概要
ホンダが1990年に発売した原付スクーター。
外観はキックボードにシートを付けただけのようなもので、当時の水準で見ても非常に簡素であった。
実際、イメージしているのはスケートボードだという。
シート高さは二段階に調整可能であり、この特徴は後にバイトに受け継がれた。
ユニークな点は、靴底をあしらったトレッドパターンの専用タイヤを装備していたことである。
このタイヤは何故か2020年現在でも製造されており、新品の購入が可能。
CMでは所ジョージを起用していた。
価格は89000円と安価であったが、豪華志向が求められたバブル景気の真っただ中だったこともあり、人気は出ず翌1991年に生産終了。
名前は、運動靴や上履きの昔の呼び方である「ズック」に由来する。