- 日語:オットー・ローミューラー
- 独語:Otto Lohmüller
- 生没:1943年 - (2012年68歳)
オットー・ローミューラーとは(2012年:69歳)ドイツ生まれの芸術界(画家)の巨匠である。
おもに12歳から16歳の美少年の裸体一筋を油彩で描き『写実的芸術』に仕立てている。日本では絶対真似できないであろう、現在のヨーロッパ世界でも性による描写においては難しいことである
なぜこのような裸体芸術が可能だったか
ナチス時代のドイツ芸術界はヒトラー総統が『ドイツ芸術界の指導者』として『大ドイツ芸術』(現在ではナチス芸術)というが古代ローマ帝国時代を規範としたした、有性なるドイツ人男性の素晴らしい肉体讃美いわゆる『美しい裸体彫刻』や鋭角的な建物などのみしか作ることを許されなかった。これにそぐわない芸術は民衆が見える所で大っぴらに焼却処分された
ピカソなど今では20世紀最大の巨匠でもその時代は退廃芸術の象徴としか見なされなったうえ、退廃芸術はナチス党の政令により焼却処分や破壊された(逆に今日では退廃芸術で破壊された芸術家の評価が世界標準となっている)
裸体画家たちは生き残ってしまった
その後1945年にナチスドイツが消滅した後で、『ナチス芸術』自体は否定されたのであるが、その時代活躍していた大御所画家の派閥、(裸体画を書いていた画家たちは)生き残り今現在でもドイツ芸術界に存在している。ドイツではこの芸術についていまだに称賛されたり、否定されたりする。前者は人間の体を芸術にできていることの評価、後者は性的モラルの問題である。
オットーという画家はある意味『ナチス芸術の末裔』のような存在なのである。