概要
課金ゲーとされるアイドルマスターシンデレラガールズの中でも、史上最も過酷と評されるイベント「第7回プロダクションマッチフェスティバル」(通称「着狂みフェス」)において、完全無課金で上位報酬に挑んだ、とあるプロデューサーの実録漫画。
ごがつなのかさんのモバマス実録マンガにて、フェスの進行と同時に連載された。
上位入賞(個人1500位以内)は、素直に課金のみで挑むならば数十万円分のエナジードリンクが必要とされている。が、あんずP(妻子持ち。課金したら嫁と子供が実家に帰る)はただの1円もちひろにお金を払うことなく、トレードや道場巡り、育て屋などあらゆる無課金テクニックを駆使してエナドリを貯め続け、課金兵達に挑む。
その蓄財手腕と行動力はもはやデイトレイダーの域に達しており、実力という「信用(クレジット)」から引き出される資産は伝説の廃課金兵すら震え上がるほど。
ちなみに第7回フェスは、
- 前回フェスイベントから間があいた
- 上位報酬が総選挙4位の市原仁奈という人気キャラ、かつ登場時点で歴代4位タイの攻撃力を持つ高性能
- 直前のガチャイベントのおまけで、常習課金者に数百個ものイベント用アイテムが付与され、フェスで使うことができた
ということで、もとより激戦が予想されてはいた。が、ふたを開けてみれば過去の最も苛烈だったフェスよりも更に2倍以上のペースで上位入賞ボーダーが上昇していき、並み居る歴戦の課金兵たちも怯む異常事態に。
流石に爆死かと心配されていたが、無事上位入賞! おめでとう!
その後は鎌倉アイプロ、バリ島ツアーでそれぞれ上位入賞を達成するなど、変わらぬ実力を発揮し続けていたようだ。
そして、2013年8月14日、伝説は新たな局面を迎える。
開催されるイベントはドリームLIVEフェスティバル(通称ドリフ、ドリフェス)
課金アイテムを大量に買わなければ上位入賞は難しいといわれるイベントである。
そして、上位報酬は市原仁奈
「効率厨だって、究極的な目的のためには損失をも厭わない。何のための蓄財か。」
「戦力が全くないなら諦めもついた。でも、手元にあるスタドリを大事に抱えて背中を向けて逃げたりしたら、もうニナパパなんて名乗れないんですよ。」
「受けて立ってやるよ、ちひろ……!!」
彼はこの無謀とも思われる戦いに挑むことを決意する。無論、無課金で
全ては、仁奈を再び抱き留めるため!
どうなる、あんずP!?
「娘を迎えに行きたいんです!」
無課金には果てしなく厳しいと思われた、ドリームLIVEフェスティバル。
しかし彼は、孤独ではなかった。
アイドルを借り、ドリンクを借り、ただひた走る。
そして……
「みてたかよ、ちひろ!」
ふたを開けてみれば、ボーダーの1.5倍以上であるおよそ720万ptで見事上位入賞!
本当におめでとうございます!
なお、他の人に借りたドリンクやアイドルは即座に利息付で返済された模様。
なお、この戦い(※一円も課金していないので多々買いではない)につぎ込まれたスタドリは約5000。
現金換算すると\ハーフ☆ミッリオ~ン♥/に相当する量である。
もはや無課金を超越した何かとしか言いようが無い。
そして彼の伝説は
「次のサバイバルも走るからに決まってるだろ?」
との言葉通り仁奈ドリフェスの後も何度か無課金で上位報酬を獲得していたようだが、2014年初めを最後にランナーとしては引退した模様。