概要
テイルズオブアライズに登場する人種。
惑星レナと前線基地の様な役割を担うレネギスに住み、舞台となるダナを侵略した存在。
作中のヒロインであるシオン・アイメリス、仲間のテュオハリム・イルルケリスもレナ人であり、優れた科学技術と星霊術(=魔法)を扱う。
実力至上主義な側面があり、星霊力の強さで家柄や評価が決められた階層社会となっていて、領戦王争(スルドブリガ)と呼ばれる儀式での勝者(最も優れた星霊力を持つレナ人)を最高権力者《王》とし、レナ全土とレネギスを統治。
その下には次の王の候補者にして、領戦王争の参戦者である領将(スルド)がダナの各地の地域を統治している。
この気質と社会のため、星霊術が使えないダナ人を種族単位で見下し、奴隷として虐げる事に何の疑問も抱かない。
シオンも物語当初は、ヒロインのイメージからおおよそ離れた差別意識を持っていた。
そのレナ人もまた星霊力が弱いもの=下層民ほど肩身の狭い生活を強いられる。
(そのレナ人もまた下層民の者でもダナ人を見下すことが当たり前であり、寧ろテュオハリムのように領将でありながら芸術に傾倒し、そのためなら星霊力の強弱関係なしに様々な層から音楽を楽しむ友人をつくる者は非常に珍しい)
そして、そのレナ人の頂点に君臨する《王》に関しては、支配者として崇拝するのが基本であり、全てが《王》の意志によって決まる、歪な社会になっている。
しかし、レナ人は幼い頃よりそれが当たり前の常識として教育されており、何らかの異常が発生したとしても、《王》の指示で収拾がつくという暗黙の了解が存在し、その決定に疑問を持たない様に教えられた為、誰もおかしいと思えなかった。
実際、ズーグルの脱走や暴走等、前代未聞のトラブルが相次いでも、ただ《王》の言葉を待っていたり、代官の様な中間管理職がいない体制の脆弱さも、指摘されるまで疑問に思わなかった程。
この徹底された管理社会によって(歪だがレナ人にとって安定した)秩序を維持している。それもあってか、シオンとテュオハリムの両親の話は一切浮彫になることはなかった。(元より亡くなっているか、いたとしてもレナの管理社会制度によって赤の他人も同然に離れた生活を送っている可能性も否定できない。が、領将であるアウメドラ・カイネリスは領将候補だった兄や父親を排除して今の地位を得たともあり、その後もレナ人の親子がともに行動している場面もあるので、完全に家族関係が皆無なわけではない)
星霊術を扱う際、彼らの目が青白く光り輝くことからダナ人から『光り目』と恐れられている。
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星霊…ネタバレ注意