概要
アニメ『ポケットモンスターXY』におけるサトシとセレナとのNLカップリング。
公式ではあくまでもセレナからサトシへの片思いであり、サトシはその思いに気付いていない(鈍感サトシ)という様子が見受けられる。
大雑把に大別すれば、本編中では
- 様々な場面におけるセレナの赤面
- 二人の互いに信頼し合っている様子
を中心としたサトセレを見ることができ、 そこにファン達の妄想が枝を広げて豊かなサトセレが生み出されていった。
当カップリングはこれまでのアニポケシリーズにおけるカップリングとは様々な相違点がある。
二人の該当記事(サトシ(アニポケ)、セレナ(アニポケ))に詳しくあるが、
「セレナの好意が明確である」といった点によって、これまでのアニポケカップリングとは一線を画したものになっている。
例を挙げれば、
- セレナはサトシに片思いしている。
- サトシはセレナがイメチェンした際などに褒めたり、気に掛けたり、時にはバトルよりも彼女の目的等を優先したりしている。
- 互いの言動や行動が互いの成長に繋がることも多く、相互に全幅の信頼を置いていることが窺える。
といったように、枚挙に暇がない。
ちなみに作中、セレナがサトシに対して好意を抱いていることは一部の女子キャラ(ユリーカ、ミルフィ、サナ、ネネといった女子友達)には気付かれている。
特にミルフィからは会う度にその事でからかわれており、毎回赤面するセレナが見られる(いいぞもっとやれ)。
歴代ヒロイン達の恋愛感情はあくまで二次創作であり、公式でサトシへの恋愛感情を抱いたヒロインはセレナが初という事になる。
下記の「本編での絡み」にある通り、『XY&Z』22話や47話を筆頭に演出されており、良い意味で見事な公式が病気を見せつけてくれた。
17年も経ってようやく描かれた、レギュラー内での恋愛模様(ヒロインからの片恋慕ではあるが)は高い話題性を誇り、その最終的な"結末"にも大きな注目が集まっていた。
(※下記の「本編での絡み」にて最終回についての記述あり)
組み合わせ
1:サトシ&セレナ:サトセレ
2:泣き虫サトシ&関西弁セレナ、サトシ&関西弁セレナ、泣き虫サトシ&セレナ(36話より)
本編での絡み
ポケットモンスター XY
1~20話
- 2話「メガシンカとプリズムタワー!」
プリズムタワーにてガブリアスを助けたサトシがテレビ中継に映っているのを見て、セレナは「絶対あの時の!」と決意を持った顔で、再会する事を決心する。
- 3話「ケロマツVSヤヤコマ! 空中機動バトル!!」
ミアレシティの研究所でポケモンをもらう際、プリズムタワーについてのプラターヌ博士との会話でサトシの名前が出た事から、セレナは過去に出会った少年だと確信。
- 5話「ハクダンジム戦! 華麗なるビビヨンの舞バトル!!」
ついに二人のご対面。歴代ヒロインで最も遅い合流となった。
また、偶然の出会いでなくヒロインが自らサトシに会いに行く展開は初。
ハクダンシティに到着したセレナはサトシとの再会を楽しみにしていた。そしてハクダンジムのビオラとのジム戦中のサトシを見つけ、サトシに声をかけようとするが。パンジーに「ジム戦を見に来たの?」と呼び止められそのままジム戦を見学。
しかしサトシはジム戦に夢中であり、またバトルの後は傷ついたポケモンを癒すべく急いでポケモンセンターへ走った為に、この時にはまだセレナの存在に気づかなかった。
バトルに敗れ勝機を見いだすことが出来ずにひどく落ち込んでいたサトシの所に、サトシがジムに忘れた荷物をセレナが届けに来たところで初めて会話をする。
ビオラに勝つための特訓を続けるサトシだったが、攻略法が見えず悩む。
特訓で汚れて汗をかいていたサトシにセレナはハンカチを差し出し、
自分のことを覚えているかと聞く。
- 6話「氷上決戦! ピカチュウVSビビヨン!!」
かつて2人はオーキド博士企画のポケモンサマーキャンプに出会ったことがあるようだが、サトシは参加した事しか覚えておらず、セレナの事は忘れてしまっていた。
ジム戦の再挑戦のためのサトシのバトル・トレーニング中の姿を見たセレナは「かっこよかった」「(昔のサトシが)『最後まで諦めるな』って、サトシは昔から変わってないよね」とサトシに言う(ちなみに初対面時に純粋にサトシを「かっこいい」と褒めたヒロインはセレナが初。これは他のヒロインとは違い、セレナはサトシの事を片思いしているからである。)。
突破口が見えず落ち込んでいたサトシは、その言葉で、悩んでいるのは自分らしくないと気づき、見事にいつもの調子を取り戻したのであった。
サトシとビオラの再戦中、ピカチュウがビビヨンによって倒されそうになった時は、決して諦めず声援を届けてサトシをある思いつきへと導き、偶然とはいえ勝利のきっかけを作った。
- 7話「セレナにおまかせ!? 激走サイホーンレース!」
ユリーカから一緒に旅をしようと強烈な誘いを受け、また 「セレナのおかげでハクダンジムを攻略できたんだ」「これからも一緒にいてもらえると…助かるんだけど…」と少し照れながらもセレナに礼を言った。
その後、セレナはかつてサトシから借りたままになっていたハンカチを差し出す。
過去、幼かった頃のセレナは、母サキによってマサラタウンのオーキド博士のポケモンサマーキャンプに参加させられるも、林でみんなとはぐれた挙句に野生のニョロモに驚いて足を怪我してしまう。
そこにニョロモに近づこうとしていたサトシが現れ、サトシはセレナの怪我した足をハンカチで手当てし、痛がるセレナに「最後まで諦めちゃだめだ」と励まして、彼女の手を引いてエスコートしながら共にキャンプ場まで戻った。
セレナは、その手当てに使ったハンカチを返したかったという事と、懐かしくて会いたくなったという理由でサトシを探していたと話し、ハンカチを返した。
サトシはなかなか思い出せずにいたが「思い出したよ、麦わら帽子の女の子!」と気づき、その際にセレナは頬を赤らめてサトシが自身を思い出してくれたことを嬉しそうにしていた。
その後、成り行きでサイホーンレースにサトシは出場することを決めるが、サイホーンを選ぶ際に誤った近づき方をしようとしてしまう。
母サキがサイホーンレースのレーサーでありその指導を受けてきたセレナはとっさに正しい方法を教え、セレナがレースに詳しいことを知ったサトシはセレナにサイホーン乗りのための教えを乞う。セレナもサイホーンレースのための格好に着替える。
乗ろうとするも難航するサトシに対しセレナは「舌を噛むわよ!」「“当たって砕けろ”よ!」と思わず母譲りのアドバイスを行い、セレナは諦めないサトシを見て、自分が嫌がっていたサイホーンレースへの認識を改めると共に何にでも一生懸命なサトシの姿に感銘を受ける。
レース自体はロケット団の妨害でうやむやになってしまうが、セレナは旅の決意を改めて強め、母のサキに連絡を取る。
その際、サトシは一番乗りにサキに自己紹介をし、「セレナに指導されたおかげでサイホーンに乗れるようになった」と礼を言っていた。
再び旅に出発する際、セレナはサトシ達に手作りのクッキーを渡した。
サトシには特に思いを込めていたようで、「頑張ったサトシにご褒美!それと…あの時のお礼に」と幼い頃に助けられた事への感謝を示した。
余談だがこの7話では、今までのアニポケシリーズではあまり演出されて無かった恋愛要素を意識したかのような話と演出であったため、長年のファンなどを中心にネット上で話題を呼んだ。 (1~6話で想像を膨らませていたファンもいたが、ある意味ではこの回が最初の≪公式サトセレ回≫と言える)
- 8話「ポケモントリマーとトリミアン!」
ポケモントリマーという夢に向けて邁進するジェシカとの別れた際、「なにか夢中になれるものがある人って素敵だな」とつぶやいたセレナ。
傍にいたサトシは「なにか言ったか?」と聞くが、セレナは「なんでもない」と返した。
ポケモンマスターという明確な夢を持ち、ジム戦の攻略とカロスリーグを目指しているサトシへの羨望と、自分の今後についてセレナが意識する回であった。
- 10話「ハリマロンVSメガメガニャース!!」
「大丈夫か、セレナ」 「ええ、大丈夫よ」
R団の口上を無視し、サトシがセレナの救出を最優先。救出されたセレナもご満悦な様子だった。(ちなみにユリーカはシトロンに助けられ、同じく捕まっていたプラターヌ博士は後回しにされた。博士ェ…。)
「サトシ!」
同エピソードのメカ戦にて。サトシがR団のメカに潰されそうになったハリマロンを救出する際、他の人は「ハリマロン!」と心配するのに対し、セレナのみ最優先にサトシの名前を呼んだ。
- 12話「ポケモンバイヤーを捕まえろ! コフーライ偽装作戦!!」
序盤にて腹の虫が鳴るサトシとピカチュウに、セレナが優しく微笑む。
またコフーライの囮を仕掛ける作戦で、サトシが囮を引き受けた際にセレナが衣装をこさえた(結局は本物よりサトシが大きすぎたので頓挫したが…) 。
またバイヤー・ダズの罠でセレナやピカチュウ達が捕まった時、サトシは「セレナ達を離せ!」とセレナの名を最優先で挙げていた。
- 13話「ニンフィアVSケロマツ! 幼稚園は大さわぎ!!」
12話の次回予告にて、サトシがニンフィア使いのプルミエから「つきあって!」と言われ、逆ナンされると思い込んだセレナが大きく取り乱す。
予告のテロップや新聞でも「恋のライバル!?」と表示されていたが、実際はアニポケ公式恒例の嘘予告。
セレナの勘違いだったので、誤解だと分かった後はほっと胸を撫で下ろしている。
ロケット団の作戦によりサトシがステージから転げ落ちた際には、セレナが最初に駆け寄り、その身を案じた。
- 18話「カビゴンを起こせ! パルファム宮殿でバトルです!」
カビゴンを起こすために用意したシトロンの目覚まし時計が爆発したシーンでは、サトシがセレナの両耳を手で覆い保護(ちなみにその時セレナはユリーカの両耳を保護)。
また町の人々とカビゴンの両方を救う事を決意したサトシに、セレナは真横から応援して憧れの眼差しを送っている。
- 20話「挑戦バトルシャトー! ビオラ対ザクロ!!」
物語冒頭においてバトルシャトーの存在をサトシに教えるセレナ。自身のファッションやオシャレのためでもでもなく、純粋にサトシの嗜好を最優先した上でのチョイスである。
余談ではあるが、バトルシャトーでショウヨウシティのジムリーダー・ザクロの強さを(結果的とはいえ)垣間見られ、サトシにとってザクロ戦に向けてその対策を想定することが出来るなど非常に良い刺激になった。
21~40話
- 21話「デビューです! セレナとフォッコでポケビジョン!!」
サトシが人気アイドルトレーナー・エルのポケビジョン紹介映像を見て「本当可愛いな!」と口にした事にセレナは一瞬動揺したが、すぐに「(一緒に写っていた)フォッコ」と続けた事でほっと胸をなで下ろす。
その後、セレナがポケビジョンの撮影をすることになり、セレナは二度もサトシを誘ったり、完成したプロモーションビデオの試写会が終わると、真っ先にサトシにその感想を聞いて彼が「すっげえ良かった」と言った際には嬉しがるという積極的な行動がたくさん見られた。
ちなみに撮影中のハプニングに怒るセレナのフォッコが2回サトシをひのこで黒焦げにしており、その影響で経験値が溜まったのか、バトル用に育成もしていないのにかえんほうしゃとめざめるパワーとポケモン技を2つも習得している。
ビクティニ道場のビクティニ師範代のてほどきを受けたサトシ道場伝説の始まりである。
- 22話「黄金のコイキングを釣り上げろ!!」
沿岸部に到着したサトシ達一行。サトシはそこでケロマツの特訓を開始しようとする。そこへセレナの提案で水族館に行く事に予定変更(バトルシャトー、ポケビジョンとサトシを誘う事に余念の無いセレナである)。
共に水槽の中のポケモンたちを眺めている様子はさながらデート中のカップルであった。
後半で黄金のコイキングを釣り上げようとする際、セレナは釣りが初めてである事をサトシに告げ、サトシが的確にアドバイスするなど、経験者としての器量を見せた(この時のサトシの台詞だが、かつて無印篇や金銀編でカスミが述べた台詞およびBWでデントが述べた台詞がそれぞれ応用されている)。
ラストにて一瞬ではあるが黄金のコイキングを見ることができ、サトシとセレナは釣竿を持ったまま肩の高さでお互いの両手で合わせ、万歳して喜んだ。
- 50話(時系列的には23.5話)「海底の城! クズモーとドラミドロ!!」
(本来は24話の予定だったが事故の影響で延期された。詳細な延期理由はこちらを参照)
沈没船カッスラー号の調査のための潜水艇の定員は3人であり、操舵を努めるリンジー以外の残り2枠を得るためにシトロンの作ったあみだくじマシーン(ゲーセンの筐体なみにデカイ)で定員枠を決める際、サトシとセレナは同じ道を選び、サトシとセレナは共に潜水艇に乗る事が出来た。シトロン曰く「科学的に定められた運命」である。
- 24話「ショウヨウジム戦! ピカチュウ対チゴラス!!」
一回目の時はジム戦のことをよく知らなかったが、20話でショウヨウシティのジムリーダーザクロの実力を知ったため、セレナはショウヨウジム戦に挑むサトシを心配するあまり、ユリーカに「怖い顔してる」と言われるくらい緊張して観戦していた。
ジムバトルの開始直前、セレナが「みんなの努力が実を結びますように・・・。」とサトシのジムバトルを見守るなどの健気さを見せた。
- 25話「ペロッパフとペロリーム!! 甘い戦いはあまくない!?」(園田英樹脚本)
セレナが作ったポフレ(本来はポケモンの食べ物)をサトシが食べて気に入った様子を見せていた他、ペロッパフの群れに襲われていたセレナをサトシが救う。
ラストではミルフィに「ボーッとしてるとサトシをもらっちゃうわよ」と耳打ちされて赤面するセレナ。
ただサトシはというと、前述したようにミルフィに「お嫁さんになってくれる人はいるの?」と聞かれた際「いるわけないじゃん」と即答した。
セレナがサトシに対して明確な好意を持っていること、その思いにサトシが気付いていないことが分かる。
この回の予告でもニンフィアの時のように「恋のライバル!?」というアニポケ公式嘘予告テロップが表示。
- 27話「チャンピオン・カルネ登場! 霧の中のメガサーナイト!!」
大人気のガトーショコラを辛くも1個しか買えなかったセレナが、「4人で分けて食べるの!」と言って1個だけということに気付かずガトーショコラを我先に食べようとするサトシを注意した。
セレナがサトシを叱責するシーンはこの回が初めてである。というよりマナーのかなり悪いサトシ自体が『XY』の中でも珍しい。
- 30話「ルカリオVSバシャーモ! 試練の洞窟!!」
セキタイタウンにてみんなで記念写真。セレナの位置は一番右端のサトシと隣。
カメラマンの老人マキタに「もっと(真ん中に)近づいて」と言われた時、セレナはその言葉を口実にさりげなくサトシ側に近づくという積極的な行動をとっていた。
以降サトシに呼ばれて我に返るまで、プリントアウトした写真を見て嬉しそうに微笑んでいた。
一人で暴走しすぎですセレナさん。
また暗い洞窟を危険だからとサトシがセレナとユリーカをエスコートしていた。
うつしみの洞窟を抜けて「わたし達はこれからも一緒だよね?」と訪ねるセレナ。
当のサトシは「何言ってんだ?当たり前の事聞くなよ。」と答えている。
鏡の国にていつもとは少し違う二人を見ることができる。
- 39話「セレナVSサナ! ポケビジョン対決!!」
カロスサマーキャンプ(プラターヌ博士主催)に参加することとなったサトシ達。ポケビジョンが行われる朝、セレナを先頭に張り切って皆でランニングするセレナが「今日こそ10ポイントゲットだぜ」とサトシの口癖を真似していた。当のサトシも「おぅ」と返して気にしてない様子だった。その企画の一環で「ポケビジョン制作」に取りかかる中、撮影地のロケハンを探すセレナが崖から滑り落ちてしまい、とっさにサトシに助けた。しかしサトシは足を捻挫し動けなくなってしまったため、セレナがサトシの右足の怪我の看病をしてレスキューの助けを待つことになる。
落ちてきたサトシの元にすぐ駆け付けたピカチュウにセレナは感心し、サトシはいつだっていろんなピンチをピカチュウと乗り越えてきたと返す。そんなサトシとピカチュウを見てセレナもフォッコを出し、サトシはフォッコと仲良くするセレナを温かい表情で見守っていた。
そして待っている間、サトシはセレナに「キャンプでの経験がバトルに役立つと思う。無駄なことなんて一つもない。旅全部がカロスリーグ優勝につながる」と言い、「ポケモンマスター」になるという自分の夢についてセレナに語った。
セレナは夢を持ちそれに向かって努力しているサトシ達にあこがれを、同時に夢を持っていない自分に焦りを感じるが、サトシはあせることなく旅の中でフォッコと見つけていけばいいと返した。
夜、ポケビジョンが無事完成し上映が終わると、セレナはサナに対して自分達のポケビジョンのアイディアは、サトシの「経験したことに無駄なことはなにもない」といってくれたことを元に、自分の失敗をヒントにしたことを明かした。
余談だが、無印100(101)話「してんのうカンナ! こおりのたたかい!!」に登場した四天王カンナは、サトシとの別れ際に「みんなの旅はどんなことだって無駄にはならないわ」という言葉を伝えている。
- 40話「ポケエンテーリング! 霧の中のX!!」
ポケエンテーリングに気合を入れるサトシに、さりげなくセレナが足の怪我の事を心配をした。ちなみに怪我はわずか一日で完治。
サトシ本人にとっては過ぎたことであっても、責任を少しでも感じて相手に気を遣う彼女の優しさが見れられた瞬間であった。
41~60話
- 41話「チームバトル! 殿堂入り決戦!!」
チームゼニガメサナ達とのチームバトル決勝戦はサトシ達・チームケロマツが勝利したが、フォッコが敗れたことにセレナが悔しんでサトシに慰められた。
- 42話「マスタータワー! メガシンカの歴史!!」
シャラジム戦を控えるサトシが、ティエルノから教わった「リズム戦法」の練習をするも、中々完成できず、ダンスの得意なセレナがサトシに教えることとなる。
しかし、サトシはダンスが上手ではなく…。
リズム戦法が完成しないままジム戦に挑むことにしたサトシだったが、セレナ達に特訓に協力してもらったことの感謝をつげ、「後はいつも通り当たって砕けろだ!」と語っている。
- 43話「シャラジム戦! ピカチュウVSメガルカリオ!!」
シャラジム戦、ルチャブルを使うサトシは「リズム戦法」を全く使いこなせずコルニのコジョフーに苦戦してしまう。
しかしセレナを見つめて、リズム戦法特訓中のこと、セレナに「サトシのリズムは独特なんだもの」と言われたことを思い出す。ティエルノの真似をしても上手くいくわけではなく、ティエルノだからこそのリズム戦法であり、「俺達には俺たちのリズムがある」といつもの自分の調子を取り戻した。
更にジム戦中、サトシたちが集中している隙をついてロケット団が乱入しようとするが、それに気づいたセレナ達が、サトシにロケット団の存在を気付かせる前に彼らを撃退した。
- 46話「セレナ、初ゲット!? ヤンチャムVSフォッコ!!」
パフォーマンスが大好きなヤンチャムに強い興味を持ち、ヤンチャムのゲットして共にパフォーマンスの道を目指したいと思うセレナに対し、サトシはセレナが『ポケモンパフォーマー』という夢を見つけたことを喜んだ。
そしてヤンチャムのゲットに成功したセレナに、サトシはセレナの荷物を丁重に抱えて駆け寄り、ゲットを共に喜んだ。
- 47話「シトロン、想い出のキャンパス! 電撃の再会!!」
突然ルクシオがサトシ達に攻撃してきた際、サトシがさりげなくセレナの前に立ってルクシオの攻撃が当たらないように気を配りながらピカチュウに迎撃の指示を出している。
- 53話「セレナの本気! 激走メェークルレース!!」
セレナの母のサキと偶然再会。
サイホーンレースの講師として呼ばれていたサキが「サイホーンに乗る練習として、初心者にはメェークルに乗ってもらう」と説明し、サトシは7話でセレナといきなりサイホーンに乗る練習をしたことを疑問に思ったが、セレナからサイホーンレースに出るためにそのようにしたと言われ、サトシは「セレナのおかげでサイホーンに乗れるようになったんだ」と改めて彼女に感謝し、控えめなセレナは「それはサトシが頑張ったからよ」と照れながら返事した。
セレナがサキに自分の夢を告白できるほど自信を持てず、セレナが自分のポケモンパフォーマーという夢と母親の望みの板挟みになったために暗い顔をした時、それに気づいたサトシは「どうかしたのか」と優しく声をかけたが、セレナの悩みを聞き出すには至らなかった。
そして食事中、セレナはサキからサイホーンレーサーとしてのトレーニングに励むよう言われ、サトシはセレナの夢のことをしゃべろうとした際には、"セレナが直接サトシの口を塞ぐ"という大胆な行動をとる。
意を決したセレナがサキに自分の夢を宣言し、サキがセレナの夢を認めてくれた際には、サトシも「これからも一緒に頑張ろうぜ」と喜んだ。
- 59話「サトシとセレナ初デート!? 誓いの樹とプレゼント!!」
ジムリーダーフクジから、ヒヨクシティのお祭りのことを教えてもらったサトシ達は、ポケモン達にプレゼントを用意することにする。プレゼントを買いに出かけたセレナは、偶然にもサトシと二人っきりの状況に、「デートみたいじゃない!?」と一人暴走して、サトシの手を触れようとして自分の手が真っ赤になった。
しかしサトシは色んなものに目移りし、結局サトシの提案で別行動して夕方合流することとなる…。
だが夕方になってセレナと合流し、モノレール駅にてご利用100万人目の客として記念品として青いリボンを貰うも、サトシはポケモン達へのプレゼントにふさわしいものが何か見つけることが出来なかった。
ポケモン達へのプレゼントに悩むサトシに対し、セレナは「きっとサトシが選んだものならピカチュウ達なんでも喜んでくれると思う」「サトシのポケモン達、みんなサトシに似てるもの」と言う。
セレナの言葉でサトシは「大量のポケモンの食用の木の実」というプレゼントを考えつくに至った(つまりサトシは食いしん坊…)。
そのプレゼントもポケモン達に喜ばれ大成功。
お祭りが行われた夜、サトシは「セレナに言われなかったら選べなかったよ、プレゼント。だからこれ、セレナにお礼。」と、少し照れながらもモノレールの駅で貰い、ポケモン達へのプレゼントで余った青いリボンをセレナにプレゼントした。
なお、サトシがセレナにプレゼントをあげるのはこの回が初めて。
この回の放送前日の番組予告では、
いきなりサトシが「セレナ付き合ってくれ!」と言い出し、
セレナを「つ、付き合うって……?」と動揺させるが、その後は単純に番組宣伝を行う。 「なんだ…そういうことね」とセレナも拍子抜けし、サトシも「そゆこと」と返した。
こういったタイプの宣伝はもちろん例がなかった。
- 60話「目指せカロスクイーン! セレナ、デビューです!!」
サトシの「今までの旅、無駄なことなんか一つもない」という言葉を胸に秘め、自分の全てをぶつけるべく、初のトライポカロンルーキークラスに挑んだセレナ。
しかし、仕立てた衣装が長すぎたことが原因でフォッコが転倒し、セレナは予選落ちしてしまう。
シトロンはセレナが自分を責めているのではないかと不安に思うが、サトシは「セレナなら大丈夫さ。セレナは強いよ」とセレナを強く信頼している様子を見せた。
セレナ自身、自分のミスによる予選落ちはショックであり悔し泣きしてしまうものの、夢のスタートラインに立てたことを改めて実感し、心機一転、夢に向けて覚悟を決め、自身の鋏で髪型と服装をチェンジ。
新たな服装ではサトシがお祭りでプレゼントしたリボンを首元へ身に付けた。
その恰好を見てサトシは「似合っているよセレナ」と褒め、更にセレナがリボンをつけてくれたことにちゃんと気が付いて喜び、セレナもまたサトシに「サンキュー」と褒められたことに頬を赤くして安心していた。
ちなみに61話ではイメチェンについてロケット団から、80話ではミルフィから、「失恋でもしたの?」と言われたり(からかわれたり)していた。
61~80話
- 64話「フォッコVSマフォクシー!華麗なるパフォーマーバトル!!」
テレビでサナがトライポカロンのポケモンパフォーマーとして取り上げられているのを見て発奮するセレナ。
サトシ・ユリーカをお客としてフォッコ・ヤンチャムと共にパフォーマンスの練習をするも、ミスからフォッコとヤンチャムが喧嘩を始めてしまい、フォッコのかえんほうしゃを浴びたセレナは思わず怒ってしまう。サトシはセレナをなだめ、我に返ったセレナは怒鳴ってしまったことに対して後悔の念に駆られ一人外に飛び出す。
飛び出したセレナのことを心配するフォッコたちに対し、サトシは「大丈夫。すぐに帰ってくるさ」とセレナを心から信頼している姿を見せた。
そしてエレーナとの交流を経て帰ってきたセレナに対し、サトシは笑みを浮かべると共にフォッコ達が反省していたしセレナを心配していたと伝え、セレナとフォッコ達の間を取り持った。
- 69話「湿地帯の戦い! ヌメルゴン対フラージェス!!」
ヌメルゴンとその仲間がフラージェス一味相手に戦いに出る際、助太刀したい気持ちをゲンゾウに制止されたり、ロケット団の不意打ちで傷ついたヌメルゴンに寄り添うサトシをセレナは誰よりも心配した。
- 70話「決着! ヌメルゴン虹の彼方に!!」
湿地帯の水を奪って撤退しようとするロケット団の飛行艇に乗り込んだサトシをずっと気にかけ、飛行艇が爆破されスピアーやメガヤンマの協力で脱出したサトシをセレナが真っ先に駆け寄り、優しく肩に手をかけ出迎えた。
- 73話「ファッションショーでバトルです! タツベイVSシュシュプ!!」
一行はクノエシティに到着。クノエジムリーダーマーシュがデザインした服を展示する彼女の直営店に行くのを楽しみにしていたセレナ。ジム戦の後に見に行きたいというセレナの頼みをサトシは快諾。
しかし、クノエジム側のイベントの都合によりその日はジム戦が出来なかった為、セレナの先に直営店の方へ行きたいという提案にサトシは再び笑顔で快く了解し、セレナは嬉しそうに喜んでいた。
セレナがユリーカと一緒に直営店の振袖を見て楽しむ姿を見て、シトロンが「あの女子のパワーにはついていけないですね」に同意しつつも「でもセレナ達楽しそうでよかった」とサトシは満足していた(映画『破壊の繭とディアンシー』での買い物を退屈そうにしていた時から変化が現れていた)。
外にフィールドがあるのを見たサトシはショータとバトルすることにし、セレナ達はいつの間にか店内からいなくなったサトシ達がショータと外でダブルバトルしていることに気付く。
いつでもすぐにバトルをはじめてしまうサトシに対しユリーカと共に「サトシだもんね」と納得し、サトシのことをよく理解している様子を見せた二人は、サトシのバトルを見に行こうとするがシオネ・カレンに声をかけられ…。
マーシュの新作コレクション発表のファッションショーにモデルとして借り出されたセレナ・ユリーカは、フラージェス・リーシャン風の振袖姿を披露。さすがのサトシもこれには驚いていた。
その晩、マーシュとのジム戦に備えて、晩御飯をかきこんで特訓に向かうサトシを見て、セレナ達もご飯を大急ぎで食べて応援しにいった。
- 77話「挑戦ポケモンスカイリレー! 飛べ、オンバット!!」
スカイリレーでアンカーであるオンバットと一緒に居たセレナは、オンバットを見送った後、サトシと一緒に気球に乗っている(なお、シトロンとユリーカは第二レースでルチャブルを見送った後、ゴールへ戻っている)。
※あくまでイメージである。
- 78話「How to ピカチュウ・ザ・ムービー! よーい!アクション!!」
ピカチュウによる映画の作成を記録するメイキング係を行っていたセレナ(独断で行っていた可能性あり)が、休憩中に監督のフランクからサトシのピカチュウのことを誉めて貰い照れているところをセレナが嬉しそうに撮っていた。
他にもメイキングでサトシを撮るシーンがある。
- 80話「テールナーとヤンチャム!! 魅せろ炎のパフォーマンス!!」
フウジョタウンでのトライポカロンルーキークラスでミルフィと再会。
ミルフィに「(髪を切ったセレナを見て)何かあったの?サトシに振られちゃったとか?」「(セレナと決着をつけて、)サトシとも急接近しちゃおうかな?」などとささやかれる(からかわれる)。
そんな二人の話を露とも知らず「(トライポカロンに向けて)やる気まんまんだな」とミルフィをほめるサトシに対し、セレナも赤面しながら「私も負けないもん」と言うのだった。
なおこのやりとりでユリーカがセレナのサトシへの好意に気付いていることが判明した。
トライポカロンのテーマパフォーマンスにセレナが挑戦する際、トライポカロンに向けたポフレ作りの特訓を思い出す。
特訓では、ピカチュウ、デデンネ、ハリマロンに加えサトシもセレナのポフレを味見し「セレナ最高だぜ~」と感想を述べていた。ピカチュウ達が満腹で横になって一同が笑顔になり、サトシが笑顔を見せてくれたことを回顧し、支えてくれたみんなのことを思い出してポフレ作りに挑んで見事突破した。
フリーパフォーマンス直前、舞台裏でムサヴィに突き飛ばされ衣装のスカートの裾が破れるアクシデントが発生する。初めてのトライポカロンの失敗を思い出して動揺しかけるが、サトシなら最後まで諦めないということを思い出し、自分も諦めず裾を切ってミニスカートにすることで対応、パフォーマンスを成功させ優勝を果たし、プリンセスキーをゲットした。
衣装が破れたことをサトシ達に明かした際、サトシは「すげえ似合ってたぜ」と彼女を褒めたたえてセレナは赤面した。
しかもそれを見ていたミルフィにもサトシの真似をされ、別れ際に「(サトシのこと)あっちの勝負もまだまだ諦めないから」と再びからかわれている。
81~93話(XY終)
- 83話「雪山をこえて! マンムーとユキノオー!!」
雪山を越える為に2人乗りレンタルマンムーを二頭借りる。シトロンとユリーカがペアになる一方、サトシがセレナと行動するという提案を出した事に、彼女は喜んだ表情を出した。
雪山越えの最中、急な上り坂をサトシがマンムーを操縦して登ろうとするが一度失敗してしまう。
一度失敗したためシトロンが坂を諦め、別ルートの提案をするが、セレナが代わりにマンムーを操縦して登ることを提案。それに対しサトシは「頼むぜセレナ!」と快諾し、セレナはマンムーを上手に操って坂越えに成功。サトシが「さすがセレナ!」と褒め、セレナは「マンムーが頑張ってくれたおかげよ」と謙遜で返す。
高所の吊り橋を渡る際、突風が吹きつけて橋の上で高所恐怖症のセレナが怖がった時は、サトシは彼女の肩に手を添えて励ました。
そして道中、ユキノオーが高熱を出しているユキカブリを守るためにふぶきで攻撃してきたときには、サトシと共に体を張ってユキノオーに攻撃を止めるよう求め、ユキノオーに認められた後は、ユキカブリを助けるために二人でヨマギゴケの捜索を行った。
- 84話「ハリマロン! はじめてのおつかい!!」
ポケモンセンターが雨漏りによる漏水で、停電になりサトシが屋根の修理から戻ってきた時にセレナとユリーカがジョーイさんから借りたジョーイ服の姿で手伝っていた。その姿にセレナが「変じゃない?」と聞くと、サトシは「動きやすそうだし、すっごい似合ってる。本物みたいだ」と誉め、セレナはユリーカと共に喜んだ。
セレナ達を褒め、ジョーイに修理を終えたことを報告に行くサトシの様子は、さながら仕事帰りに家族を褒めるお父さんである。
- 90話「タッグバトルは友情バトル! イーブイ初参戦!!」
ヒャッコクシティでサナ達と再会。ティエルノにヒャッコクジムがどんなバトルをするのかあえて聞かず実際のジム戦を楽しみにするサトシを見て、サナから「サトシって前向きね。そういう所が良いんでしょ?」と聞かれて、頭が沸騰するかのように赤面しながら動揺しながら「サトシの前向きさは私も見習わなくちゃと思っていまして…」としどろもどろに返答していた。
サトシは「なんかいったか?」とセレナに聞くが、セレナはなんでもないと返してしまい、サナには少し呆れられていた。
これによりサナにもサトシへの好意がバレていたことが判明した。
ポケットモンスター XY&Z
1~20話(94~113話)
- 3(96)話「メガタブンネVSギガギガニャース!!」
サトシが岩場に足が挟まれたジョーイさんを助け、セレナがサトシの腰を後ろから掴んで引っ張って手伝った。
- 6(99)話「ようこそ忍者村へ! 英雄ゲッコウガの伝説!!」
サンペイと共に謎の忍者軍団に攫われた忍者村の頭領のハンゾーを救おうとするサトシを心配するセレナだが、くノ一のシノブに止められた。
- 10(103)話「ユリーカとプニちゃん!」
ピカチュウを捕えたロケット団にサトシとセレナが二人で挑む。救出されたピカチュウと共に見事な連携でロケット団を撃退した。
正式なバトルではないが、サトシとセレナのタッグが行われたのはこの回が初めてである。
- 12(105)話「サトシとセレナ! ダンスパーティでゲットだぜ!!」
トライポカロンのダンスパーティの参加条件が男女ペアーであることを知り、セレナはサトシを見て、顔が真っ赤にする。しかし、イーブイのペアーをホルビー以外務められないこともあって、シトロンとペアーを組むことになり少し残念がったが、イーブイのことを大事に思う彼女の成長が見られた。
更にダンスパーティ会場で再会したミルフィにいつものように「セレナのパートナーはサトシじゃないんだ」と耳元でからかわれ、サトシをミルフィにとられてしまい動揺。ミルフィがサトシを連れて行きながらセレナに向かってウインクをしたことに嫉妬していた。
本番のダンスの交代の中で、ようやくサトシと踊れるチャンスが来て赤くなりながらも手を伸ばした(その時のセレナ目線からはサトシがキラキラと輝いているように見えていた)が、そこで音楽が止まってダンスが終了、ちょっとショックを受けていた。
ダンス終了後のタックバトルでは、サトシとセレナがピカチュウとイーブイでタッグを組み、ロケット団のコジロウとタッグを組むミルフィとバトルをすることになる。お互いフォローしあうバトルを見せ、バトルの最中イーブイが進化したニンフィアで勝利する。
XY&Z 10話以来のタッグバトルであったが、サトシとセレナの正式なタッグバトルはこの回で初めて行われた。
- 16(109)話「マスタークラスの試練! どうするセレナ!?」
3つのめプリンセスキー獲得に向けてフレイシティに来たセレナ達。サトシは「当たって砕けろだ!」とセレナから受け取った言葉で彼女を励ました。
強敵アメリアにも負けず、3個目のプリンセスキーを手に入れて、トライポカロンマスタークラスの出場権を得たセレナ。
しかし、大会終了後、伝説のパフォーマーにしてプロデューサーヤシオに「自分で満足できる出来だったか」と問われセレナは「楽しくできたと思います」と答えるも、ヤシオに「その先は?」と更に聞かれ、「あなたにはクイーンとして絶対的に足りないものがある。それに気づかないかぎり、エルには勝てないわ」と辛らつな言葉を投げかけられてしまった…。
翌日、マスタークラスが開かれる場所がグロリオシティであることを聞き、サトシの目指すジムがあるエイセツシティから少し離れていて遠回りになってしまうことを心配したセレナに対し、サトシはセレナの肩に手を置きながら「そうと決まればグロリオシティに出発だ」と、自らのジム戦よりも大会が行われるグロリオシティへ向かう方を迷うことなく優先した。
- 19(112)話「マスタークラス開幕! 火花散る乙女の激闘!!」
トライポカロンマスタークラスか行われるグロリオシティに到着し、セレナのライバル達が集結。
いつものようにミルフィがサトシに「もちろん私を応援してくれるわよね?」ときくとサトシは「全力で皆を応援するぜ」と応じる。
続けてミルフィが「私とセレナが対戦で当たっても?」と尋ねると、「そうなったらセレナを全力で応援する。」とサトシが答え、ミルフィが「少しは進展あったの?」とセレナに聞いたところで、セレナが彼女を引っ張り、赤くなっていた。
このやり取りでネネもサトシとセレナの関係に気づいた模様。
- 20(113)話「エルVSセレナ! 開け未来への扉!!」
トライポカロンマスタークラス閉幕後、かつてエルにはセレナでは勝てないと言ったヤシオに、セレナは、自分は仲間から助けてもらっている一方で、エルは他人を笑顔にしたり元気にしたり『与えることが出来る』存在だったことを理解したと語る。
セレナは、「今までもらってばかりの私ですけど、クイーンになって今度はいろんな人に恩返ししたい。元気を与えたり、笑顔にしたり、アドバイスや時には怒ってあげることも。だからもっともっと頑張らなきゃ」と『誰かの力になれる与えられる存在』になることを願い、ヤシオは、そのことを理解し成長したセレナを勧誘するのだった。
そしてミルフィ達ライバルとの別れ際、ミルフィに「あっちの方も進展しなさいよ」と最後までセレナはからかわれた。
その夜、ヤシオの提案について悩んでいるセレナの元にサトシが訪れる。
サトシの前向きな所を尊敬するセレナに対し、「俺だって迷うことくらいあるさ。でもさ、迷ってる時間があるんならまず動いてみる。それで失敗したって、何かは残る。無駄なことなんて何もないさ。」と語り、セレナを勇気づけた。
翌日、セレナはヤシオに対し、サトシとの旅を中途半端に終わらせていくわけにはいかないと語る。
セレナは、パフォーマーという道、ライバルや目標と出会い、その先にあるものを、旅を最後までやり遂げ納得できる答えを見つけたいと語り、ヤシオはそれに納得して、セレナの答えを待つことにした。
セレナは、旅の中で目標を見つけ、その先に到達することが出来たが、同時に自分に力を与えてくれたサトシの力になることを願い、エイセツジム戦やカロスリーグに挑むサトシの冒険をきちんと見届けることを決めるのだった。
21~40話(114~133話)
- 22(115)話「セレナ、サトシになる! 最強ピカチュウ対決!!」
特訓の最中にびしょ濡れになった、セレナが心配してタオルを差し渡していた。
その翌日、寝坊したサトシは、紅潮したまま歩きセレナの方に寄りかかってほぼ密着状態になりながら、「今だ・・・あっ・・・あい・・・」と言いかけセレナをときめかせた。(お前わざt(ry)
その後なんやかんやあった末にサトシの服を借りて代わりにバトルすることに。
セレナの恋心に気づいてるユリーカからは「サトシ頑張って」とからかわれていた。
馴れないバトルであったが、近くで見てきたサトシのバトルスタイルを思い出しながら、ピカチュウ同士の互角のバトルを繰り広げる(しかし途中でロケット団の邪魔が入り中断されてしまった)。
詳しい経緯は専用の記事へ。
所謂ネタ回ではあったものの、ロケット団から捕まったピカチュウを助けるためにセレナが援護するなど、最後まで見事なチームワークを見せていた。
今までどちらかと言えば受け身だったセレナが、20話での出来事を経て、サトシのために行動(暴走)する、誰かに『与える』側になろうと努力するという変化が描かれた回でもあった。
これ以降、セレナに積極性が見られるようになっている。
- 25(118)話「サトシ対チャンピオン・カルネ! VSメガサーナイト!!」
謎の進化サトシゲッコウガをものにするべくゲッコウガとのシンクロ率を高めようと、「俺はゲッコウガになる」ための訓練に励むサトシ。
ゲッコウガのスピードについていく特訓をしているサトシを、ピカチュウを抱えてゴールで待ちながらも、無茶しないか心配するセレナ。
なんとかゲッコウガのスピードについていきながらゴールに来たサトシを「頑張って」と応援しながら、疲労困憊でゴールしたサトシに水筒を差し出し、サトシもそれを美味しそうにゴクゴク飲んでいた。
……ちなみに水筒はピンク色であり、彼女が差し出したことやXY55話・61話のことも考えると、セレナのものだった可能性が高く、もしかするともしかしたかもしれない(サトシはラッパ飲みだったので一応口はつけてないかもしれないが)…。
最もセレナが普通にも自分の水筒を渡せている時点ですごい進歩だろう。
- 27(120)話「エイセツジム戦! 氷のバトルフィールド!!」
極寒の環境のエイセツジム。
ジムリーダーウルップにバトルを挑むサトシだったが、極寒の中でも薄着で構えるウルップを見て闘志が燃えてきたのか、「セレナ、持っててくれ!熱くなってきたぜ!」と、防寒着を脱いでセレナに預けた。
しかしバトルはサトシの不調のまま敗れてしまう。落ち込んだサトシは一人になりたいとピカチュウすらおいて夜の雪山に入っていき、セレナはサトシのことを誰よりも案じていた…。
- 28(121)話「迷いの森… 進化の夜明け!」
翌朝になっても帰ってこないサトシを追って雪山に入ったセレナ。しかしサトシは、度重なる敗北から焦りの気持ちを抱き、敗北の責任は全部自分にあると、己のふがいなさに対して苛ちうつむいていた。
サトシを見つけたセレナは努めて明るくふるまい、サトシに悩みを話してほしいと言うも、セレナが「サトシの気持ち分かるよ」と言ったことに対して、苛立っていたサトシは思わず「セレナに何が分かるんだよ!」と思わず怒鳴ってセレナの怒りを買い出す。
対するセレナもそんなサトシの態度に動揺しながら「じゃあ話してよ!」と返すもサトシは「俺の問題なんだ!放っといてくれよ」と突っぱねてしまう。そんなサトシに対しセレナは怒鳴りながら「私の知ってるサトシは、いつも元気で、みんなを引っ張って、一生懸命で、ポジティブで、最後まで絶対に諦めない!だから私は…私は…!!」と3発雪玉を投げつけつつ涙ながらにサトシに想いをぶつける。
いつも前向きだったサトシに想いを寄せていたからこそ、サトシが絶望して「悩み事の邪魔だ」と怒らせる姿はセレナにとっても非常にショックであり、その表情は出口のない完全な行き詰まりの悲しみに満ちていた。
重苦しい絶望と異様の無い気まずい神妙な空気、そして沈黙した雰囲気の中、セレナの言葉は諦めかけの絶望に包まれたサトシの心にもとても響いたようで、投げつけられた雪玉にろくに反発することなく倒れこんでしまい、セレナは「今のサトシなんてちっともサトシじゃない」と静かに重い口を開きながら言いつつ、走り去ってしまった。
セレナの言葉を受けて「(悩んでいる今の俺は)俺じゃない…」と考えたサトシは、悩み続けている自分がらしくないことに気付き、とにかく動くことを決め、俯いて荒れていたのから一転し元気を取り戻す。
一方、セレナは「もう知らない」と怒りながらシトロン達のいるポケモンセンター前に戻るが、ジョーイさんから雪がひどくなることを伝えられ、中に入るよう言われる。みんなはサトシを探そうとし、ピカチュウからサトシの場所を聞かれるが「分かっているわよ」と言いつつも森に飛び出し、あっけにとられるピカチュウ達に「天気荒れる前にサトシを無理にでも連れ帰らなきゃ」と言って連れ戻しにのりだす。
共に来たシトロン達とのサトシ探索の最中、セレナはサトシにひどいことを言ってしまったと後悔しながら「だってサトシは、私にとって憧れの人だから…」と正直な思いをシトロン達に吐露するのだった。
そしてサトシは、森のポケモン達やゲッコウガとの協力の中で自分の過去を振り返り、今までの焦っていたこと、自分の傍に仲間がいることに改め気づき、完全復活を遂げる。
セレナ達の元に帰還したサトシは仲間達に迷惑をかけたことを謝る。サトシに謝ろうとするセレナだったが、サトシは「ありがとなセレナ。セレナの言葉で目が覚めたよ」と語り、セレナもそんなサトシの言葉を受けて「おかえり、サトシ」と笑顔で返すのだった。
この回で二人は最初で最後の喧嘩(言い争い・乱闘)をしたが、サトシが挫折で自分らしさを失っていた時というストーリーの本筋に絡んだ喧嘩・乱闘シーンは歴代初めてであり、図らずもセレナの言葉がうつむいていたサトシに響いた一転語になったからこそ一晩悩んでいたサトシは復活を遂げることはでき、セレナがXY6話の時のようにサトシの起爆剤となって彼の力としての使命をし続けた。
- 29(122)話「サトシゲッコウガVSメガユキノオー! 発動巨大水手裏剣!!」
ジム戦に再チャレンジするサトシ。再戦前、不安そうにするセレナに対し、サトシは「大丈夫。もう迷わない。ちゃんと前は見えてるぜ」と返し、セレナは嬉しそうにするのだった。
そして、エイセツジム戦、サトシがピカチュウと共にまっすぐなバトルでカチコールを打ち破ったのを見て、セレナは「帰ってきた いつものサトシが…!」とうれしそうにつぶやいた。
エイセツジム戦に勝利しシトロン・ユリーカから労ってもらったサトシに、セレナは心中で「おかえり。私の憧れの人」と思いながら、対するサトシは何も言わずセレナに拳を突き出して、セレナもそれに応えて拳を合わせ、シトロン達と共に勝利を祝いあった。
- 32(125)話「カロスリーグ開幕! メガリザードン対決・X対Y!!」
カロスリーグ会場にやってきたサトシ達。キャスターパキラからのインタビューにサトシが「目指すは優勝」とあっさり答えたことで、それを軽薄なものととらえ神経を逆なでされたタケルからバトルを申し込まれる。
サトシもそれに応じようとするが、選手登録締切まで時間がなかったこともあり、セレナはモンスターボールを出そうとするサトシの手首を掴み、それを制止(さながらお母さんと叱られた子供である)。
そしてごく自然にサトシの手をつかみながら出場選手登録会場まで急いで向かっていった(さりげないがXY第59話からかなりの前進。セレナの行動は少々強引とも取れるが、目標に対する真剣さを誰よりも知っている彼女だからこそ二人の関係に遠慮が無くなったとも見れるほか、XY&Z第20話での彼女の「与えることが出来るようになりたい」という願いの実践といえるかもしれない)。
そして試合当日。遅刻により危うく失格になるところでバトルフィールドに到着したサトシ。試合開始時、「夢はポケモンマスターになること、そしてカロスリーグ優勝だ!」と改めて堂々と宣言した不敵なサトシに会場は笑いに包まれる中、セレナは大笑いしたりすることなく、照れくさそうな、それでいて安心したような、万感の表情で笑みを浮かべ喜んでいた。
- 34(127)話「準決勝フルバトル! サトシ対ショータ!!」
サトシとショータの準決勝。セレナはサトシのルチャブルに頼まれ、晴れの舞台のための彼の衣装を製作。これはシトロンとユリーカも知らず、サトシとセレナしか事前に知らなかった様子。
サトシのバトルスタイルを研究しつくしたショータが優位にバトルを進める中、セレナは「でもサトシは負けないわ。今のサトシは誰にも真似できないもの」とサトシを強く信じ続ける。
- 35(128)話「ライバル決戦! サトシゲッコウガVSメガジュカイン!!」
準決勝最終局面、ショータはメガジュカインのハードプラントでサトシゲッコウガを近寄らせない猛攻を仕掛け、サナやユリーカでさえサトシ達の勝利を不安がる中、セレナとシトロンはサトシとゲッコウガの絆を信じ続けた。
そしてショータに勝利したサトシを見て、セレナは目頭を熱くしていた。
- 38(131)話「カロスリーグ優勝! サトシ頂上決戦!!」
決勝を終え、皆が残念がる中、サトシの表情を見てセレナは「サトシが笑ってる。きっと全力を出し切った納得のいくバトルだったんだ」と理解した。
- 40(133)話「衝撃ジガルデ対ジガルデ! 壊れゆく世界!!」
プリズムタワー前でのフレア団との戦闘の最中、マノンは、アランとサトシが来ていないことに気付く。不安がる彼女にセレナは二人なら大丈夫と励まし、ハリさんを助けるために行動を開始する。
41~49話(134~142話)
- 42(135)話「進撃する巨石! カロス防衛戦!!」
進撃する伝説の巨石を止めるためにダイゴやプラターヌ博士と共に戦うセレナ。しかし技を続けても巨石は一向に止まらないピンチの中、かけつけたサトシとアラン達にセレナとマノンは顔を合わせて喜んだ。
- 44(137)話「はじまりはゼロ! シトロンの決断!」
フレア団の事件も解決し、プリズムタワーも復旧。ミアレシティも騒動から落ち着きを取り戻し、サトシはカントー地方に戻って再スタートする決意をする。一方のセレナは、ヤシオの誘いに乗って彼女に師事するか悩んでおり、そんなセレナにサトシは「セレナなら大丈夫さ。俺、信じてるぜ!」と励ますのだった。
- 45(138)話「サトシとラストバトル! セレナの選択!!」
セレナが企画したパフォーマンス大会も人々に多くの笑顔をもたらし盛況で終わる。その翌朝、サキ、サナ、ティエルノ、トロバ、ショータと別れ、シトロンとユリーカがミアレジムの調整のためジムへ戻ることとなる。
サトシは特に予定もなかったセレナに「付き合ってくれよ」と頼み、自分に同行してもらう。
空港の再開予定も聞いた後、二人は復興した街を散歩する。サトシはドレスの飾られたショーウィンドウがあることをセレナに言ったり、一緒にミアレガレットを食べたりとデートしていたが、セレナが何か考え込んでいることに気付き、彼女の手を取ってシトロンと初めてバトルしたバトルフィールドへとセレナを誘う。
サトシは、「なんかモヤモヤしててもバトルするとスッキリするからさ」とセレナとのバトルを提案し、セレナもそれを承諾(36話で鏡セレナとバトルしたり90話ではサトシとティエルノ、セレナとサナがタッグを組んでバトルをしたことはあるものの2人が1対1でバトルをするのは最初で最後)。
ピカチュウとテールナーのバトルは一進一退の攻防を見せる。そんなセレナ達を見て、サトシはセレナとテールナーの息がぴったりであること、「そんなスッゲェ心強いポケモン、テールナー、ヤンチャム、ニンフィアが一緒なんだ!」「オレだって、ゲッコウガの事で迷ったり悩んだりしたけど、あの時思ったんだ。1人で何でもできるわけじゃない。支えてくれるポケモンがいるから頑張れるんだって。」「 オレはいつだって、セレナのことを応援してるからさ! 」と励ました。
悩んでいたセレナは、その言葉で自分にはポケモン達がいることに改めて気づき、進路を決める。
彼女の悩みはヤシオに師事するかそれを断り自分で修行の旅に出るかだった。
しかし、「自分の笑顔が誰かの力になる」というエルの言葉と自分のパフォーマンスで笑顔になった人々を思い出したセレナは、もっと色んな人に見てもらってパフォーマンスを成長させたい、そして大変かもしれないが自分と自分のポケモン達が一緒ならばきっとエルのように多くの人々に勇気を与えていくことが出来るという思いから、他の地方に修行の旅に出ることを選ぶ。
ヤシオに師事すれば今の自分では甘えてしまうということで誘いは断るが、ヤシオは残念がりながらも彼女の選択を喜び、セレナにポケモンコンテストが有名なホウエン地方がいいのではないかと紹介する。
そしてホウエンをはじめ、他の地方に修行に出ることを決めたセレナの選択をサトシは応援するのだった。
- 46(139)話「さらばサトシゲッコウガ! クセロシキの逆襲」
サトシがサトシゲッコウガと視覚をリンクさせ、ゲッコウガの飛び移った見えないクセロシキの飛行艇が山近くで飛んでいることを理解。
サトシは決死覚悟で山から飛行艇にジャンプしてダイブすることを決めるが、セレナとユリーカは「あたしも行く」とサトシと手を取り合って一緒にジャンプ。ゲッコウガの協力もあって無事飛び移った。
- 47(140)話「終わりなきゼロ! また逢う日まで!!」(XY&Z最終回(48.49話は特別編))
冒頭、テレビ電話越しでハナコとセレナ・シトロン・ユリーカが挨拶。ハナコはセレナ達3人にマサラタウンへ遊びに来てほしいと言い、セレナは頬を紅潮させて喜んでいた。
とうとう別れの時が来たサトシ、セレナ、シトロン、ユリーカとそのポケモンたち。
カロス空港で最後の別れをしている時に、ユリーカの寂しさを察したデデンネが皆と別れたくない思いから飛び出してしまうトラブルもあったが、それも無事解決。みんな笑顔でそれぞれの道を行く。
サトシの乗るカイリュー航空K91便カントー行きよりもラティアス航空H71便ホウエン行きの搭乗時間も終了間際になり、セレナが最初に別れる事になる。
サトシ・シトロン・ユリーカに「みんなからいっぱい貰ったわ、数えきれないぐらい」と言い、特にサトシには「私旅に出て本当に良かった。貴方は私の目標よ」「次に会うまでにもっともっと魅力的な女性になるから 」と告げたセレナは、皆に見送られながらエスカレーターを降りていく。
しかし、寂しさを顔に滲ませていたセレナは、意を決して笑顔になり、振り返る。
サトシに向かって「最後に一ついい?」と聞き、エスカレーターを逆走してサトシに近づく。
サトシよりセレナの方が身長が高いのだが、エスカレーターに乗っていた彼女は背伸びをして顔をサトシに近づけた。
その場面は足元しか映されていなかったが、その後のカットでシトロン、ユリーカ、ピカチュウ、デデンネが赤面している(ついでにユリーカとデデンネはその直後「やったね」と言わんばかりのガッツポーズでセレナを見送った)。
乗っているエスカレーターが再び離れていくなか、セレナは頬を染めながらもサトシに「ありがとう!」と笑顔で言う。 その後胸に手を当てた後、笑顔でみんなに手を振って別れるのだった。
サトシは一瞬驚きながらも、セレナの心情を理解した様子を見せ、自身もまた笑顔で彼女を見送り、飛び去っていく飛行機を見て、「セレナは強いからホウエンでパワーアップして帰ってくる」と信頼しながら言った。────
余談だが、『ラティアス航空H71便ホウエン行き』というのもネーミングをひねってあった様子。
ラティアスが初登場した映画は『水の都の護神』であり、クライマックスでは『カノンの姿をした少女』がサトシの頬にキスをしている。なお後にこれについては栗原類も言及しており、キスをしたと推測している。
サトシ自身は『ルギア爆誕』や『水の都の護神』等で頬にキスを受けたことはあるが、そういう意味でははじめて…?
また、「H71便ホウエン行き」という部分は、「ホウエン図鑑71番のポケモン」すなわち「クチート」を暗示しているとも言われている。此処から先は…お察しください
中川翔子もこのシーンを後述で印象に残った場面として取り上げている。
イラスト、小説方面でもこのシーンが見える形を取って(直前、直後、アフターストーリーも含め、現在進行形で)次々と投稿されている。それだけ絵師や書き手、視聴者にも絶大なインパクトを与えたものだと言える。
監督の矢嶋哲生氏は、最終回及びセレナの恋愛について、雑誌アニメスタイル010にてインタビュアーに最終回のセレナの恋の成就について聞かれて「(最終回時点で)成就はしませんね。将来そうなればいいかなぐらいに留めました。」と語り、キスの描写についてキスの画は入れられないので本編のような表現にしたと述べている。
セレナとサトシの将来がどうなるかは神のみぞ知る、といったところか。
ポケットモンスター
- 105話「イーブイとニンフィア!出会いと再会!!」
XY&Zの最終回以来約5年半振りの登場。
ルチアにスカウトされコンテストに参加するか迷っていたコハルだが、セレナと対面。「迷ってる時間があるんならまず動いてみる。それで失敗したって、何かは残る。無駄なことなんて何もない」とかつてサトシにかけてもらったアドバイスを今度はセレナがコハルにかけており、サトシからのエールを今でも胸に刻んでいることがうかがえる。
コンテストは無事終わり、船でカントーに帰るコハル。その船にギリギリサトシとゴウが乗り込むのだが、目の前を横切る人影にセレナはサトシを見つけ声をかける。二人が知り合いだったことをコハルから聞かれるとサトシは「一緒に旅をした仲間」と説明する。久しぶりの再会に喜び合うもすぐに船は出航。お互いの近況を話し、サトシは「WCSで最強を目指している」のに対し、セレナも同じように「最強のパフォーマーを目指す」とお互い頑張ろうと誓い合い、船が見えなくなるまでセレナは見送っていた。
ただ、どうやら話の構成等でセレナがサトシに好意を失ったとする視聴者もいるが、有志によってこの話から読み取れるセレナのサトシに向ける感情が考察されている。ここで有志が見つけたその根拠も挙げておこう。
1.ブレスレット
作中でセレナは左手に赤のブレスレットをつけている。実用的な意味では、人類の約9割が右利きであるといわれており、逆の左手がブレスレットを付けやすいとされているようだが、実は、左手はスピリチュアルな意味を持つとされている。左手はエネルギーを吸収する手と考えられており、精神的な問題解決や落ち着きたい時などに着ける為に、恋愛運等を上昇させると見なされている。XY&Zの最終話で、「次に会うまでにもっともっと魅力的な女性になるから 」と告げ、サトシに思いを伝えた彼女の事から、サトシに対する恋愛感情はあるとされている。
2.ピアス
彼女がこの話でつけているリボン型のピアス。一見ニンフィアとペアルックにしたのかと思うのだが、リボンのアクセサリーは「素敵な縁」、「約束」、「絆」の意味を持つとされ、同時にリボンのアクセサリーは恋愛的な縁結びにも相性がいいとされている。
3.青いリボン
XY編59話「サトシとセレナ初デート!? 誓いの樹とプレゼント!!」で、セレナがサトシから青いリボンをもらっており、その後首元につけるようになっている。この話ではそのリボンは普段着ではつけていないが、コンテスト衣装で左足この青いリボンと思わしきものを付けている描写がある。スピリチュアル的には、左足にアクセサリーをつける事は「彼氏、恋人または意中の相手がいる」と言う意味がある。
4.緑のライト
作中で訪れているミナモシティは、鹿児島がモチーフとされており、韓国と繋がりがある所でもある。韓国では、緑のライトを「恋愛感情を抱いている二人」を指す。その意味を踏まえると、セレナとサトシが別れる最後のシーンで、桟橋の横にある緑のライトが照らされるのは...。
5.声のトーン
この話のセレナは「コハルの先輩」のように描かれており、落ち着いたトーンで話していたが、サトシとの会話時にはそのトーンが上がっている。声のトーン、特に女性のものは好意を抱いている人物を相手にすると上がるという。また、サトシも会話する際に声のトーンが上がっている。
このように考察がされており、根深いファンからはまだ恋愛感情があると見るのが大方だと考えられる。また、前述のトーンの項から、サトシも何かしらセレナを思っているという声も。より詳細を見たい場合は、Youtubeで「サトセレ 再会 考察」とぜひ検索して欲しい。
- 132話『ファイナルIV「相棒」』
ポケモンワールドチャンピオンシップスマスターズトーナメント決勝戦。テレビでマサト(アニポケ)、ハルカとともに手を繋ぎながらサトシとピカチュウを応援していた。
劇場版
ダイヤを生み出せる力が出るようにと、サトシがディアンシーと共に流れ星に願いを込めている様子をセレナが母性溢れる温かい目で見守っていた。
その後、足場の悪い場所でサトシがセレナの手を引いてエスコートするシーン(この様子は11話以来)も見られた。
サトシがディアンシーを狙う盗賊マリリン・フレイムへの足止め役を買って出た際には、セレナはディアンシー達と共にサイホーンに乗ってその場を離れ、サトシを心配するディアンシーに対し「サトシなら絶対大丈夫!」と励ました。
謎のリングでボルケニオンと繋がれ、引きずられて行ってしまったサトシ。サトシを追いかけるセレナ達だったが、その道中、サトシのバッグはセレナが大事に抱えていた。
アゾット王国で再会後、ボルケニオンに引きずられて服がボロボロになったサトシのためにセレナは新しい服を買ってサトシはそれに着替えた。
そしてサトシがその服を着ている間に、セレナはボロボロになったいつもの服を裁縫で修繕してくれた(余談だが、サトシのいつもの服はハナコが仕立てたものである)。
また、セレナ達の作ったポフレがサトシと人間嫌いだったボルケニオンの仲を深めるのに一役買った。
本編に直接的な登場はなし。EDでS&M編を除く歴代キャラクターが登場し、風で飛ばされた帽子を拾ってあげたことで笑顔で向くシーンがあるが、セレナとアイリス以外はどことなく不思議そうな顔をしている。
監督の湯山監督によると「これから出会うであろうというサトシ目線で描いた映像なんです。映画自体がゼロに戻って、これからまた新たな出会いがあるだろうという物語であり、だからみんな、声を掛けられて『どうしたの?』という反応なんです。そしてあるキャラクターの髪もまだ長い状態である」と話している。
あるキャラクターの髪もまだ長い状態であるキャラクターはセレナのことを指しており、セレナの髪がショートではなくロングなのもそうである。ただ、サトシがセレナに帽子を渡したときセレナが赤面していなかったことから、湯山氏は幼少期に2人は接触しておらず、今作の時間軸ではセレナとサトシが面識がない演出をしていた。
その他
- マクドナルド、クチコミ&投稿マガジン、アニメディア
一時期ハッピーセットを購入すると“キャラクター相関図”を記載している「ポケモン図鑑ブック」が貰えた。(※現在は販売終了)
さらに雑誌「女の子のためのクチコミ&投稿マガジン 2014年3月号」や「アニメディア 2014年8月号」においてサトシとセレナの描き下ろしイラストポスター付録が付いていた。(※なお『アニメディア』においては昨年に引き続き、「光輪の超魔神フーパ」の公開を記念して2ショットポスターが再び付録に。)
相関図の共通点としてはどちらも、2人の関係性に「セレナはサトシに対して一方的に片想いをしている」と恋愛を思わせる様子が描かれている(一方のサトシのセレナへの感情は「仲間!!友達」である)。
- ポケモン映画公式サイト クイズ
「ポケットモンスターXY マスタークイズ」の2014/8/14放送分のクイズの3問目にて、"セレナが他のみんなが夢を持って旅をしていると言う話を聞く。セレナがつぶやいた言葉は?"というものがあったが、その選択肢の中に
わたしの夢はサトシのお嫁さん…キャー!恥ずかしい!
というとんでもない選択肢があった。
もちろんこれを答えると不正解なのだが「セレナの本音だろう」と考えるファンもいたりする。
トンデモクイズはこれっきり…と思いきや後の59話、80話(いずれもセレナ主役回)からラブコメ全開のクイズが用意されていた。
しかもエピソードが進む度に問題がより恋愛要素盛りだくさんであり、こんなクイズを用意する時点で公式が病気である。
「ポケットモンスターXY&Z マスタークイズ」141話の2016年10月13日の放送分の第3問目の選択肢に『セレナはヤシオの誘いを断り、どこまでもサトシを追いかけることに決めた』という選択肢があり、次回作もサトシと一緒に続投や繋げようと窺わせる選択肢があった。もちろんこれも不正解だが、続投を望むファンの声に応えるような演出である。
- ドリドリ
XY46話から67話までのED『ドリドリ』では、ラストで「転寝していたセレナに、サトシがそっとタオルケットをかけてあげる」という大サービス演出が用意されていた。
また、XY&Z20話と45話の限定で放送されたセレナ歌唱版のドリドリでは、59話のリボンをプレゼントするシーンが挿入されていて彼女とポケモンたち以外で唯一サトシが出演している。なお、シングル通常版に収録されているカップリング曲『Candy Girl』は、セレナの持つサトシへの強い好意が全面に押し出されたガチのラブソングとなっており、サトセレ民必聴の一曲に仕上がっている。
- ポケモンファン(2015/9/18発売)
読者の応募コーナーでは、『サトシがリュックの中から見つけたものとは?』というお題で、紹介された4枚中3枚の応募内容が話題を呼んでる。
・映画のペアチケット
・セレナのトライポカロンチケット
・2人が出会った時の写真
ポケモンゲームの中心となる増田順一氏が、過去に2度サトセレイラストを自身のX(旧:Twitter)にてポストする光景が見られた(その内2016年のバレンタインデーにおいては、おまけでゲコガシラとテールナーの2ショット入り) 。
また、2017年のバレンタインデーにもファンが描いたサトセレのイラストに心からのお礼を贈るポストを公開している。
当カップリングの大半はX(旧:Twitter) 、pixivユーザーによる二次創作で占めているが、公式関係者からサトセレイラストがポストされるのは、大本命に近い形で海外ファンからも話題を呼んだ。
ただし、増田氏本人がサトセレを意識しているのかは不明。
- ポケモン公式X=Twitter(海外)
バレンタインデーの日では、上記の通り2年続けて増田氏がサトセレイラストをポストしてきたが、2018年ではサトセレに関する投稿はされていない。
その代わりと言う意味の形で、海外のポケモン公式X(旧:Twitter)からXY&Z最終回のGIF動画が投稿されていた。
2016/3/6放送のポケんちあつまるにて、この年に上映される映画のためのセレナとマギアナがプリントされたイラストに、中川翔子さんがイラストを公開。
セレナとマギアナに加えイーブイフレンズとサトシを描き、「セレナの隣にはサトシがいてほしい」とコメントし、同じ日に更新したスタッフブログにも同様のコメントで締めている。
中川自身もドリドリに前述のうたた寝するセレナにブランケットをかけてあげるサトシのシーンが挿入されたり、サトシとセレナのタッグバトルの末セレナのイーブイが彼女の大好きなニンフィアに進化した事もあり、特別な思いを持ったと思われる。
余談ではあるが、同じくセレナとマギアナがプリントされているバージョンのイラストの入賞者たちのイラストの大半もサトシが描かれていた。それ以外にもサトシとセレナをイラストにしたものが多数ある。
2017/4/1にポケモンアニメ20周年記念で放送されたポケんちのスペシャルでは歴代ヒロインの中でセレナを伝説のヒロインとして捉えており、「胸キュン名場面」のコーナーにてサトシとのキスシーンを非常に思い出深い、伝説のシーンとして取り上げていた。
映像を見ている際には笑顔で実況したり「セレナは永遠のヒロインだよ!」と発言したりと、このシーンとセレナには相当思い入れのある様子。
2017/4/5にて、自身のブランドとニンフィアのコラボによって実際に制作されたニンフィア風デザインのパーカーをサトシとセレナがペアルックで着ているイラストを描いてX(旧:Twitter)で公開。
- アニメ!アニメ!
キスの日に因んで、サイト内の不定期企画(?)『アニメで好きなキスシーンは?』というテーマのアンケートが、2018年5月17日~20日まで3日間の投票受付が実施された。
そしてその集計結果にサトセレが3位にランクイン。
最終回でのキスシーンから1年半年経った今でも印象に残っているファンが多く、20代~30代の若い世代から多くの支持が存在している模様。
2020年~2021年にも同じ企画が行われたものの、10位以下と上位を維持するのが厳しい事態が続いていた。
しかし、2022年のキスシーンランキングでは、4位と3年振りに上位にランクイン。
惜しくも過去の最高順位に届かなかったが、新無印の再登場でファンの熱を再熱させた影響も高く、ランキング4位と好結果となったのは大きな功績とも言える。
関連イラスト
なお、身長はセレナの方がやや高い。
ロングセレナ
ショートセレナ
ネタ系
「闇サトシ」に始まり黒化ネタが作られがちなポケモンシリーズであるが、セレナの場合は以上の性質によりヤンデレと解釈されることが多かった。専用の記事まである。
これは2016年5月頃に『ポケモンSM』の情報が出始めるとむしろ悪化し、アニポケ恒例のサトシ続投・ヒロイン降板を回避すべく暗躍するセレナの姿なども多く描かれるようになった。
結末の想像
・比較的控えめな続投例
・えげつない降板例
アローラへの干渉
最終話の拡大解釈等
更なる次回作では、第1話で6歳の頃のサトシがポケモンキャンプに行くという展開や、今までのシリーズとは異なり全ての地方に行くというコンセプトから、セレナにも再登板の余地が生まれた。
ただし、同じくポケモンキャンプに参加していたゴウが相棒として収まっていることから、何かと彼がとばっちりを受ける傾向にある。
関連タグ
Amourshipping:フランス語で「恋」を意味する「アムール」の名前が込められた、海外におけるサトセレの呼び名。
公式が最大手:現状、他のカップリングと比較すると、そうであると言える。
ネタ系
ヤンデセレナ:ある意味セレナの本質かも…
サトセレに関心のあるスタッフ
サトセレ進展のカギを握った脚本家達。
中川翔子:セレナの心情を綴ったドリドリを歌った歌手。2017年の特番にて「セレナは永遠のヒロイン」と紹介していた。
矢嶋哲生:ポケットモンスターxyとxy&Zの監督で、サトシを片思いするセレナを演出した。