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概要編集

矢田寺成美のスペルカード。


  • 劫火(ごうか、こうか)

仏教用語。劫火は、世界が崩壊する「壊劫(えこう)」の期間に「世界を焼き尽くす火」のこと。

誤解しやすいが、同じ読みの「業火(ごうか)」は「罪人を苦しめる地獄の火」を指す仏教用語で「劫火」とは全くの別物。

業火については地蔵「業火救済」を参照。


  • 四劫(しこう)

仏教では、「一つの世界(宇宙)が成立、安定、崩壊、次の新しい世界が成立するまで」を4つの期間に分けて説明している。以下の4つの期間を合わせて「四劫」という。

  1. 成劫(じょうごう):世界が成立する期間。自然界や人類を含めた生物が誕生する。
  2. 住劫(じゅうこう):世界が安定している期間。自然界も生物も安定し、皆が安穏に暮らす。
  3. 壊劫(えこう):世界が崩壊する期間。最初に生物が絶滅し、その後自然界も破壊され崩壊する。
  4. 空劫(くうこう):崩壊し、何もない空っぽの世界。次の新しい世界が成立するまでの空白の期間。

世界は、成劫→住劫→壊劫→空劫→成劫(新しい世界が成立)→(以下、ループ)という流れを繰り返す。それぞれの期間の時間の長さは「二十劫」。四劫全体で「八十劫」とされる。ここでの「劫」は仏教における時間の単位で「無限とも言うべき長い時間」をあらわす。

「劫」の長さについては億万劫の鐘を参照。


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