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U.B.

あるてぃめっとびーいんぐもしくはかんぜんたい

U.B.とはゲーム「パラサイトイヴ」に登場するネオミトコンドリアクリーチャー、戦闘イベント、曲名のことである。 本項では参考に原作小説版の完全体も紹介する。
目次 [非表示]

※メインイラストは後述の第3形態をロボにアレンジしたもの


パラサイト・イヴのラスボス。第一形態から第四形態まで連戦である。そして何よりもみんなのトラウマである。


概要

ネオミトコンドリア「EVE」によるミトコンドリアの反乱における最終段階。それはEVEのミトコンドリアDNAを受け継いだ純正ネオミトコンドリア生物を生み出す事だった。そのために病院から受胎するための精子を奪い(日本での反乱の際はそこら辺の男の精子を使ったことで反乱が失敗する一因になったため)、多数の人間の身体を細胞内のミトコンドリアに呼びかけて発熱を起こし対象の身体を融解させ、ある種の原始スープ(生物発生の元となったとされるアミノ酸の海)を創り、そのエネルギーを以って受胎しU.B.を育て上げる。計画は完璧に進み、既に米軍による攻撃も役に立たない状況であった。しかし計画はアヤによって失敗に終わった。


…はずだった。


なんと海上に広がった栄養素を得てU.B.は覚醒してしまった。メリッサの身体にわずかに存在した程度であった不完全なネオミトコンドリアの因子とは違い、身体全てが完璧なネオミトコンドリアだったU.B.は、近づいた核生物(細胞核を主とする細胞の事を、ここではそう記す)の中にあるミトコンドリアに爆発的な影響を与え、なんと人間一人で軍艦を沈めるレベルのエネルギー生産を強要させるほどの力を持っていた。しかも成長は芳しく、人間の数十倍もの成長速度で成長していっていた。このまま放っておけば、間違いなく人類種、いや、核生物を滅ぼす究極の存在となるのは火を見るよりも明らかであった。

しかし、核生物である普通の人間が倒そうと近づけば間違いなく灰になる。ミサイル等の兵器が役に立たないのはメリッサ戦で実証済み。

対抗できるのは、同じくネオミトコンドリアの因子を持ちながら、核生物に反旗を翻さなかったアヤしかいなかった。

真冬のNYの海上で、核とネオミトコンドリアの最後の戦争が始まる。




トラウマティック

みんなのトラウマと呼称されるのはまず第一に全四形態を倒すのに非常にしんどいということが上げられる。


第一形態:翼の生えた赤ん坊をグロテスクにしたような姿。

近距離攻撃しかないため、さほど苦労しない。


第二形態:ちょっと成長し少年っぽい姿になったもの。

本体(極太レーザー)と羽根(帯電体当たり)が分離して別々に攻撃。


第三形態:一気に成長し大男のような姿になったもの。

これがいわゆるトラウマ。ヘイストを使わないと回避できない厄介な攻撃が増える上に火力も高い。

最強PEリバレートですら数回当てないと倒せない耐久力を持つため、マシンガン系武器二回行動などで体力を速攻で削っていこう。


第四形態:ついに完全な姿へと変貌。その姿はさしずめ空を飛ぶエイとでもいうべきものであり、人間の原形をとどめておらず、肌の色も白から緑に変わっている。

特定の銃と弾を使わないと全ての攻撃が1になる。(特定の銃で撃つと999なので何か爽快ではあるが)


以上の戦闘を経て第四形態に勝利すると、完全体の肉体は千切れ飛び、沈黙。アヤは戦闘している場所から逃げることとなるのだが…

なんと第四形態は復活し、アヤを追いかけはじめる




ダッダッダッダッ ダッダッダッダッ ダッダッダッダッ ダッダッダッダッ


このプレッシャーをかける音楽が流れ始め、しかもアヤの移動の経過と共にリズムが加速する

この演出にトラウマを植え付けられたプレイヤーは少なくない。


そのうえ、あることをしたりあることをしなかったりすると第四形態に追いつかれて

第一形態からやり直すハメになるため正しい逃走方法を見つけ出すまでは延々と戦う事態に陥ってしまう。

幸い、食われる演出とかはないのが唯一の救いではあった。触れられた瞬間に倒れるとこを見るのは正直色気とか微塵も感じず、むしろ怖い。そして「GAME OVER」の表示。

そして最後には最も恐ろしい演出が待っている…ここで怖気づいて足を止めてしまってアッー!な人は少なくはないだろう…


そして苦労してエンディングを迎えても最後は…


ぶっちゃけ、アヤが救われるには、隠しダンジョンをクリアしてトゥルーエンドを迎えるしかない。


なお、EVEは誕生前のU.B.を「娘」と呼んでいたが、第3形態を見る限りは体つきなどは筋骨隆々の大男と言った外見。これについては両性具有説もある。


原作小説版

前史に当たる原作で誕生したミトコンドリア生命体。ゲーム本編でも存在や末路は語られているので、本項でも紹介する。

こちらでは「イブ」「生命体」などと呼ばれ、完全体とは呼ばれない。


Eve1の計略により、主人公永島利明の精子とEve1の卵子を受精、安斉麻理子を代理母として生まれ、受胎から数分で急成長し誕生、一気に成人になった。

外見は成人女性と全く変わりないが、地の分を引用すると「整いすぎてグロテスクに見える」と、完璧すぎる美貌を持つ。

主に念動力(らしきもの)を使用し、利明たちを面白半分で痛めつけた(彼女本来の力なら、跡形もなく消し飛ばすこともたやすい)。


しかし、突然苦しみだし、体が次第に男性に変わり出す。必死に元に戻ろうとするが、何度も女性の自分と男性の自分と入れ替わるうちに体が崩壊していく。

実は、人間とは別種の存在となっていたEve1と人間である利明との異種交配で生まれたことで、本来母系のみの遺伝であるはずが父親=人間のミトコンドリアも遺伝してしまい、一つの体に二つのミトコンドリア=精神が宿っていた失敗作として生まれていたのだった。

苦し紛れに暴れる彼女を鎮めるために、致命傷を負っていた利明は彼女を抱きしめ、体が完全に崩壊し燃えていく彼女たちと運命を共にした。


原作ではラスボス的存在だが、各メディアではやや扱いが悪かったり、生まれてすぐに死んでしまうという末路のためか半ば悲しき悪役扱いされている。

  • 映画版……誕生前に両親が死んだため登場しない。実写である以上、14歳である麻理子を孕ませ、出産させるのは当時としても(もちろん現代でも)マズかったようだ。
  • 漫画版……原作と変わらないが、崩壊していく過程で幼児に退行していく。最期は泣きじゃくりながら利明に抱き着いて共に亡くなるという僅かながら同情を誘う描写となっている。
  • ドラマCD版……こちらも原作通りに誕生、死亡するが、何もしていない(利明たちを痛めつけるのはEve1に変更されている)。やったことは父親に無邪気に笑いかけただけであり、これまで以上に勝手に生まれさせられて死なされる感が強く描かれており、しかもセリフが「パパ」しかなかった原作とは違い、崩壊しながら「苦しい……」と訴えており、漫画版以上に同情を誘っている。

なお、pixivでは一応ファンによる想像図が僅かながら投稿されているが、見た目が見た目なのでR-18指定となっている。検索は自己責任で。

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