作品概要
ふとっちょデブの丹羽健三(にわけんぞう)博士と、小太りチビの照高院健道(しょうこういんたけみち)博士の2人で開発した、巨大戦闘用ロボットの物語を描く。
あらすじ
ある日偶然、宇宙望遠鏡が『未確認飛行物体』の存在を把握。照高院健道(しょうこういんたけみち)博士は、良からぬ侵略の可能性を発見することができた。しかし、それを政府に訴えようとするも、所詮大型隕石の類と見なして彼を相手にしなかった。
そこで照高院博士は、今後高確率で訪れるだろう未知の災害への対抗策として、自身の助手である丹羽健三(にわけんぞう)博士と協同して超高性能型ロボットの開発を進めることにした。完成した巨大戦闘用ロボットに、2人は「プランプソリュートF」と命名する。
ただ、表立っては出来ないため、新型高性能重機を開発するプロジェクトに便乗させ、その重機内部に格納して、来るべき災難に備えた。
普段は高性能な作業用工作重機として威力を発揮するために、重機内部にて動力コントローラーの役目を果たしている。
キャラクター設定
照高院健道
未確認飛行物体の地球侵略の可能性を見出した張本人。羽佐間重機械工業の開発部に主任研究者として在籍。フルフェイス鬚でロンゲ。
丹羽健三
羽佐間重機械工業の開発部に主任技術者として在籍。照高院博士の助手。ちなみに、「プランプソリュートF」がデブ体型なのは彼をモデルにしたためであるが、表向きは、性能向上を図るためにそうせざるを得なかったと解説している。
プランプソリュートF
劇中に登場する巨大戦闘用ロボット。宇宙空間での活動を見据えて設計されている。
動力源に高分子化したニュートリノを使っており、宇宙空間で航は、飛び交っているニュートリノを吸収してエネルギー自給が可能になっている。ロボの中には武器や装備が多数格納されている。
ニュートリノ高分子化プラントシステムは、作者が1991年に講談社の漫画賞に投稿したSF漫画「月の輪コンフュージョン」にて登場させた外宇宙航行用駆逐艦「クラフト」に搭載されているエンジンプラント用のオリジナルアイデアから流用したもの。
ロボの武器・装備の主なものは以下の通り。
- シャイニングカッター:ブーメラン型の投擲武器。
- マシンガンアーム:腕関節を開放し連射する短距離型マシンガン。
- ベリープランプ・シールド/ディフェンスモード:ベルト部スカートスリットから気化物質を排出しバルーンを形成し、ソリュートを包み込む防御シールド。
- ベリープランプ・グレネイド/アタックモード):ベルト部スカートスリットから気化物質を排出し小型バルーンを形成し、相手に近寄って爆発させる浮遊型機雷弾頭。
- ネオ・ソリューションミサイル:四肢に仕込まれた長距離ミサイル。
- クランピングジョウ:頬髭型の両サイドに装備している鎌。
- ソリュートブレード:肩部に1/3サイズで収納された伸縮式の剣(一対)。
- フレアビームカノン:ウエストのバックルを開放して放たれる重力兵器。
- ニュートリノミサイル:下腹部の突起を開放して放たれるエネルギー兵器で超弩級の破壊力のミサイル。ロボの動力源にも使っているニュートリノ素粒子を圧縮したものが動力なので、使用後はソリュート自体の活動力がかなり失われてしまう。
- ショルダーゲート:肩部にあるショルダーブレード格納部。
- バレットウイング:格納式飛行翼で、背面に装備されたロケットポートから、ロボのニュートリノエンジン出力でタービンを駆動し推進する。
- ウルトラバイオレットレイ:眼の透視光線。
- スパイラルレーダー:耳部に仕込まれた多次元レーダー。
- フィンガーメソッド:指から放出される遊動磁場で、小型メカ相手なら「気功」のような効果を得られる。
- テールホイップ:四肢が使えない場合に便利な第3の体肢。尻尾型のムチで、意外に便利なアイテム。
外部リンク
- pixivアカウント:https://www.pixiv.net/artworks/116369798