この概要も変わらねぇな
お笑いコンビ「スピードワゴン」のツッコミ担当である井戸田潤によるピン芸。
ハンバーグをこよなく愛する男。彼を演じる時は必ずカウボーイの格好をしており、腰の両脇のホルスターに収めた大きなナイフとフォークやバックル部分のハンバーグの飾りが目を引く。
バラエティ番組(特に料理関係)に出演した際はハンバーグ以外の食べ物を題材にして叫んで滑り「やっぱりハンバーグだな」と言ったり、実際にハンバーグが登場した際に(甘い食べ物が出た際における自身の持ち芸「あまぁ~い!」とともに)他人に取られる(言われる)ことがある。
ちなみに、井戸田はこの姿で日清食品の冷凍食品「太麺焼そば」のCMに出演したことがある。
ハンバーグのCMではなく。そのため、CM内では「※これは焼そばのCMです」とテロップが入っていた。
ちなみにハンバーグ師匠のコスプレをして入店すると言う謎の企画(飲食業界における公式が病気)がとあるステーキ専門で行われた。(※加筆お願いします)
ガチコスイラストの様なイメージ。
聞いてくれよ、ハンバーグ誕生秘話
テレビ朝日のお笑い番組「笑いの金メダル」のコーナー「ワンミニッツショー」に出演した際、アドリブで「俺だよ俺!ハンバーグだよ!」と叫んだのがキャラクター誕生のきっかけ。以前にライブで受けたギャグだったため、コーナー内で滑りまくっていた(井戸田曰く「腹切るくらい滑った」)のを取り返そうと起死回生で放ったが、結果一層滑ってしまった。雛壇に帰った後うなだれていた井戸田を周りの出演者が
「あれだけ滑ったのに、雛壇に帰ってきて座っていられる。お前、師匠だな」「よっ、師匠!」
といじったことからそのキャラクターが誕生した。
このネタの初期は、相方の小沢一敬が「ハンバーグ師匠の弟子・ライス坊や」というキャラクターで一緒に登場し、「この街に、ハンバーグ師匠が帰ってきた!」とハンバーグ師匠を呼び込むという形をとっていた。
しかし、ネタが始まるとただ横で見ているだけというスタンスだったため「俺、いらないよな」と思ったことから、次第にフェードアウトして現在に至る。小沢扮するライスはハンバーグ師匠とは真逆の超ローテンションで登場することが多く、「どした?お前、テンションが半ライスだな。 大盛り(全盛り)で来い!」と発破をかけるのがお決まりとなっていた。
また、2012年4月5日放送の「お笑いジャッジポイント」では佐々木優介(磁石)が旗を立てたミートボールを象った帽子(?)をかぶった弟子のミートボールボーイとして登場し、ネタの後に「ミートボ――ル !! 」と叫ぶアメリカンジョーク風漫談や、ハンバーグ師匠とのハンバーグネタを織り込んだ掛け合いをやった。ネタ後のトークでは佐々木が 「正直言うと漫才やりたい」とぼやいたほか、審査員によるダメ出しテロップで「(肉なのに)笑いがミートしてない」「パワハラだ」「佐々木がかわいそう」などと言われていた(MCの山崎弘也(アンタッチャブル)と若林正恭(オードリー)曰く「先輩だからって何やっていい訳でもない」「こんな後輩を辛い目に遭わせて」「磁石でちゃんとやってるんだから」「『THE MANZAI』で決勝にも行ったのに、今まで積み上げてきた磁石でのツッコミが、ミートボールという物で煮崩れを起こしてる」)。佐々木の相方の永沢たかしは、自身のブログの記事「答えるラッシュ永沢ファイナルシーズン」でこれを「ハンバーグ師匠による巻き込み事故」と称している。
主なネタ決め台詞 まずは100gから…
- 出だし
「この街も変わらねぇな…どうした、付け合わせのミックスベジタブルを見るような目で俺を見やがって」
「どうした、『クレソンって本当に食べれるんですか?』みたいな顔しやがって」
「どうした、『今日のマッシュポテト、いつもより固いな』みたいな顔しやがって」
などの複数パターンがあり、その流れから「忘れちまったか、俺だよ俺!ハンバーグだよ!」
なおつかみでの一人称は「俺」だが、ネタ中は「ハンバーグ」である。
- ネタお披露目
「腹ぺこの皆さんにアツアツの鉄板ジョーク、まずは100gから」と言って、
必ずハンバーグなど肉料理にちなんだダジャレや掛詞を織り込んだアメリカンジョーク風漫談ネタを披露。
100g→200g→300g……と1ネタ毎に100gずつ増えていき、1ネタの最後のブリッジ的な物として
\デェェェェェン/という効果音や自らビブラスラップを鳴らした(主に屋外ロケなど効果音が使えない時に使用)
後に目を見開き「ハンバァァァァグッ!」と絶叫する。
なお初期の頃は、早口気味に小声で「ハンバーグ↑」とつぶやいてドヤ顔を晒し、顔面のアップと共に\デェェェェェン/という効果音が鳴るスタイルだった。
- 締め
「どうでしたか、今日のジョークの焼き加減は?ご唱和ください、いくぞっ!7、8、9、(口を尖らせ両手のひらを客席側に向けて)ジュ~(10)…」
- その他
他にネタの途中に突然効果音が流れて「ハンバァァァァグッ!」と絶叫する。
また「フライングハンバーグ」というパターンもある。
突然銃声が鳴り響いてその場に倒れたと思ったら、おもむろに起き上がりつつ
胸ポケットから穴の開いた作り物のハンバーグを出して「またコイツ(ハンバーグ)に助けられちまったぜ」と言うネタもある。
関連イラァァァァストッ!
期間限定でこの格好で来た人だけはステーキを無料でごちそうするぞ。(過去の話し)
いくぞ!関・連・タ・グゥゥ~
- バーグ:漫画『コロッケ!』の登場人物、主人公であるコロッケの父親で伝説のバンカー(作中では故人)。弟子であるフォンドヴォーからは「バーグ師匠」と呼ばれ慕われていた。また、バーグや彼直伝で息子であるコロッケが使用する必殺技「ハンバーグー」がある。
- 五十嵐響子:ゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ』の登場キャラクター。「恋のHamburg♪」という彼女専用の楽曲がある。
- 逸見エリカ/ハンバーグ殿:アニメ『ガールズ&パンツァー』の登場キャラクター。好物がハンバーグ。
- サイコロステーキ先輩:呼び方の語感が似ている人。
- ナゴヤ球場:井戸田本人はプロ野球・中日ドラゴンズのファン。2023年には自腹でナゴヤ球場の外野フェンスに「ハンバーグ師匠」の広告を掲載した。これはサカナクションと同じ。