本項目はエピソードアイギスの重要なネタバレ要素を含みます
概要
本編の後日談であるエピソードアイギスにおけるラスボス。
巨大な男女の上半身が前後逆になって腹部で繋がり、
頭部は牛や犬猫を思わせる黄金のツノが生えた獣の姿をしている。
顔は黒いモヤであり、その中に剥き出しの歯と爛々と輝く赤い目が浮かんでいる。
死に安易に触れたがる人間の集合無意識の集合体。
大いなる封印となった主人公に手を伸ばし、これを破ろうとしている。
そもそもニュクスやシャドウは本能による回帰願望こそあれど、積極的に封印を破ろうとする意思など持っておらず、本来であれば押し戻しただけで十分な筈だった。
それでも主人公が自分の命を犠牲にしてでも封印を施したのは「出さない為」の封印ではなく、「触れさせない為」の封印。
死に安易に触れようとする無意識の欲望を抑える為の犠牲だった。
アイギス達によって倒されるが、これはそもそも消滅など不可能な人間の一面であり、ただ一時的に撃退しただけでしかない。
しかしエンディングで語られるように、人間の集合無意識であるのならばそれをポジティブな方向に持っていけば、主人公が一人で背負わなくても良くなるかもしれない、と、主人公救出の可能性を示唆して物語は幕を閉じる。