概要
2011年11月11日放送「のび太社長になる」に登場。
ビルの模型を象ったような道具で、このビルの上に名前を書くとその人が社長になることができる。ビルの中からは5人で構成された社員ロボットが登場し、社長になった人の命令で仕事を行う。
社員ロボットは仕事をするためにいるので頼みごとで動くことはしない上、社長になった人に不満を持つとストライキを起こして命令を聞かなくなり、本人の意思とは関係無しに社長ロボットが新社長として就任されてしまい、社長だった人は平社員へと降格させられてしまうこともある。
ストーリー
スネ夫の父親の会社の創立記念パーティーに呼ばれたのび太達だったが、スネ夫の父親が皆からちやほやされているのを見たのび太は帰宅してからドラえもんに社長になれる道具をねだり出す。だがドラえもんは会社の社長は大変でのび太には務まらないと取り合ってくれず、そこでのび太はそんな道具は持ってないんでしょとかまをかけ、これでドラえもんは会社ごっこセットを取り出した。
早速のび太は自分の名前を書いて社長になり、冷蔵庫からジュースを持ってくるよう社員達に指示をするが聞く様子はなく、更にドラえもんから社長は会社を経営し社員をやしなう必要があると聞かされ面倒くさがってしまう。そんな時ママが早く宿題をするよう言って来たため、のび太はこれに閃き社員達にポスターを作らせ、1回10円で皆の宿題の悩みを解決するという事業を始めようとする。
そして当初は社員たちに宿題をやらせるともりだったが、対象を出木杉に変更し社員たちに彼が片付けた宿題を撮影させ、更に先ほどのポスターを配らせることにした。しかし皆はのび太を信用せずポスターを受け取らなかったため、今回だけは無料ということにし出木杉としずか以外に配るよう指示し直した。すると翌日は皆からの大反響があり、更に帰り道で飼い犬に手を焼く男性を見かけたことで犬の散歩サービスなども実施することにした。
だが派遣した社員達がへまをしてばかりだったため、のび太は彼らを叱り飛ばし宿題の配達がまだできていないことでも怒り出した。しかしそこに出木杉が熱を出して寝込んでいるという知らせが入って来て、料金も先払いしてもらっていたため、のび太は社員たちと協力して宿題を済ませようとしたが、その社員たちはのび太の傲慢な態度にストライキを起こしてしまった。
そして同時に新社長も確定されたことでのび太は平社員に格下げされてしまい、今まで引き受けた仕事をするはめになり、宿題の答えが間違っていたなどと皆から追われ、「もう社長なんて懲り懲りだよー!」と逃げながら叫ぶのだった。