概要
「テイルズオブデスティニー」に登場するディムロス×スタン・エルロンの腐向けカップリングを指す。
「ソーディアンとマスター」という唯一無二の関係。
原作内でディムロスは剣の姿だが、人間であった頃の姿も描かれているため、二次創作ではそちらを用いた作品が多い。
「ディムロス本人の意思で剣の姿と人の姿を変えられる」「エンディング後に人の姿で帰ってきた」「最初から人」など、二次創作ならではのバリエーションがある。
なお、「ソーディアンとしてスタンのパートナーであるディムロス(が人になった姿)」と「天地戦争時代のディムロス」は、厳密には別人となる。
原作
主人公であるスタンが窮地に陥った際に出会った一本の意志を持つ剣「ソーディアン・ディムロス」。
この出会いがテイルズオブデスティニーという物語の始まりとなる。
1997年発売のPSオリジナル版では軽口や喧嘩も絶えない、良き「相棒」として描かれていた。
2006年発売のPS2リメイク版では、スタンが少々お人好し設定に寄ったためか、それを心配するディムロスという、兄弟のような関係になっている。
ディムロスを演じた置鮎龍太郎氏からも「ずっとスタンの兄貴ヅラしてた印象が強い」という発言があった(2021年9月開催のリーディングライブより)。
またPS2リメイク版ではソーディアン達もフルボイスとなり、肉声による掛け合いも増えたため、道中のやりとりの親密度が上がった。
リメイク版で加わった「ソーディアンの試練」というストーリーイベントにおいて、スタンとディムロス(過去の姿)の一騎打ちがある。その際に流れる専用戦闘曲「Common Destiny」は本作屈指の神曲と評判。直訳すると「運命共同体」。
原作外での関係
テイルズオブファンダム VOL.1
スタンの妹リリス・エルロンが主人公のエピソード「リリスがんばります!」に登場。
原作で刀身を失ったディムロスがリリスと出会い、彼女と刀身再生の旅に出ることになる。その後再生されたディムロスはスタンにプレゼントされることになった。
なぜかディムロスの声はリリスに聞こえている。
フレスヴェルグ国の騎士団の団長同士で相棒という設定。ディムロスは人間であったが、バルバトスに殺害されてしまい、魂だけをソーディアンに残す形となった。スタンは自分が何もできずに目の前でディムロスが殺されたことを嘆き、ソーディアンとなったディムロスの敵討ちに協力する旅に出る。ちなみに、この世界ではソーディアンの声は誰にでも聞こえる。
スタンを覚醒させるための「覚醒パートナー」はディムロス。ソーディアンの試練を再現しているものと思われる。
メインストーリーでソーディアンについて言及はないものの、スタンの覚醒後のボイスには自身の剣を自慢するセリフが、たびたび見受けられる。
「アスよん!」の171話にて一言ディムロスの発言がある。
スタンとディムロス(人)が並んで第3章のキービジュアルを飾っている。コラボカフェのメニューに「スタン&ディムロスの2色ソーダ」があり、説明文は「スタン&ディムロスを2色ソーダで表現しました。ティル・ナ・ノーグでも一緒に戦う運命を感じられる一品です。」とある。
イクスからも「仲の良い兄弟のようでもあるし、厳しい師匠と弟子って感じもする」と述べられている。
テイルズオブアスタリアとのコラボとしてスタンが出演。イベントで入手できる武器に「S・D(ソーディアン・ディムロス)」がある。
イベントシナリオ内において、オイゲンに「その剣、相当な業モンだなァ。それによく手入れされてる」と言われると、「へへへ、大切な剣なんです。こいつと一緒に色々な冒険をして、たくさん助けてもらった……俺の相棒です!」と嬉しそうに返す一幕がある。
余談
ディムロスの「人の姿」が、現在の青髪白服の青年のデザインとして確定したのが2002年11月発売の「テイルズオブデスティニー2」であった。
PS版時代は公式で「人間の姿」が登場することはなかったため、各作家ごとに「自分の考えるディムロスの人の姿」をデザインしていた。小説「テイルズオブデスティニー 天地戦争編」では、当時としては唯一公式作品で人間姿が描かれているが、ディムロス以外のメンバーも含め現在とはかなりイメージが異なる。