プロフィール
身長 | 154センチ |
---|---|
誕生日 | 1982年4月2日 |
血液型 | B |
担当カラー | ピンク |
趣味・特技 | 木登り |
好きな食べ物 | ショコラ |
CV | 近藤玲奈 |
概要
主人公。かわいらしいメイドに憧れ、アキバにやって来た少女。自分が思い描くメイドを目指している。
性格はよく言えば純真無垢、悪く言えば鈍感。そのため、どんなに危険なことでも、軽い気持ちで取り組んでいる。
また、かなり奇妙なセンスの持ち主だが、前述の性格からか自分では気づいていない。天然でドジなところも。
良くも悪くも至って普通な女の子故に、嵐子たち個性が強すぎるメイドたちと比べると影が非常に薄くすっかり空気になってしまい、逆に嵐子のほうが主人公ではないのか?と思ってしまう有様だった。
人物
上述の性格ゆえに、「メイド」および「メイドカフェ」の実態を知らず、その世界に踏み込んでしまった彼女。その「実態」を知ったとき、呆然としてしまった(ちなみにメイドが関係した事件はマスコミにより報道されており、なぜ彼女が今までそのことを全く知らなかったのかは不明)。胆が強いとは言えないなごみはしばらく、その現実を受け入れることが出来なかった。
そして、2話での違法カジノでの一連の出来事を目の当たりして
「落ち着こう、わたし、まだ生きている」
なごみは、戸惑いながらも、この世界の“常識”を受け入れはじめていた。
なお、メイドになる切っ掛けや、どういう経路で地元から上京し、アキバの「とんとことん」に配属されるようになったかは、劇中ではまだ描かれていない(4話現在)。
そうして、メイド社会の思わぬ実態に動揺するなごみ。
そんな中、彼女は運命の邂逅を果たす。
「侵略カフェですとろん」のメイド・ねるらとの出会いである。
しぃぽんからお散歩(ビラ配り)を頼まれたはいいものの、シマを巡る小競り合いに巻き込まれるなどして、思うように出来ない。
そうして困り果てていると、少し派手なコスチュームをした少女ーねるらと出会う。
なごみは、メイド社会の実態にあてられ、動揺していることを話すと、ねるらは親身に相談に乗ってくれた。ねるらは「とんとことん」が所属する「ケダモノランドグループ」と対立する「メイドリアングループ」所属だったが、それでも、なごみがお散歩に来る度、相談に乗ってくれる、大切な親友になっていった。
第3話では、嵐子の前髪が邪魔そうなのを見かねて、さくらんぼの髪止めを譲ったが、地下格闘技の試合で切れてしまう。なごみは、残っていたイチゴの髪止めを代わりにと嵐子に譲った。そして、嵐子はその髪止めを付け、見事決勝まで勝ち抜く。
この件で、なごみにとって、どこか近づきがたい存在だった嵐子に、少し距離を縮めることが出来たのだった。
第4話では、ケダモノランドグループから派遣された、メイド調教師・佐野みのりからの調教を受ける。当初は反発するも、彼女からほだされてもうしばらく調教を受ける事に。結果、「グループに貢献する事こそがメイド」と、ブラック企業の洗脳に近い思想を植え付けられた。
この間に、彼女も自身でおひねりちゃんを客から得て上納しているらしく、メイドとしてのスキルは確実に上がった様子を見せている。
後に色々あって洗脳は解け、店や店員は元に戻る。が、いつも失敗していた「オムライスへケチャップで絵を描く」技術を上達させており、客からも好評の言葉を貰う。
その際にしぃぽんへ「メイドって楽しいですね!」と言葉をかけており、「とんとことん」の一員としてメイドの世界に染まりつつある様子を見せていた。
第5話では「とんとことん」の売上を上げる方法をねるらから聞いたり、嵐子の誕生日を一緒に祝おうとし、嵐子に対してケーキを買って欲しい旨を店長達に伝えるもそんな余裕なんて無いと返す店長達に向かって憤慨するなど心優しい一面が見られた。また「メイドは戦うものだってわかっているんですけど…」と嵐子に話すなど徐々にこの世界にも順応してきた模様。
「メイドシープ」の薫子に拘束された後に他のメンバーに救出された際には「この街に大切な人達が出来た」と感じ他のメンバーとの仲が深まった。また上記の拘束された際に薫子が血(実際にはトマトジュースでパニックになった際に飲んで治まったが)を入れて溺れさせようとしてパニックを起こすなど1話での出来事に対し血がトラウマになっている模様。
6話で、服役していた愛美が出所し、メイドリアングループの実権を握ると、曲がりなりに平穏が保たれていたメイドリアンとケダモノランドの間の緊張が高まる。
そのため、大切な友だちである、ねるらとも戦うことになってしまうかもしれない。
そう心配するなごみに、店長は、「姉妹の契り」を結ぶことを提案する。
そうして、ラーメン店の店主と店長の立ち会いのもと、なごみとねるらのふたりは、ねるらを姉、なごみを妹とする、「姉妹の契り」を結ぶ。
だが、その裏で店長はある“計画”を立てていた。店長は、総帥の凪から、愛美、並びにメイドリアンへのカチコミを命じられ、切羽詰まっていた。
そこで、なごみとねるらが結んだ「姉妹の契り」を利用して、店長はねるらにスパイ行為を働かせようとしていたのだ。
ねるらの命を危険に晒す、卑劣な企みに、普段はドジで純粋ななごみは、これにはさすがに怒りをあらわにした。
そんな中、ねるらは自身の危険を冒して、愛美がとんとことんを襲撃しようとしていることを、なごみに知らせる。
これに店長は、うまく行ったと喜ぶが、その日から、ねるらはお散歩に現れなくなる。
心配になったなごみは、嵐子とともに、ねるらの行方を探す。
そして、組織に追われ、潜伏するねるらを発見する。
しかし、そのそばから、「裏切り者」ねるらの行方を探していた愛美が現れる。
襲いかかる愛美に、ねるらはドスを握り、食らいつく。
何をしていいか解らず、なごみは嵐子に助けて、と懇願するが、これはねるらと愛美の戦いとして、制止する。
ねるらは奮戦むなしく、なごみの眼前で、愛美の凶弾に撃ち抜かれる。
倒れたねるらをだきかかえるなごみ。
虫の息のねるらは、もっと生きていたかったと悔いを口にする。
そして、ねるらはなごみに、
「そのままのメイドでいて」
そう、言い遺し、なごみの腕の中で息を引き取った。
なごみは、天を貫かんとする、巨大な慟哭を上げた。
「姉妹の契り」の証しとして、ねるらに託したなごみの名札は、ねるらの流した、赤い血の中に沈んでいた。
その翌日、自分がねるらを死に追いやったとメイドを辞め、とんとことんを離れて忍者カフェで働いていたが、ねるらのファンだった客達がなごみに会い、「アキバのメイドを変える存在になり得る」と生前ねるらが語っていたことを知らされる。その言葉を胸に今一度、「みんなを守るメイドになりたい」と立ち上がった。そして愛美達のカチコミで窮地に陥ったとんとことんに駆けつけ、忍者カフェで培った忍者スキルで戦況を覆してとんとことんを救った。
「ケダモノランド」が「メイドリアン」を吸収すると、旧「メイドリアン」との間のわだかまりを水に流すという名目で「とんとことん」と「親善野球試合」が開催されることになる。
なごみは、殺しあいのしないメイドの実現への機会として、建前だけでなく、本当の意味での「親善試合」にしていこうと強く訴える。
だが「とんとことん」の面々は、凄惨な抗争を繰り広げた相手に平和に試合できるはずがないと、相手にしなかった。
試合当日、やはりと言うか、両者の間ではラフプレーや口汚い罵りあいが繰り広げられた。
しかし、それでもなごみは両者を仲良くするための「真剣な試合」にすべく、チームメイトはもとい、敵チームをも鼓舞した。自ら「反則」という汚名を被ってでも…。
そこには、これまでの「ヘタレ」な「和平なごみ」はおらず、強い意思を心に秘めた、生まれ変わった「和平なごみ」がいた。そこでは、なごみは事あるごとに口にした…「ねるらちゃん」、先の抗争で失った大切な親友の名前を。
そう、なごみは強く鼓舞したメイド同士の悲惨な争いで失った親友「ねるら」のような犠牲者を生まないために、そして「ねるら」との約束を果たすために。まさに、ねるらの意思がそこに宿っているがごとく…。
そうしたなごみの強い想いが伝わり(宇垣がみやびに刺殺されると言う波乱もあったが)、両者の姿勢は変化し、後半は敵意なしの真剣勝負を以て試合が行われた。
そして、試合は「とんとことん」の勝利で終わった。しかし、真剣勝負を以て対決した両者には、清々しい表情が浮かんでいた。
試合後の、両者による勝利店舗の店歌斉唱。
その中で歌う、なごみは嬉しそうな笑顔を浮かべ、大粒の涙を流しながら、
「私たち、勝ったよ!」
その言葉は、誰に対して伝えたものか…その名は言うべくもない…
親善試合後、助っ人として参加したベネズエラ人3人組の活躍で修理され、営業を再開した「とんとことん」
そこには、どこかで聞き覚えのあるフレーズが聞こえてきた。
「その調子で、いけいけドンドン」
ねるらの想いは、そのフレーズとともに、親友・なごみに固く、しっかりと受け継がれていた…。
ねるらがなごみと見たかったあの夢ー争いもなく、可愛らしく笑顔を振り撒くメイドの未来を作りたいと言う夢ーに向かって。
忍者スキル
元々は忍者カフェでのパフォーマンスとして教えられたものだが、元々物覚えが良く才能があったのか、僅か1週間で苦無や手裏剣による投擲や棒(モップ)での槍術、投網による捕縛、煙玉による目眩しを習得した。身体能力も向上しており、7話では愛美との一騎討ちでカウンターによる拳の一撃で勝っている。