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ネトウヨ怒りのアニメ鑑賞

ねとうよいかりのあにめかんしょう

スラングの一種
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ネット右翼」への煽り文句。「権威主義」(右翼的価値観)と「オタク文化」という本質的に相容れないものを同時に支持しているネット右翼の矛盾を突いたもの。

また、アニメにおいて韓国と関連する描写に、後先を見ずに激昂するネット右翼への揶揄としても使われる。

いわゆる「肉屋を支持する豚」のアニオタ限定版である。

前置き

オタク文化は、子供文化であったアニメ・漫画などへの大人の参入によって生まれた経緯があり、性の逸脱を空想の世界で満たしてきた側面がある。それ故、保守派な中高年層からは迫害されてきた経緯があり、昭和30年頃はあの『鉄腕アトム』でさえ「ありもしない虚構を並べ立てて子供を惑わす悪書」と叩かれていた。

オタク文化は、性の多様性に寛容で、個人の自由を尊重し表現の自由を重んじる「リベラル」(言い換えれば個人主義的・革新的)な価値観と本来はなじみが良い。
そのため本来は、オタク文化は「保守」的な価値観とは相性が悪い。この場合の保守的な価値観とは、権威に服従することを好み、型にはまった旧態然な文化を好む。
さらには女性に女らしさを求めるのと同じく、男性にも男らしさを求める。「いい歳をしてアニメ等にうつつを抜かす男」は「女の腐ったやつ(死語)」と呼ばれるような反保守的な人間なのである。
アメリカでも保守思想の強い地域では、ギーク(オタク)は差別対象である

以下の解説は、このことをふまえて読んで欲しい。

解説

オタク文化はネット文化において非常に存在感が強いが、現在、ネット上では右派的な価値観を熱烈に支持し、リベラル派・左派への誹謗中傷に走る、というネットユーザー(すなわちネット右翼)は非常に目立つ。

しかし、伝統的保守政治家は「性の乱れ」「犯罪抑制」を口実に漫画やアニメ、ゲームに対し表現規制検閲を主張する。また、「ネット犯罪」を口実にネット規制を主張する事も少なくない。

このような状況において、「アニメオタクながらも保守を自称する人間」が現実を見ようとせず、自らにとって都合の悪い現実に気付きそうになると「現実逃避アニメ観賞をして心を落ち着かせるんだろ?」と言う左派(リベラル勢力)からの揶揄が「ネトウヨ怒りのアニメ鑑賞」である。

オタク兼ネット右翼にとっては「国民の知る権利」よりも「オタクが(エロ)アニメを見る権利」の方が重要なのだ。

ネット上における左右の歴史

昔(バブル期以前)は趣味で(仕事以外で)パソコンを弄っているだけでも保守的な(男らしさを求める)人間からはキモオタ扱いされる時代であり(オタサーの姫も参照)、当然、家庭用インターネットの普及黎明期の1990年代末頃でもネットユーザーは「オタク=反保守派・反規制派=リベラルないし左翼」が主流であった。ただし当時から傍流としてアングラ文化を好んだ右寄りのネットユーザーもあったが、初期のネット上の右派は冷笑的・傍観的なスタンスが顕著で、のちに台頭してきたネット右翼とは幾分温度差があった。

しかし2000年代に入ると家庭用インターネットの普及やオタク趣味の拡散・一般化により、「規制派と戦って(逃げ回って)オタクの地位を守り続けてきた」旧来のネット民よりも、オタク趣味に恥の意識を持たない若者や、小林よしのりの漫画や『諸君!』などのオピニオン誌を愛読していた中年層の保守派、さらにはオタク趣味を持たないネットユーザーが爆発的に増え、「ネット民=オタク=反保守派」と言う図式が成り立たなくなっていった。韓国に対する憎悪を隠さない、いわゆる「ネット右翼」が台頭したのは、2002年の日韓ワールドカップ以降である。

関連タグ

アニメ制作会社:アニメ製作には下請けとして多くの外国人が多数関わっており、特に中国韓国に作画を外注されたアニメは「三文字作画」などとネット右翼から嫌悪される(中国や韓国の人名は姓一文字+名二文字の三文字で構成されることが多いため)。

来いよアグネス:アニメ規制派のアグネス・チャンはネット右翼が支持する自民党総裁・安倍晋三の友人である。
来いよ石原:アニメ規制派の石原慎太郎は自民党政権での大臣経験者であり、自民党を離党した後も極右に類する政治家である。
東京都青少年健全育成条例:旧来右翼によって成立した条例。一方でオタク系ネット右翼は「サヨクの陰謀」「公明党の陰謀」と現実逃避をしている。彼らにかかると都議会自民党はサヨクや公明党に簡単に利用されてしまう間抜けの集団らしい。

ローゼン閣下:「漫画に理解のある大物保守政治家が欲しい」と考えていたネット右翼による妄想の産物。モデルとなった人物は漫画好きを自称しているが、名前の素となった本に対しては「たまたま手にしただけで読んだことはない」と明言している。好きなのは『ゴルゴ13』に代表される劇画であり、そもそも元『子供向けポルノコミック等対策議員懇話会」(1991年)会長である。

クールジャパン:保守政治家が推すのは海外(主に宗教右派)から批判を受けない(外貨になる)作品のみである。アニメ版『ONEPIECE』が海外で放送された際に露出度の高い女性陣の服装がことごとく修正されたのは有名。

パチンコ業界:ネット右翼はパチンコ業界を「北朝鮮の資金源」と主張するが、自民党に「自民党遊技業振興議員連盟」があるほか、パチンコメーカー・セガサミー会長の娘婿・鈴木隼人も比例代表選出の自民党議員である。またパチンコ化したアニメは少なくはなく、特に『ストパン』や『ガルパン』に対し「愛国アニメ」とホルホルしていたら、両方ともパチンコ化したと言う笑い話も。なお民進党等の野党にもパチンコ議連はあるが、共産党パチンコ・パチスロと警察の癒着に批判的である。

肉屋を支持する豚

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