概要
学名は「Prosopocoilus mirabiris」。
小種名はラテン語で「驚くべき、素晴らしい」の意味である。(英語のamazing:アメイジングと意味は同じ。)
体長は最大で70mmを越え、アフリカに分布するノコギリクワガタ属の中では最大となる。
色合いや配色はサバゲノコギリクワガタと似るが、赤みが強く出る傾向があり、体色は鮮やかな朱色が入る。
オスの頭部は前方中央が窪み、窪んだ箇所に色が入る。
大顎は赤褐色を帯びて中央部がくの字状に湾曲し、内歯は基部、中央付近、先端に2つ生え、日本のノコギリクワガタのような形状となる。
メスは暗い朱色を帯びる。
アフリカ原産のクワガタの例に漏れず、羽化後の休眠期間が半年程度と長い。
ノコギリクワガタ属の中でもカラーリングの美しさという点で根強い人気があるが、分布域が狭いせいで需要に対して流通量が多くないため、価格は割高となる。