和平なごみ
わひらなごみ
「初めまして!和平なごみです!」
概要
主人公。かわいらしいメイドに憧れ、アキバにやって来た少女。自分が思い描くメイドを目指している。
性格はよく言えば純真無垢、悪く言えば鈍感。そのため、どんなに危険なことでも、軽い気持ちで取り組んでいる。そのせいか余計な一言で無自覚に他人を煽ってしまう事も…
また、かなり奇妙なセンスの持ち主だが、前述の性格からか自分では気づいていない。天然でドジなところも。
良くも悪くも至って普通な女の子故に、嵐子たち個性が強すぎるメイドたちと比べると影が非常に薄くすっかり空気になってしまい、逆に嵐子のほうが主人公ではないのか?と思ってしまう有様だった。
人物
上述の性格ゆえに、「メイド」および「メイドカフェ」の実態を知らず、その世界に踏み込んでしまった彼女。その「実態」を知ったとき、呆然としてしまった(ちなみにメイドが関係した事件はマスコミにより報道されており、なぜ彼女が今までそのことを全く知らなかったのかは不明)。胆が強いとは言えないなごみはしばらく、その現実を受け入れることが出来なかった。
1話では「とんとことん」で住み込みで働く事となり、店からのお使いが鉄砲玉とは知らされず嵐子による「チュキチュキつきちゃん」壊滅を目の前で返り血を浴びながら目撃し、上記のメイド社会の実態を知り逃げ出そうとするものの嵐子と相部屋になり「とんとことん」から逃げられないと悟ってしまう。
そして、2話での違法カジノでの一連の出来事を目の当たりして
「落ち着こう、わたし、まだ生きている」
なごみは、戸惑いながらもこの世界の“常識”を受け入れはじめていた。
なお、メイドになる切っ掛けや、どういう経路で地元から上京し、アキバの「とんとことん」に配属されるようになったかは不明。
そうして、メイド社会の思わぬ実態に動揺するなごみ。
そんな中、彼女は運命の邂逅を果たす。
「侵略カフェですとろん」のメイド・ねるらとの出会いである。
しぃぽんからお散歩(ビラ配り)を頼まれたはいいものの、シマを巡る小競り合いに巻き込まれるなどして、思うように出来ない。
そうして困り果てていると、少し派手なコスチュームをした少女ーねるらと出会う。
なごみは、メイド社会の実態にあてられ、動揺していることを話すと、ねるらは親身に相談に乗ってくれた。ねるらは「とんとことん」が所属する「ケダモノランドグループ」と対立する「メイドリアングループ」所属だったが、それでも、なごみがお散歩に来る度、相談に乗ってくれる、大切な親友になっていった。
第3話では、嵐子の前髪が邪魔そうなのを見かねて、さくらんぼの髪止めを譲ったが、地下格闘技の試合で切れてしまう。なごみは残っていたイチゴの髪止めを代わりにと嵐子に譲った。そして、嵐子はその髪止めを付け、見事決勝まで勝ち抜く。
この件で、なごみにとってどこか近づきがたい存在だった嵐子に少し距離を縮めることが出来たのだった。
第4話では、ケダモノランドグループから派遣された、メイド調教師・佐野みのりからの調教を受ける。当初は反発するも、彼女からほだされてもうしばらく調教を受ける事に。結果、「グループに貢献する事こそがメイド」と、ブラック企業の洗脳に近い思想を植え付けられた。
この間に、彼女も自身でおひねりちゃんを客から得て上納しているらしく、メイドとしてのスキルは確実に上がった様子を見せている。
後に色々あって洗脳は解け、店や店員は元に戻る。が、いつも失敗していた「オムライスへケチャップで絵を描く」技術を上達させており、客からも好評の言葉を貰う。
その際にしぃぽんへ「メイドって楽しいですね!」と言葉をかけており、「とんとことん」の一員としてメイドの世界に染まりつつある様子を見せていた。
第5話では「とんとことん」の売上を上げる方法をねるらから聞いたり、嵐子の誕生日を一緒に祝おうとし、嵐子に対してケーキを買って欲しい旨を店長達に伝えるもそんな余裕なんて無いと返す店長達に向かって憤慨するなど心優しい一面が見られた。また「メイドは戦うものだってわかっているんですけど…」と嵐子に話すなど徐々にこの世界にも順応してきた模様。
「メイドシープ」の薫子に拘束された後に他のメンバーに救出された際には「この街に大切な人達が出来た」と感じ他のメンバーとの仲が深まった。また上記の拘束された際に薫子が血(実際にはトマトジュースでパニックになった際に飲んで治まったが)を入れて溺れさせようとしてパニックを起こすなど1話での出来事に対し血がトラウマになっている模様。
第6話で、服役していた愛美が出所し、メイドリアングループの実権を握ると、曲がりなりに平穏が保たれていたメイドリアンとケダモノランドの間の緊張が高まる。
そのため、大切な友だちである、ねるらとも戦うことになってしまうかもしれない。
そう心配するなごみに、店長の靖子は「姉妹の契り」を結ぶことを提案する。
そうして、ラーメン店「怒羅磨」の大将と靖子の立ち会いのもと、なごみとねるらのふたりは、ねるらを姉、なごみを妹とする、「姉妹の契り」を結ぶ。
だが、その裏で靖子はある“計画”を立てていた。靖子は総帥の凪から、愛美、並びにメイドリアンへのカチコミを命じられ、切羽詰まっていた。
そこで、なごみとねるらが結んだ「姉妹の契り」を利用して、靖子はねるらにスパイ行為を働かせようとしていたのだ。
ねるらの命を危険に晒す卑劣な企みに、普段はドジで純粋ななごみはこれにはさすがに怒りをあらわにした。
そんな中、ねるらは自身の危険を冒して愛美が「とんとことん」を襲撃しようとしていることをなごみに知らせる。
これに靖子はうまく行ったと喜ぶが、その日からねるらはお散歩に現れなくなる。
心配になったなごみは、嵐子とともにねるらの行方を探す。
そして、組織に追われ、潜伏するねるらを発見する。
しかし、そのそばから「裏切り者」ねるらの行方を探していた愛美が現れる。
襲いかかる愛美に、ねるらはドスを握り食らいつく。
何をしていいか解らず、なごみは嵐子に助けて、と懇願するが、これはねるらと愛美の戦いとして制止する。
そして、ねるらは奮戦むなしくなごみの眼前で愛美の凶弾に撃ち抜かれる。
倒れたねるらをだきかかえるなごみ。
虫の息のねるらは、もっと生きていたかったと悔いを口にする。
そして、ねるらはなごみに、
「そのままで…いて…ください。そのままの…メイドで」
そう言い遺し、なごみの腕の中で息を引き取った。
なごみは天を貫かんとする巨大な慟哭を上げた。
「姉妹の契り」の証しとして、ねるらに託したなごみの名札は、ねるらの流した赤い血の中に沈んでいた。
その翌日、自分がねるらを死に追いやったとメイドを辞め、とんとことんを離れて忍者カフェで働いていたが、ねるらのファンだった客達がなごみに会い、「アキバのメイドを変える存在になり得る」と生前ねるらが語っていたことを知らされる。その言葉を胸に今一度、「みんなを守るメイドになりたい」と立ち上がった。そして愛美達のカチコミで窮地に陥ったとんとことんに駆けつけ、忍者カフェで培った忍者スキルで戦況を覆してとんとことんを救った。
第8話で、「ケダモノランド」が「メイドリアン」を吸収すると、旧「メイドリアン」との間のわだかまりを水に流すという名目で「とんとことん」と「親善野球試合」が開催されることになる。
なごみは殺し合いのしないメイドの実現への機会として、建前だけでなく、本当の意味での「親善試合」にしていこうと強く訴える。
だが「とんとことん」の面々は、凄惨な抗争を繰り広げた相手に平和に試合できるはずがないと、相手にしなかった。
試合当日、やはりと言うか、両者の間ではラフプレーや口汚い罵りあいが繰り広げられた。
しかし、それでもなごみは両者を仲良くするための「真剣な試合」にすべく、チームメイトはもとい、敵チームをも鼓舞した。自らのソフトボールの経験を生かして食らいつき、さらに「反則」という汚名を被ってまでも…。
そこには、これまでの「ヘタレ」な「和平なごみ」はおらず、強い意思を心に秘めた、生まれ変わった「和平なごみ」がいた。そこでは、なごみは事あるごとに口にした…「ねるらちゃん」、先の抗争で失った大切な親友の名前を。
そう、なごみは強く鼓舞したメイド同士の悲惨な争いで失った親友「ねるら」のような犠牲者を生まないために、そして「ねるら」との約束を果たすために。まさに、ねるらの意思がそこに宿っているがごとく…。
そうしたなごみの強い想いが伝わり(宇垣がみやびに刺殺されると言う波乱もあったが)、両者の姿勢は変化し、後半は敵意なしの真剣勝負を以て試合が行われた。
そして、試合は「とんとことん」の勝利で終わった。しかし、真剣勝負を以て対決した両者には、清々しい表情が浮かんでいた。
試合後の、両者による勝利店舗の店歌斉唱。
その中で歌う、なごみは嬉しそうな笑顔を浮かべ、大粒の涙を流しながら、
「私たち、勝ったよ!」
その言葉は、誰に対して伝えたものか…その名は言うべくもない…
親善試合後、助っ人として参加したベネズエラ人3人組(アントニオ、ホセ、ルイス)の活躍で修理され、営業を再開した「とんとことん」
そこには、どこかで聞き覚えのあるフレーズが聞こえてきた。
「その調子で、いけいけトントン」
ねるらの想いは、そのフレーズとともに、親友・なごみに固く、しっかりと受け継がれていた…。
ねるらがなごみと見たかったあの夢――争いもなく、可愛らしく笑顔を振り撒くメイドの未来を作りたいと言う夢――に向かって。
第9話では、アキバメイドフェスティバルにおける「とんとことん」の扱いの悪さにめげずに頑張ろうとするが、豚足を売り歩こうとしてもすぐに他店舗のメイド達に連れ戻されて追い出される始末。
メインイベント「お萌様登り」では、総帥・凪の直営店「ギンギライオン」を優勝させる出来レースであることを知らないために本気で優勝を狙いに行き、最後尾からだったが順番を無視してスタートし、下では嵐子とゾーヤが足止めしているうちにゆめちとしぃぽんとともに巨大お萌様に登るが、途中で妨害に来たメイドとともに転落。メイドを退けるとゆめちが落とした「とんとことん」のシンボルを見つけ、自分が代わりに立てに登っていく。「ギンギライオン」のエースに追いついてタイマンとなるも、圧倒されて転落寸前に追い詰められるが、駆け付けた嵐子に助けられてエースを道連れに落ちると、そのままお萌様の頂上に辿り着いてシンボルを差して優勝し、その年の“お萌様”となる。
第11話の絶縁騒動では、嵐子がみんなを巻き込ませまいと一人で凪の元に行こうとした際、なごみは拒否して付いて行こうとするが、嵐子に銃を向けられ怖気付いてしまい、嵐子に「覚悟が無ければ足手まといです」と強引に阻止された。だが翌日、嵐子を助けることに決めたみんなと嵐子を待ち構え、無事に「とんとことん」へ生きて帰ってくることを目指す。
嵐子とともに「ケダモノランドグループ」本社にいる凪のもとに行き、“お萌様”の称号とお萌様人形を返却するが、凪にお萌様人形で殴られる。嵐子が自分の命と引き換えに「とんとことん」の絶縁解除を懇願すると、凪から詰めろ(髪を切り落とせ)と命令されるが、なごみはすぐに了承して日本刀を受け取ってハーフツインを切り落とそうとする。嵐子が庇おうとしたため凪に自分は嵐子にとって大切な存在と見抜かれ、さらに嵐子は「なごみは美千代に似ている」と答える。すると、凪に日本刀を奪われてそのまま人質にされ(その際、嵐子からもらったヘアゴムを切られる)、凪を殺すかなごみを見殺しにするかと嵐子に選択を迫られる。激昂した嵐子が凪を撃とうとしたが、なごみは説得して我に返させる。
最終的におひねりちゃんを今までの10倍納めることで手打ちとなって絶縁が解除され、嵐子とともに帰路に着き、「とんとことん」でみんなと再会すると、嵐子が「おかえりなさいませ、豚小屋へ」と感謝を述べると、なごみは小さく「萌え~」と言った。
だが……
忍者スキル
元々は忍者カフェでのパフォーマンスとして教えられたものだが、元々物覚えが良く才能があったのか、僅か1週間で苦無や手裏剣による投擲や棒(モップ)での槍術、投網による捕縛、煙玉による目眩しを習得した。身体能力も向上しており、7話では愛美との一騎討ちでカウンターによる拳の一撃で勝っている。
名前について
氏名の「和平なごみ」は、下の名前も漢字にすると「和平和」。「和平」と「平和」の回文となる。
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ここから先、最終回におけるネタバレあり
黒豚
絶縁騒動後、嵐子と露店で買い物中に嵐子が何者かによって刺され、自分の目の前で息絶えてしまった。
ねるらに続き、再び大切な人を目の前で喪ってしまったなごみは復讐心に駆られ、拳銃を片手にサングラスを掛け黒のメイド服を身に纏い、嵐子の敵討ちをする"黒豚"へと変貌してしまう。
嵐子の葬儀には出ず、嵐子を殺した犯人の情報を得るために他店舗のメイドを襲って情報を聞き出し、犯人の行方を追っていた。ゆめち達はなごみを止めようとするが、逆にゆめち達が何も行動しようとしないことに激怒し、聞く耳を持たなかった。
「とんとことん」を出て、凪の居場所を探すために尋ねたラーメン屋の大将から、凪の過去、そして嵐子の過去――武闘派だった美千代を、当時まだ純粋だった嵐子によって非暴力に変心させたこと――を知る。
その後、ねるらが亡くなった場所へ向かい、花を手向ける。
なごみは、せめての罪滅ぼしに「変わり行く私を許してください」と、ねるらとの約束に背き、“そのままのメイド”ではなくなってしまった自らを責め、謝罪する。
その帰り、なごみに襲われたメイド達の報復に遭いリンチを受けるが、なごみはそんなメイド達に心底失望した様子を見せ、「(メイドが)脅したり殴ったり殺したりして楽しいかあー!? みんなを怖がらせて楽しいかあー!?」と喚き散らし、狂ったかの様に笑っていた。メイド達も気味悪さから始末しようとしたが、野次馬の多さと遠くからパトカーのサイレンが聞こえたため断念し、そのまま放置された。
その後、ボロボロの姿で「とんとことん」に戻ったなごみは、部屋に遺された嵐子の遺品が入った鞄を開ける。そこには嵐子やみんなと過ごした思い出が詰まっていた。
なごみは、嵐子の遺品から楽しかった日々を思い出し、大粒の涙を流す。
その時、なごみから復讐の炎はもう消えていた。
自らの「願い」を取り戻したなごみは、「とんとことん」総出で「メイド戦争」を仕掛けることを宣言。
「怒羅磨」を訪れて大盛のラーメンを「7人前」注文する。ラーメンを完食したなごみは、嵐子の遺影に供えた涙を流しながらラーメンも食べようとするが、吐いてしまう。
それを見た面々は、(着ぐるみのため食べ物を口に出来ない御徒町を除いた)みんなで涙を流しながら分け合うのだった。
そして、「とんとことん」のメンバーたちは「ケダモノランドグループ」との全面対決に挑む。
ラストライブ
そして、凪が大勢のメイドを率いて乗り込んで来るが、なごみ達はそれをものともせずに凪をはじめとするグループをもてなす。
そして、なごみはステージで、かつて嵐子が歌っていた曲を披露する。メイド達から銃口を向けられヤジや罵声を受けながらも懸命に歌い踊り続ける。なごみの思いが通じたのか、銃口や罵声は合いの手や歓声に変わっていく。しかしその中で、なごみのキレのない踊りに「侍女茶館」時代のことを不意に思い出した凪によって銃撃され、下腹部に重傷を負ってしまう。だがそれでも、なごみは諦めずにメイドとしての使命を全うする。
歌い切ったなごみに対して、「ギラギライオン」の獅子エースメイドをはじめ、数人が不愛想ながらもなごみに拍手を送った。だが、凪は、最初に拍手を送った獅子エースメイドを射殺し、「糞みたいなメイドだな。お前は嵐子に似ている」とけなす。しかし、尊敬するメイドだった嵐子に似ていると言われ、なごみは「ありがとうございます」と感謝の言葉を返す。
続けて、なごみは「萌えに銃はいらなくないですか」「メイドに暴力はいらなくないですか」と、ねるらや嵐子などーこれまでに暴力に薨れていったメイドたちーを脳裏に浮かべながら、“戦わない、平和で楽しいメイド”を力強く決死の思いで訴える。
だが、凪はそれを「綺麗事」と一蹴する。
それでもなごみは怯まず、「寂しくないですか」と問いかけ、絶縁騒動のときに嵐子が口にした「『とんとことん』はいつでもお待ちしてますブー」の言葉で、自らの思い、メイドのあるべき姿を訴える。
しかし、この言葉に激昂した凪から無数の銃弾をその身に受けるのだった。ゆめち達が駆け寄る中、嵐子を殺した「チュキチュキつきちゃん」の残党メイドが翻意して凪の頭を銃撃して致命傷を負わせ、さらに御徒町がずっと削っていた竹槍を投擲して凪に止めを刺した。
エピローグ ~おかえりなさいませ、ご主人様~
時は流れて19年後の2018年、2人の男性が1人の若者を連れてアキバを訪れた。2人はかつてアキバはメイドが銃で撃ち合う、物騒な場所だったと振り返り、若者は驚く。
そして、2人は迷わず「ニューとんとことん」というメイド喫茶を訪れる。その理由を若者が尋ねると、「推しのメイドがいるから」だという。
そう話していると、車椅子に乗って颯爽と現れ小躍りする、妙齢の女性メイドが現れる。その車輪にはかつての「とんとことん」メンバーとねるらの写真が貼られていた。
そう、彼女こそあの時「平和で楽しいメイド」を願った17歳の少女――和平なごみ、その人であった。銃撃を受けたものの奇跡的に一命を取り留め、嵐子の享年と同い年である36歳となった今でも変わらずメイドを続けていたのである。
そして、2人の男性はかつてねるらのファンで、その思いを受け継ぐなごみを推しとして「とんとことん」を訪れていた青田と緑川だった。
少し化粧は濃くなったが、その笑顔は変わらない。かつてと変わらぬ元気な姿で「ニューとんとことん」での接客に励み、なごみは今日もメイドとしてご主人様を出迎えるのだ。
心から楽しそうに働く彼女は、かつての「侍女茶館」と美千代が掲げた理想を受け継ぎ、その名の通りアキバに平和をもたらしたのであった……。