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MOVIE大戦2010

むーびーたいせんにせんじゅう

『MOVIE大戦2010』とは2009年12月12日より東映系で公開された、特撮テレビドラマシリーズ『仮面ライダーシリーズ』の『仮面ライダーW』と『仮面ライダーディケイド』の劇場版作品。正式なタイトルは『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』。
目次 [非表示]

「俺は!」


「俺達は!」


「僕達は!」


「「二人で一人の!!」」


「通りすがりの!」


「「「仮面ライダーだ!!!」」」


概要

現在放送中の仮面ライダー・前作の仮面ライダーが競演するクロスオーバー作品『MOVIE大戦シリーズ』の記念すべき第1弾。同時に『仮面ライダーディケイド』の放送開始と共に始まった「平成仮面ライダー10周年プロジェクト」の第4弾にして最後を締めくくる「平成仮面ライダー10th 冬の陣」の位置付けでもある。『仮面ライダーW』としては最初の、『ディケイド』としては2作目にあたる劇場版作品。


時系列

『ディケイド』側はTVシリーズ最終話の後日談、『W』側はTVシリーズの12話と13話の間に起きた出来事という事になっている。


ストーリー

本当の終わりーディケイド、最後の勇姿。


『仮面ライダーディケイド 完結編』

Journey through the Decade

紅渡により自分の本来の使命を宣告され、遂に「世界の破壊者」である己を受け入れてしまった仮面ライダーディケイド=門矢士は、「ライダー大戦」を勃発させた後、姿を消した。

光夏海の悲痛な叫びも空しく、士はディケイド激情態に変身し多くの仮面ライダー達を次々と圧倒・駆逐していく。そしてディケイドは、小野寺ユウスケが変身した仮面ライダークウガ アルティメットフォーム(ダークアイVer.)を激戦の末に倒し、その使命を完遂する。

全てのライダーを倒した士の前に姿を現したのは、彼を止める決意を固め、仮面ライダーキバーラとなって士との戦いに臨む夏海だった。

そんな戦いの最中、ゾル大佐として力を得た鳴滝は、栄次郎をスーパー死神博士として覚醒させるとともに、新たなる組織「スーパーショッカー」を結成。世界征服達成の切り札となる“神を超える力”ネオ生命体の誕生を目論んでいた……。




本当の始まりーW、誕生の秘密。


仮面ライダーW ビギンズナイト

Bigins nightに向けて

クリスマス・イブの日、左翔太郎鳴海探偵事務所の面々は、有名歌手の睦月安紗美から「亡き姉を見つけ出してほしい」との奇妙な依頼を受ける。

翔太郎とフィリップは調査を進める内に、風都で密かに発生している怪奇現象〈死人還り〉が原因と知る。そんな中2人の前に不慮の死を遂げた筈の鳴海荘吉が現れる。荘吉は仮面ライダースカルに変身、戦闘中、フィリップは鳴海亜樹子に荘吉の死を明かしてしまう。

更にその死に対して負い目のある翔太郎は、荘吉が変身したスカルに手も足も出せず、Wはスカルに惨敗。これを切っ掛けに鳴海探偵事務所の足並みが崩れてしまう。

探偵業を辞めるべきかと苦悩する翔太郎は、フィリップとともにある場所に赴く。そこはWが生まれた場所であった。


※なお、DC版では上記の2つのエピソードの構成は逆になる。


『MOVIE大戦2010』

トリプルエクストリーム

逃走したドーパントを追いかけていたWは、突然スーパーショッカーと戦うディケイドの世界へ迷い込んでしまう。ディケイドとW、2人の仮面ライダーが再び出会い、それぞれの運命と正面から向かい合った時、スーパーショッカーとの最終決戦が始まる。


登場キャラクター

『仮面ライダーディケイド 完結編』




『仮面ライダーW ビギンズナイト』


余談・幻の予告編について

ライダー大戦は劇場へ

大樹「士……死ぬな……!」

栄次郎「これが本当の世界だったのか!」

鳴滝「正体を明かす時が来たな!」

夏海「私がディケイドを倒す!」

キバーラ/仮面ライダーキバーラ「これがキバーラの真の姿よ、フフッ」

「お前が本当の士だと?」

ユウスケ「世界は俺が貰う」

12月12日 ロードショー


『仮面ライダーディケイド』最終回に放送された特報にて描かれたシーンは上記の通り。

しかし、実際は本編で上記のシーンはほとんどと断言していいほど全く使われていない。いわゆる嘘予告である(一応、DC版では特報の一部のシーンが流用されている。といってもディケイドに襲われる士ぐらいだが……)。

厳密には、そもそもTVシリーズ最終回の続きにすらなっておらず、話が繋がってすらいない部分さえもある。

また、キバーラが「仮面ライダーキバーラが真の姿」と発言しているが、本編は夏海が変身した為キバーラの真の姿とは断言し難い(ただし、闇士はおそらく激情態、軍服姿ではないが夏海がディケイドを止めるべく交戦する等、後々強ち間違ってはいないシーンも一部ある)。

そして肝心の内容は、仮にも最後を締めくくる位置付けでありながら、TVシリーズ本編のあらゆる伏線を投げっぱなしにして、よく分からないまま無理矢理終わらせてしまったと評せざるを得ない内容であった。しかも中途半端な終わり方でこの嘘予告をブチ込んでしまった為か「意図的に最終回を中途半端な形で終わらせたのではないか」として放送倫理違反としてBPO審議入りしてしまい、最終的にテレビ朝日社長が謝罪するハメになってしまうなど、元々賛否両論な作風である『ディケイド』の評価を悪い方向に決定付けてしまった完結編だった(→夏未完)。


……擁護としては、ディケイドパートのテーマは居場所であり、これまでディケイドが旅をし続けた理由である居場所を求める旅としては、相応の結論が導き出されている。

そしてその結論は、この後のMOVIE大戦パートの『W』のエピローグにも繋がるものになっている。


一方で『W』パートの方は、TVシリーズでは軽く触れられた程度だったWのルーツや、彼等が「2人で1人の探偵で仮面ライダー」である理由・経緯が丁寧に掘り下げられた非常に見応えのある内容であり、更にTVシリーズの主に第13話や14話で事前に振られた伏線の回収や、それも含めたTVシリーズとの繋がりもしっかりと描かれており、TVシリーズ本編の間に挟まる1つのエピソードとしても、TVシリーズ本編の前日譚のエピソードとしても非常に評価や人気は高い。


このように「『ディケイド』パートと『W』パートで対照的な評価を受けた」点でも印象深い作品である。


しかし、その後も「『ディケイド』が批判されっぱなしだったか?」とすればそうではなく、本作で描かれたディケイドの存在意義はその後のさまざまな客演を経て説得力のあるものへと変わっていき、現在ではこのような終わり方自体に『ディケイド』の魅力を見出すファンも少なくない。


ちなみに、本作のWとディケイドは前作『仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』で既に一度会っている為、一応お互いに面識はある状態だった。しかし、前述の映画ではWがディケイド達に対して自らの名前を名乗るシーンはあったものの、ディケイドがWに名前を教えるシーンは全く無かったにもかかわらず、何故か本作のWはディケイドの名前を知っていた。少しフォローすると、あの映画(=舞台となっていたのはディケイドの世界)でWが登場するのは少し不自然なので、恐らく鳴滝がオーロラカーテンでWを呼び寄せて事情を説明し、ディケイドの名前もその際に教えてもらっていた可能性はある。


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劇場版限定フォーム

ライジングアルティメット サイクロンサイクロン ジョーカージョーカー ジャンボフォーメーション


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オールライダー対大ショッカーMOVIE大戦2010超電王トリロジー


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次作→『仮面ライダー×仮面ライダー オーズ&ダブル feat.スカル MOVIE大戦CORE

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