12号(バロック)
じゅうにごう
概要
ゲーム『BAROQUE』の主人公である。
このゲームの主人公は厳密に言えば2人、つまり双子であり、「12号」とはその弟の方を指す。兄は13号。
なお、公式な呼称は「主人公」で、同ゲームの他のキャラクターと同様に、個人名は存在しないが、ファンの間では漫画版の名前である12号と呼ばれ、pixivにおいても「12号」のタグが使用される。
黒髪黒目(リメイク版ではやや青みがかった色)の大人しそうな青年。一人称は「ぼく」。
ゲーム中では、コート・剣・偽翼・天使銃(いずれもこのゲーム独特の装備)を基本装備とするが、ファンアートでは、コート以外は省かれた姿で描かれる事が多い。
またこの格好は大熱波以後のもので、大熱波以前とは服装が異なる。
ゲームスタート時点での彼は、過去の記憶を失っており、罪の意識だけを感じている。
また、とある事情によって言葉が話せなくなってしまっているが、
彼の考えは、外界の住人の一人である角女(自我がなく、近づいた人間の心をそのまま口にしてしまう人物)から聞く事ができる。
彼の背負う「罪」の詳細や、彼が何者であるかという事は、ストーリーを進める事で、徐々に明らかになって行く。
彼(=プレイヤー)の使命は、神経塔の最下層へ行き、天使銃で創造維持神を浄化する事である。
始めのうちは最下層まで辿り付けずに死んでしまう事が多いが、死んでもいつの間にかまた外界に立っているため、使命を達成するまでは、何度も繰り返し神経塔に潜る事になる。
大熱波以前の生い立ちから、大熱波以降のこうした境遇まで、基本的には不幸で苦労の耐えない人物であるが、一部の言動からは、意外と楽観的で天然な面も窺える。
また双子の兄への愛情は深く、かなりのブラコンであると思われる。