強。生存者側のチェイスパーク「全力疾走」で逃げても追いつかれ、ぶった斬られる。それほどに早い。そのため、根城のコーン畑のような障害物もないだだっ広い場所でヒルビリーに発見されると大ピンチに陥る。

しかし、チェーンソーダッシュは小回りが利かないため、サバイバーに意識されるとまず当たらない。そのため、チェーンソーを当てるためには至近距離から回避の隙を与えずぶった斬るか、速度を活かして油断しているサバイバーを奇襲するなどテクニックが必要。

また、チェーンソーダッシュはその速度から移動手段として愛用される。チェーンソーの音が聞こえても、大抵は移動に使っているだけだったりする。

チェーンソーダッシュを使って他殺人鬼に真似できない高速発電機巡回をしつつ、チェーンソーによる一撃必殺でチェイスを高速で終わらせられるのが彼の強みであり殺人鬼の中でもトップクラスの強さを誇る。


短所

アドオンでそれなりに改善出来るとはいえ、とにかくチェーンソーダッシュは小回りが利かない。そのため、急速旋回といった回避行動を取られると簡単に避けられてしまう。また、チェーンソーは構えてから振り下ろすまでに結構なチャージ時間を要するため、絶好のチャンスと思って構えても、その間に板を倒されたり、入り組んだところに逃げられたり、窓枠ジャンプされてしまう可能性がある。入り組んだ壁ばかりのレリー記念病院といったステージでは更に真価を発揮できなくなる。使う側はとにかくチェーンソーに慣れないとただエンジン音がうるさいだけの戦いになる。また、チェーンソーの音におびえない熟練プレイヤーにとっては居場所を知らせる雄叫びになりかねない。

 また、普通のチェイスで追いかければ負傷くらいいけたものをチェーンソーダッシュにこだわり過ぎるて逆に取り逃がす事もザラ。チェーンソーを抜きにした素の性能も高いので、チェーンソーにこだわらず通常攻撃と使い分けることが重要である。


リワーク

優れた移動能力、一撃で生存者を倒せる能力から戦績が高すぎる問題があったため、2020年7月のアップデートで調整が行われた。

アドオンの見直しと、チェーンソーにオーバーヒートシステムが追加され、チェーンソーを使いすぎるとオーバーヒートし、冷却が終わるまで使えなくなった。


余談

モデル

農場一家の息子、醜悪な見た目、ヒトの皮を被る、そしてチェーンソー。この要素からわかるように映画『悪魔のいけにえ』の「レザーフェイス」をモチーフとしたキャラクターである。2017年9月、そのモチーフ元さんが「THE CANNIBAL(ザ・カニバル)」という名称でDLC参戦。二人で仲良く今日もどこかで「エンティティのいけにえ」を演じている。


関連イラスト

誰かボクを愛してばんそうこう


関連タグ

DeadbyDaylight キラー(DbD)

農家 奇形 名無し 虐待 チェーンソー

THE TWINS:同じくキラー枠のキャラクター。ヒルビリーと同じく奇形で誕生したことで迫害を受けた過去を持つ。


THE WRAITH(レイス) → THE HILLBILLY(ヒルビリー) → THE NURSE(ナース)

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