SW2.0のナイトメアとは
SW2.0の背景世界「ラクシア」において、人間をはじめとした「人族」と呼ばれる人種(他はエルフ、ドワーフ、リルドラケン)の中から稀に生まれてくる突然変異種。
プレイヤーの中二病マインドをガッツリ刺激しにくる種族である。
パッと見は比較的高身長な人間だが、頭に小さく角が生えている。「異貌」と呼ばれる姿に変わることでその角はさらに大きく延び、肌の色も蒼く変化する。
そのような魔物のごとき外見に加え、出産時に母体を角で傷つけてしまう(そして往々にして傷の処置が間に合わず死に至る)ことから、忌み子として扱われ忌避される存在となっている。
ただしリルドラケンの場合、多少の(どころではないとは思うが)外見の違いも気にしない大らかさ、また卵生であるので母体を傷つける心配がない(それどころか角があるので自分で殻が割れる逞しい子扱い)こともあり、特に差別意識を持たず育てられる(その為、他所に出て差別を喰らってショックを受けるなんてことも珍しくないのだが)。
また、実力主義的な冒険者の間でも特に差別意識は持たれにくく、ナイトメアとして生まれた子の受け入れ口となっている面もある。
さてなぜこのような突然変異が起こるのかと言うと、産まれる時に魂に「穢れ」が生じた為、とされている。
この「穢れ」とは、蘇生魔法のようなラクシアの生物の理から外れた法を行うことで付着してしまうもので、人族の敵性種族である「蛮族(バルバロス)」が多く有している(彼らはその「穢れ」を代償として強靭な能力を持つ)。
この事もある為、蛮族と同一視されることさえあり、それが行き着くところまで行くと…(下記参照)。
ダークナイト
人族社会での差別に耐え切れず、絶望し追い立てられたナイトメアが人族であることを辞め、蛮族と成り果てた存在。
ダークナイトの意味は「闇夜(Dark night)」とも「闇の騎士(Dark knight)」だとも言われている。
彼らは自らを蛮族として定義すべく、常に異貌の姿を保つようにしている(なので、戻せないわけではない)。
なお、仮にダークナイト(ナイトメア)同士で子をなしてもナイトメアが生まれてくる事はなお稀だという。
そのため、同族を増やすのに最悪人族社会に戻ってナイトメアの子供をさらって来る事もあるとか…
ゲーム上の特徴
人間と同じように生まれに左右される面はかなりあるが、各能力値が全体的に高くなりやすく、比較的安定して強いキャラクターが作れる。戦士、魔法使い、スカウト等なんでもござれ。
特徴的な「異貌」は魔法を身振り・詠唱・鎧の制限を無視して使えるようになる(さながら超能力だが、流石に各魔法を使うための最低限の装備は必要)ほか、レベルが上がるとダメージや達成値にボーナスが貰えるようにもなる(選択ルール)。このボーナスは魔法だけでなく物理攻撃にもつけられるため、純戦士でもメリットのある能力ではあるが、特段魔法戦士には非常に向いた種族といえる。
また、ナイトメアの「異貌」を前提とした装備アイテムとして、相当高価ながらノーリソースの自動回復効果を得られる「異形の面」が設定されており、入手できればその優位性はさらに高まる。
強力な点ばかりだが、弱点も存在する。地水火風の4属性のいずれか(親の種族によって決まる)や、銀の武器で攻撃されると余計にダメージを食らってしまうのだ。
また、「穢れ」は蘇生と引き換えに付加されてしまう(そしてそれが一定数に達するとアンデッドと化する)ものでもあるため、蛮族ほどではないものの生まれつき「穢れ」があるナイトメアは蘇生の残り回数が約1回分ほど少ないということでもある。
公式の扱いェ…
と、邪気眼御用達な感じがプンプンするこの種族であるが…公式リプレイでの扱いはどこかおかしい。
怠惰なヒキニートやなんだかんだで旦那に甘い常識人、財政難に苦しむわ、妙な石を愛でるわ、良識的な意見も言うわと忙しい元タラ商だったりするのはまだ生ぬるい方で、なぜか関西弁で喋る奴が出てきたり、終いには「興奮すると異貌化して角が伸びる」というのがアレな意味になってしまったり…。